冷蔵庫や冷凍庫内に霜ができていたら取りましょう。
最近の冷蔵庫は自動での霜取り機能があますが、高機能ではない冷蔵庫や、1人暮らし用で最低限の機能のみの冷蔵庫や冷凍庫は、霜がつくことがあります。
霜が多くつくと、冷蔵庫の動きが悪くなって冷えにくくなってしまったり、負担がかかってしまい、故障にもつながります。
冷凍庫に霜ができすぎて、大きな氷のように霜ができ、庫内が狭くなることもあります。そうなると霜を取るのも一苦労!
こまめに霜取りすることが、快適な冷えを維持するのに効果的です。
冷蔵庫に霜がつく理由と原因3つ
1. 冷蔵庫内の空気中や食品の湿度が霜に変化する
冷蔵庫内にある湿度が、霜につながります。梅雨などの湿度の高い時期には特に、冷蔵庫の開閉時に、空気中の水分が庫内に入り込みます。
また、水分を多く含んでいる生鮮食品や、作り立ての食事をすぐに冷蔵庫にしまったり、レンジで温めたばかりの湯気が出ているような食品を冷蔵庫に入れたことによる温度差から、冷蔵庫内に湿気がたまります。
2. 冷蔵庫の扉が半開きになっていた
冷蔵庫内外の温度差も冷蔵庫の霜につながります。扉の故障やパッキンの劣化などで、半開きになってしまう、夏場にアイスやジュースを探しながら冷蔵庫が開けっ放しになり、暖かい外気と冷蔵庫内の冷気の気温差で水滴が発生する。
以上のような状況も、庫内に湿気がたまるなどのシチュエーションです。冷蔵庫の開け閉めは目的を持って早めにさっさと行いましょう。
3. 冷風出口の詰まり
冷風出口は、冷蔵庫内を冷やすための冷気が出てくる場所です。ゴミなどが詰まると冷蔵庫内が冷えにくくなり、中に入っている食品などに水滴が発生し、霜の原因となります。
冷蔵庫の霜取りの手順
1. 冷蔵庫の周りにタオルを敷き、食品を取り出す
溶けた霜で冷蔵庫の周りが濡れることがあるため、冷蔵庫の周りに大きな布やタオルを敷きます。食品が入っていると霜取りがしづらいため、すべて取り出し、一時的にクーラーボックスに入れましょう。
生ものや冷凍庫の霜を取る場合には、食材を溶かさないための氷やドライアイスも必要です。
2. 冷蔵庫の電源を切る
霜を溶かすために、電源を切ります。霜取り運転があれば霜取り運転モードにしましょう。
3.冷蔵庫の 霜を溶かす
冷蔵庫や冷凍庫のドアを開けたままにして、霜を少しずつ溶かしていきます。お湯に浸した布で拭いたり、濡れたタオルを電子レンジで温めたもので吹いたり、ドライヤーや扇風機で霜に熱風を当てると早く溶けます。
4. ヘラを使って霜を剥がす
霜が溶け始めたら、ヘラを使って削っていきます。ヘラは、冷蔵庫に霜取り用としてあらかじめ付いていることもあります。霜のひびが入った部分にヘラを差し込み、取っていきます。
うまくできれば、塊で取れるようになります。金属製のヘラは、冷蔵庫を傷つけてしまう恐れがあるので、プラスチックや木など、柔らかい素材のヘラを使いましょう。
5. 冷蔵庫内部を乾拭きする
霜取りが終わったら、仕上げに冷蔵庫の内部を乾拭きして、水分を取ったら終了です。霜の量にもよりますが、ここまで1時間以上を要します。
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冷蔵庫の霜を予防する方法6つ
1. 冷蔵庫内を乾燥させる
冷蔵庫内に水分を持ち込まないことが霜の予防となります。乾拭きをして、いつも庫内を乾燥させることが大事です。
食品は保存する前に水分を切ったり、タッパやラップを使用して、水分が冷蔵庫内に出ないようにしましょう。
2. サラダ油でコーティング
霜取りが終わったら乾拭きをして、スプレー式のサラダ油でコーティングすると効果があります。霜の予防だけでなく、ついたときも取りやすくなります。
3. 庫内に食品を詰め込みすぎない
冷蔵庫に食品を入れすぎると、庫内の風の循環が悪くなるため、霜が発生する原因になります。食品の入れ方は、庫内の奥の壁が見えるくらいにしておくと霜の予防になります。
まとめ買いをしすぎず、冷蔵庫のスペースに配慮して冷蔵庫に収納しましょう。
4. 冷蔵庫の扉のゴムパッキンの確認
扉の開閉や汚れ、経年によりゴムパッキンが劣化します。冷蔵庫の気密性を維持するにはゴムパッキンが重要なので、時々確認をして、普段から拭き掃除をしておきましょう。
また、気づいていなかっただけで「いつも扉を閉めるときに食品の袋を挟んだまま扉を閉じていた」「袋をかんだ状態になっていて、パッキンが密閉していなかった」ということもあり、冷蔵庫の半開き状態の早期発見にもつながります。
パッキンは、メーカーや家電量販店に連絡をして修理してもらうこともできますが、取り寄せて自分で交換することも可能です。例えば東芝の冷蔵庫のパッキン交換は、冷蔵庫の大きさにもよりますが10,000円〜でできます。
5. 冷蔵庫の掃除や霜取りをスケジュール化する
2週に一度、4週に一度など、冷蔵庫と冷凍庫の食材を食べきって庫内を空にして、掃除と霜取りをする、という習慣をつけてもいいでしょう。毎月決まった日に冷蔵庫が空になるスケジュールにして、土曜に食材を使い切って掃除、日曜にまた食材を買い込んで作り置きを作る、などサイクルを作ってもいいでしょう。
6. 冷蔵庫の掃除をプロに頼む
冷蔵庫の掃除と霜取りを、ハウスクリーニングのプロフェッショナルに依頼しましょう。季節の変わり目や大掃除のタイミングなど、プロに任せてしまうと楽でいいですよ。
もちろんハウスクリーニング業者に支払うお金が必要ですが、定期的に依頼すると冷蔵庫内の清潔な状態を保つことができ、庫内が清潔な状態を維持できると冷蔵庫の寿命も長くなるかもしれません。
業者に掃除を依頼すると、自分は別のことをしたり、家族とゆっくり過ごしたりできるので時間を有効に使うこともできます。
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冷蔵庫の霜取りがめんどくさいと感じた方に
食品を安心して保存するためにも、原因を踏まえた予防と、2週間に1度は冷蔵庫の霜の発生状況を確認し、こまめに水分を拭き取り、手入れをしましょう。
冷蔵庫の寿命は8〜9年、もしくは10〜12年と言われています。これ以上経っていたら買い替えも検討しましょう。最新の冷蔵庫は電気代が昔の冷蔵庫に比べたら遥かに低く抑えられます。
意外に買い替えのほうがローコストになるかもしれません。
今日紹介した冷蔵庫のお掃除や霜取りがめんどくさいときは、冷蔵庫のお掃除をプロに頼むのも一案です。
ついでに、水回りやハウスクリーニングも頼んじゃいましょう。
たまには自分をいたわってあげて、面倒なお掃除は外注してみては?
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