パーソナルトレーナーの落合恭平さんは、話の端々で戦略的に動いていらっしゃることがわかる面白い方です。聞いてみると、「20歳の時に、『いくつまでに何をする』と計画を立てた」のだそうです。
ここまでの人生、また「Zehitomoはかなり安い」と言ってくださるその理由や、Zehitomoの使い方を伺いました。
中学時代に筋トレをスタート。高校時代にパーソナルトレーニングに出会う
中学時代はバスケットボールに打ち込んでいたという落合さん。「私は、バスケ選手としては小さく、家系的にも身長はそこまで伸びないだろうと思っていたので、身長が低くても勝つ方法を考えた時に筋肉トレーニングに出会いました。独学です。」
「日本では中学生でトレーニングをするのは良くないと言われますから、始める方はご自身の判断でなさってくださいね。でも海外では15歳前後から筋トレに励む方もいますよね。」
正しくトレーニングすればいい、と考えたという。「高校生になりフィットネスクラブに入って、パーソナルトレーナーの方と出会いました。その方のアドバイスが『ドンピシャ』で、『なんで見ただけでわかるの?』と驚きました。」
「『君の体だとその種目よりこの種目がいいよ』などとアドバイスをいただき、バスケのために始めたのに筋トレに興味が向いたんです(笑)」
高校時代の進路を決めるタイミングで、トレーナーになると決めた。「僕が高校生ぐらいの時は、パーソナルトレーニングは今ほど有名ではありませんでした。体育大学を受験した後に、『4年間もったいないのでは?』『他の人よりも先に社会に出たい』と考えて、仕事をしながらフリーランスのトレーナーになりました。」
「仕事をしながらフリーのパーソナルトレーナーとして働く生活を2年間続けて、『やはりどこかを卒業しておくことも大切ではないか』と考え、専門学校に入学し卒業し、大手パーソナルトレーニングジムで働きました。そして現在に至っています。」
20歳の時に、「いくつまでに何をする」と計画を立てた
「大手ジムに就職するとき、選択肢は二択でした。選んだ理由は『マニュアルがなかったこと』です。」あえて完成していない方のジムを選んだのだそう。
「その会社は『トレーナーの目でお客様を見て、自分がトレーナーとしてそのお客様を変えるために全力で取り組んでください』というやり方でした。お客様への指導や接し方のマニュアルもありませんでした。
すでに完成しているものよりも、挑戦がある方がやりがいを感じます。そこでは銀座・千葉・新店舗の立ち上げなどに携わらせていただきました。」
若く見られたくはない、年齢は自分から言わない
「現在26歳です。27歳でパーソナルトレーニングジムをオープンする予定でしたから、前倒しで動けています。20歳の時に「いくつまでに何をする」と目標を決めていました。
よく31歳くらいに見られますが、年齢より少し上に見られるのは自分の長所だと思っています。」パーソナルトレーニングに時間とお金を使う方は経営者や会社でそれなりの立場の方も多く、そのようなお客様に「若くて運動ができる、若いから動けている筋肉バカ、という印象は与えたくない」と言う落合さん。
「少々老けて見えて、政治の話もできて、聞かれて初めて年齢を伝えた時に、『ああ君は意外と若いんだね?』というギャップならいいと思っています。自分の年齢は、聞かれるまでは絶対に自分からは言いません(笑)」
お客様への指導のポイント
「先ほど高校を卒業した後に仕事をしながらフリーのパーソナルトレーナーをしたと言いましたが、その時には飲食業で店長をしていました。少し価格の良い飲食店で、お客様の客層もお金に余裕のある方が多かったです。つまりパーソナルトレーニングに興味関心がある方とほぼ同じ層です。
そこでは自分がトレーナーの仕事もしていると伝えると、『受けてみるよ』と言ってくださる方もいて、ご縁をいただくこともできました。また飲食業なので食の知識やスキルを学ぶこともできました。」
「お客様には、『理論で説明するね』と言われます。私自身が理屈がないものが嫌いだという性格だからかもしれません。『そんな感じです、あんな感じです』というふわっとした指導ではなく、私が納得できた知識をお客様にお伝えしています。」
「ここだけの話ですが、色々な場所で色々なパーソナルトレーナーの指導内容や言葉の内容を聞いていると、『その説明で大丈夫?』と思うような内容もよく見聞きしますよ。お客様の体は自分の体ではなく、運動神経も違うので、自分の体験談だけでは伝えることができないと思っています。また、『このトレーナー、何言ってるかわからない』とお客様に思わせたらおしまいだと思っています。」
荒川区にジムを立ち上げた理由
ジムを立ち上げる時に立地は大事と言い切る落合さん。都心部では、渋谷・銀座・表参道エリアにジムを立ち上げる方が多いのだそう。
「個人でパーソナルトレーニングジムを立ち上げる時に、大手ジムが手を広げているエリアで戦うのは大変です。大手ジムの看板で生徒がついていただけなのに、独立する時に『個人でも集客ができる』と錯覚してしまう方も多いです。
私はコストのかからない場所からと思っていました。コストのかからない立地は競合になるジムもいません、しかしそれは他のジムも『勝機が少ないからジムを立ち上げていない』ことも多いです。言い換えると、お客様を自ら開拓さえすればいいとも言えます。」
「荒川区はフィットネスジムが少ない中で、あえて今の場所に作りました。ジムに通う方は一定数『家から近くがいい、でも通っていることを知られたくない』という方もいます。通っていることが知られないようにするために、しかし遠方すぎる場所ではないように、など検討した結果、今の立地に落ち着いています。」
「ホームページは自分で作りました。ジムがない地域にジムを作ってホームページを作ると、見てくれる方がたくさんいます。効果がないと知っているためチラシの配布はしていません。今集客に使っているのは、自分のホームページとZehitomoです。」
自分の仕事中に、Zehitomoが自然と集客をしている
落合さんは、出張トレーニングの仕事で『何人かのお客様を合わせて出張トレーニングに行けるといいな』、と思っていた時にZehitomoを見つけて、登録してくださったのだそう。「Zehitomoは他の集客のサイトと少し雰囲気が違うなと思いました。変な言い方ですが、ピンと来ました。異色だな、と。」
「サイトの多くは『成約したらいくら、月額いくら、課金すればするほどランキング上位に表示します』という仕組みが多い中で、Zehitomoが採用している応募手数料方式が面白いなと思いました。あとは単純に、かかる費用もかなり安いなと思いました。」
「普通にきちんと集客をしようと思ったら、Zehitomoを使うのにかかる以上の金額のお金がかかります。
Zehitomoは、自分がお客様のトレーニングなどの接客中にスピードマッチでお客様に連絡してくれますよね。パーソナルトレーニングジムの営業は、お客様と出会ってから来てもらうまでが長くて煩雑です。でも、私のジムに来てもらう前のきっかけを丸ごと代わりにしてくれるシステムは強いな、と。」
「登録してすぐに電話がかかってきたのですが、その時の電話が『営業をかけてくる感』が少なくてラフにお話しさせていただいた時に、『ああ、こんな感じなら変な疲れ方をしないんじゃないかな』と思いました。普段、営業電話を受けても相手にしないのですが、Zehitomoからの電話は初めて話を聞いた営業電話だと思います。」
「これまでにZehitomoをきっかけに来てくださったお客様の年齢は、20代から60代の方までいらっしゃいます。特定の属性の方ではなく幅広く来ていただき、面白いです。」
お客様には「40代で、大会に出場したい」という方も
「私のジムは8割が女性のお客様です。女性の方が、美意識が高い方が多いのでしょうね。」
入り口はダイエットの方がほとんどで、わずかに1割程度、健康増進の目的の方もいらっしゃるそう。「ペアトレーニングもしていて、30代と20代のお兄さんと妹さんで通ってくださっている方もいます。お兄さんは結婚式、妹さんは筋肉がなさすぎるためつけたいという目的です。1人で通うことに抵抗がある方はぜひいらしてくださいね。」
「続けることで目的が変わる方もいて、今年と来年それぞれ、コンテスト出場を目的になさっている方がいます。」
「ダイエット目的から、『筋肉つけたくなっちゃった』という人もいます。コンテスト出場の方は、とても素敵で『2年後に40歳になるから、それに向けて若返っていきたい、そして40歳になって大会に出たい』と。長いお付き合いで、出会った当時は『運動したくない、食事制限もしたくない』とわがままをおっしゃって(笑)、私と出会って最初の3ヶ月間に太ったんですよ。私に毎日ケーキの写真を送ってきました。」
しかしそこから落合さんは、「1週間でもいいから、わたしの指導に沿ってしてみませんか?」と1週間専念するように持ちかける。すると体重と体脂肪率が変わって驚かれたそう。「『やったら変わるんだ』と言われたので、『今さらですか』と思わずツッコミました(笑)」
その方は体脂肪率が40%弱あったのが、5%ほどになったこともあったのだそう。「コンテストは水着を着ますが、『水着なんて一生着ないと思ってた』とおっしゃっていました。」
「良いトレーナー」が増えてほしい
「日本はジムが多く、インストラクターが多く、トレーナーが少ないと思います。」と落合さん。良いトレーナーが増えてほしいと言う。では落合さんの考える良いトレーナーとは?
「良いトレーナーは毎日論文を読んで、最新の情報を持っていると思います。最新の情報を噛み砕いて、お客様に伝えることができるかどうか。トレーナーは半分くらい研究者の感覚でいないといけません。医者ではないが、持病がある方がお客様として来ることもある。
論文にも被験者が10人しかいないこともあるため論文が全てでもない。
あとは人間性コミュニケーション能力も大切です。知識があっても伝え方がうまくない、お客様が楽しくなさそう、というのはよくないと思います。私自身も目指している途中の段階ですが、『理論武装のお笑い芸人』が最強のトレーナーだと思います。笑いがないと続きませんから、お客様を笑わせることができるか。
相手に会うのに『なんか緊張する、ジムに行くのに緊張する』ってよくないです。笑いと理論の両方を持ち合わせていることが良いトレーナーの条件だと思います。正直センスが問われますが、磨こうとする姿勢も大切だと思っています。なんて言うと、自分の笑いのハードルを上げるようですが(笑)」
活躍場所は、全国へ
「今度福岡の中洲にパーソナルトレーニングジムを作ることになっていて、僕は監修とプロデュースをさせてもらいます。『中洲の女性を綺麗にする』がコンセプトで、トレーナーの採用も任せてもらっていて最終的には6名は採用したいです。」
「先日、荒川区でのイベントを試験開催したのですが、『また開催してほしい』、『参加したかった』というお声もいただきました。今後継続していき、地域を巻き込んで運動人口を増やしたいです。イベントがきっかけだと運動も始めやすいですよね。今、楽しいことばかりしています。『やってみようぜ』くらいの軽いノリで、色々なことをやっていきたいです。」
最後に
「良いトレーナーが増えれば周りにもいい影響が出ますし、良いトレーナーが生き残れる業界になってほしいです。」と語っていた落合さんは、すごく実直な方だという印象を受けました。
落合さんのようにZehitomoを使ってうまく集客をなさっている方は、Zehitomo以外のツールや集客方法も試して、効果を自分の体感で握っていらっしゃいます。あくまでも「ご自身の軸」があり、その上で「Zehitomoが役立つから」と、使ってくださる方が多いと感じています。
ご自身の戦略の中でZehitomoをうまく活用していただき、このように戦略に使っていただけると運営側も大変ありがたいことです。今後も続く落合さんの活躍の一助になるよう、Zehitomoの改善にも努めてまいります。落合さん、ありがとうございました。
落合 恭平さま
大手パーソナルトレーニングジム(24/7workout)で3店舗(銀座、千葉、渋谷)の店舗責任者とエクセレントトレーナーとして今までに3000人以上のクライアント様を指導。現在は渋谷・表参道・千葉・町屋など、各地でパーソナルトレーニングを行う。自宅でできる簡単トレーニングセミナーから健康・栄養・ダイエットに関する各種セミナーや、企業のヘルスケア維持の委託業務などにも携わる。