押し入れのカビの掃除方法5ステップ(ベニヤ板の押入れ)
まずは、ベニヤ板の押し入れの掃除方法から紹介します。 事前に、 ・消毒用エタノール ・雑巾 ・マスク ・手袋 は用意しておいてください。
1. 押入れの物を全部出す
掃除中のカビの胞子が付着してしまうこともあるため、まずは収納してある衣服や荷物を全て出します。
2. カビの胞子などを取り去る
押入れの壁などの表面にできたカビの胞子を雑巾で取り去ります。この時に胞子が舞ってしまうため、なるべくカビの胞子を包んであげるようにしましょう。
3. 消毒用エタノールで掃除をする
別の雑巾に消毒用エタノールを染み込ませ、押入れの壁を丁寧に拭きます。
4. 換気・乾燥
拭き終わった後はすぐに扉を閉めずに換気をして、しっかりと乾燥させましょう。カビは湿気を含んだジメジメした場所に繁殖するため要注意!
5. 出したものを戻す
乾燥したら、出した衣類を戻します。その際、新たなカビが発生しないように押入れ収納などは壁に密着させないようにしましょう。
押入れのカビの予防方法5つ
カビが生えるたびに押し入れの中を掃除するのは、面倒です。 そもそも、カビ防止ができたら、掃除の手間がなくなりますよね。
ここでは、カビの予防法を5つ紹介します。
1. ふすまを開ける、換気をする
こまめに換気をして、カビが発生しにくい環境を作るように心がけましょう。物の出し入れが終わったらすぐに扉を閉めるのではなく、しばらく開けておくだけでもOKです! 扇風機やサーキュレーターを当てて、空気が循環しやすい環境を作ってあげてもいいでしょう。
2. すのこを活用する
すのこを敷いてものを置くと、空気の通り道ができ、扉を開けている時などに空気が循環しやすくなります。
3. 除湿剤を活用する
除湿剤は、置き型タイプのドライペット(エステー株式会社)などが有名です。ハンガー式の、衣類と一緒に掛けておくことが出来るクローゼット用などもあるので、押し入れの環境に合ったものを使ってみてはいかがでしょうか。 除湿器などを使用しているご家庭は、ふすまを開けた時に除湿器を押入れの中に入れ込むようにして10〜15分など一定時間稼働させてもいいでしょう。
4. 収納に隙間を作る
収納ケースや衣類は壁に隙間なく詰め込むのではなく、余裕を持って収納しましょう。通気性が確保され、換気がしやすくなります。 キャスターの付いた収納ケースを使用すると、床と底面の間に隙間が生まれ通気性が良くなり、出し入れも簡単に!
5. 布団はこまめに天日干しに
人は寝ている間にコップ一杯の汗をかくため、布団は徐々に湿気が溜まっていくもの。そのまま押入れにしまうと、湿気がこもってカビが生えてしまいます。 布団はこまめに天日干しをしましょう。布団に風を通し、乾燥させてから押入れに入れるとカビ防止に繋がります。
押入れのカビ掃除の疑問点3選
カビ掃除は、意外と簡単。予防も手軽にできるということが分かっていただけたかと思います。 最後に、押し入れのカビ掃除前に知っておきたい疑問点を3つ紹介します。
1.塩素系漂白剤を使ってもいいの?
カビキラーやハイターに代表される塩素系漂白剤は、押し入れのカビの掃除で使用するのは控えましょう。ベニヤ板や合板を使っている押入れの場合、塩素系漂白剤のような強力な洗剤を使用すると変色したり傷む危険性があります。 カビ取り剤も強力なので、なるべく使用しないようにしてください。カビの除去だけでなく、建材(壁材)が劣化してしまいます。
2.黒く汚れている部分を目立たなくする方法は?
黒い部分はおそらく黒カビです。白カビよりもしつこく、壁の奥まで根を張ってこびりついてしまいます。アルコールスプレーと雑巾で除菌することが出来ますが、黒カビの黒い色素まで完全に取り去ることはできません。 どうしても気になる場合は、ベニヤ板をやすりがけして、表面の黒カビ汚れの色素を削り取ることができないか試してみましょう。 「掃除をしたけれど黒すぎて、本当に掃除ができているのか不安」という方は、押し入れの壁の張替えリフォームを検討してみてはいかがでしょうか。
3.ベニヤ板以外の押入れの場合はどうすればいいの?
カビの侵食の程度や、押入れの壁の素材によっては、掃除ができないこともあります。石膏ボード、押入れボードは芯の方まで侵食してしまうと色素を取り切ることはできません。 珪藻土や炭塗料(カーボンコート)も、カビが発生した場合の掃除方法が確立されていない難しい素材(塗料)です。 和室でよく見る砂壁は、ベニヤと同じ方法・道具で掃除ができます。ベニヤと同様ですが、漂白剤やカビ取り剤は使用しないでください。砂壁に浸透してしまい、耐久性が落ちてしまいます
Zehitomoでカビ防止業者に依頼する
押し入れのカビは、基本的に自分で掃除することは可能です。しかし、繁殖・浸食の具合によっては、対処できないことも。 そんな時は、Zehitomoからカビ防止業者に依頼をしてみませんか?経験や専門的な知識を持ったプロがあなたの代わりに掃除を行ってくれます。カビ防止に最適な対策も行ってくれるので、そのノウハウを習慣的に実践してみてはいかがでしょうか。