毛布は、どのような時に洗いますか?シーズン中の、シーズンの変わり目も、こまめに洗濯をして清潔な寝具でゆっくり眠りたいですね。ここでは毛布の洗い方と洗濯方法をお伝えします。
目次
- 毛布を洗濯機を使って自宅で洗うためのステップ
1.洗濯表示を確認
2.洗濯機の容量と毛布の大きさを確認する
3.洗剤を準備する
4.洗濯ネットを準備する
5.あらかじめほこりや大きな汚れなど、落とせる汚れは落としておく
6.毛布を洗濯ネットに入れる
7.洗濯機に入れる
8.洗濯後の干し方 - 毛布を浴槽を使って自宅で洗うための5ステップ
1.浴槽を洗い、清潔にする
2.毛布を入れ、洗う
3.すすぐ
4.脱水する
5.洗濯後の干し方 - そのほかの洗濯方法3つ
- 毛布を洗うときの知識2つ
- Zehitomoでハウスクリーニングのプロを探す
毛布を洗濯機を使って自宅で洗うためのステップ
1.洗濯表示を確認
毛布を洗う前に洗濯表示を確認しましょう。家庭では石油系の洗濯はできないので、「洗濯機で洗える」「手洗いで洗える」と表示してあるか確認します。洗濯表示が不明な場合は素材を確認します。アクリル、ポリエステル、綿は家庭で洗濯ができます。
洗濯表示がない毛布を洗うときは、自己判断での自己責任となります。
洗濯表示の豆知識ですが、衣類の洗濯表示は2016年に改定されています。日本独自のJIS規格から国際規格のISO3758に合わせ新JIS規格となり、海外の製品でも洗濯表示が理解しやすくなりました。
2.洗濯機の容量と毛布の大きさを確認する
7キロサイズの洗濯機で洗える毛布の目安
シングルサイズ:2枚
ダブルサイズ:1枚
毛布の大きさにもよりますが、洗濯機のサイズが5キロ、7キロサイズならば、シングルサイズの毛布を洗うことができます。
ただし通常の洗濯物の洗濯でも、洗濯機の容量に対して洗濯物を詰め込みすぎると汚れ落ちが悪くなるため、詰め込みすぎないほうがいいと言われています。
毛布を洗濯するときも、シングルサイズを2枚入れてみた時に「洗濯機がめいっぱいパンパンになっていて、きちんと洗濯されるだろうか」と思ってしまうのであれな、シングルサイズの毛布でも1枚ずつ洗いましょう。
3.洗剤を準備する
洗剤は、普段使用している洗濯用洗剤で大丈夫です。濃縮液体タイプ、液体タイプ、粉末洗剤、ジェルボールなど、それぞれの家庭でいつも使用している洗剤を使用しましょう。
季節柄、雨や雪などが続いて外で干すことができずに部屋干しになってしまう時は、部屋干し用洗剤を選ぶといいでしょう。
4.洗濯ネットを準備する
毛布は洗濯機で洗えるとはいえ、柔らかい素材が多く、毛が繊細に作られている物もあります。毛布を傷めないために、毛布用のネットに入れて洗濯をしましょう。
100円均一などでも毛布用のネットは手軽に購入できます。毛布用のネットは大きいため、普段の洗濯物を何枚か入れて使うこともでき、あったらあったで意外と普段から使えます。
5.あらかじめほこりや大きな汚れなど、落とせる汚れは落としておく
洗濯前に、毛布のホコリを落としましょう。外やベランダで派手にパンパンと毛布を叩くとご近所から「ホコリが飛んでくる」と苦情の原因にもなるため、家の中で行います。
マスクをつけて浴槽に毛布を持ち込み、毛布を振ってホコリを振り落としましょう。その後ホコリを流すと、自然と排水溝のところにホコリが集まります。
おねしょや何かをこぼした跡など、大きな汚れやシミなどがある場合は、あらかじめ汚れ部分に洗剤を付け、そこだけ軽く揉み洗い、もしくは浸け置きをしましょう。
6.毛布を洗濯ネットに入れる
毛布を洗濯ネットに入れるときは、毛布をジャバラ折りにして入れましょう。 この時、汚れた面を外側にしましょう。筒型のネットは毛布を丸めて入れるようにし、片寄らないよう気を付けます。
7.洗濯機に入れる
洗濯機に入れた跡、時間に余裕があれば、洗濯槽に水がたまった時点で毛布を数分間浸けておき、洗剤液を毛布にしっかりと浸しましょう。
洗濯機に毛布コースがなければ、弱~普通のコースに設定し、脱水まで完了させます。
8.洗濯後の干し方
洗濯表示に乾燥機を使えると書いてある毛布は、干す前に、一度だけ乾燥機に入れてもいいでしょう。
洗濯後の毛布を干すときは、物干し竿が2本ある場合、2本ともに掛けて、M字型に干すと風通しがよくなり乾きやすくなります。
物干し竿が1本の場合、物干し竿にハンガーをいくつか掛けて、複数のハンガーにまたって掛けるようにして干すと、布同士が触れ合うことなく全体を風や日光に当てることができます。
また、干すときに直射日光に当てるのか、陰干しをするのかは洗濯表示に従って確認しましょう。部屋干しをするときは早く乾燥させるために扇風機やサーキュレーターの風を当てたり、除湿機を使ってもいいでしょう。
毛布を浴槽を使って自宅で洗うための5ステップ
毛布が大きくて洗濯機に入らない時、コインランドリーに持っていけないので自宅で洗いたい時でも大丈夫。浴槽を使って、毛布を洗うこともできます。
1.浴槽を洗い、清潔にする
浴槽を浴室用洗剤を使ってよく洗います。毛布を洗うための場所をまず清潔にしましょう。
この時、浴槽の縁や側面の壁から洗い場にかけての部分も脱水の際に使用するため、よく洗っておきます。
2.毛布を入れ、洗う
まず浴槽に足首くらいまでのぬるま湯又は水と洗濯洗剤を入れます。滑らないよう気をつけて足や手で混ぜておきます。
混ぜた後、毛布をジャバラに折り、浴槽の中の水に浸します。足で踏みながら浸水させ、毛布をまんべんなく踏んで毛布の中の汚れを踏み出すようにしましょう。
3.すすぐ
よく踏み洗いをしたら、まず浴槽の水を抜きます。この時、毛布に洗剤液が染み込んでいるため、踏みながら浸水した洗剤液を毛布から出しましょう。
ある程度、水がなくなったら、浴槽の栓を外したままにして毛布にシャワーをかけて、さらに踏み洗いを続けましょう。
3分ほど洗ったら、もう一度を浴槽の栓をして水かぬるま湯を入れます。柔軟剤を入れ、軽く足で踏み混ぜ、またすすぎの工程をもう一度繰り返します。
4.脱水する
お風呂の栓を抜き、浴槽に溜まった水を流します。
浴槽に入っている毛布をさらに半分に折り、踏み続け、毛布に染み込んでいる水をしっかり出しきりましょう。出来る限り小さく畳みながら踏み続け、毛布に吸い込まれている水を出せるだけ出しましょう。
脱水し終わった時に毛布を持ち上げた時に、水が滴るようでは、ベランダで外干しをするのも大変ですし、当然この状態では部屋干しはできません。
足踏み脱水をした後でも毛布から水が滴るほどの状態であれば、浴槽の縁に掛けるようにおき、数時間〜半日ほどそのままにして、水をしっかり抜きましょう。この時、浴室乾燥機や換気扇がある浴室は、使いましょう。
5.洗濯後の干し方
洗濯機で洗う時と同様に、風通しがよくなるように干します。毛布が重ならないよう広げて干します。
そのほかの洗濯方法3つ
1.コインランドリーを活用する
コインランドリーを利用するのもよいでしょう。量が多くて大変、家で洗っても干す場所がないなど、困った時はコインランドリーを使用すると便利です。
アクリル、ポリエステル、綿の毛布をコインランドリーで洗うことができます。料金は店舗によって異なりますが、例として、8キロタイプの洗濯乾燥機で、ダブルサイズの毛布1枚、もしくはシングルサイズの毛布2枚を洗うことができます。
かかる時間は乾燥も含めて45分~85分、料金は500円~900円ほどです。ただし乾燥機を使用するかどうかは、毛布の洗濯表示を確認しましょう。コインランドリーの乾燥機は家庭用の乾燥機よりも高温になることが多いため注意します。
2.クリーニング店に持ち込む
シルクやウール素材の毛布は、洗濯機、コインランドリーでは洗うことができません。そのため毛布のクリーニングができるクリーニング店にお願いしましょう。料金は大きさや素材によって異なります。
3.宅配クリーニングサービスを使う
枚数が多い、家で洗っても干す場所がない、コインランドリーやクリーニング店に持ち込むのが大変、足腰が悪くて自宅での洗濯や干す作業が大変、というご家庭には宅配クリーニングが便利です。
引き取り料金や、仕上がったものの配送料金がプラスされるため、1枚3,000円程度かかります。
毛布を洗うときの知識2つ
1.柔軟剤と漂白剤は使ってもいいの?
基本的に洗濯表示に書いているものを使用しましょう。洗濯表示がない場合、柔軟剤は毛布の柔らかさを取り戻すことができるため、使用してもよいでしょう。
漂白剤は色落ちする可能性があるので使用はなるべく避けましょう。特に塩素系の漂白剤は洗濯表示がないよくわからない毛布の洗濯には使用しないようにしましょう。
2.毛布には、絶対に洗えない素材もある
洗濯表示等で「水洗い不可」の素材は、水洗いをすると傷んだり縮んだりしてしまいます。水洗い不可の毛布を洗うときは、自己責任で洗濯してください。
Zehitomoでハウスクリーニングのプロを探す
毛布は毎日直接使うものです。 気持ちよく眠りに入るために、清潔な状態を保って使いたいですね。 寝ている間に汗をかくことも多いため、こまめなお手入れを心がけましょう
ご家庭で洗うのが難しい、すみずみまで綺麗にしたい場合は、ハウスクリーニングのプロに依頼してはいかがでしょうか。Zehitomoなら、あなたのニーズにあったプロが探せます。