冷蔵庫の収納方法について、絶対に片付く10のコツを紹介します。家事番組や情報番組でもよく見かける、冷蔵庫収納。私たちの食を支える冷蔵庫は大切な存在です。片付けて、使いやすい状態を保ちましょう。
冷蔵庫の収納で見直すべきポイント3つ
1.冷蔵庫内のゾーニングが「手前と奥」になっている状態を解消する
奥行きのある大型の冷蔵庫はどうしても、手前のものと奥のもの、という分かれ方になってしまうもの。これはよくあることです。
そのため、収納用品などを活用して「奥のものも、引き出して使える」状態を作り、奥のものが見捨てられない環境づくりをしましょう。
もしくは週に一度や二週に一度は奥のものを掘り出す習慣をつけて、奥のものが放置されっぱなしの状態を解消します。
2.瓶ものは開封日を見える化して使い切る、使い切らないものは潔く捨てる
壜の調味料、ジャム、佃煮、頂き物の何か。ビン容器に入った食材はとても多く、食べきられることのないまま放置されやすいことも特徴です。
瓶の食品は、蓋にマジックで開封日を書いたり、開封日を書いたふせんを側面に貼り付けたりして、開封日から2週間程度でさっさと使い切るようにしましょう。
2週間程度で使いきれない瓶の食材は、使い切る方法が思いつかないものは買わない、買わずに済む方法を検討する、もしくはネット通販などで「使いきれる小分けパックの商品を購入する」ことを検討しましょう。
例えば練りゴマなどはインスタントラーメンやスープなどに入れて数日で消費する。ジャムは、1種類を使い切ってから別のものを買うなどルールを決める。
もしくは「使い切り1回分のジャムのセット」を買うのもおすすめ。ドレッシングも、30mlずつ程度で小分けになっているものも販売されています。
小分けのものは冷蔵庫に入れずに常温保存ができるため冷蔵庫に収納する必要がなく便利です。
3.身長に応じて踏み台を用意しておき、高所も活用する
お身長の低い方が大型の冷蔵庫を使うときに、最上段の棚などがうまく活用されないことも。身長に応じて踏み台などを用意しておき、庫内を有効に使ってくださいね。
冷蔵庫の収納方法。絶対に片付く10のコツ
1.使う保存容器は透明もしくは半透明
保存容器は、中に入れているものがわかる透明、もしくは半透明に統一してください。100円均一などでも購入できます。
2.使う保存容器は重ねることができるもの
重ねて保管できる形状の保存容器は、冷蔵庫の収納の強い味方です。一度に同じものを偶数個購入するといいですよ。
3.使う保存容器は角形(正方形もしくは長方形)
冷蔵庫は角形で、冷蔵庫の内部も角形です。使う保存容器も角形にすると、スペースの無駄遣いも減ります。
4.食材を保存容器に入れ替える割合は家庭それぞれでOK
もちろん上の写真のように、調理後の常備菜を保存容器に入れるのは当然のことです。
しかしインターネットでは、「きれいに整頓された冷蔵庫」の写真がたくさんあります。統一された保存容器で、しっかりとラベリングされ、食品は入れ替えられ、食品の雑多としたパッケージがわからないように保存されている冷蔵庫内の写真をたくさん見つけることができます。
適切に保存容器に入れ替えることで、食品の鮮度が長く持つことも事実です。しかし生活スタイルによっては、入れ替え詰め替えも大変な作業です。
インターネットで見かける「きれいな冷蔵庫」と同じ状態にする必要はありません。買った食材も保存容器にすぐに入れ替えたり、お醤油やお酢も別の保存容器に移し替えているご家庭も多数ありますが、無理して保存容器に入れ替える必要はありません。
統一した保存容器で保管すると庫内の無駄なスペースが減って冷蔵庫内は美しくなりますが、その分保存容器を洗ったり保管をしたり個数管理をしたりと、手間がかかることも事実です。保存容器への入れ替えは、無理のない範囲で。
5.「立てる、吊るす」を徹底
収納は、冷蔵庫内に限らず「立てる、吊るす」を活用します。「置く、重ねる」は悪循環に陥りやすいもの。冷蔵庫内の収納も「立てる、吊るす」を徹底してみてください。
例えば、お片づけサイトや冷蔵庫収納で必ず出てくる、無印良品の「ステンレスひっかけるワイヤークリップ」。これを使ってチューブのわさびやショウガやニンニクをドアポケットに吊るすと使いやすいです
6.食材は「使う直前」の状態にして保管すると楽で便利
食材を買ってきた姿のまま保管するのではなく、調理直前の状態にして保管するのもおすすめです。にんじんはいちょう切りにしておく、玉ねぎはくし切りにして冷凍しておく、などです。保存容器での保管もしやすくな流だけでなく、使いたい時にすぐに調理に使うことができます。
7.冷蔵庫収納で使う備品(仕切りやカゴなど)は、なるべく透明・半透明・白がいい
保存容器と同じ考え方で、庫内に入れているものがわかりやすい状態にするために、透明もしくは半透明のものを使用してください。
8.ドレッシングのない生活を検討してみる
冷蔵庫でかさばりやすいドレッシング。青じそ、シーザーサダラドレッシング、などついつい色々な種類を買いすぎるご家庭は多いです。
しかしドレッシングのない生活も、いいものですよ。質のいいオリーブオイル、レモン果汁、塩コショウ、これらを混ぜてドレッシングにします。オリーブオイルは常温保存で他の料理にも使います。レモン汁も、お酢代わりに使う、飲み物に入れて使うなど日常でよく使用します。塩コショウは常備しているご家庭も多いことでしょう。
アスリートの方も、ドレッシングを使わずにオリーブオイルとレモン汁で野菜をいただいているは多いです。添加物が多いドレッシングもあるため、いっそのことドレッシングがない生活に切り替えてみませんか?
9.「指定野菜」はストックせず都度購入する
農林水産省は、全国的に流通し、特に消費量が多く重要な野菜を指定野菜として指定しています。品目は全部で14あり、大根、ニンジン、白菜、キャベツ、レタス、ほうれん草、ねぎ、キュウリ、なす、トマト、ピーマン、ジャガイモ、里芋、タマネギです。
これらの野菜は欠品することなく常に店頭に並ぶよう調整されています。つまりほぼ常に購入することのできる野菜です。
これらの野菜はいつお店に行っても購入ができる、そう考えると家庭の冷蔵庫でスペースをとって保管する必要もありません。もちろん「都度買いに行く」ことにも面倒な点はありますが、「常にスーパーで購入できる」のであれば、一生懸命ストックに勤しむこともないと考えると少し気が楽になります。
10.飲料について、余分な量を冷やさない
「冷えておいてほしい量」が冷蔵庫の中にあればいいという考え方です。
子供用飲料やビールを、ついつい6本も7本も冷蔵庫に入れたままにしていませんか?その日飲む量だけを冷蔵庫に入れて、残りは常温で管理してみましょう。
パーティーの前であればまとまった本数が冷えていてほしいですが、日常では「1日飲む1〜2本が冷えている状態」で十分なご家庭もあるはず。
あえて少量しか冷えていないことで、飲みすぎ防止にもつながります。
最後に
冷蔵庫の収納を見直しましょう。冷蔵庫に物を詰めすぎると電気代を消費しすぎ、賞味期限切れの食品が頻出する原因にもなります。あなたの家の冷蔵庫が、きれいになりますように。