スイカといえば夏、と連想する方も多いでしょう。千葉県、熊本県、山形県が有名なスイカの産地です。中が赤いものから黄色のものまで、色の鮮やかさや水分たっぷりのおいしさで私たちを楽しませてくれます。
赤い果肉を食べた後、白い部分をお漬物にするご家庭もあります。さらに中国では、むしろすいかの種がよく食べられるんですよ。
丸ごと食べれる!?すいかの栄養と魅力、保存方法や活用方法をお伝えします。
※この記事は病院・JAなどのホームページ、アメリカの医師監修のホームページおよび書籍を参考に執筆した上で、管理栄養士の方の監修を受けています。安心してお読みください。
スイカの知識3つ
1.スイカの旬
7月〜8月
2.スイカの栄養価
カリウム、カロテン、シトルリン、リコピンが含まれています。
3.スイカを買う時の選び方
カットすいかは、切られて時間がたっておらず切り口がみずみずしく乾燥していないものを選びましょう。
まるごとのスイカを買うときは、実を叩いた時に手のひらに振動が伝わる、縞模様がくっきりとしているものを選ぶといいでしょう。実を叩いた時に鳴る音については農協によって意見が分かれており、ある農協では「ポンポン」と音が鳴るスイカがいいという意見があります。また別の農協では「ビーン」とやや濁った感じの音がするスイカは完熟しており食べ頃であるという意見があります。
スイカの主な食べ方2つ
1.生でいただく
冷蔵庫やクーラーボックスで冷やすと、おいしくいただけます。
2.冷凍していただく
正しい保存方法で冷凍保存をすれば、冷凍したスイカもおいしく食べることができます。
スイカの保存方法2つ(冷蔵・冷凍)
1.冷蔵保存
まるごとのスイカは、保存自体は常温でもできます。カットスイカは切り口の断面をラップで密閉して野菜室保存をしましょう。
2.冷凍保存
皮と種を取り除いた果肉のみを冷蔵保存します。一口大に切って保存しておくと食べる時やスムージーなどに加工する時にも扱いやすいですよ。
スイカを使ったレシピ3つ
1.スイカのスムージー
材料
凍らせたスイカと、凍っていない冷えたスイカ
レシピ
材料をミキサーに入れるだけで出来上がりです。甘みが足りない場合はハチミツやガムシロップを足してもいいでしょう。水分が足りなくてうまく撹拌されない時は、飲料水を少しずつ加えながら様子をみてください。
2.スイカと生姜のさっぱりドリンク
材料
スイカ100〜150g, 生姜ひとかけら、水50〜100ml, 氷5個、レモン果汁少々、塩2つまみ
レシピ
全ての材料をミキサーに入れ、なめらかになるまで混ぜたら出来上がりです。夏の水分補給に。
3.スイカのゼリー
材料
すいか(小玉スイカを半分に切り、半分を使用するか、丸ごと使用する)、粉ゼラチン、砂糖20〜30g(甘い方が好きな人は30g, 控えめにしたい場合は20〜25g程度)レモン果汁少々
レシピ
1.スイカを半分に切り、それぞれの中身をスプーンでくり抜きます。
2.半分に切ったスイカの中身を取り出したら、皮をそのままボウル(器)のようにしてゼリーを冷やし固めるのに使用するため、割らないように気をつけましょう。
3.半分に切ったスイカの中身は、ミキサーに入れて撹拌します。撹拌したらざるで漉して、果肉と種を取り除き液体(スイカ果汁)のみにしてから量を図りましょう。
4.市販のゼラチンは通常5gごとに小分けになって販売されており、なおかつ液体250mlに対して5g(小分けゼラチンの、1パック)の使用量です。そのため、3のステップでスイカの果汁(液体)が何mlあるか確認して、ゼラチンを何パック使用するか考えます。
250mlで1パック(5g)、500mlで2パック(10g)、750mlで3パック(15g)です。
5.大きめのマグカップなど電子レンジにかけれる容器を用意します。カップの半分程度になるように、漉したスイカジュースを注ぎます。
6. 5のカップを電子レンジに入れて、1分間加熱します。加熱後、砂糖とゼラチンを入れてかき混ぜるため、こぼさないためにもカップは大きめのものを使いましょう。
7.ゼラチンと砂糖を加えた果汁と残りの果汁を合わせて、スイカの皮部分(器となる部分)に入れます。
8.あら熱が取れたら冷蔵庫に入れて冷やして固めます。
冷やす時間はスイカの深さによりますが、4〜5時間程度と見込んでください。
固まったら、スイカを切り分けるように半月切りにしておいしくいただきましょう。
管理栄養士より
すいかの旬は夏で、ほとんどが水分でできています。暑い夏の時期の水分補給にぴったりのフルーツですよ。
すいかにはシトルリンという成分が含まれているのが特徴で、これは強い利尿作用を持つ成分です。余分な塩分排出を助けてくれ、むくみ解消にも効果が期待できます。
この記事にコメントをいただいた管理栄養士:島田 芽衣さま
沖縄でフリーインストラクター兼パーソナル指導に従事。エアロビクスやヨガ、格闘技エクササイズ、ファンクショナルトレーニングなど様々なレッスン経験を生かし、一人一人に合ったパーソナルトレーニング指導を得意としている。
全米ヨガアライアンス200時間終了、ヨガセラピー指導者養成コース終了、アナトミック骨盤ヨガインストラクター、ViPRインストラクター。管理栄養士の国家資格も有する。
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