住まい手が気持よく暮らす家を建て、何年経っても解体されず代々住み継がれる家を再生する。それが小川建設の仕事です。
私は、1959年(昭和34年)に二人兄妹の長男として大阪市で生まれました。
こども時代は高度経済成長の真っ只中を何の心配事もなく、毎日遊んで過ごしてきました。中学高校と大阪市内の学校に通いラグビーをひたすらやっていました。今もラグビーだけは続いていまして、年々体力の衰えを感じつつ楽しんでいます。京都の大学を卒業しまして、3年程建築とは無縁の印刷業界の営業マンをしておりました。
1985年(昭和60年)建築会社に勤めていました父親が独立して小川建設を創業しました。その一年後、私も前職を辞め父親と一緒に建築の仕事に携わる様になりました。
初めは当然のごとく右も左も分らず、現場で大工さんの仕事を手伝いながら一つ一つ建築の仕事を覚えていく日々を過ごしてきました。実務だけでなく知識を体系的に学ばなければいけないと思い、建築専門学校に通い住宅建築の基礎を習得しました。
私は、元々アウトドアや自然の中で過ごすのが大好きで、キャンプや釣り(フライフィッシング)もよく行きます。皆様もキャンプやバーべキューなどで経験されたと思いますが料理や火起こし等確かに不便で大変です。でもその「不便」は、けして「不快」ではありません。むしろ楽しく快適な事だと感じる方も多いと思います。
大自然の中では、大人も子供も笑顔になれる様に、自然素材や木材で造られた住宅の中では、人は感覚的に安らいだ気持ちになれます。私にもそんな潜在的な想いがあり、「住宅や建築も自然の一部である」事が理想だと考えています。そんな想いから国産の木材や自然素材を使用した住宅を造る様になりました。
ここ数年は、古民家の再生工事に携わる機会も多く頂き、先人の職人の技や代々住み続けて来られた住人の住まいに関わる想いや決意も学ばさせて頂きました。
最近は、高知県嶺北地方の森林を管理している方と知り合い、国産材の強度や品質が素晴らしい事を再認識しました。私達が国産材を使用して住宅を建てる事が、森林を活用し再生する事になり、少しずつですが地球環境の保全につながっているという想いで仕事をしています。
皆様がお話下さったご意見やご希望が私の糧となっています。ぜひお気軽にお声をかけて下さい。
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