星の数ほどあると言われるカクテルの種類ですが、その中でも「カクテルの王様」と言われるのがマティーニです。
カクテルは作る人によって味が変わる飲み物。「マティーニに始まりマティーニで終わる」と言う言葉があるように、全てのバーテンダーは、最高のマティーニを作るために試行錯誤するのです。
簡単だけど奥が深い、そんなマティーニの作り方をご紹介していきます。
マティーニを作るための材料
1.ドライ・ジン
カクテルに使用する、4大スピリッツと呼ばれるのうちの一つです。ジンの歴史は古く、11世紀頃に、イタリアの修道士がジュニパーベリー(セイヨウネズの球根)を使用したスピリッツを作っていた説が有力視されています。ロンドン・ジン、イングリッシュ・ジンと呼ばれることも。
2.ドライ・ベルモット
ベルモットとは、白ワインにニガヨモギなどの香草を漬け込んだ、爽やかな苦味が特徴的なリキュールです。このドライ・ベルモットの量によって、名前が変わってきますベルモットを多く入れたのがマティーニ、少ないのがドライ・マティーニです。スイート・ベルモットを使った、スイート・マティーニなどもあります。
マティーニは、その辛さを求めるカクテルとして有名ですので、通はどれだけドライに出来るかを重要視することも多いです。
3. オリーブ
マティーニに欠かせないのが、塩漬けのオリーブです。なぜオリーブが入ってるのかは諸説ありますが、おつまみとして提供されていたオリーブを入れてみたら思いのほか美味だったからという説もあります。
種類は何が良いのか、いつ食べるのか、それとも食べないのかなど、このオリーブ、マティーニ愛好家の中では度々議論の的になります。自分だけのこだわりのタイミングを見つけてください。
マティーニを作るための道具
1. カクテルグラス
ショート・カクテルのマティーニは、カクテルグラスを使用します。シンプルだからこそ、グラスにはこだわりたいですね。カクテルの王様と評されるマティーニですから、くれぐれも、普段使いのグラスなどに注がないように。
2. ミキシンググラス、マドラー(バースプーン)
ミキシンググラスとは、カクテルなどを混ぜる際に使用する、注ぎ口が付いているグラスです。マドラーはかき混ぜる棒です。先端にスプーンとフォークが付いているバースプーンは便利なので、カクテルを作るなら、一本は用意しておきたいですね。
3. メジャーカップ
カクテルを作る際、その分量を量るメジャーカップは、配合にシビアなマティーニでは必須と言えるアイテムでしょう。目視では味がばらけてしまいます。しっかりと計量する事が、最高のマティーニを作るポイントです。
マティーニを作る簡単ステップ
1. カクテルグラスに氷を入れる
カクテルグラスに氷をいれ、グラスを冷やします。カクテルグラスは壊れやすいので、直接グラスを冷凍庫などで冷やすのはあまりおすすめしません。
2. ミキシンググラスに氷を入れ、水を入れてステアする
ミキシンググラスに氷を詰め、水を入れてステアすることによって氷の角が取れて、溶けにくくなります。この行程を飛ばしてそのまま材料を入れると、水っぽいマティーニになってしまうので、大事な一手間と言えます。
氷の角が取れたら、しっかりと水を切ります。
3. ドライ・ベルモット15ml、ドライ・ジン45mlの配合で
ミキシンググラスに、ドライベルモット15ml、ドライ・ジン45mlをいれて4~5回ステアします。ドライ・ベルモットの量を減らすと、ドライ・マティーニになります。ベルモットをたった一滴垂らしただけの、エクストラ・ドライ・マティーニなんてモノも。お好みの配合を見つけて下さい。
4. 氷を捨て、オリーブを入れてマティーニを注ぐ
カクテルグラスの氷を捨て、オリーブを入れたらゆっくりとマティーニを注ぎます。カクテルを注ぐ際は、円を描くように注ぐと見た目にも美しいです。
5. マティーニのレシピは千差万別
マティーニのレシピは、数多く存在します。映画007でジェームス・ボンドが言った「ウォッカマティーニ。ステアじゃなくシェイクで」という台詞はとても有名です。
オレンジビター、アンゴラチュラビターを加えるレシピもあります。ベルモットの瓶を横目で見ながらドライ・ジンを飲む、そんなハードボイルドな飲み方も。ぜひオリジナルの一品、あなただけのマティーニを作って見てください。
最後に
カクテルの王様と呼ばれるだけあって、今も尚愛好家達の間では熱い議論の的となるマティーニ。その口当たりとアルコールの高さから、お酒が苦手な方には敷居の高いカクテルです。
マティーニをたしなめるようになったら、あなたもカクテル通の仲間入りかもしれません。くれぐれも飲みすぎには注意してくださいね。
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