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  6. 【2023年度版】エコキュートの買い替え費用は?選び方のコツや補助金について
2022/11/10 2023/12/15

エコキュートには耐用年数があり、定期的に買い替えることが好ましいとされています。実際に買い替えることで、電気代が安くなったり、最新機能を利用できるようになったりします。とはいえ、どのようなタイミングで買い替えれば良いのか分からないという方も多いのではないでしょうか。

この記事では、エコキュートの買い替えを検討している方に向けて、必要な情報を詳しく紹介しています。本体価格や工事費用の相場、新しいエコキュートの選び方も紹介しているので、ぜひ参考にしてください。

エコキュートの買い替えが必要なのはどんな時?

エコキュートの買い替えどき

エコキュートは夜間電力を使ってお湯を沸かす装置です。空気の熱も利用して効率良くお湯を沸かすため、ランニングコストが低いというメリットがあります。エコキュートの買い替えが必要になるタイミングについて見ていきましょう。

給湯器が故障したとき

給湯器が故障したときは、買い替えのタイミングです。給湯器が故障しているとお風呂に入れないだけでなく、キッチンや洗面所でもお湯を使えません。

すでにエコキュートを導入している場合は新しいものに買い替えるか、部品交換をする必要があります。ガス給湯器を利用している場合は、ランニングコストや導入費用などを見積もってもらってから、エコキュートへの買い替えも検討しましょう。

耐用年数が過ぎたとき

エコキュートの寿命は12~15年といわれています。とはいえ、お湯を使う頻度や設置環境によっても利用できる年数は変わるので、10年ほどで交換が必要になることもあるでしょう。

実際にお湯が出なくなってから買い替えを検討するのでは、業者選びから契約、工事と時間がかかり、不便な期間も長くなります。故障する前に交換しておけば、お湯を使えない期間が短くなり、生活に支障が出にくいでしょう。

10年以上使用した「エコキュート」買い替えのメリット

エコキュートのメリット

給湯器が故障してから買い替えるのでは、お湯を使えない不便な期間が長くなってしまいます。常に快適にお湯を利用するためにも、エコキュートなどの給湯器は寿命が来なくても10年を目途に交換することができるでしょう。

10年程度で買い替えることにはメリットも多数あります。主なメリットを紹介します。

省エネ性能が高く、電気代も安くなる

エコキュートはそもそも省エネ性能が高い設備ですが、新しい機種はさらに省エネ性能が高く、電気代も安くなることが多いです。例えば、省エネ性能を測る数値として「年間給湯保温効率」があります。年間給湯保温効率とは少ない電力で給湯と保温ができることを示す数値で、数値は高ければ高いほど効率性が向上し、電気代の削減が可能になります。

2010年ごろに発売されたエコキュートの年間給湯保温効率は2.5~3.0%程度でしたが、2021年には3.0~3.8%と向上しました。省エネ性能が高くなった分、電気代も削減できるようになっています。

このように10年違うと、省エネ性能は大きく変わります。10年を目途に買い替えて、省エネ効果と電気代の削減を目指しましょう。

最新製品は便利な機能が充実している

10年違うと、省エネ性能以外の機能も大きく変わります。例えば、2020年代に発売されたエコキュートは、スマホで操作できる機能が搭載されていたり、耐震性能が強化されていたりする機種もあります。より便利かつ高性能の設備を利用するためにも、10年を目途に買い替えることができるでしょう。

家電には最低保有期間があり、早めに検討することで余裕が持てる

エコキュートなどの家電には、部品の最低保有期間が決められています。経済産業省ではエコキュートの最低保有期間は8年と定めているため、どの機種も製造終了後8年を超えると、部品の交換を受けられなくなる可能性があります。

部品がないと修理ができないため、故障しても買い替えるという選択しかできません。お湯が出なくなった、お風呂に入れないといったトラブルが起こる前に、買い替えておくほうがよいでしょう。

高額な修理費用になりやすいから

エコキュートに故障が発生したときでも、保証期間内であれば比較的安価に修理を受けることができます。しかし、10年を超えると大抵のメーカーでは保証期間が終わっており、修理代は全額実費となる点に注意が必要です。

また、年数が経っていると故障の程度も深刻になり、修理代が高額になる可能性があります。修理後に別の箇所が故障する可能性もあるので、10年以上経ったエコキュートは修理よりも買い替えのほうがよいでしょう。

エコキュート交換にかかる工事と費用相場

エコキュートの費用相場

エコキュートの交換には、エコキュート本体代と工事費用がかかります。業者によっても費用は変わりますが、目安となる相場について見ていきましょう。

エコキュートの本体価格

エコキュートの本体価格は機能やタンクの容量、メーカーなどによっても変わりますが、35万~60万円が相場です。価格が安いものに買い替えるのも良いですが、少し高価でも省エネ性能が高い機種を選ぶと、電気代を節約できてトータルで見ればお得になることがあります。年間の電気代をシミュレーションしてから本体を選ぶようにしましょう。

エコキュートの買い替え工事にかかる費用

エコキュートの交換工事は、大きく次の4工程に分けられます。

  • 既存のエコキュートの撤去
  • 新しいエコキュートの設置
  • 新しいエコキュートへの電気配線工事
  • 既存のエコキュートの廃棄

既存の給湯設備の種類によって配線工事の費用が変わるため、工事費用全体も変わります。

工事内容費用相場
エコキュートの交換10万~15万円
電気給湯器からエコキュートへの買い替え13万~18万円
ガス給湯器からエコキュートへの買い替え15万~20万円

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新しいエコキュートの選び方

エコキュートの選び方

エコキュートの種類は多く、どう選んで良いか迷う方も多いでしょう。買い替えを検討するときの選び方について解説します。

給湯性能で選ぶ

エコキュートには、給湯専用タイプとお風呂の機能がついたタイプがあります。給湯専用タイプでは、お風呂の中に給湯用の穴を開けず、蛇口からお湯張りをすることになります。配管工事の必要がなく、今あるお風呂をそのまま活かせるので、買い替えのコストを抑えたいときにはおすすめです。

お風呂の機能がついたタイプは、お湯張りや足し湯の機能だけがついたシンプルなオートタイプと、追い焚きや自動保温などの調整機能もついたフルオートタイプの2つの種類があります。メーカーによっては、配管自動洗浄機能やバブル発生機能などもついているフルオートタイプの機種もあります。便利さで選ぶなら、フルオートタイプがおすすめです。

メーカーで選ぶ

メーカーによっても特徴があります。エコキュートを買い替えるときに知っておきたい性能や、メーカーごとの開発のポイントについて見ていきましょう。

三菱

三菱はエコキュートの国内シェアナンバーワンのメーカーです。マイクロバブルを使って配管を洗浄する機能や紫外線照射により雑菌の繁殖を防ぐ機能など、衛生面に特化した機能が充実しています。機種の種類も多いので、幅広い選択肢から選びたい方や清潔さに注目してエコキュートを選びたい方におすすめのメーカーです。

参照:三菱

パナソニック

パナソニックは機能の種類が豊富な点が特徴のメーカーです。例えば、専用アプリでお湯張りの操作をできる機種や、人感センサーを使って自動で湯温を調整する機種などもあります。

また、残り湯から熱を回収して翌日のお湯張りに活かす機能など、省エネ関連の機能も豊富です。豊富な機能からエコキュートを選びたい方におすすめのメーカーといえます。

参照:パナソニック

東芝

東芝(東芝キヤリア)のエコキュートは、耐久性が高く、メーカーの保証期間が長い点が特徴です。一般的なメーカー保証は1~2年ですが、東芝では最長5年と長く、長期間安心して利用できます。

万が一、故障が起きたときでも、メーカー保証を活かして安価に部品交換や修理などのサービスを受けられます。メンテナンスにかける費用を抑えたい方にもおすすめのメーカーです。

参照:東芝キヤリア

日立

日立のエコキュートは水道直圧式と呼ばれる給湯方式を採用しているため、ガス給湯器や灯油給湯器と変わらない高い水圧でお湯を利用できます。

シャワーの水圧に不満を感じている方や、2箇所同時にお湯を使うときに水圧が極端に低くなる場合には、日立のエコキュートを検討してみましょう。また、井戸水対応のエコキュートなどもあり、ご家庭に合わせて選択できます。

参照:日立

タンク容量で選ぶ

タンク容量は、家族の人数やお湯の使い方に合わせて選びましょう。一般的に、370リットル前後の容量は2~4人家族向け、460リットル前後は4~6人家族向け、550リットル前後は5~7人家族向けとされています。入浴回数が多いなどのお湯を使う量が多いご家庭は、ワンサイズ大きな容量のものに買い替えましょう。

環境で選ぶ

冬場はマイナス10℃以下に冷え込むことがある地域では、寒冷地仕様のエコキュートを選びましょう。また、海に近い地域は塩害仕様のエコキュートの設置がおすすめです。

設置するスペースがあまりない場合は、薄型タイプのエコキュートに買い替えることもできます。お住まいの環境や特徴に合わせて、適したエコキュートを選びましょう。

買い替え費用を抑える方法は?

エコキュートは決して安い設備ではありません。ちょっとした故障のときは買い替えるのではなく修理を選ぶことで、費用を抑えましょう。

しかし、修理代が高額になるときやエコキュート自体が10年以上経っているときは、買い替えが必要になります。費用を抑える方法を紹介するので、ぜひ参考にしてお得に買い替えてください。

買い替え費用を抑える方法

キャンペーンを活用しよう

メーカーやリフォーム業者では、不定期にエコキュート本体価格や工事費用がお得になるキャンペーンを実施しています。一般的に、新商品が発売されたときや冬が近づくタイミングで実施されることが多いです。

キャンペーンを活用すれば、通常よりも安価に交換や導入ができることがあります。故障する前に買い替えるのであれば、安い時期を選ぶことも可能です。

【2022年最新】エコキュートは補助金がもらえる場合も

自治体によっては、エコキュートなどのエコや環境保護につながる設備を導入するときに補助金が支給されることがあります。お住まいの地域の自治体ホームページなどで確認してみましょう。

地域密着型のリフォーム業者に設置を依頼すると、詳しい情報を教えてくれたり、申請手続きをサポートしてくれたりすることがあります。なお、費用は補助金制度によって異なりますが、1万~3万円程度が一般的です。

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エコキュートを買い替えることで、より電気代を抑えた給湯が可能になり、さらに快適な暮らしを手に入れることが可能です。性能やメーカーにこだわって選べば、より満足度を高めることができるでしょう。

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