ペットがOKなマンションやアパートでも、いざペットを飼いたいと考えても「近所迷惑にならないか」とよぎりますよね。その時、犬と違って猫は吠えないから大丈夫と考える人はいらっしゃるでしょう。
でも猫も鳴くときは鳴くのです。ずっと鳴くいて鳴きやまないときもあります。
猫ははどのようなときに鳴くのか知れば、これからの愛猫との生活でも役立ちます。この記事では猫が鳴く理由と対処法についてご紹介します。
猫が「アオーン」「ニャーニャー」ずっと鳴くのはどうして?理由5つ
1.「ニャーニャー」ずっと鳴くのは飼い主に甘えている、かまってほしい
飼ったばかりの赤ちゃん猫であれば、母猫が恋しい代わりに飼い主に甘えるでしょう。可愛いので甘やかして鳴くたびに抱っこをしてあげたり、話しかけたり、なでてあげたりすると癖がつきます。大きくなってもずっと鳴けば、飼い主さんは自分のことをかまってくれると理解しまいます。
2.猫がアオーンと鳴いてうるさいのは発情期だから
メスは生後5~9か月くらいすると発情期、いわゆるさかりの現象がみられます。春のポカポカした暖かい時期になると、繁殖期で盛んに声を出すようになります。アオーンアオーンと鳴くのは2週間ほど続きますので、その期間はずっと猫の鳴き声に悩まされることになりそうです。
3.ニヤーと大きく鳴くのは怒っているから
家で飼っているけれど外で自由にお散歩を楽しめる飼い方の猫は、野良猫と遭遇して喧嘩をする可能性があります。お互いに見慣れない、家族ではないからと威嚇しあって喧嘩をするときに激しく鳴くことも。家に帰って来ても、窓の外を見て喧嘩した相手の猫に対して威嚇していると、うるさく鳴きます。
4.しつこく鳴くのは催促しているから
多頭飼いをしていると、それぞれの猫が自分のペースで自由に餌をたくさん食べてしまい、いざ食べようと思っていても「残っていにゃい!」ということもあります。餌の皿や器は猫の数に合わせて、フードもそれぞれ用意してあげると良いですね。
遊んでほしいとき、たくさん遊んだあとに小腹が空いておやつが欲しいとき、トイレが汚れて嫌な時にも鳴いて訴えてくることがありますので、清潔に保ってあげてくださいね。
5.夜になって元気になったから
猫は夜行性で、狩りをする習性がある生き物です。夜中の鳴き声は、「自分の欲求を満たしたいよ~」「外へ出たいよ~」「ストレス発散したいよ~」と言っているのです。
飼い主さんは、毎晩鳴かれるとうるさくて眠れない日々が続き、寝不足になってしまうこともあるかもしれません。夜泣きをする人間の赤ちゃんを育てるのと同じ感覚と考えると、わかりやすいですね。
6.夜泣きしたりずっと無駄鳴きが多すぎる時は、動物病院や専門家に相談を
避妊手術をした雌猫は、手術前よりも無駄鳴きが抑えられますが、それでも頻繁に鳴く、気になって仕方がない、家族や自分の睡眠に支障が出る、隣近所からの苦情が来てしまうといった状況が続くようであれば、なぜ鳴くのか、止めてくれないのか、どうすればおさまるかと一人で抱え込まずに、動物病院や専門家にご相談してみるのもおすすめします。
かわいいけど静かにしてほしい時も。猫がずっとうるさい時の対処法8つ
1.徹底的に遊んであげる
しっかり遊んで、鳴く体力が残らないくらいまで構ってあげましょう。子供の赤ちゃんも日中によく遊べば、夜はスヤスヤと眠ってくれますよね。猫は夜行性なので夜眠ってくれるかどうかは猫それぞれの性格にもよりますが、エネルギー溢れる様子であればしっかり遊んで構ってあげてください。
猫のおもちゃは可愛いものがたくさん売られています。作るのが得意な人は、おもちゃを手作りしてあげるのも良いですね。たくさんかまってあげると猫も安心して、スヤスヤ眠ってくれますよ。
2.猫草やマタタビに興味を移してみる
猫草は猫が好んで食べる草です。食べる理由は、よく毛づくろいをするので毛が腸にたまり毛玉を吐くため、便秘解消のため、食感を楽しんでいるためなどが考えられています。
猫草に興味を持たない猫もいるので、一度お試し程度に購入してみるのも良いですね。
マタタビは恍惚状態にさせて、発情行動を抑えるものですが、あまり使い過ぎると呼吸困難を起こす危険性もありますので注意してお使いください。
3.去勢・避妊手術をする
猫のオスの去勢手術、メスの避妊手術は生後6か月ころからすることができます。その期間を逃してしまうと、繁殖期には相当な声で鳴くのを我慢するしかありません。
手術をしたからといってすぐに効果が現れない場合もありますので、半年くらいは様子をみるようにしてください。
4.専門家に相談してしつける
朝方や夜中、ましてや一日中鳴いていて、自分ではいろいろ対策を練ってみたものの鳴きやまない場合は、専門家に相談したり、ペットシッターに自宅に来てもらいアドバイスを受けることもおすすめします。
猫について、専門的に学んでいるプロの方々に相談するとピタッと鳴きやむかもしれません。悩んでいるのであればぜひご相談してみてくださいね。
5.ケージに入れて様子を見る
お客さんが来ているときにも鳴きやまない時はとっても困りますよね。その場合は、猫のケージに入れて、毛布をかけて外からの光を遮断してみてください。
猫は、狭いところを好みますので安心して落ち着く可能性があります。お客さんが来てストレスを感じ、興奮しているのかもしれません。
6.猫と別室で眠る
夜行性の性質を持つため、夜中に鳴くことが多いのですが、飼い主さんにとっては「明日も忙しいのに~」と眠れなくて頭を抱えてしまいますよね。猫は、変な時間に飼い主さんを起こしに来て、起こすだけ起こしたら、自分は寝に入るようなことも。明かりがついていないと鳴く猫もいるので、間接照明を付けてあげたりと配慮してあげてください。
7.飼い主がストレスなく眠れるよう医師に相談する
毎日ずっと続く鳴き声に悩まされて、飼い主さんが「もう限界!」なんてことにならないように、あまりに鳴き止まないときは内科などで相談し、睡眠導入の薬などを飲んでみることを考えてください。猫の鳴き声もだんだん遠くなり、すぅ~っと自然に眠りに入ることができます。
眠りにつきやすくなりラベンダーなどのアロマを用いたり、サプリメントもありますので、無理のない範囲で導入を検討してみてください。
8.ペットホテルに預ける
発情期の期間の猫は、ペットホテルでも預かってくれないところもありますので、事前に問い合わせてみてください。
発情期は2~3週間程度続きますが、その度にペットホテルに預けれたら良いのですが、平均1泊、3,000~4,000円はするので経済的にも厳しいかもしれません。
猫がずっと鳴いてる時の対処法まとめ
猫が鳴くたびに、「うるさい!」と怒鳴って叩いたりすると、猫は怯えて懐かなくなってしまうこともあります。いつもにゃんにゃんと鳴く、いつまでもずっと鳴き続けるようなことがあっても、叩くことは絶対にしないでくださいね。一切鳴かなくなる、甘えなくなるようなことがあっても悲しいですよね。
あまりにも鳴き続けるようであれば、もしかしたら隠れた病気が潜んでいることを訴えている可能性もあります。飼い主も猫も無理をせず、専門医に相談してみてください。
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