03/06/2017

猫が震える理由は?考えられる11の原因と対策法

猫と一緒に暮らしていると突然震えだすことはありませんか?人間と同じように恐怖や寒さなどもありますが、他にも様々な理由で震えている場合があります。痙攣のように激しく震えることもあると不安になりますよね。どんな理由があり、どんな対処法があるのでしょうか。

(※本記事は 獣医のチェックを受けた記事であるPetMDの記事の内容を参考に作られています(2016年3月時点)。情報の正確性には万全に対策をしていますが、ご自身でもさらなる情報を調べることを推奨します。)

猫が震える11の理由

猫 震える 原因 理由 対処法 zehitomo

寒さなどの場合は温めてあげるだけで解決するので今回は病気の危険性について紹介します。

1.原因不明の突発性のもの

震えが大きい場合は震えではなく痙攣であることが多いです。痙攣の場合には様々な病気の可能性があります。また病気を特定できない場合もあります。

てんかん

てんかんは脳の異常によって起きる病気です。脳炎や脳腫瘍の病気の変化によって起きることもありますが、病気には変化が起きていないのに突発的に原因不明の痙攣が起きることもあります。

脳腫瘍

脳腫瘍と診断されることは少なく、猫が死んだ後に調べてみると脳腫瘍が発見されるパターンもあります。猫の場合には痙攣発作が頻繁に起きるケースは少なく、突発的な痙攣で終わりたいしたことがなかったと見逃されるケースが多いようです。

他にも低血糖証、頭部の怪我など様々な理由で発作のような症状が起きることもあります。

2.遺伝などの生まれつきのもの

猫にも生まれつきの病気というものはあります。例えば小脳障害。眼球運動や歩行がフラフラするなどの異常が見られます。先天性以外にもウイルスによって発生する場合もあります。

3.トラウマなどの精神的なもの

過去に起きた嫌な思い出(トラウマ)によって恐怖による震えもあります。例えばひどく人間にいじめられていた猫は人を見るだけで怯えてガタガタと震え出します。

4.ストレスや感染症による体温変化

ストレスからの免疫力の低下が原因で体温の変化が起きる場合があります。そのため小さい時に罹患していた感染症の発症を引き起こす場合があります。
低体温になってしまうと寒くて震えてしまうことがありますし、感染症の病気によっては痙攣発作が起きる場合もあります。

5.薬の副作用

人間と同じで猫にも副作用はあります。薬が猫の体に合わないという理由で嘔吐したり下痢をします。嘔吐によって体温が下がることもあり寒さに震えることもあります。

猫 震える 原因 理由 対処法 zehitomo

6.深刻な衰弱や痛み

骨折や内臓破裂などの痛みで震える場合もあります。病気などによる痙攣の可能性もあります。

7.腎不全

腎不全は初期にはほとんど症状のない病気です。痙攣が起きて病院に行ってみたら既に末期状態だったというケースもあるようです。

8.低血糖

血中の糖分が著しく下がって脳に様々な影響を及ぼして痙攣が起きる場合があります。痙攣が重度の場合脳に障害が残るなど大きな影響を及ぼす場合もあります。

9.なにかしらの毒が身体に入った

中毒症状によっての痙攣が起きる場合もあります。飼い主の薬やサプリメント、腐りかけのキャットフードに付着したカビなど、何かしら猫にとって毒となるものを食べてしまった場合、中毒症状を起こす可能性があります。

10.炎症

心筋炎(心臓に炎症が起きた場合)などの場合の症状に痙攣があります。脳だけでなく心臓に炎症が起きても痙攣が起きる場合もあるんです。

11.神経症

神経症は精神的ストレスからくる病気で以前はノイローゼと言われていました。不安症とも言われており、ストレスを感じると震える動悸がするなど様々な症状が出ます。

対処法

猫 震える 原因 理由 対処法 zehitomo

猫は本当に様々な理由で震えます。では万が一猫に震えや痙攣などの症状が出た場合にどんな対策をしたらいいのでしょうか?

1.獣医に相談する

痙攣発作は命に関わる症状の場合があります。かかりつけの獣医師と連絡が取れる場合にはかかりつけ獣医師に、連絡が取れない場合は夜間救急動物病院などに連絡し対処法を聞くようにしましょう。

2.運動を控える

獣医師の指導のもとですが、痙攣発作を起こしやすいてんかんなどの猫は運動を控えたほうがいいでしょう。脳や心臓の炎症だった場合には過度な運動は控えるべきでしょう。また運動中や高いところにいる時の不意な発作は他の病気や怪我につながる可能性もあるので安全面には気をつけるようにしましょう。

最後に

猫 震える 原因 理由 対処法 zehitomo

猫が震えていると、素人目には判断できない危険な状態になる場合もあります。猫が痙攣発作を起こした場合には、周りのもので怪我をしないように物をどけて場所を確保する・やわらかい毛布などで優しく包んであげる・猫をキャリーに入れて動物病院に連れていく、この3つが基本の作業です。

複数の家族がいるご家庭では、「動画を撮る」「発作の起きた時間、治った時間をきちんと記録する」この2つを行いましょう。獣医に説明する際にわかりやすいだけでなく、獣医師の診断の参考になります。決して焦らず、素早い対応ができるようにしましょう。

近所のプロを探そう
見積もりを出す(無料)