02/09/2022

犬がしっぽで伝えたい7つの気持ち。種類も合わせて紹介

 

 

飼い主に忠実な動物である犬は、昔から人々に愛されてきました。 忠犬ハチ公や、捨て犬から災害救助犬になった夢之丞など、人間への忠誠心の高さは様々な逸話でも語られています。 健気ともいえるほど飼い主に忠実な犬たちですが、彼らは言葉こそ話せませんが、しっぽでその気持ちを伝えてくれています。 犬が尻尾を立てたり、犬が尻尾を背中に付けたり、尻尾を上に巻いたり、尻尾を丸めたり・・・、そんな時犬はどういう気持なのでしょう? 本記事では、犬がしっぽで伝えたい心理や気持ちについてお伝えしていきます。 参照元情報: TAIL CHASING – DOES YOUR DOG CHASE THEIR TAIL?, 子犬の選び方・飼い方(主婦の友社), 2017年3月、2022年2月

 
 

 

犬の代表的な3つのしっぽの種類

1.柴犬やチワワに多い【鎌尾・巻き尾】

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犬の中でも絶大な人気を誇る柴犬やチワワのしっぽは、身体の上に向かってクルンと丸まっています。 とても愛らしいこのしっぽは、鎌に似ていることから鎌尾といい、シックルテイルとも呼ばれています。似たような形に巻き尾がありますが、こちらは丸まって背中についている形状で、シー・ズーやポメラニアンなどがいます。  

2. バグやブルドッグの【スクリューテイル】

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スクリューテイルとは、ワインの栓抜きのような螺旋状の形をした短い尾のことをいいます。 こちらの代表的な犬は、パグやブルドッグ、ボストン・テリア。これらは元々イギリス出身の犬でブル・バイティングという牛と戦わせるゲームのための闘犬でした。 ブルドック系は皮膚もちょっと弛んでシワシワ、これは戦う時に身を守る鎧の役目をしているそうですよ。  

3.ゴールデン・レトリバーの【飾り尾・リス尾】

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ふさふさした羽のようなしっぽを飾り尾といいます。 このしっぽの持ち主には、大型犬ながら穏やかで気持ちの優しいゴールデン・レトリバーやシェパードなどがいます。またリスの尾のようにふさふさで上に丸まっているしっぽをリス尾といい、代表的な犬にパピヨンがいます。リス尾はスクワーラル・テイルとも呼ばれています。

 
 

犬のしっぽの様子と犬のしっぽが伝えたいこと

犬はしゃべれないけど、しっぽの様子で感情表現しています。 こんな犬のしっぽの表現を見たことがありませんか?  

1.犬がしっぽを高くあげている

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犬を飼っているとたまに見かける、しっぽをピンと高くあげている様子。 こんな時は同時に耳を澄ませて、周りをじっと伺っているように見えます。 犬は、他の犬に対して自分を強く見せるためにしっぽを立てます。しっぽを高くあげ自分を誇示し、相手を威嚇します。犬の野生的な防衛本能の現れですね。  

2.犬がしっぽをお尻ごとフリフリする

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外から帰ってくると家の玄関で、「おかえりなさい!」と言わんばかりに勢いよくお尻ごとしっぽをフリフリ。 なんとも愛らしくて、飼い主にとっても嬉しい瞬間です。 犬は言葉をしゃべることができませんから、身体全体で喜びを表します。お尻ごとしっぽをフリフリするのは、嬉しさも最高潮という時なのです。  

3.犬がしっぽを小刻みに激しくふっている

しっぽを小刻みに激しくふっているときは、怒っていたり、おそれを感じている証拠です。 しっぽを立てた状態で小刻みに震えながら唸り声を出していたりしたときには、喧嘩の前触れと言えます。  

4.犬がお尻を落とし、しっぽをゆっくりと大きく振る

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ペタッと床にお尻をついて、しっぽをゆっくり振っている姿もよく見かけます。 こちらも喜びの表現ですが、相手に対して敬意を表した時の表現です。 「甘えたいなあ」「かまってくれないかなあ」という時に、ゆっくりしっぽを振りながらじーっと見てきます。いじらしくなって、つい「お散歩行こうか?」と声をかけてしまったりしますよね。  

5.犬がしっぽをだらんと垂れている

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しっぽがだらんと垂れているのは、ストレスを感じていたり不安な時です。 慣れていない環境や、知らない犬に出会った時など、警戒している時の表現です。よく見ると耳もピンとあがって、周りの音をじっと聞いていたりします。そんな時は、無理に慣れさせようとしないで、安心できるように優しく撫でてあげましょう。  

6.犬がしっぽを足の間に入れて隠している

-Sina- / Pixabay

しっぽが垂れるどころか、足の間にすっぽり入れて隠してしまう時があります。 この時は不安を通り越して恐怖を感じている時です。強い犬に出会った時や、飼い主に強く叱られた時など、しっぽを足の間に入れて縮こまってしまいます。「怒らないで」「怖いよ」と感じていて、降参・服従という意味もあります。  

7.犬が自分のしっぽを追いかけてグルグル回る

犬を飼っている時に、一番要注意なのがこの状態です。自分のしっぽを追いかけてグルグル回るのは、様々な理由が考えられますが、特に多いのは心配や不安を感じているときです。 子犬の場合は、自分のしっぽを認識できず、動くものを追いかける習性からしっぽを追いかけることもありますが、成犬の場合は運動不足であったり飼い主の愛情不足による心配、不安やストレスから来ていることが多いようです。 頻繁に起こるようであれば、時間をかけてお散歩にいったりスキンシップを図るなど、犬に愛情を伝えてあげてください。  

犬はしっぽを使って感情表現している!

ペットを飼った人なら誰でもわかると思いますが、言葉は話せなくても彼らは大切な家族の一員です。 中でも人間への忠誠心がダントツで高い犬、あのいじらしい目でじっと見つめられると、思わず頬ずりしたくなってしまいますね。 そんな犬たちは、しっぽを使って私たちに気持ちを伝えてくれています。彼らが今どんな気持ちでいるのかを理解して、しっかりと愛情を伝えてあげてください。  

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