06/30/2017

朝顔の育て方と5つのポイント【夏休み・子供・自由研究・自由課題】


                                    
                                    
                                        
                                            06/30/2017                                        
                                    
                                    

                                    
                                    
                                        
                                            朝顔の育て方と5つのポイント【夏休み・子供・自由研究・自由課題】

朝顔はヒルガオ科サツマイモ属の一種で、東南アジアからヒマラヤ高原の地域が原産といわれています。朝に咲く花なので朝顔といわれていますが、実際には朝に咲くものもあれば昼に咲くものもあります。また、夏のイメージが強い朝顔ですが、秋に咲く品種もあるなどイメージとは違いさまざまな種類があります。

一般的なものとしてメリーゴーランド、ケープタウンブルーなどがあります。小学校の観察日記の定番となっている朝顔は、自宅でも簡単に育てられる植物です。

今回はこの一般的な朝顔の育て方についてご紹介します。

朝顔の年間スケジュールは?

朝顔は5月頃に種をまき、開花は7月~9月頃までです。花が枯れた後には種ができ、その種が乾燥したら収穫します。収穫の具体的な時期は、種まきをした時期や生育環境によって異なるので何月頃と明確には言えません。種の状況を見て収穫のタイミングを見計らってください。

1.種まき

種まきに適しているのは5月下旬~6月頃、梅雨に入る少し手前が良いと言われています。朝顔の種の発芽温度は20~25℃と比較的高温なので、まだ寒い春先などに植えても発芽しません。


                                
                                    
                                        
                                            
                                                	
										
							
								
									
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2.育苗

種の発芽環境が整っていれば、種まきから約5日ほどで発芽します。その後成長とともにツルが出てくるので、支柱を立ててツルを巻いていきます。その際に、摘心(新しく伸びてくる芽や枝を適宜摘み取ること)を行うと、ボリュームのある苗が育ちます。

3.開花

順調に育っていけば、種まきから約1.5~2ヵ月で開花します。朝顔の開花期間は1~2ヵ月と、夏の間は開花を楽しめますが、開花時間は数時間と短く、朝咲いて昼前には閉じてしまいます。

4.収穫

朝顔が枯れると種ができます。種はでき始めは青々としていますが、この時期は種が茎から養分を蓄えている状態なので収穫のタイミングではありません。種が茶色くなり乾燥してきた時が収穫時期です。

朝顔の栽培における各ポイント

1. 日当たりや場所

朝顔は日光を好みますので、日が良く当たる場所に置きましょう。特に朝顔が開花する午前中はたっぷりと日光が当たる場所に置いて下さい。

2. 水やり

土の表面が乾いたらお水をあげて下さい。朝顔は乾燥するとすぐに枯れてしまいますので、水枯れには注意が必要です。真夏の水やりは朝と夕方の涼しい時間帯にしてください。朝は軽く、夕方はたっぷりとあげるのがコツです。日中の気温が高い時に鉢に水分があり過ぎると土の温度と湿度が上がり根を痛めてしまう可能性があります。

3. 肥料

朝顔は花をたくさんつけるため、肥料は必須です。

植付の時に土と一緒に肥料を混ぜておき、追肥は1週間に1度液体肥料をあげるようにしましょう。朝顔に与える肥料は窒素・リン酸・カリが同じ割合で含まれているものがおすすめです。


                                
                                    
                                        
                                            
                                                	
										
							
								
									
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4. 用土

用土は草花用の培養土を使用すれば問題なく育てられます。


                                
                                    
                                        
                                            
                                                	
										
							
								
									
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5. 病気や害虫

朝顔はそれほど病気になりませんが、かかる病気としてはうどんこ病などがあります。乾燥していると病気をおこしやすいので、環境の見直しや薬剤による対処が必要です。

朝顔につきやすい害虫はアカダニやアブラムシです。薬剤によって駆除するか、見つけた時にはブラシで落としたりテープにくっつけて取るなどしてください。特にアブラムシは増殖力が非常に強いので、見つけたらすぐに駆除する必要があります。

朝顔の栽培ステップ

1.種をまく

朝顔の種は固いので、発芽をしやすくするために芽切りをして発芽の手助けをしてください。カッターなどで種に少し傷をつけて、中の白い部分が見える状態にしておきます。傷をつける際には、発芽部という種の表面の白い部分は傷つけないよう注意して下さい。

鉢やプランターに種を植え、いくつか発芽したら元気なもの以外は間引きしましょう。

2.植える

ポットに種をまいて発芽後に植え替えをする場合は、ツルが伸び始める前に植え替えをしてください。鉢やプランターで育てる場合は、12㎝の間隔で1株程度が目安です。

地植えする場合は育成スペースを広くとることでよりダイナミックに朝顔を育てることができます。日当たりが良い場所で、昼夜の区別がきちんとついているところに植えて下さい。外灯があったり繁華街で夜でも明るいような場所だと、朝顔が昼夜の区別をつけれず花を咲かせない場合があります。

3.水やりと追肥

水やりは、土の表面が乾いたらたっぷりとあげます。先に述べたように、真夏の水やりは時間と水をあげる量に注意して下さい。追肥は1週間に1回、液体肥料をあげましょう。

4.支柱で誘引

ツルが伸びてきたら支柱で誘引します。その際に摘心を行うと、ツルが増えてボリュームが出ます。摘心とは、朝顔の成長している一番先の部分を摘み取ることで、これをすることにより脇芽が多く発生して全体にボリュームが出て、より多くの花を咲かせることができるのです。

摘心は本葉が8枚の時に上から3枚分をカットするという方法で行ってください。

5.種の収穫

種は表面が茶色く乾燥して、ガクが反り返ったら収穫しましょう。

夏といえば朝顔!朝顔の活用方法や楽しみ方

1.緑のカーテン

夏の暑い日差しを和らげてくれる緑のカーテンを朝顔で作ることができます。緑のカーテンに適した品種は西洋朝顔です。西洋朝顔は大きな葉が良く茂り、草丈も良く伸びるので緑のカーテンを作るのに適しており、ソライロアサガオ・陽白朝顔などの種類があります。

複数の種類を同時に育てて、オリジナルの緑のカーテンを作るのも楽しいですよ。

2.子供と色水を作って遊ぶ

朝顔の花を摘み、ビニール袋に入れて水を少々加えてから揉むと、朝顔の色水ができます。絵の具のように絵を書いたり、ジュースに見立てておままごとをしたりと大人も子供も楽しみ方はいろいろ。染物などもできるので小学校の夏の自由研究としても使えます。

3.タネを保管して翌年以降も楽しむ

収穫した種を翌年育てるのも、朝顔を育てる楽しみの一つです。朝顔は比較的簡単に種から育てられるので、毎年種を収穫できれば朝顔を育てることが毎年の恒例行事にもできますね。

最後に

朝顔は小学校でもっとも育てられている植物なので、どの世代の人でも一度は育てたことがあるのではないでしょうか。

小学生が育てられるということは、簡単かつ丈夫な植物であるともいえます。種を収穫し、翌年また育てるという楽しみもある朝顔。童心に返ってぜひ自宅で育ててみてください。

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