Zehitomoでご活躍いただいているピラティストレーナーの高鳥先生にピラティスの効果や頻度など、ピラティスに関して質問をしました!
ピラティスとは?
Joseph Hubertus Pilates(ジョセフ・ヒューベルトゥス・ピラティス)というドイツ人従軍看護師が考案したもので、もともとはContrology(コントロロジー)と呼ばれていました。
「コントロール(Control)」する「学問(‐logy)」つまり、自分の身体を自身の意志で制御する身体調整法のことです。このコントロロジーが現在ではピラティスと呼ばれています。
ピラティスでは、呼吸や姿勢など、細かな意識をしながら身体を動かしていきます。
ピラティスの効果4つ
1.姿勢がよくなる
ピラティスは正しい姿勢をまず作った上で、様々なエクササイズを行います。
始めは姿勢を維持するだけでも精一杯ですが、繰り返し反復することで「正しい姿勢を取ったほうが楽だ」と感じられるようになっていきます。
2.シェイプアップ
私のパーソナルピラティスのクライアントで、ピラティスを始めて6か月の期間が経過し、結果ウエストが12㎝マイナスになった方がいます!その方は60代の女性でまったく運動習慣がなく、ピラティスが初めて取り組む運動でした。
正しくからだを動かせば、身体は必ず変わります。
3.呼吸のコントロールができるようになる
普段、呼吸は無意識で行えるからこそ、実は上手く呼吸できていないという方は非常に多いです。ピラティスではレッスンの最初にまず呼吸を練習します。
意識的に呼吸をコントロールすることは、ストレスマネジメントにも有効です。
4.身体の変化に敏感になる・気づきが増える
ピラティスは細かな指示のもと、正確に動くことが求められます。レッスンで正しい状態・間違った状態を知ることで、普段の生活の中でも姿勢の崩れや動きのエラーを敏感に気づけるようになります。
気づきの瞬間が増えるほど、修正をする機会も増えるので、先に挙げた効果を得やすくなります。
ピラティスを行う回数・頻度の目安
高鳥先生はどの程度の頻度で行っていますか?
私自身はグループレッスンやマンツーマンで、毎日ピラティスに向き合っています。
ピラティスのポーズには難易度が高いものや正確性が求められるものも多くあるため、皆さんにお手本を見せる立場上、練習は欠かせません。しかし重要なのは回数や時間ではなく質だと考えています。
ただ単に「このポーズを何回やったからOK」ではなく、いかに正しく身体を動かしているか、使いたい部位にフォーカスできているかにこだわっています。
ピラティスを、週に何回行えばいいのか気になる方が多いと思います。またお仕事や家庭で忙しく、週に何度も通えない方も多いです。そういった方へのアドバイスをお願いいたします。
回数ではなく、質にこだわってください。ポーズを取ることだけがピラティスではありません。
まずはレッスンでインストラクターの指示通りに、正確に動くことを意識しましょう。インストラクターの指示には全て意味があります。
そして、ご自宅でも習った動きを正確に再現してください。
忙しくてなかなか時間が取れない方や高齢の方、動きが難しいと感じる方は、呼吸と姿勢を意識するだけでも構いません。通勤・通学中、寝る前、入浴中、家事の最中など、気づいた時に行ってみてください。
ピラティスのクラスは女性ばかりの印象があるかもしれませんが、男性も多く参加されています。男性インストラクターのクラスやマンツーマンのセッションもありますので、検討してみてはいかがでしょうか?
※リスク管理の観点から、高鳥先生・PHI Pilatesは妊婦さんへのピラティス指導を推奨していません。Zehitomoからも、かかりつけの産婦人科医とご相談の上ご判断をなさるようお願い申し上げます。
ヨガとピラティスの違いを教えてください
先に述べたように、ピラティスは「自分の身体を自身で制御する」ことを目的としています。
姿勢の悪さや動きのぎこちなさ、不定愁訴(肩こりや腰痛など)を感じている時にはピラティスは非常に有効です。柔軟性の向上やリラクゼーション、心身のバランスを整えたい時はヨガが良いでしょう。
その時の身体や心の状態で選んでいただくと良いと思います。
最後に
「ピラティスはヨガとどう違うの?」「経験したことがある人が周囲に少なく、口コミや評判をあまり聞いたことがない」「効果あるの?効果なし?効果ない?」など、様々な意見や疑問があると思います。
ピラティス未経験の方は始めてみたり、経験があるけれど遠ざかっていた方はまた再開してみたり、習慣になっている方はぜひとも資格取得などに励んでもいいかもしれません!楽しいピラティスライフを送ってくださいね。
この記事に意見をいただいたプロ 高鳥マノさん
「運動したことないけど大丈夫かな?」「キツイのはちょっと….」「1人だと不安。友達と一緒に受けたい」 大丈夫です!どんな事でも一度ご相談下さい! 一緒に考え、幅広い知識と技術から最適な方法をご提案します。
健康運動指導士、NSCA-CPT(全米ストレングス&コンディショニング協会公認パーソナルトレーナー)、PHI Pilates インストラクター(MAT,PROPS,BARREL,CHAIR)、日本体育協会公認水泳教師