冷蔵庫は生活に欠かせない電化製品です。急に故障した時にとっても困った思い出があります。
邦画「ALWAYS 3丁目の夕日」は昭和33年が舞台ですが、映画の中で、初めて冷蔵庫が家に届いた時にみんながすごく喜んでいた光景を思い出しました。三種の神器なんて呼ばれていましたよね。今では冷蔵庫が当たり前の世の中ですが、昔は当たり前に使われる家電ではありませんでした。
今回は冷蔵庫が臭ってしまう原因や対策についてご紹介します。
冷蔵庫が臭う原因
1. 賞味期限が切れた食品が入っている
以前、冷蔵庫を開けたらとっても臭かったので何が起きたかと思ったら、ニラが腐って強烈な臭いを発していたことがありました。買ったことを忘れてしまっていたようでした。知らないうちに腐敗してしまっていたのです。
野菜は比較的早く悪くなってしまうので、早めに食べるようにしないと臭いを放つ原因になります。
2. 臭いがきつい食品が入っている
キムチやお魚、味のついたお肉や使いかけの玉ねぎなど臭いがきつい食品を入れている時も庫内に臭いが止まります。ジップロックやタッパーに入れて臭いを密封して保管しましょう。ラップやアルミホイルも臭いが防げますよ。
牛乳も悪くなるのが早いので、放っておくとだんだんと臭いが発生してきます。
3. 食べカスや食品の汁がこぼれている
調理中に汚れた手で冷蔵庫を開け閉めしたり、余った料理を入れていると知らず知らずのうちに、食べカスや汁がこぼれ落ちていることがあります。
こぼれた汁が腐ってしまい、そのまま放置していると黒カビになりさらに悪臭を放つようになります。
冷蔵庫が臭う際の対応策
1. 業者に依頼する
プロに頼むと、冷蔵庫内部・天面、側面、表面の油汚れ・ゴミ分類・食品整理・防カビ・消臭・抗菌・などのコーティングもしてくれます。
金額は各々の業者によりきりですが、4,900~10,000円程度です。女性スタッフが来てくれる業者もありますので、男性が来ることに抵抗がある場合は探してみてくださいね。
2. 自分で掃除する
普段から拭き掃除が習慣づいていれば臭いはしないと思いますが、忙しいという理由でなかなか細かいところまでは掃除が行き届かないのが現状です。
引っ越しの際は、食品を全部出す作業があるので楽に掃除をすることができますね。以下では、簡単に臭いをなくす掃除方法をご紹介します。
冷蔵庫の臭いをなくす掃除方法と掃除グッズ
1. 冷蔵庫内を水洗いや拭き掃除
食品をすべて出して、電源を切ります。プラスチックの外せる部品(板・卵ケース・製氷皿)は水洗いします。残りの冷蔵庫内は、クレンザー代わりに重曹を使い、こすります。
2. ゴムパッキン
なかなか掃除をすることがないゴムパッキンの部分。ここは実は案外カスなどの汚れが溜まる場所なのです。
歯ブラシに重曹を付けて、ゴシゴシ擦りましょう。
3. 酢水(クエン酸)スプレー
万能な掃除道具は、この酢水(クエン酸)スプレーです。殺菌効果やカビの発生を抑えられる効果があります。これは、レモンのしぼり汁でも代用できます。作り方は、スプレー容器に、水200mlを入れ、クエン酸を小さじ1、混ぜます。冷蔵庫内を拭き掃除した後やゴムパッキンを掃除した後に、スプレーしてみてください。
4. 炭
冷蔵庫の臭い取りとして、100円ショップにも売っている炭を冷蔵庫に入れておくと脱臭効果になります。真っ黒になったパンの焦げた耳でも代用できます。
5. コーヒー
コーヒーも脱臭効果抜群です。ジャムが入っていた小さいビンなどにコーヒーを入れ、ガーゼや通気性のある布をかけて輪ゴムで口を閉めて冷蔵庫へ入れます。
ドリップした後の残りカスを乾燥させたものを使ってください。
6. 重曹
重曹もコーヒーと同じく、小さいビンなどに入れてガーゼをかけ輪ゴムで口を閉めて冷蔵庫へ入れます。約1か月ほどは効果があるでしょう。
使用後は、様々な掃除に使えるので使いやすい掃除グッズです。
最後に
汁がこぼれそうな料理を入れるときには必ずフタが付いている容器に入れたり、臭いがする料理にはジップロックやラップをして冷蔵庫内に臭いを漂わせないように気を付けましょう。
普段から、冷蔵庫を酢水(クエン酸)スプレーでシュッシュする癖が付けば、殺菌効果も得られますのでぜひお試ししてみてくださいね。