ヨガ、と一口に言っても、実に様々な種類(流派)があるのをご存知でしょうか?数多く存在するヨガのスタイルのひとつに「陰ヨガ」というものがあります。今回はこの「陰ヨガ」の特徴や、”陽ヨガ”との違い、また「陰ヨガ」の効果やメリットなどをあわせてご紹介いたします。
陰ヨガとは?
「陰ヨガ」とは、筋肉の緊張を緩め、ひとつのポーズを数分間キープしながらじっくりと身体の奥深くをほぐしていくヨガのことを言います。
1.陰ヨガの特徴
陰ヨガは、体の奥深くにまで働きかけ、柔軟性を向上させていくことを目的としたヨガのことを指します。陰ヨガではできるだけ脱力を目指し、ポーズの形もシンプルなものが多いため、ビギナーや高齢者にもおすすめです。
2.”陽ヨガ” との違い
ヨガには、陰ヨガの他に「陽ヨガ」というスタイルがあります。
陽ヨガとは、先に説明した陰ヨガとは逆に、筋肉を鍛えることに重きを置き、運動量も多く、発汗や体を動かすことでの爽快感が得られるヨガのことを言います。ヴィンヤサヨガ、パワーヨガ、アシュタンガヨガなどがこれに該当します。
ちなみにこの「陰」と「陽」は、陰陽説という中国に古くから伝わる思想に基づいており、”太陽と月”、”明と暗”、”動と静”など、この自然界における森羅万象を二つに分けて考える、というものです。
日々めまぐるしく動き回る「陽」の要素が大きい生活に身を置いている時は「陰ヨガ」、寒い季節や心が暗いといった「陰」の状態にあるときには「陽ヨガ」を取り入れるなど、今のご自身の状態に合わせて使い分けることができます。
陰ヨガのメリット5つ
さて、陰ヨガにはどのような効果があるのか、気になりますよね。
ここでは5つのメリットを簡単にご紹介します。
1. 柔軟性がつく
ゆっくりとした体の動きで、表面の筋肉を緩め、筋肉を包み込んでいる筋膜と呼ばれる結合組織を伸ばしていくことで、全身の柔軟性を高めることができます。体の固い方ではじめはうまくいかなくても、少しずつ慣れていくことで、体のほぐれる感覚や伸ばし方をつかんでいくようです。
2. リラックス効果が高い
ゆっくりと深い呼吸をしながら体を動かすことに集中出来るため、その時間は日頃の喧騒を忘れて、自身の心とカラダとじっくり向き合うことができます。陰ヨガは、体を動かす目的以外に、仕事・育児・家事など日常に追われて身体の疲れや心のストレスを感じてリラックスしたい方にも大変おすすめなのです。
3. 誰にでもできる
陰ヨガは、座ったままあるいは寝たままのポーズが多く、動きもゆったりとしているため、ヨガ初心者やご高齢の方にも人気があるようです。また、ポーズの種類も多くないため覚えやすい、というのも人気の理由の1つです。
4. 集中力があがる
「陰」のエネルギーには沈静や落ち着きなどの、”下降する”性質があるため、この概念を取り入れた陰ヨガもまた、心の安定や集中力をもたらす効果があります。また、深い呼吸をすることで脳内の血流も良くなりますので、頭の動きも活発になり集中力UPが期待できます。
ちなみに、ヨガは本来「ポーズ」「呼吸」「瞑想」の三大要素で構成されており、「あらゆるものと調和すること」を最大目的としています。ここでいう「瞑想」とは、単に心と頭を空っぽにすることではなく、心とカラダの調和を感じながら、自身の内側に集中することを意味します。
目を閉じて深い呼吸をしながら、同じ姿勢を静かに保ち、自分自身と向き合うことで、おのずと心が静まり、心身の感覚がとぎ澄まされていくはずです。
5. 下半身痩せに期待できる
下半身が痩せない、と悩んでいる方は多いのではないでしょうか。下半身には鼠径(そけい)リンパ節と呼ばれるリンパ節があり、下半身から上半身へと流れるリンパ液はここを通っていきますが、この流れが滞ると、下半身の冷えやむくみ、下半身太りにつながります。リンパの流れが滞る原因の1つに、筋肉の緊張があります。
陰ヨガで、筋肉の緊張を緩めたり、骨盤周りの関節や結合組織をゆっくりと刺激したりすることで、リンパ節の働きを高め、下半身をスッキリさせる効果が期待できるかもしれません。また、出産などで骨盤の歪みによる下半身の体型変化が気になる場合も、骨盤周りを中心に左右バランスを整えていく陰ヨガは大変おすすめです。
おすすめの陰ヨガポーズ
1. バタフライポーズ
ヨガマットの上に座り、足の裏を合わせて両ひざを広げ、腰を立たせるようにして座ります。その際、股関節が痛くならない楽な位置に足を置きましょう。
息を吐きながら両手を前につき、ゆっくりと上半身を前傾させて、数分間そのままの姿勢を保ちます。
2. ドラゴンポーズ
ヨガマットの上で片方の足のひざを立て、もう片方の足を真っ直ぐ後ろに伸ばします。伸ばす方のひざの下にタオルなどを敷いておくと、3~5分間姿勢を保ってもひざが痛くなるのを防ぐことができます。
重力に身を任せるようにして骨盤を下ろし、ゆっくりと体重を前にかけていきます。この時、手は足を立てている方のひざの上かマットの上に置きます。もしくは、両手をまっすぐ下に伸ばしてつく位置に台を置き、腰回りにしっかり力をかけていくやり方もあります。
両足が開き、股関節周りがストレッチされるのを感じながら、3~5分間姿勢をキープします。
Zehitomo の活用例2つ
1.Zehitomo なら、時間の都合がつく
- 「朝早い時間がいい」
- 「子供のお迎えがあるから、この時間帯じゃないと時間が取れない」
- 「仕事帰りの時間にレッスンを受けたい」
- 「この曜日にしか都合がつかない」
忙しい現代、何かと、時間にも制約がありますよね。大丈夫!まずはあなたの希望の時間でレッスンを依頼してみてください。
2.未経験でも安心
- 「ヨガの経験自体、少ない。空中ヨガをしてみたい!」
- 「体が硬いけどヨガをやってみたい、できるかな?」
- 「友人と一緒にレッスンを受けたい、家族と一緒にレッスンを受けたい」
- 「なるべく優しい先生がいいです!(笑)」
大丈夫、インストラクターのプロたちは色々な生徒を教えてきました。なんだか聞いたことがない名前のヨガも、有名なヨガも、したことがなくても大丈夫。安心してください。まずはあなたの現状や希望を、素直に伝えてみてください!
自分専用の陰ヨガを始める
1. 体験コースを利用する
陰ヨガのレッスンを提供しているスタジオのWebページをチェックし、体験コースがないか確認してみましょう。多くのヨガスタジオが体験コースを提供しています。
2. 既に加入している/近所のジムにコースがないか確認する
もし既にスポーツジムなどに会員として登録している方は、ご自身が通われているスポーツジムにて陰ヨガのプログラムはないか確認してみましょう。
3. Zehitomo のパーソナルインストラクターに依頼を出す
スポーツジムや既存のヨガスタジオではなく、個人指導で丁寧にレッスンを受けたいという方は、パーソナル・ヨガインストラクターに依頼を出してみるのはいかがでしょうか。
Zehitomo でヨガのリクエスト(依頼)を出すと、5名以内のヨガのパーソナルインスラクターからすぐにヨガレッスンの見積もりを取ることができます。「陰ヨガをやってみたい」という依頼を、気軽にぜひ出してみてくださいね。