他の英語力を測る試験に比べても、難易度が高めと言われているTOEFL。対策なしでは目標スコアへの到達は難しいようです。
独学の人も、対策コースのあるオンラインスクールや塾で学習している人にも役立つおすすめの本やアプリ、インターネット上のサイトをご紹介します。4技能のトレーニング方法も参考になれば幸いです。
TOEFL対策におすすめのサイトや書籍、アプリ
1. Official Guide to the TOEFL Test(英語版もしくは日本語版)(書籍)
ETSの公式TOEFLガイド、TOEFLテスト対策には、とにかく欠かせない一冊です。
4技能各セクションごとの解説とTOEFLテスト本番と同じ形式の3回の模試が含まれています。本番は、もちろん全て英語なので、できれば英語版のほうで学習を進めるのがおすすめです。どうしても自信のない人や英語初心者の場合は、完全翻訳の日本語版を使いましょう。2017年8月には、最新版の5th editionが販売される予定です。
2. Barron’s Writing for the Toefl(洋書)
ライティングやスピーキングというアウトプットの学習に役立つ一冊です。本来、TOEFLは、学習しようと思うと範囲が膨大なので、TOEFL公式本に特化して学習することをおすすめしますが、このBarron’sシリーズは、少しテスト形式から外れたとしても、TOEFLに必要なトレーニングを積むのに有効な問題、例題、スクリプト、解説が充実しているのが特徴です。
付属のCDのスクリプトも全部収録されていますし、185本のモデルエッセイは文章構成や表現を身に付けるのに役に立つでしょう。
3. TOEFL Speaking(アプリ)
スピーキング用のトピックとモデルアンサーの群を抜く収録数が魅力のアプリです。ひとつのトピックに対して複数のモデルアンサーがあることも参考になります。
自分の声を録音できる機能も付いているので、トレーニングアプリとしての有効度がとても高いのでおすすめです。時間制限を設けて、質問に対して瞬間的に言葉が出てくるかどうかという点を意識しながら活用してみましょう。
4. Good Luck TOEFL(学習サイト)
TOEFLの1~10までをとても詳しく説明してくれているサイトです。
各セクションで役立つリスニングでのメモの仕方、テストの取り組み方、文章構成、発音や語彙の強化法などさまざまなコンテンツが盛り込まれています。サンプル問題もあり形式を理解できます。また、ブログでは動画での解説などもあります。英語の初級者やTOEFL初心者にもおすすめです。
TOEFLの試験対策方法
1. リーディング(Reading)を鍛える
英語の文化に触れることをおすすめします。文化的な知識がないとリーディング問題自体を読んで理解するということが難しくなるのです。文化に触れるとは特に宗教、哲学、歴史、芸術、科学などTOEFLに頻出分野の知らない単語に触れていくことにも繋がります。TED視聴であらゆる分野のスピーチのスクリプトも役立つでしょう。
得意や興味だけで選り好みせずに、TOEFL傾向を掴んで学習しましょう。少々分からない単語が出てきても大意を掴む意識を持ちましょう。分からない単語をひとつひとつ調べるというよりも、その大意の推測が間違っていないかを確認するのがおすすめです。
2. ライティング(Writing)を鍛える
文章構成のパターンマスターが鉄則です。簡単でシンプルな表現を使いこなせるように、多くの例文に触れましょう。単語や表現を参考にするだけでなく、その文章の成り立ちを確認してください。ボキャブラリーと表現力、そして構成が揃えば高得点に繋がります。
3. リスニング(Listening)を鍛える
教材のナレーション英語ではなく、ナチュラルなネイティブの英語に触れましょう。Youtubeの一般人の動画、TEDのスピーチなどもおすすめです。CNN、VOAのニュースは比較的きれいな英語ですが、ニュースの内容を理解することもTOEFL対策としては有効なので、速めスピードでリスニングトレーニングしてみましょう。
何より一番の教材は、TOEFLの過去問に触れることです。一回で聞き取って理解できるよう集中して聞ける力を付けたいところです。また話のポイントをメモすることにも慣れておきましょう。
4. スピーキング(Speaking)を鍛える
問題形式に沿った回答フレーズをトコトン頭に入れておきましょう。日本語で回答したとしても言葉に詰まるようなら、考え方からトレーニングが必要です。
評価や採点の項目もチェックして抜けの無い答えを出すことに慣れましょう。言葉の間のum~やah~などの癖は改善しておきます。時間を計って回答練習をしておくこともポイントです。
5. 問題形式を理解する
各問題の特徴や時間配分など問題形式をきちんと把握して、模擬テストなどで感覚を掴んでおくことが大切です。この対策なしでは、集中力を欠く場面を増やすことになるでしょう。必ずひと通りの形式を理解しておきましょう。
6. 単語を覚えて語彙力を鍛える
TOEFLのテストには、特殊な単語が詰まっています。専門分野ごとに関連用語の集団として覚えていくのが効率的でもあります。ランダムに触れてもなかなか記憶に残りにくいので、スピーチなり、読み物の中で内容の記憶と同時にインプットしていきましょう。
最後に
TOEFLのスコアはTOEFLに特化した学習の量に比例すると言えるかもしれません。時間を捻出しながらコツコツと積み重ねていくことが英語総合力のアップに繋がります!
あなた専用のTOEFL指導をしてもらう
あなたの英語習得状況や、勉強の状況に応じて、これからの学習方法を決めませんか?目標を立てて、一緒にTOEFLの勉強をしましょう。
周囲の目を機にすることなく、大いに質問をして、大いに教えてもらって、大いに間違えてください。大切なのはあなたがどうなりたいか、今後の目標です。先生がとことん勉強を見ます!
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