英語指導・英会話レッスン
  1. ゼヒトモ
  2. 習い事
  3. 語学
  4. 英語
  5. 英会話教室
  6. TOEICとTOEFLの違いと勉強法を解説ーどっちを受けるべきかを知ろう!ー
2022/06/28

英検、TOEIC、TOEFL、IELTSなど英語検定試験は様々。今回は、その中でも比較的認知度の高いTOEICやTOEFLについて、目的や用途、試験内容など様々な面で比較しながら特徴や違いを紹介していきます。

「いったいどれを受ければいいのだろう?」と今迷っている方はぜひ参考にしてみてください!

TOEICとTOEFLの特徴

まず、二つの違いを比較する上で重要なのが、実施している団体の違い。

TOEICの運営実施団体は、日本の国際ビジネスコミュニケーション協会(IIBC)。TOEIC-IPテストは、IIBCを通じて企業や団体が開催を主催しています。そのため、TOEICは日本での就職や転職の際に自分の英語能力を示すうえで非常に役立ちます。

一方、TOEFLの開催団体はアメリカの教育試験サービス(ETS)。ちなみに、このETSはTOEICの試験の開発や試験結果の評価も行っている機関です。そのため、海外の学校への留学を考えている方にはTOEFLをおすすめします。

次に、二つの試験の基本情報を表で説明します。

TOEIC (TOEIC L&R) TOEFL iBT
費用 ¥7,810 245ドル(アメリカドル)
時間 2時間 3時間
実施回数 10回 50回以上
実施場所 各都道府県ごとに異なる 日本各地の教育機関およびテストセンター
受験資格 特になし 特になし

出典:ETS、TOEFL iBTテスト、基本情報

一般社団法人国際ビジネスコミュニケーション協会、TOEIC L&Rテスト

「短期間で英語のレベルを伸ばしたい!」「TOEICの点数を就職や転職で使いたい!」という方は、英語のレッスンを受けてみませんか?

ゼヒトモは、ひとりひとりの希望に合ったプロを最大5名紹介します。プロとはチャット形式で気軽に連絡が取れるのでぜひ一度相談してみてください。

英会話教室のプロを見る>>

TOEICとTOEFLの違い5つ

1.TOEICとTOEFLの受験目的の違い〜何のために受験するの?

TOEIC TOEFL 違い 勉強法

TOEIC

TOEICは、日常生活やビジネスでの英語のコミュニケーション力を測るテスト。日本企業におけるTOEICの認知度はとても高く、就職や転職、企業の査定基準に導入されていて昇進や昇格のために受験する人もいます。

TOEFL

TOEFLは、英語を母国語としない人が対象の試験。海外の大学に入学するための英語力評価基準として活用している大学が世界中にあります。留学や移住の申請で英語力を提示するために受験する人が多いようです。

2.TOEICとTOEFLの使い道の違い〜社会人ならどっちを受けるべき?学生はどっちが使える?

TOEIC TOEFL  違い 勉強法 

TOEIC

TOEICは、日系企業からの認知度が高く就職や転職の際の英語力のアピールとして有効になることが多いです。900点台になると求人にある英語力の条件は満たしていることが多いでしょう。スコアに実力が伴っていれば、英語を使う仕事の幅も広がります。

TOEFL

TOEFLは、リーディングやライティング、リスニングやスピーキングの4技能すべてのレベルを把握できる点がメリット。高得点が取れるようになると、総合力が身に付いているということが世界レベルで評価、認識されるでしょう。

世界での認知度も高く留学の際の審査や就職や昇進にも役立てられることもあるようです。総合的に英語の実力が付いているので、学業でもビジネスでも役立つシーンは広いと言えます。

3.TOEICとTOEFLの受験者の違い〜誰が受験するの?

TOEFL TOEIC  違い 受験資格

TOEIC

TOEICは、就職やビジネスに活かしたいビジネスパーソンの受験と思われがち。しかし、実際は年齢制限がないため、社会人と学生の割合は半々くらいです。近年は企業の英語のニーズも高まり、社会人現役層の受験がさらに増えている傾向にあります。

TOEFL

TOEFLは、海外の大学に留学するための基準を満たしているかの判断材料に使用されることが多くあります。そのため、受験者は高校生や専門・大学・大学院生が多いようです。海外就職や移住を目的とする社会人も受験しています。

4.TOEICとTOEFLの問題内容の違い〜どんな試験なの?

TOEIC TOEFL 試験内容 違い

TOEIC

TOEICは、リスニングとリーディングのテストTOEICL&R、スピーキングとライティングのテスト、スピーキングのみのテスト、初級レベル対象のリスニングとリーディングのテストがそれぞれ開催されています。個人申し込みによる公式テストと企業や団体主催のTOEIC-IPがあります。

最もよく受けられているTOEIC L&Rは、リスニング(約45分間・100問)、リーディング(75分間・100問)、合計約2時間で200問に答えるマークシート方式のテスト。基本的に、日本語で解答する問題はないため英文和訳・和文英訳といった設問はありません。(出典:一般社団法人国際ビジネスコミュニケーション協会、TOEIC Listening & Reading Tstとは

TOEFL

TOEFLは、インターネット受験のiBT、学校や団体受験のIPTが行われています。テスト内容は、リスニングとリーディング、スピーキングとライティングで4技能すべて。

最も一般的なTOEFLiBTは、リーディング(54~72分間・30~40問)、リスニング(41~57分間・28~39問)、スピーキング(17分間・4つのテーマ)、ライティング(50分間・2つのテーマ)の順に行われます。(出典:ETS、TOEFLiBTテスト内容

試験の内容が日常により近いTOEICの方が、比較的難易度が低いといわれています。TOEFLは、より専門的でアカデミックな内容が多く含まれています。

TOEICとTOEFLの難易度

一般的に難易度が高いとされているのはTOEFL。まずリスニングに関して、TOEICの放送で流れる英語は比較的ゆっくりで、すべてネイティブスピーカーの会話です。

日常的に触れている身近な内容が多いので、何について書かれているか、何が話されているかのイメージも掴みやすいでしょう。

TOEFLは、大学の講義やディスカッションのシチュエーションのものが多く、会話のスピードが速いのが特徴。リーディングの内容もアカデミックなものが多く、ネイティブでも勉強をしていないと分からない問題が出るといわれています。

TOEICは、10~990点で採点。日本人の平均スコアは、560~580前後です

TOEFLは、iBTの場合、各セクションが0~30点で採点され、その合計(満点120点)が出されます。日本人の平均スコアは、70前後です

TOEICとTOEFLの完全なスコア換算は出せませんが、以下は、外国語レベルを同一の基準で評価する国際標準CEFR(セファール)に換算した表です。

 レベル  TOEIC (TOEIC L&R)     TOEFL iBT   
 C1   Listening 490~

  Reading  455~  合計945~   

  95~120
 B2   Listening 400~

  Reading  385~  合計785~

  72~94
 B1   Listening 275~

  Reading  275~  合計550~

  42~71
 A2   Listening 110~

  Reading  115~  合計225~

  該当なし
 A1   Listening 60~

  Reading  60~   合計120~

  該当なし

出典:文部科学省、各資格・検定試験とCEFRとの対照表

ETS、TOEIC TestsスコアのCEFRレベルマッピング方法について

TOEICやTOEFL、IELTSについて

1.TOEICとTOEFLとIELTSはどう違うの?

TOEICとTOEFLのほかに、IELTSという英語の試験があります。

IELTSも、4技能のすべての力が測られます。IELTSは、試験でPCが使われることはなくリーディングやライティング、リスニングは筆記試験、スピーキングは試験官と直接話す面接スタイルで行われます。

TOEFLがアメリカ英語に特化されているのに対し、IELTSは、イギリス、もしくはイギリス関連国の英語が使われています。そのため、イギリス留学を希望する人はIELTSの受験が適しています。

2.TOEFL PBTとTOEFL iBTってなに?

TOEFLには、iBTの他に、PBTというものがあります。PBTは、試験会場でペーパーテストで行われますが、現在日本では実施されていないようです。

また、ITPというものもあります。ITPは、企業や大学などが主催して行うTOEFLテストで個人での申し込みはできません。大学生や英会話スクールに通っている人はITPを受ける機会が多いかもしれません。

TOEFLの勉強法3つ

比較的難しいとされているTOEFL。海外の大学や高等教育機関に留学する際には、入学基準として点数の制限が設けられていることが多くあります。ここでは、TOEFLで高得点を取るための勉強方法を紹介します。

1.単語力の強化

TOEIC  TOEFL 勉強方法

TOEFLで高得点を取るには、相当のボキャブラリーが必要になりますアカデミック(伝統的・学究的)な内容も多いので、高得点を狙う方は効率的に学んでおきたいところです。

また、いろいろな分野のトピックに触れることも大切です。おすすめは自分だけの単語帳をつくること。分からなった単語とその意味、例文まで書いておくと見返したときに分かりやすいでしょう。

さらに反意語、同義語、類義語、関連用語などを同時にチェックしていくことで、ひとつひとつで覚えるよりも記憶に定着します。

2.集中してリスニング

TOEIC TOEFL 違い 勉強法 学習法 効率よく 英語学習 家庭教師 英会話 ゼヒトモ zehitomo

たくさん聞き込んで多くの英語に触れることはとても大切。リスニングの際には、意味を理解しながら聞く意識を持ちましょう。1時間、何かをしながら何となく聞き流すよりも、10分間、集中して聞く学習のほうがリスニング力は向上していきます。

聞いた後に、理解しているかを確認するために要約を書き出すこともおすすめ。英語で書けば、語彙の強化やライティングのトレーニングにもなるでしょう。

また、聞いた内容を簡潔にメモするよう意識づけることで、本番のリスニング問題にも役立ちます。

3.表現レパートリーを増やす

英語 TOEIC  TOEFL 勉強方法

スピーキングやライティング対策として、表現の幅を広げておくのがおすすめ。リーディングやリスニングの際にも新しい表現をどんどん吸収していくことを意識しましょう。

特に、話のはじめや具体例、理由や根拠、締めの言葉の最初の言い回しのレパートリーを増やしておくと、途切れることなくすらすらと話すことに役立ちます。

覚えた表現をピックアップして、その表現を使った例文に触れたり、活用シーンを思い浮かべたりしてニュアンスを掴みましょう。

最後に

TOEFL  TOEIC 違い 勉強方法

TOEICとTOEFLは、難易度も目的も異なるので、受験の際は、募集要項や試験内容をしっかり確認しておきましょう。どちらも試験形式に慣れておく対策は欠かせません。TOEFLの難易度は高いので、短期間でスコアアップ!ということは難しいかもしれませんが、総合力を上げ、自分の英語力を測っていくための、いいバロメーターにもなりそうです。

今回紹介したTOEICやTOEFLで「短期間の勉強で高得点を取りたい!」「結果を早く出したい!」という方は、英語指導の依頼を出してみても良いかもしれません。ゼヒトモでは、それぞれの希望条件に合ったプロを最大5名紹介します。

あなた専用の、あなたの希望に合わせたメニューに対応してもらいましょう。

英会話教室のプロを見る>>

英語指導・英会話レッスン関連の最新記事

2024/11/06
TOEICは何点からすごい?スコア別に英語レベルの評価も理解しておこう!

TOEIC(Test of English for International Communication)は、英語の能力をアピールする手段として大きな武器となります。高スコアを獲得すれば就活や留学を有利に進められ、自身 […]

2024/10/25
TOEICのリスニングで満点は取れる?英語レベルをアップさせる効果的な勉強法を徹底解説

「TOEICリスニングの満点は何点?」「リスニングで満点は取れるの?」このような疑問を抱えている人は多いでしょう。 TOEICのリスニングは、495点満点です。同じくリーディングも495点満点となり、合計990点がTOE […]

もっと見る

あなたのお困りごとをプロに相談してみよう

STEP 1:簡単無料依頼

2分でスマホやPCで簡単に依頼内容を入力します。

STEP 2:提案を受ける

最大5人のプロから提案を受けられます。あなたの条件に合うプロを採用してください。

STEP 3:交渉成立

プロと相談した場所・日時・値段で依頼したサービスを受ける。

この記事を書いた人

ゼヒトモ 編集部

ゼヒトモ 編集部

ゼヒトモ 編集部アカウントです。

お役立ち情報をLINEで受け取る

友だち追加

関連サービスからプロを探す