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  6. TOEICのリスニングで満点は取れる?英語レベルをアップさせる効果的な勉強法を徹底解説
2024/10/25 2024/12/10

「TOEICリスニングの満点は何点?」「リスニングで満点は取れるの?」このような疑問を抱えている人は多いでしょう。

TOEICのリスニングは、495点満点です。同じくリーディングも495点満点となり、合計990点がTOEIC全体の満点スコアとなります。それではリスニングで満点を取るためには、どうすればいいのでしょうか?

この記事では、TOEICのリスニング対策や英語学習法をご紹介します。対策については、パート別に問題を解くときのポイントも解説していますので、ぜひ参考にしてください。

TOEICのリスニングで満点(495点)は取れる?

TOEICにおいて、当然ながら高いリスニング力があれば、リスニングセクションで満点を取ることは可能です。

満点を獲得した人数は公表されていませんが、ネットやSNSなどを調べると「TOEIC990点&英検1級保有」「TOEIC990保有のTOEICインストラクター」などの肩書きが見られます。

実際に取得している人もいるため、リスニング満点を取ることは決して不可能ではありません。

TOEICのリスニングで満点を取るメリット

TOEICを受ける目的として多いのが就職や転職、ビジネス、留学などに有利だからという理由ではないでしょうか。
TOEICのスコアは資格欄に記入できるため、特に外資系企業や航空業界など英語が求められる会社や職種で非常に重宝されます。

また、日本人はリスニングが苦手な傾向にあるので、リスニングが満点という実績は仕事においてアドバンテージになる可能性もあります。

さらに、満点を取る過程でどのような努力をしたかを伝えることができれば、問題解決力・目標達成能力に優れていることのアピールにもつながるでしょう。

TOEICのリスニングにおける満点取得の難易度

難易度を具体的に説明することは難しいのですが、TOEICが公表しているスコア分布を参考にすることである程度の難易度を測ることができます。

リスニングスコア分布(2024年9月29日実施)

スコア区分(点)470点
470点以上を獲得した人数736人
受験者数1万7,105人

参照:IIBC|公式データ・資料

上記の表をもとに計算すると、満点(495点)を獲得した人は、多くても全体の約4.3%以下ということになります。ちなみに、このときのリスニング平均点は331.2です。

また、オックスフォード大学が行った「目標スコア達成のために必要な勉強時間を調査した面白いデータ」もあるので参考にしてみてください。

以下の表は、縦軸が「現在のTOEICスコア」、横軸が「目標のTOEICスコア」、それぞれ交わる数字が「必要な勉強時間」です。例えば、現在のスコアが450点で、目標スコアが950点以上の場合は、1,300時間ほどの勉強が必要となります。

350450550650750850950
2502004257009501,1501,4501,750
3502254507009501,2251,550
4502254507009751,300
5502254507251,050
650225500825
750275600
850325

表記の表をみると、現在のスコアに応じて必要な勉強時間が異なっているのがわかります。最低どのくらいの学習が必要なのかを知る目安になるでしょう。

参照:Oxford University Press『A Teacher’s Guide to TOEIC® Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success』

TOEICで満点を取るために、全問正解する必要はない

TOEICで満点を取るにあたって、全問正解する必要がないことも覚えておくといいでしょう。これはTOEICの特殊な採点方式によるもので、正答数が点数に直結しないからです。

残念ながら採点方式の詳細は非公開なのですが、公式サイトに以下のような記載があります。

このスコアは正答数そのままの素点(Raw Score)ではなく、スコアの同一化(Equating)と呼ばれる統計処理によって算出された換算点(Scaled Score)です。

参照:IIBC

簡単にいうと、正答率の高い問題は低得点となり、正答率の低い問題が高得点になるということです。

また、TOEICでは誤った解答をしても減点されることがありません。そのため、いくつかの問題を間違えたとしても、スコアの合計が満点(495点)になるということが起こり得ます。

この特殊な採点方式は、テストの難易度に応じてスコアが上下することなく、英語スキルを正確に測るために採用されているのだそう。つまり、リスニング力が495点レベルに達していれば、何回TOEICを受験しても495点のスコアを叩き出せるということです。

もしリスニングセクションで満点を取りたいなら、495点レベルの高いリスニング力を身につけられるよう努力していきましょう。

【あわせて読みたい!】
TOEICは何点からすごい?英語力を留学や就活に活かすポイントも解説 >>>

リスニングで満点を狙うならパート別に対策をする

TOEICで満点を狙うなら、リスニング力を鍛えるだけでは不十分です。そのほかに、各設問を効率よく解くスキルも必要となります。TOEICは時間との勝負でもあるため、素直に問題を解いていると時間に余裕がなくなり、本来の力を発揮しきれない可能性があります。

ここでは、リスニング問題のパート別に対策方法を解説します。TOEICのリスニング問題は、以下の4つのパートで構成されています。

パート1写真描写問題 6問
パート2応答問題 25問
パート3会話問題 39問
パート4説明文問題 30問

パート1:写真に載っている情報を読み取る

パート1は、写真描写問題です。問題用紙に印刷されている写真を描写する音声が4パターン(A〜D)流れるので、その中から最も適切な解答を選択します。

この問題では、写真をよく見ましょう。最初に解答の仕方やサンプル問題が流れるので、その間に1問目の写真を確認しておくのがおすすめです。写真には人が写っている場合もあれば、風景の場合もあります。写真からどのような質問がされるかを予測しておくことがポイントです。

ただしひっかけとして、目立つ人物ではなく、背後に写っている物や人が問題になることもあるので注意が必要です。音声は一度しか流れないため、明らかに違うと思うものは無視し、可能性がある選択肢を比較して答えを決めましょう。

もし答えが分からないときは、固執せず潔く次の問題に移ってください。

パート2:どの疑問文で聞かれているかに注意して聞く

パート2は、短い英文に対して最も自然な解答を選択するセクションです。このパートでは、疑問文の形式によって答えを絞り込むのがポイントです。

例えば、「Does she〜?」「Is he〜?」などで始まる疑問文に対しては、「Yes, she does. (No, she doesn’t.)」「Yes, he is.(No, he isn’t.)」と答えることになります。答えを絞り込むことができれば、明らかに間違っている解答を無視できるため、落ち着いて正解を探せます。

  • Yes-No疑問文(Is it〜?/Has he〜?)
  • WH疑問文(Why/Where/Which/What/When/How)
  • 選択疑問文(Would you like A or B)
  • 不可疑問文(〜, isn’t it?/〜, hasn’t he)
  • 否定疑問文(Don’t you〜?/ Isn’t it〜?)
  • 平叙文(I’m going to go on a trip this weekend.)

パート2で出題される形式には上記のような種類があるので、それぞれに対する答え方を勉強しておきましょう。

パート3:会話のシチュエーションを聞き分ける


パート3は、複数人が会話している内容をリスニングし、3つの設問に対する適切な解答を選択するセクションです。

ここでスコアを上げるポイントは、「設問の先読み」です。リスニング音声が流れる前に3つの設問に目を通し、どの情報を聞き取ればいいのかを明確にしておきましょう。そうすることで、解答につながる言葉を聞き逃すことなく、スムーズに問題を解くことができます。

早く解答できたら、すぐに次の3つの設問に目を通し、次のリスニング音声を聴く準備を済ませます。

もし答えが分からず時間がかかりそうな場合は、固執せず勘でマークしてしまいましょう。とにかく時間との勝負なので、次のリスニング音声が流れる前に設問に目を通すことが大切です。

パート3では、「設問の先読み」を意識して問題を解くのが満点獲得のカギとなります。

パート4:細かい部分までリスニングする

パート4は、長文のナレーションを聴き、それに付随する3つの設問に答えるセクションです。

このパート4を解くポイントは、パート3と同様に「設問の先読み」です。

先に聴き取るべき情報を把握しておくことで、ナレーションを聴きながら、素早く解答することができます。
理想としては、ナレーションが終わる段階で、3つの設問すべての解答が終了している状態です。

そして解答が終わり次第、次の設問を先読みしましょう。

TOEICのリスニングで満点を目指すおすすめの勉強法4選

TOEICのリスニングセクションで満点を目指すためには、「リスニング力」と「TOEICへの慣れ」が必要です。

ここでは、「リスニング力」と「TOEICへの慣れ」を実現できるおすすめの勉強法を4つご紹介します。

(1)リスニングの出題形式に慣れる

TOEICの出題形式は毎回同じなので、慣れておけば試験本番に問題の内容を確認する必要がなく、解答に集中することができます。出題形式に慣れるためには、「問題集をひたすら解く」のがおすすめです。

問題集をひたすら解くメリットは、問題の最初に流れるディレクションを聞く必要がなくなることです。ディレクションが流れる時間を設問の先読みに利用できるため、解答の効率性が高まります。

(2)設問の先読み習慣をつける

リスニングセクション(パート3/パート4)において、「設問の先読み」は必須テクニックといっても過言ではありません。設問を先読みすることで、解答するために聴き取るべき情報を判断でき、正解できる確立が大幅に高まります。

特にパート3とパート4は、リスニングセクションの中で難易度が高く、配点も高くなる傾向にあります。この2つのパートで全問正解することは、リスニング満点を達成するために必要不可欠です。

設問の先読みは意外と難易度が高いので、何度も繰り返しトレーニングしましょう。先読みに慣れていないと、先読みした設問をリスニング中に忘れてしまうことがあります。

(3)英単語を学習する

TOEICのリスニングでは、単語を正確に聴き取る必要があります。ひっかけとして、似たような解答が用意されることもあるため、単語を聞き間違えてしまうとミスにつながり満点が取れません。

満点を目指すなら、必要な単語数は1万語以上です。市販の単語帳や参考書を活用してボキャブラリーを増やしましょう。

ただし英単語を暗記学習のみで行うと、短期記憶になりがちなので要注意。覚えた単語で文章を作ったり、実際の会話で使ったりするなど、アウトプットも同時に行うと記憶に残りやすくなります。

(4)ディクテーションとシャドーイング

「ディクテーション」とは、読み上げられた英語を筆記する練習方法です。リスニング力だけでなく、文法力と単語力も鍛えられ、リスニングスコアアップが期待できます。最初から正しく英語を書き取ることは難しいかもしれませんが、練習を繰り返すことで精度は上がっていきます。

一方、「シャドーイング」は読み上げられた英語を声に出してそのまま真似る勉強法です。シャドーイングでは発音やイントネーションが鍛えられます。通勤・通学や家事・育児をしながらなど、日常的に気軽に行えるのでおすすめです。

特におすすめなのがYouTubeの活用。「TOEIC シャドーイング 音声」と検索すると練習動画が表示されるので、空いている時間に使ってみてください。

【あわせて読みたい!】
英語のシャドーイングとは?効果的な方法やメリットについて解説 >>>

TOEICのリスニング勉強でやりがちな失敗

ここでは、リスニング勉強で陥りがちな失敗をご紹介します。もしすでに実践していることがあれば、やり方や意識するポイントを改善していきましょう。

単語や文法を学ばない

リスニング力を向上させるためには、単語と文法の勉強も欠かせません。なぜなら音が聞き取れても、意味が分からなければ内容を把握することはできないからです。リスニングが伸びない人の中には、聞き取った単語の意味が瞬時に出てこない人が多いかと思います。

そんな人は、シャドーイングとディクテーションを行いながら、分からない単語や文法の意味を調べるようにしてみてください。何度も何度も繰り返していると、次第に音と意味が一致するようになってきます。

TOEICのリスニングは基本的に一度しか流れないため、音声を聞くと同時に意味が理解できるレベルまで単語力と文法力を引き上げていきましょう。

英語の音声をただ聞き流している

やってしまいがちな人が多いかと思いますが、ただ英語の音声を聞き流すだけでは、リスニング力の向上にはつながりにくいです。これは、理解できない言葉を聞き流しても、ただの音としか認識できないためです。そのため、きちんと集中してリスニングを行い、聞き取れなかった部分に対して何が原因なのかを分析しましょう。

例えば、単語の意味が分からなかったのであれば、単語の意味や使い方を調べます。もし文法に馴染みがなかったのであれば、文法の意味や使い方を調べることが有効です。

発音の勉強を重要視していない

発音とリスニングは、表裏一体だといっても過言ではありません。正しい発音を意識するようになると、飛躍的に英語力が伸びてリスニングの点数も上がるという声もあります。

では、なぜ発音練習をするとリスニング力が向上するか、その答えは「正しく発音できる言葉は、リスニングのときに意味のある言葉」として理解できるようになるからです。

逆に発音できない言葉は、自分の中に身についていない言葉であり、ただの音として認識されてしまいます。そのため、音を聴いてから単語に変換し、その後で意味を考えるという余計な工程が生まれてしまうのです。

TOEICでは、リスニング音声は基本的に一度しか流れないため、この余計な工程が発生する時点で正しく聴き取ることは難しくなります。

また、TOEICで流れる音声は、アメリカ英語だけでなく、イギリス英語、カナダ英語、オーストラリア英語、ニュージーランド英語など多種多様のアクセントが使われています。発音に慣れていないと、これらのアクセントの違いを聞き分けるのは大変難しいです。

英単語を勉強する際には、発音記号も一緒に学習するようにしましょう。そして、実際に発音し、音と意味を結びつけることを意識してみてください。

TOEICのリスニング対策は英会話教室でもできる

英会話教室は、英会話を学びたい人向けの教室というイメージが強いですが、実はTOEICのリスニング対策としても活用可能です。TOEIC対策に特化した講座やプラン・コースなどを提供しているケースもあり、リスニングスコアアップを目的として通うことができます。講師も出題傾向を把握しているため、戦略的な対策が取れます。

もし短期間でTOEICのリスニング満点を目指したいなら、TOEICを専門とする英会話教室へ通うのも一つの手です。料金や受講スタイル、TOEIC特化コースの有無などをチェックし、自分に合った教室を見つけてみてください。

無料体験レッスンを利用できる場合もあるので、まずは気軽に問い合わせてみましょう。

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英会話教室の月謝はいくら?料金相場やおすすめ15社を徹底比較 >>>

TOEICリスニングで満点を目指すならゼヒトモで英会話教室を探す

この記事では、TOEICで満点を取るための対策や勉強方法などについて解説しました。

TOEICが公表するスコア分布を参照すると、TOEICのリスニングで満点を取っているのは受験者全体のだいたい4〜5%以下。とても狭き門ではありますが、根気よくそして楽しく勉強を続ければ決して届かない点数ではありません。

ここまでTOEICで対策すべきことや勉強方法についてお伝えしましたが、本気で満点(495点)を目指すなら英会話教室へ通うのがおすすめです。費用がかかるデメリットはありますが、インプットとアウトプットを同時にできるため、スピーディーかつ効率的に英語を身につけられます。

「ゼヒトモ」には英会話を教えるプロが多数登録しており、TOEIC対策を提供している事業者も豊富です。3〜4つほどの質問に答えるだけでAIがマッチングを行い、手間なく自分に合った英会話教室を見つけられるため、ぜひ利用を検討してみてください。

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