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  6. TOEICは何点からすごい?スコア別に英語レベルの評価も理解しておこう!
2024/08/28 2024/11/07

TOEIC(Test of English for International Communication)は、英語の能力をアピールする手段として大きな武器となります。高スコアを獲得すれば就活や留学を有利に進められ、自身のキャリア形成にも役立てられる可能性があります。

また、高校生・大学生にとっては、自身の優秀さを周囲に示す有効的なツールでもあるでしょう。TOEICスコアを自慢して「すごい」と思われたい人も、中にはいるのではないでしょうか。

この記事では、「TOEICは何点からすごいのか」について解説します。就活や留学に活かすポイントや、英語力を伸ばすコツも紹介しますので、英語力を伸ばしたい人にも参考になるかと思います。

※この記事で示すTOEICは「TOEIC L&R」と言われる、ListeningとReadingの2つのパートから構成される種類です

TOEICは何点からすごい?就活・留学・転職など状況別に目指すべきスコア

TOEICは何点からすごい?留学・就活・転職など状況別に目指すべきスコア

TOEICスコアは、一般的に800点以上が自慢できるレベルです。800点以上のスコアは、英語を専攻している人の中でもすごいと思われる傾向にあります。

とはいえ、目指すべきスコアは状況別に異なるのが実状。以下の表に、高校生・大学生・留学・就活・転職・キャリアアップそれぞれの状況で求められるスコアについて記載します。

どのくらいのスコアを目指せばいいのかの参考にしてください。

状況目指すべきスコア
高校生500〜600点以上
大学生【英語専攻者】800点以上

【英語専攻者以外】700点以上
留学800点(700点がおおよその最低ライン)
※留学先により必要なスコアが異なる
就活【一般企業】700点以上(600点からアピール可能)

【外資系企業】750〜800点以上
※必要とする英語力の基準は企業により異なる
転職・キャリアアップ【一般企業】700点以上

【外資系企業】750〜800点以上
※必要とする英語力の基準は企業により異なる

就活・留学・転職・キャリアアップで活用する場合は、基準が設けられているケースがほとんどです。そのため、どのTOEICスコアから選考に参加できるのかを事前に把握しておきましょう。

TOEICスコアは、どんな場面で活用できる?

TOEICスコアが活用できる場面としては、主に以下のケースです。

  • 高校、大学での留学試験
  • 大学での就活試験
  • 社会人の転職、キャリアアップ

それぞれのケースについて詳しく解説していきます。

高校、大学での留学試験

留学試験を受ける際には、必ずと言っていいほどTOEICスコアが求められます。留学先の学校ごとにスコア基準が決められているため、希望の留学先に行くためには指定されたスコアをクリアしておくことが必要です。

もし同じ留学先を希望している人が複数名いる場合は、TOEICスコアの高い人が優先される傾向にあります。第一希望の留学先に行けるように、早い段階から勉強を始めていきましょう。

大学での就活試験

就職活動では、TOEICはアピール要素のひとつとして活用できます。

IIBC(一般財団法人 国際ビジネスコミュニケーション協会)( 以下「IIBC」と記載)のアンケートによると、51.8%の会社が「採用時にTOEICスコアを参考にしたことがある」と回答したとのこと。

参考:IIBC|一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会

海外進出する企業が増えている現在、英語が得意だとアピールできることは新卒採用での大きなアドバンテージになります。

社会人の転職、キャリアアップ

転職・キャリアアップの際にも、TOEICスコアが求められます。例えば、昇進や異動の条件としてTOEICスコアが定められているケースは珍しくありません。

特に海外拠点があるような企業は、海外赴任が昇進に大きく影響するでしょう。その際の人選に、TOEICスコアが活用されます。

とはいえ業界に限らず、「求める人材」の条件としてTOEICスコアを設定している企業が多いため、高いスコアを獲得しておくに越したことはありません。

TOEICは何点から履歴書に書ける?

履歴書に書けるTOEICスコアは、600点以上が目安となります。600点以上のスコアを取得できる人は、ビジネス英語において最低限の意思疎通ができるレベルだと判断されるからです。

IIBCが実施した「TOEIC Testsキャリア調査(2022年10月5日〜10月11日)」によれば、人事担当者500人に聞いた『評価するスコア』の中央値が、600点以上という結果になったそうです。

TOEICを就活に活かしたい場合は、まず600点以上を目安に取り組むのがいいでしょう。

TOEIC受験者の平均スコア!何点取れば平均点以上が確定?

TOEIC受験者の平均スコア!何点取れば平均点以上が確定?

それではTOEICの平均点は、一体どのくらいなのでしょうか?ほかの人がどのような点数を取っているのか気になりますよね。

全体、社会人、学生の平均スコアは、それぞれ以下のようになっています。

【2023年度 TOEIC平均スコア】

ListeningReading合計
全体335278612
社会人348291639
学生323267589

参考:TOEIC Program DATE & ANALYSIS 2024

年度によって平均点は上下しますが、大体650点を取れていれば確実に平均点以上だという認識でOKです。また650点以上なら、履歴書にも自信を持って書けるでしょう。


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TOEICの平均点とは?高校生・大学生・企業別に徹底解説!>>>

TOEICスコア別の評価を紹介!

TOEICスコア別の評価を紹介!

TOEICは、リスニングセクション495点・リーディングセクション495点で構成されるテスト形式です。10点から990点(満点)の間で、5点単位でスコアが計算されます。

そんなTOEICでは、スコアによって英語力のおおよそのレベルがわかります。

ここでは、スコア別の評価を具体的に解説しますので、自身の英語力をチェックする際の参考にしてください。

300〜390点(基礎から要勉強レベル)

300点台は中学から高校までの英語を勉強している人なら、基本的に取得できる点数です。

TOEICの最低点が10点のため良い点数に感じるかもしれませんが、全体の下位約11%に入ってしまうレベルで「英語の基礎から勉強が必要」だと判断できます。

このレベルの特徴は、簡単な単語・英文(短文)は理解できるけど、少しでも複雑で長文になると理解が難しくなってしまう人です。

【あわせて読みたい!】
TOEIC初心者がまずやるべきこと。スコアアップのためのおすすめ学習方法 >>>

400〜495点(多くの受験者のスタート地点レベル)

400点台は、TOEIC受験者の6割以上が取れるスコアです。大学からTOEICを受け始めた多くの人が取得する、いわば「スタート地点」のような点数でもあります。

この点数の人は、高校までの英語をある程度は理解しているが、基礎はまだ不十分といったレベルでしょう。簡単な英文は読めるものの理解に時間がかかり、日常的に使用する英単語もわからないことが多い状態です。

ただしこの点数を取ったからといって悲観することはありません。この点数から飛躍的に伸びるケースもあり、次回のテストで一気に600点台に上り詰める人も中にはいます。

500〜595点(高校生ならすごいレベル)

高校でこのスコアを取れていれば、すごいと判断されるレベルです。高校3年生の平均が440点(2023年度)なので、高校までの英語の基礎が十分にできている証拠でもあります。

とはいえ、500点台は全体の上位約55%ほどで、平均点よりはやや劣るスコアです。

500点台から伸び悩む人も多く、600点の壁を超えるためにはTOEIC対策に力を入れる必要があります。

600〜695点(平均スコアレベル)

600点台を取得できれば、平均的な英語力が備わっているという証拠です。英語力を評価され始める段階で、就職活動でもアピールできるようになります。

TOEICを就職活用や留学に活かしたいと考えている人は、最初に突破すべき関門と言えるでしょう。

700〜795点(英語を仕事に活かせる、中級レベル)

TOEICスコア別の評価を紹介! 700〜795点(英語を仕事に活かせる、中級レベル)

700点台は、TOEIC受験者の上位約30%に入るラインです。このスコアになると、自分の意見を英語で伝えられるようになります。

そして就活やキャリアアップでは、英語を使う仕事へのアピール要素として活用できます。

ちなみに、IIBCが公表するデータでは、企業が海外部門の社員に期待するTOEICスコアは「570〜810点」です。700点台を取得できれば、英語を活かせる業務に携われる可能性は高くなることがわかるかと思います。

「英語を使って仕事をしたい」と思う人は、700点台を指標にTOEICに取り組むのがいいでしょう。

【あわせて読みたい!】
TOEIC勉強のコツ7つ!目標スコア700点〜満点 >>>

800〜895点(英語上級者の仲間入りレベル)

800点台を達成すると、TOEIC受験者の上位約15%に入ります。英語専攻者の中でも、「すごい」と思われ始めるハイスコアです。

「TOEICは何点からすごいの?」という質問に答えるなら、800点以上だと言えるでしょう。周りの友達に対しても、文句なしで自慢できます。

英語での会話力やリスニング力にも優れている人が多く、仕事では英語の会議に参加したり海外出張を任せられたりすることもあるでしょう。

【あわせて読みたい!】
TOEICのスコア800を取るために知っておくべき6つのポイント(例題付き)>>>

900〜990点(英語最上級レベル)

900点以上を獲得する人は、TOEIC受験者の約4%ほど(2023年度)。このスコアに達すると、日常会話はもちろんのこと、専門的な分野においても内容を理解し自分の意見が言えるようになります。

周囲からもネイティブレベルの英語力を習得していると評価され、外資系の企業でも重宝されます。英語を極めたいと思っている人は、900点台を目標に頑張ってみてください。

参考:TOEIC Program DATE & ANALYSIS 2024

英語力を就活・留学に活かすために!TOEICのスコア以外で必要なこと

英語力を留学・就活に活かすために!TOEICのスコア以外で必要なこと

ただ英語力があるだけでは、就活・留学でのチャンスを100%得られません。

英語を就活・留学に活かすためには、「なぜ仕事で英語を活かしたいのか」「なぜ留学したいのか」といった“なぜ”の部分を突き詰めて言語化する必要があります。

理由が言語化できないと想いが正しく伝わらず、採用に結びつきにくくなるので注意しましょう。

せっかくのチャンスを逃さないためにも、面接の準備として以下の点に気をつけてください。実体験をもとにまとめていますので、参考にしてください。

留学・行きたい留学先の国名・地名・大学名を間違えない
・なぜその国・地域に行きたいかを英語で説明できるようにする
・自分の意見を英語で言えるレベルの英会話力を身につけておく
就活・英語力を身につけるにあたって、課題をどう克服したかを言えるようにする
・会社でどのような業務に携わりたいかを明確にする
・英語力を活かして、どのように会社に貢献したいかのビジョンを明確にする

「英語力 x 強い思い」が相手に伝わったときに初めて、英語力を自分のキャリアに活かせるようになります。

すごいと言われるレベルまでTOEICスコアを伸ばすコツ

TOEICではスポーツと同様に、あるレベルまで到達するとスコアが伸びにくくなります。もちろん個々の英語力によるところはありますが、特にその時期を経験しやすいのが800点台を目指すときです。

つまり、周りから「すごい」と思われる英語力を身につける段階。

800点台を目指すためには、TOEIC対策と合わせて、実践的な会話力を養うことが必要となります。なぜなら会話力を養うことで、語彙力・リーディング力・リスニング力を総合的に伸ばせるからです。

日本語でもそうなのですが、自分で話せる単語や文法・文脈は、問題なく理解できるようになります。つまり英語を会話の中で自然と使えるようになれば、英語への理解力が総合的にアップするということです。

そのための方法を、大きく2つに分けて解説します。

英会話スクールを受講する

英会話スクールには、オフラインとオンラインの2つの選択肢があります。オフラインは対面で講師と対話できるメリットがあり、オンラインは時間と場所を選ばず効率的に受講できるメリットがあります。

実際に英語で会話をすると、英語での言い回し・ニュアンス・正しい単語の使い方がわかるので、総合的な英語力が飛躍的にアップします。

海外留学に行った学生のTOEICスコアが大幅に上がる要因も同じです。正しく英語を理解できるようになるため、TOEICで高スコアを獲得できるようになります。

ゼヒトモでは、英会話レッスンのプロが500名近く登録しています。中にはTOEIC対策の授業を行っている講師も!オフラインにも対応しているので、自分にあったプロを見つけてみてはいかがでしょうか。

英会話アプリを使う

もっと手軽に英会話を学びたい人は、英会話アプリを使うのもひとつの手です。旅行・ビジネス・日常会話など、様々なシーンで使える英語を学べます。

スマホのスピーカーを使って実際に発音できるアプリもあり、インプットだけでなくアウトプットもできるためおすすめです。

英会話レッスンと比較すると上達度合いは劣りますが、手軽かつ費用を抑えて実践的な英語学習ができます。

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TOEIC以外に英語力をアピールできる英語試験

一般的に就活や留学では、TOEIC L&Rのスコアが判断基準になるケースが多いですが、ほかにも以下のような英語試験があります。

  • TOEIC S&W(Speaking & Writing)
  • TOEFL(トフル/トーフル)
  • IELTS(アイエルツ)

実は、TOEIC L&Rだけでは英語運用能力を測るのに不十分だと言われています。その理由がよくわかるのが、「TOEICスコアが高い=英語が話せる」ではないからです。

実際に、留学の選考試験としてTOEFLが採用されることも珍しくありません。TOEFLは、ライティング・リーディング・スピーキング・リスニングの4つの技能を測る試験で、内容的にも英語圏の大学・大学院で授業を受ける際に必要な英語力を測るものになっています。

もし自身の英語力をアピールしたいなら、TOEIC L&Rのみに集中するのではなく、そのほかの英語試験の受験も検討してみてはいかがでしょうか。

TOEICスコアによくある質問

TOEICは何点から優秀?自慢できる?

TOEICで一般的にすごいと言われるのは、800点以上です。このスコアになると、英語を専攻している人に対しても自分の実力を自慢できます。

TOEICで750点はすごい?

一般的に見れば高得点ですが、英語専攻者の中では通常レベルです。また大手企業への入社を希望する場合も、少し物足りないスコアでしょう。

TOEICは何点からすごい?その答えは800点以上!

「TOEICスコアをすごいと思われたい」「家族や友達に自慢したい」このような人は、800点以上を目指すのがオススメ!TOEICスコアが800点を超えると、ただ自慢できるだけでなく、自分のキャリアに活かせるようになります。

就職試験では応募者に対してTOEICスコアの基準を設けているケースがあり、企業の選択肢が広がります。また就職後には海外赴任のチャンスを得られることも。昇給・昇進のレールに乗ることも期待できるでしょう。

ただし800点台を取得する難易度は、結構高めです。参考書の熟読や単語帳の作成、過去問対策など、独学でのTOEIC対策だけでは到達できない可能性があります。

おすすめする対策は、英会話スクールのカリキュラムを受講することです。英会話を習得することで、伸び悩んでいた英語力の底上げが期待できます。

もし800点台を目指すなら、TOEICの勉強とあわせて英会話スクールの受講も検討しましょう。

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