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  6. TOEICを攻略するコツ7つ(取得目標:〜700点)
2017/05/03 2021/07/01

TOEICテストには特有の出題パターンがあります。この出題パターンをつかむことがTOEICの勉強のコツといえます。では具体的に出題パターンをつかむためにはどうすればいいのでしょうか。答えは模擬試験問題を繰り返し解けばいいのです。

しかしながら、普段仕事をしている社会人の方が毎日2時間、模試の時間を確保できるかというと、なかなか難しいのが現状でしょう。この記事では忙しい社会人の方であっても、日々の時間配分を工夫してTOEICの試験対策をすることができるような具体的な方法を見ていきたいと思います。

Part1:写真描写問題(リスニング)

日常の風景を描写してみる

写真描写問題の勉強のコツとしては、ちょっとした空き時間に日常の風景を描写してみるという方法があります。

これはやりたい時にいつでもどこでもできますので、1日の中で勉強時間の配分を考える必要もなく、お手軽にできます。

受動態

omourya / Pixabay

目に入った風景を受動態(be動詞+過去分詞)で表してみましょう。

たとえば、公園を散歩した時に。

Trees are planted in the park. (公園に木が植えられている)

Pigeons are fed by some people. (ハトにえさをやっている人がいる。)

 

現在進行形

JenOlson / Pixabay

目に入った風景を現在進行形(be動詞+ing形)で表してみましょう。

たとえば、ファーストフード店で。

He is eating a hamburger. (彼はハンバーガーを食べている)

One of the high school students is moving a chair. (高校生の一人が椅子を移動させている。)

Part2:応答問題(リスニング)

応答問題は25問出題されて試験時間は10分弱です。模試をするときは答えの見直し時間を5分として、1セット10+5=15分を毎日決まった時間にやり続けることで正答率が確実に上がってきます。無理のないペースで自分なりの時間配分を考えてやってみましょう。

疑問詞の疑問文

6W1Hの疑問詞を正確に聞き取り、何を答えに要求されているのか瞬時に判断する必要があります。

Yes/No疑問文

seagul / Pixabay

前半はYesかNoで答える易しい問題ですが、後半の問題では下のようなYes/No以外の受け答えもあります。

Q. Can I use this projector for my presentation? (発表のためにこのプロジェクターを使ってもいいですか。)

A. You should ask the supervisor.(上司に確認すべきです。)

Part3:会話問題(リスニング)

会話問題は39問出題されて、試験時間は20分弱です。

模試を解くときは、答えの見直し時間を10分として1セット20+10=30分です。たとえば1週間のうちに2セットだけの時間確保なら、忙しい社会人の方でも勉強時間の配分は可能ではないでしょうか。

会話の内容を理解する

Part3では会話量が長くなるために、Part2と比べて急に難易度が上がります。本当に会話の内容を理解する力が要求されますので、模試以外にもビジネス英語のCDを聞くなどしてリスニング力を鍛えることが勉強のコツです。

図表問題に慣れる

図表問題はTOEIC特有のパターンが存在します。ちなみに会話を聞かないで、図表だけを見てまぐれ当たりを狙うのはほぼ不可能な問題です。模試を繰り返し解いてパターンに慣れることが得点力をつけるコツと言えます。

Part4:説明文問題(リスニング)

説明文問題は30題出題されて試験時間は15分弱です。模試を解くときは、答えの見直し時間を10分として1セット15+10=25分です。

Part3の練習メニューと合わせても1セット55分ですので、1時間かからずに模擬練習ができます。Part3とPart4 を合わせて1日55分の勉強時間の配分をして、1週間に2セットの模擬練習スケジュールを組んでみてください。

模試以外のリスニングのトレーニング

Part3と同様、Part4の会話を理解するためには消去法ではない本当の理解力が要求されます。通勤時間や、ちょっとした買い物などの移動時間もリスニングのトレーニングの時間として有効活用しましょう。

図表問題を繰り返し解く

Part3 と同様、Part4でも特有の図表問題が出ます。繰り返し模試を解いて応用力を養ってください。

Part5:短文穴埋め問題(リーディング)

解答の理想的な時間配分としては30問を10分で解きます。

文型で判断できる問題

TOEICは全体的に特有の固有名詞が出てきたり馴染みのない単語が出てきて解きづらいというイメージがありますが、主語のあとは動詞がくるという文型さえ知っていれば解答できる問題も出てきます。たとえば、下の問題を見てください。

Ms.McLane (        ) all the arrangements for the conference next month.

(A) having made  (b) to make  (c) making  (d) will make

(McLaneさんが来月の会議のすべての手配を行います。)

現在分詞や不定詞は動詞の役割はできません。正解は(d) will make です。

中学校で習った文法を復習する

中学英語の文法の知識で正答できる問題も少なからず出てきます。700点取得のためには、基本レベルの問題は確実に素早く得点する必要があります。中学英語に不安のある方は1度復習しておいたほうがよいでしょう。

Part6:長文穴埋め問題(リーディング)

解答の理想的な時間配分としては16問を10分で解きます。Part6では話の前後の流れをつかむ力が要求されます。

代名詞

所有格の代名詞が抜かれていたり、または関係代名詞が抜かれている問題が出てきます。日頃の勉強においても、代名詞が何を指すのかを意識しながら英文を読むことがテストの得点につなげるコツです。

接続副詞

接続副詞とは、話の流れを作る転換点で大事な役割をする副詞です。たとえばthus(このように)やhowever(しかしながら)などがそれです。この接続副詞が抜かれている問題がしばしば出題されますので、代表的なものは押さえておきましょう。

Part7:1つの文書、複数の文書問題(リーディング)

解答の理想的な時間配分としては54問を55分で解きます。

当事者になりきる

気持ちの問題かもしれませんが、当事者になりきって文書を読むという勉強のコツがあります。たとえばイベントの招待状を読むときに当事者意識を持ってワクワクしながら読めば、機械的にただ読んでいるよりは、楽しく勉強ができるのではないでしょうか。

時間内に終わらせるトレーニング

普段の勉強においても、必ず時間を計って模擬問題を解くことが得点アップのコツです。答えの根拠が見つからずに迷った場合、その問題は捨てましょう。「迷った時は(A)を選ぶ」というように自分でルールを決めておいて、潔く捨てましょう。55分間でPart7の問題54問全てをマークすることを目指してトレーニングしてください。

最後に

TOEIC コツ 勉強法 解き方

①リスニング問題の55分、②Part5Part6の20分+見直し、③Part7の55分+見直し。1週間で①から③をそれぞれ2セットこなす練習スケジュールを組めば、最高のトレーニングメニューができます。

このように忙しい社会人の方であっても、日々の時間配分を工夫すればTOEICの試験対策をすることは十分可能です。お酒の時間をちょっとだけ我慢して、毎日少しずつ、ご自身の英語力に磨きをかけていきましょう。

 

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