土用の丑の日といえば定番はうなぎですが、実は他にも良いとされる食べ物があるのをご存じですか?そもそもなぜうなぎが定番とされているかを知ることから始めれば、ほかの食べ物でもOKな理由がわかるはず。今回は、そんな土用の丑の日にまつわる起源と、おすすめの食べ物6つをご紹介します。
目次
「土用の丑の日=うなぎを食べる」が定着した理由
土用の丑の日とは、立春・立夏・立秋・立冬の直前約18日間である土用の期間に、12日ごとに繰り返される十二支の丑が当てはまる日を指します。実は年に6回ほどありますが、中でも夏の土用は暑さから体調をくずさないよう重要視されています。
丑にちなんで「う」のつく食べ物が良いとされており、中でもスタミナ源にもなるうなぎが定番として定着しているのです。
土用の丑の日にとりたい食べ物6つ
うなぎにこだわる必要はなく、「う」のつく食べ物、または栄養価の高いものが昔から食べられています。
土用の丑の日によく食べられる食べ物を6つと、暑い日でも火を使わずに作れる簡単レシピもご紹介します。
うどん
うどんは安価で手軽なことから、取り入れやすい食べ物でもあります。また暑い日が続き食欲がないときでも、スルスルと食べられるのも良いところ。
冷凍うどんを使った簡単レシピをご紹介します。
冷凍うどんに調味料を混ぜ、栄養価の高い卵を載せるだけ。調味料もシンプルで手軽さが魅力です。酢の酸味により食欲アップ効果も期待できます。
鶏ささみを載せて、棒棒鶏風のタレをかけた冷やしうどん。タレはごまドレッシングを使えばあっという間に完成します。簡単に作れて彩りもばっちりなレシピです。
うり(きゅうり・かぼちゃ・すいか・ゴーヤなど)
きゅうり(胡瓜)、かぼちゃ(南瓜)、すいか(西瓜)、ゴーヤ(苦瓜)はどれも漢字に「瓜」が使われることで、「う」のつく食べ物とされています。
簡単に用意するなら、こちらのレシピはいかがでしょうか。
10分で作れるピリ辛きゅうり漬け。ほど良い辛さが食欲をそそり、副菜にはもちろん、おつまみにもぴったりです。
かぼちゃはサラダにすると夏でも食べやすくなります。はちみつを隠し味に入れたこのレシピは、子どもから大人まで大満足間違いなしです。
材料を切ってボールに入れ、チンするだけでOKのゴーヤチャンプルー。ゴーヤは電子 レンジ加熱でもしっかり苦味が抜けるため、子ども向けにもおすすめです。
梅干し
梅干しは酸味が食欲アップに役立ち、クエン酸の疲労回復効果も期待できるなど、夏にぴったりの食べ物です。梅干しはそのまま食べるだけでなく、料理に活用しても。梅チューブで代用もOKなレシピをご紹介します。
鶏胸肉に、ポン酢と梅干しでさっぱり味つけ。大葉をたっぷり載せるので、さわやかな風味も楽しめます。
なすとしめじ、調味料をボールに入れて加熱するだけ。梅と相性の良いかつお節も入るので、単調になりがちな野菜メニューの良いアクセントになります。
牛肉
牛肉(ぎゅ「う」にく)も、うなぎと同様スタミナがつく食材です。暑い日はピリ辛メニューで乗り切りましょう。
炊飯器に牛肉や豆腐、野菜と調味料を入れてスイッチON。お肉はやわらかく仕上がり、野菜もたっぷり食べられます。サムジャンがなければ、コチュジャンで代用するのもOK。
ピリ辛×牛肉の定番ともいえる、牛プルコギ。この作り方だとあっという間に完成します。にんにくも効いているので、スタミナをつけたいときにも。
土用しじみ
土用の時期にとれるしじみは栄養価が高いといわれ、土用しじみとして食べられる風習があります。旬なので安く手に入りやすいのもうれしいところ。定番はしじみ汁ですが、こちらのレシピも簡単に作れておすすめです。
しじみとキャベツ、豚肉が入った食べごたえばっちりのスープ。にんにくが効いていて、しじみや野菜のうまみをたっぷり味わえます。
土用卵
土用卵は、土用の期間に産み落とされた卵のことです。卵は「完全栄養食」といわれるほど栄養豊富。丑の日はもちろんですが、スタミナをつけたい夏は積極的に取り入れたいもの。卵をたっぷり食べられるレシピがおすすめです。
巻くのが難しいだし巻き卵も、電子レンジで作ると失敗なく作れます。加熱時間をしっかり守れば、ふわふわ感もキープできます。
のど越しの良い茶碗蒸しは、夏でも食べやすいメニュー。具材はお好みでアレンジOKです。
暑い夏もしっかり食べて乗り切ろう!
土用の丑の日は、ぜひこれらの食べ物を取り入れて、夏を元気に乗り切りましょう。夏でも食べやすいメニューや、暑い日の家事の負担を減らす作り置きの仕方を学ぶなら、プロの家庭料理レッスンがおすすめです。ゼヒトモなら、あなたの目的に合わせてプロの料理教室とマッチング。一度ぜひ探してみてください。
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