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  6. レンジフード交換費用の相場は?おすすめのメーカーや選び方も解説
2024/08/30

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長年使用してきたレンジフードを交換する際は、費用がどのくらいか気になる方も多いでしょう。レンジフードの交換費用は、メーカーや機能、サイズなどにより変動します。

本記事では、レンジフードを交換する際の費用相場や選び方、おすすめのレンジフードメーカーを紹介します。

レンジフードとは?

レンジフードとは、キッチンでコンロの上部に設けられる排気設備のことです。フードで覆われており、調理時に出る蒸気や匂いなどを誘導し、効率的に排煙ができます。換気をする設備には換気扇もありますが、レンジフードと換気扇は異なります。

ここでは、レンジフードと換気扇の違いやそれぞれの特徴、レンジフードの耐用年数についてみていきましょう。

レンジフードと換気扇の違い

レンジフードと換気扇は、使用するファンの種類と排気方法が異なります。レンジフードは「シロッコファン」が主に使用され、換気扇は「プロペラファン」が使われています。

シロッコファンは縦型の羽根が筒状に付けられている形状で、羽根がダクト(通風管)を通じて空気を屋外へ送り出す仕組みです。

これに対し、プロペラファンは飛行機のプロペラのような形状をしており、羽根を回して直接屋外に空気を排出します。

レンジフードの耐用年数

レンジフードの耐用年数は、一般的に約10年とされています。取り付けから10年ほど経つと、汚れが蓄積して掃除をしても落としにくくなり、徐々に機能が低下していきます。経年劣化による不具合や故障も起こりやすくなり、修理や交換が必要になるでしょう。

使用頻度やお手入れの状況によっては、10年よりも早く不具合が出ることもあります。排気がスムーズに行われない、異音がするといったサインがみられるようになったら、交換の時期といえるでしょう。

レンジフード交換の費用相場

レンジフードの交換は、パーツのみの交換や本体の交換、あるいはキッチン全体を交換するケースに分けられます。

それぞれの費用相場は、次のとおりです。

工事内容費用相場
パーツのみの交換1万5,000〜3万5,000円
本体の交換5万〜23万円
キッチン全体を交換50万〜200万円

まだレンジフードの寿命ではなく、ファンやモーターなどのパーツが故障した場合は、パーツの価格に応じて費用がかかります。

本体の交換では、本体価格によって費用に幅があります。最新式のレンジフードは20万円を超えるケースもあり、ニーズに応じて選ぶとよいでしょう。

レンジフードによっては、キッチンとセットでなければ新しく交換できない場合もあります。キッチンも老朽化して新しくしたいというケースもあるでしょう。

そのような場合は、キッチン全体を交換することになります。価格は、交換するシステムキッチンのグレードによって異なります。古いキッチンで床やクロスの張り替えも必要になると、高額になるでしょう。

レンジフードの施工事例

レンジフードを交換する場合、どのような場合に工事が行われるのか、いくつか事例を紹介します。施工を依頼する際の参考にしてください。

施工事例1

Before → After

これまで、フード付きプロペラ換気扇を使っていた方の事例です。プロペラ換気扇はお手入れがしにくく、音もうるさいとのことで、静音タイプのスリム型レンジフードに交換しました。

その結果、お手入れがしやすくなり、静かになって大変満足したとのことです。

  • 建物形態:戸建て
  • 施工場所:キッチン
  • 施工期間:2時間
  • 施工費用:1万8,000円

施工事例2

Before → After

賃貸物件のオーナーから、「必要最低限の費用で済ませたい」という要望を受けて施工した事例です。本体サイズや排気接続部の位置が同じで、使用感や機能が変わらず、余計な工事費がかからない商品を選定をしました。

その結果、交換工事の中でも一番安価でシンプルな工事を行っています。

  • 建物形態:賃貸マンション
  • 施工場所:キッチン
  • 施工期間:1.5時間
  • 施工費用:6万円

レンジフードの選び方

レンジフードを選ぶときは、次の4点をチェックします。

  • 換気扇(ファン)の種類
  • 幅・サイズ
  • 便利機能

レンジフードの型は3種類あり、特徴やメリットは次のとおりです。

種類特徴
ブーツ型・レンジフード本体を大きなカバーで覆う形状・下部が広く、蒸気や匂いを効率よく集めて換気を行う
スリム型・シンプルでスタイリッシュな形状・掃除しやすい・ノンフィルタータイプが主流
フラット型・薄くて平たい形状・場所を取らず、狭いキッチンにも取り付けられる

ブーツ型は、多くの住宅で採用されているスタンダードなタイプです。フードのみの取り付けもでき、プロペラ型の換気扇の上に後付けができます。フィルターに油汚れやホコリがたまりやすいのがデメリットで、定期的な掃除が必要です。

スリム型は最新のタイプで、ノンフィルタータイプや汚れ落ちしやすいコーティングなど、掃除の手間を省く工夫がされています。

フラット型はコンパクトな形状で場所を取らず、天井の低いキッチンにも取り付けが可能です。ブーツ型と同じく、定期的なフィルター掃除が必要な点がデメリットです。

換気扇(ファン)の種類

レンジフードは、換気扇(ファン)が次の3種類に分かれています。

種類特徴
シロッコファン・筒状で、筒の隙間を空気が通り抜ける仕組み・耐久性が高く静音
ターボファン・シロッコファンよりも幅が広く、排気効率がよい・羽根の幅が大きいため掃除がしやすい
プロペラファン・扇風機の羽根のような形状・価格が安い

レンジフードの主流は、シロッコファンです。近年はワンタッチで取り外しできるタイプもあり、汚れない設計で、長期間掃除しなくても済む製品もあります。

ターボファンは、フラット型のレンジフードに多いタイプです。

プロペラファンは価格が安めですが、性能やパワーは他より劣るため、リフォームの際はシロッコファンやターボファンを選ぶほうがよいでしょう。

幅・サイズ

レンジフードの幅・サイズは規格化されており、​​60cm・75cm・90cmの3つが標準サイズです。機能は異なりませんが、サイズが大きくなるほど本体価格が高くなる設定になっています。

交換する際は、現在設置しているレンジフードのサイズを確認し、同じサイズの製品を選びましょう。

なお、消防法により、ガスコンロやIHクッキングヒーターよりも横幅が小さいサイズのレンジフードの設置はできません。高さもコンロから80cm以上と決められているため、注意してください。

便利機能

近年のレンジフードは進化しており、各メーカーがさまざまな便利機能を搭載している製品を提供しています。主な便利機能は、次のとおりです。

  • 自動洗浄
  • コンロ連動
  • 省エネ
  • 常時換気(24時間換気)

自動洗浄機能は、手が届きにくい部分をレンジフードが自動で洗浄する仕組みです。コンロ連動機能があれば、ガスコンロのオン・オフと連動してレンジフードの運転・停止が自動的に行われます。

また、センサーが温度を検知して自動的に風量を切り替える省エネ性能を搭載した機種もあります。常時換気機能は、シックハウス症候群の対策ができるほか、結露・カビの抑制や、花粉の除去にも効果的です。

このほか、設定温度になると自動的に換気が始まる機能や、リモコンで遠隔操作できる機能もあります。

おすすめのレンジフードメーカー

ここからは、レンジフードに定評のあるメーカーと、代表的な製品を紹介します。レンジフードを交換する際の参考にしてください。

パナソニック

パナソニックは、最新機能が搭載された機種をはじめ、リーズナブルなものから高価なモデルまで幅広く取り扱っています。

代表的な機種は、「DWシリーズ」と「DEシリーズ」です。

  • DWシリーズ

AIエコナビを搭載し、自動洗浄機能付きで掃除が楽なレンジフードです。AIエコナビは、エコナビスイッチを押すとセンサーが調理物の温度を検知し、自動で風量制御を行います。

また、自動洗浄機能により、ファンフィルターに付着した油汚れやホコリなどを自動で洗浄するため、排気性能が良好に保たれます。

  • DEシリーズ

DEシリーズは、運転停止前に羽根を高速回転させて油汚れを飛ばす「油トルネード機能」を搭載しています。

油汚れのこびりつきを低減するため、換気性能を保ちながらお手入れの頻度は3年に1回程度に抑えることが可能です。

ノーリツ

ノーリツは、スタイリッシュなスリム型のレンジフードが人気のメーカーです。リーズナブルな製品が多く、デザイン性や操作性が高いという特徴もあります。

代表的な製品は、ミドルグレードタイプの「クララ」とハイグレードの「イージア」です。

  • クララ

フラットな整流板を拭くだけのノンフィルタータイプです。吸い込んだ油は洗いやすいオイルトレーに収集されるため、ラクに掃除ができます。

操作パネルは大きめの文字で、見やすく押しやすい設計になっています。また、便利なキッチンタイマーを操作部に内蔵しているのもメリットです。

  • イージア

ファンに届くまでに油やホコリの約93%をブロックする仕組みで、ファンの掃除が10年間不要です。また、静音設計のため、音が気になる時間帯でも静かで快適に使用できます。

コンロと自動連動しており、調理中の手間を省いて、つけ忘れ・消し忘れを防止できるのも便利です。 

クリナップ

クリナップは、機能性が高いものやお手入れが楽なタイプ、デザイン性が高いタイプなど、各種のレンジフードをそろえています。

代表的な製品は、「とってもクリンフード」と「洗エールレンジフード」です。

  • とってもクリンフード

フィルターをステンレス製のプレートにすることで、お手入れが簡単なレンジフードです。リーフプレートは親水性塗装が施されているため、お皿を洗うのと同じように水洗いするだけで簡単に汚れを洗い流せます。

ファンはワンタッチ着脱で、簡単に取り外しができるのもメリットです。

  • 洗エールレンジフード

自動洗浄機能付きで、ボタン1つでフィルターとファンをまるごと洗えます。洗浄は約2か月に1回でよく、約10年間はファンフィルターを外さずに掃除が可能です。

わずか650ccの水で洗浄できるため、節水ができて環境にもやさしいというメリットもあります。

リンナイ

リンナイは、機能性が高いレンジフードをそろえながら、価格は比較的リーズナブルです。どのグレードも最新のスリム型で、カラーバリエーションが豊富という特徴があります。

リンナイの代表的な製品は、ミドルグレードの「LGRシリーズ」とハイグレードの「TLRシリーズ」です。

  • LGRシリーズ

お手入れのしやすいスリム型のレンジフードです。お手入れで取り外しが必要なのは3つのパーツだけで、着脱もワンタッチで簡単にできます。

お手入れのタイミングをお知らせするランプや、コンロ連動の機能も搭載しています。

  • TLRシリーズ

自動洗浄機能付きで、10年間お手入れが不要です。風量おまかせ運転の機能があり、調理状況に応じて風量を自動でコントロールします。

必要以上に風量を上げないため、消費電力の削減が可能です。

パロマ

給湯器やガスコンロなどのガス機器の専門メーカー・パロマでは、機能性の高いレンジフードをリーズナブルな価格で提供しています。

パロマの代表的なレンジフードは、コストを抑えた「Cタイプ」と、ハイグレードの「Hタイプ」です。

  • Cタイプ

ノンフィルタータイプの、シンプルなレンジフードです。油がこぼれ落ちにくい回転着脱式のオイルトレーを装備しており、丸型のトレーで取り外しやすく洗いやすいため、簡単にお手入れができます。

  • Hタイプ

操作性が高く、お手入れしやすいレンジフードです。スイッチに軽く触れるだけでオン・オフ操作や強弱の切り替えができるタッチスイッチで、使いやすいのが特徴です。

環境にやさしい省エネ設計であり、消費電力を削減します。3段階設定が可能なタイマーやコンロとの連動など、便利で使いやすい機能が搭載されています。

富士工業

富士工業は、レンジフードの老舗メーカーです。開発・設計から製造加工、メンテナンスまで、すべて社内で行っています。

主に他社ブランドのレンジフードを製造していますが、近年は自社ブランド「FUJIOH(フジオー)」を立ち上げています。

代表的な機種は、スタンダードな「クリーンフードライト(LGR)」とハイグレードな「クリーンフードプレミアム(TAG)」です。

  • クリーンフードライト(LGR)

スタイリッシュなデザインのスリム型レンジフードです。カラーは、シルバーメタリックとブラックから選べます。

ノンフィルターでお手入れがしやすく、LED照明や切り忘れ防止タイマー、コンロと連動する機能も搭載されています。

  • クリーンフードプレミアム(TAG)

プレミアムな機能が搭載されたレンジフードです。3色のカラーバリエーションから選べます。自動洗浄機能付きで、10年間はお手入れの必要がありません。

風量おまかせ運転により、消費電力を削減します。調理時以外でも空気環境の改善を目指した自動換気機能により、室内環境を快適にできるのも魅力です。

タカラスタンダード

キッチンのトップシェアを誇るタカラスタンダードは、独自の「高品位ホーロー」が強みです。レンジフードにも、汚れ落ちのよいホーロー素材を随所に取り入れています。

代表的な製品は、コストパフォーマンスに優れた「VUA/VUSタイプ」と、最上位クラスの「ホーロークリーンレンジフード」です。

  • VUA/VUSタイプ

お手頃価格のレンジフードです。ホーロー整流板が特徴で、頑固な油汚れも水拭きでキレイに落とせるほか、取り外して丸洗いもできます。

カラーは3色から選べ、軽くスイッチを押すだけで好みの設定にできるソフトプッシュスイッチを採用しています。

  • ホーロークリーンレンジフード

デザイン性・清掃性・機能性も兼ね備えたレンジフードです。油汚れに強いホーロー素材で、汚れの97%をホーローがガードします。油が一番付く整流板やフード内部のパーツは簡単に取り外しでき、一部のパーツは食洗機で洗うこともできます。

レンジフードのカラーはキッチンの扉カラーと合わせられるため、キッチン空間と調和するデザインに仕上がるのもメリットです。

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