リビングをおしゃれにリノベーションしたいと考えている方は、和モダンスタイルを検討してみるのがおすすめです。和の空間がほどよい安心感を与え、快適かつ便利な住宅を叶えてくれるでしょう。
そこで本記事では、和モダンなリビングにするときのポイント解説します。おしゃれな和モダンリビングの事例もご紹介しているので、ぜひ参考にしてください。
和モダンスタイルの魅力
和モダンスタイルのリビングは、和風のテイストが入っているため、日本人が安心してくつろげる空間になるのが特徴です。
和モダンスタイルには、具体的に下記のような魅力があります。
- 伝統的な素材やデザインで落ち着ける
- 経年優化を楽しめる
この2点を説明します。
伝統的な素材やデザインで落ち着ける
スタイリッシュなモダンテイストに木製の家具や畳、障子などを組み合わせることで、落ち着きのある空間に仕上げられます。木材など伝統的な素材やデザインを取り入れることにより、その香りや手触りでリラックスできるでしょう。
和モダンリビングは家具を和風にするだけでなく、部屋の内装も自然素材を用いて建築するのが特徴です。リビングを和室にして畳を敷き、障子を取り入れて、和風の要素の強い雰囲気にするケースもあります。
経年優化を楽しめる
和モダンリビングがある住宅には、木製の家具やインテリアを配置することが多いです。自然感のある木製の家具はどんな住宅にも馴染みやすく、幅広い年代の方に好まれています。
自然を活かした素材のものは、時が過ぎて古くなり経年劣化するのではなく、だんだんと味わいが出てくるのが魅力。和モダンリビングであれば、このような素材の経年優化も楽しめるでしょう。
リビングを和モダンにするポイント
「リビングを和モダンな空間にしたい」と考えたときは、下記の4つのポイントを押さえておきましょう。
- 住宅の和と洋のバランスを考える
- 朱色や紺色などのアクセントカラーを取り入れる
- ロースタイルの家具やインテリアを選ぶ
- 畳や障子を取り入れる
それぞれ詳しく説明しますので、参考にしてみてください。
和と洋のバランスを考える
和モダンリビングは和風と洋風が混在しているのが特徴であり、そのバランスをうまくとることが大切です。
たとえば、もともとの家が古民家のような和風建築だとすれば、リノベーションをしたとしても和風寄りの家になるでしょう。モダンな要素ばかり取り入れてしまうと、少しちぐはぐな印象になってしまうかもしれません。このような場合は、和風の要素を多めにして和とモダンのバランスを取るのがおすすめです。
逆に洋風なマンションであれば、モダン寄りのバランスにすることで、理想的な和モダンスタイルに仕上げられます。施工前には、和風と洋風のバランスをイメージしておくようにしましょう。
朱色や紺色などのアクセントカラーを取り入れる
和モダンリビングでは、ナチュラルな風合いやモノクロのお部屋も多いですが、アクセントカラーを取り入れるのもおすすめです。
朱色や紺色などの和風に合うアクセントカラーを取り入れると、より和モダンな印象に仕上がるでしょう。また、インテリア小物や装飾品にアクセントカラーを取り入れると、季節に応じて色を変更することもできます。
壁紙もまた、お部屋の面積を大きく占める大事な要素です。理想の和モダンリビングを実現したいという方は、和風デザインやカラーの壁紙をチョイスしてみてください。
ロースタイルの家具やインテリアを選ぶ
和風のテイストを活かすためにも、家具やインテリアなどは低めのものを選びましょう。メインの家具をロースタイルで揃えることで圧迫感がなくなり、より落ち着きのある空間に仕上げられます。
また、ソファを置かずにラグを敷き、座椅子などに座るスタイルもおすすめです。視線が低くなると天井からの距離が離れるため、お部屋も広く感じられます。
照明は、和とモダンを調和させてくれるようなデザインのものを選んでみてはいかがでしょうか?和紙や木材で作られたものやお部屋の和と洋のバランスになじむものを置きましょう。
お気に入りのレトロな家具を中心に、インテリアを考えるのもおすすめです。
畳や障子を取り入れる
畳や障子といったアイテムは、和風テイストの代表格のようなもの。これらを上手に取り入れると、より和モダンな雰囲気が高まるでしょう。
畳とはいっても、部屋全体に畳を敷く必要はありません。和風スペースにしたい箇所に畳を数枚敷くだけでも、和モダンなリビングを実現できます。
また、カーテンの代わりに障子を利用するのもおすすめです。障子を取り入れることで、モダンなお部屋も和風に近づけられます。障子があることで、リビングに入り込む日差しも柔らかくなり、さらに気持ちのよい空間になるでしょう。
おしゃれな和モダンのリビングにする手順
ここからは、おしゃれな和モダンリビングにするための具体的な手順をご紹介します。
- STEP1:理想のコンセプトを決める</li>
- STEP2:素材感のある家具やインテリアを購入する</li>
- STEP3:業者に依頼し工事を行う</li></ul>
以下で詳しく、解説します。
STEP1:理想のコンセプトを決める
まずはどのような和モダンスタイルのリビングにするか、コンセプトを決めましょう。現在住んでいる建物が一軒家なのか、マンションなのかでも、マッチする雰囲気は異なります。建物そのものの特徴を吟味したうえで、和風寄りにするか洋風にするかを考えましょう。
前述したとおり、和モダンリビングを成功させるためには、和と洋のバランスが大切です。「何をどこにどのように配置するとバランスはどうなるか」をイメージしながら決めるようにしてください。
STEP2:素材感のある家具やインテリアを購入する
和モダンリビングを作るときのおすすめアイテムには、下記のようなものが挙げられます。
- 畳
- 間接照明
- イ草
- レトロな家具
たとえば、小上がりにした空間に畳を敷くだけでも和風な雰囲気を演出でき、落ち着きのある空間に仕上げることができます。また、間接照明は、和とモダンを調和させてくれるインテリアのひとつです。間接照明を和風なものにするか、洋風なものにするのかでも、お部屋のテイストのバランスが変わるでしょう。
「畳は敷かないけれど、もう少し和風の要素を取り入れたい」というときには、イ草のラグが活躍してくれます。趣のあるレトロな家具があれば、その家具を活かすようなバランスで他のインテリアをそろえてもいいでしょう。
好みのアイテムが見つからない場合には、オーダーメイドという方法も検討できます。
STEP3:業者に依頼し工事を行う
今ある家具を置き換えるだけで和モダンリビングが完成するのであれば、工事は必要ないかもしれません。しかし、小上がりを作ったり、壁を壊して二間を一間にしたりする場合は、専門業者に依頼して工事をしてもらう方が安心です。
業者にリノベーションを依頼する際には、複数の業者から見積もりを取ってください。口コミのよさや業者の対応も考慮に入れて、施工を依頼する業者を決めましょう。
和モダンリビングの実例を紹介
最後に、和モダンリビングの実例を3つご紹介します。
どれも和風と洋風のバランスが上手にとれた実例ですので、ぜひ参考にしてみてください。
木の温もりを感じられるリビング
こちらのリビングは、木の素材をふんだんに取り入れた温もりのあるデザインが魅力です。手前の木の壁やフローリングに使っている木の風合いなどが、モダンの中にも和風な空間を演出しています。
イ草のラグを上手に使って、落ち着きのある雰囲気を実現しているのもポイント。背の高い家具がないため、ラグの上に直接座っても圧迫感を感じることがなくリラックスして過ごせるでしょう。
障子を取り入れたリビング
こちらのリビングでは、カーテンの代わりに障子を利用しています。障子があるだけでも、お部屋が一気に和モダンな空間に生まれ変わるのがうかがえるでしょう。
他にも、木材のシンプルな家具を配置し、落ち着きのある印象になっています。障子越しに差し込む柔らかい光に包まれて、読書や趣味の時間も楽しめるかもしれません。
丸太を使った天井高なリビング
住宅を建築する際に丸太を使用し、それを見せることで和モダンな空間に仕上がっています。天井も高くなるので、部屋が実際よりも広く見えるでしょう。
最低限のシンプルな家具だけを配置することで、さらに空間に広がりを持たせられます。和と洋の絶妙なバランスを保った、和モダンリビングの実例です。
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本記事では、和モダンなリビングにする際のポイントや手順、おしゃれな実例についてご紹介しました。和モダンスタイルを取り入れることで、落ち着きのある快適なリビングに仕上げることができます。
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