2019年1月30日、Zehitomo プロとしてご活躍いただいている株式会社BiPさま。今回は、BiPでご活躍なさっているパーソナルトレーナー、角田聖奈さんのインタビューです。
インタビュアーは、株式会社BiPの代表取締役社長の薩田有紀代さん、という豪華なインタビューです。
角田聖奈さん って誰?
テレビでも話題
パーソナルトレーナーとして多くの方の体を鍛えるサポートをする中で、角田聖奈さんの専門は、お尻のトレーニング。TBS系「林先生が驚く初耳学!」などテレビにも出演しています。
国家資格を持つトレーナー
国家資格である栄養士免許や、食育インストラクターなどの資格も保有しています。トレーニングだけでなく、計算された食事が彼女の健康的な身体をつくっています。
健康美を保つ習慣を知る
– 「趣味がウエイトトレーニング」とのことですが、どのくらいの頻度でトレーニングをしていますか?
週に5回はしています。1回のトレーニング時間は40〜60分で、コーチングの仕事の合間に時間を見つけて行っています。
「朝夜に分けて、20分ずつ」のような細切れのやり方だと集中が途切れてしまうので、まとまった時間を確保して行うようにします。
– 料理教室も開催しています
料理が得意です。「楽しくおいしく」を心がけながら、料理教室ではお肉と野菜を中心に、ボリュームのある料理を作ります。私が普段食べている料理です。参加者は参加するだけで、食材は教室側で用意していますよ。
– 料理のハードルは、「包丁を持つのも、ちょっと」、「電子レンジにかけるのでやっと」という人もいます。
簡単なメニューとして紹介するのは、鶏胸肉を切って味付けをしたものを冷凍して〜野菜と一緒に炒めたり、焼いたり、というレシピが多いです。
料理のハードルが人によって異なるというご指摘はその通りです、しかしトレーニングを始めると必ず食事の問題が付きまといます。
トレーニングだけだと変わりにくいです。トレーニングと合わせてタンパク質も取らないと身体は変わりません。
自炊すると変わりますよ、今まで自炊をしていなかった方こそ身体の変化を実感できると思います。
– テレビに出演していらっしゃった時に、日本人女性と外国人女性は目指す美しさが違うという話がありました、日本と外国の違いは他にもありますか?
プロテインの感覚は日本人と外国人で全く違います。日本のプロテインのパッケージはいわゆる「マッチョ」、筋肉の写真が多いですが、外国で販売しているプロテインは食材などの写真や画像のパッケージが多いです。
プロテインとステロイドを同じだと思っている人も多いのですが、プロテインは飲むだけで筋肉がつくステロイド薬とは違います。プロテインはタンパク質です。
プロテインの摂り方や、食事とのバランスはどうされていますか?
1日に、自分の体重×2gの量のプロテインを摂取しています。
食事の回数は、1日5〜6食です。食事を摂るタイミングは、朝食、昼までにおにぎりとプロテイン、昼食はお弁当で、丼物が多いです、白米とお肉かな?
おやつを食べるときは和菓子です、洋菓子は脂質が多いので和菓子を食べます。そして夜ご飯を食べて、寝る前にはまたプロテインを飲むこともあります。最後の食事は、仕事のスケジュール次第ですが、21時くらいに食べます。
果物は、朝〜日中はよく食べますが、果糖が多いので夜は避けるようにしています。
– 仕事をしていてタイミングを逃し、深夜に食事をした結果、「朝起きてもお腹が空いていないため、朝食は食べない」という人も多いです。
「朝食べない方が太りやすくなるので、朝食は食べた方が痩せやすい体になりますよ」というアドバイスをしています。
夜ご飯を遅くに食べすぎると、朝、満腹感が残りますよね。なるべく夕方のうちに食事をとったり、おにぎりなど仕事の合間でも食べやすいものを食べたりして、寝る前にはプロテインを飲むと朝まで残りません。
– おすすめのプロテインやサプリメントを教えてください
プロテインはソイ、ホエイ、ピープロテインなど色々ありますが、選び方は、好みに合わせて、味がおいしいと思えるものや「これなら毎日飲める」と思えるものを選んでください。
でもあまりにもタンパク質が少ないプロテインではなく、1回でタンパク質を20gは取れるようなものがいいです。
トレーニング後には素早く吸収させるためにホエイプロテインを飲んで、ホエイとガゼイのプロテインは、寝る前などゆっくり吸収できるタイミングに飲みます。ソイプロテインタンパク質が少ないので飲みません。
サプリメントは、ビタミンを飲んでいます。水溶性のビタミンを飲む時は、トイレに行くタイミングで排出してしまうので、1日3回は飲んだほうがいいです。
出版した書籍では、トレーニングもレシピも紹介
– 2週間で体が変わるトレーニング
2週間で体が変わるトレーニングを組んでいます。ストレッチも紹介していますが、筋肉をつけるためには体をほぐすためのストレッチは必ずしてほしいです。
本の中で紹介しているどのトレーニングも、家で、畳1枚くらいのスペースでもできるようなものが多いですよ。
– 簡単でわかりやすいと好評だと聞きました。おすすめのレシピはありますか?
オートミールボールは簡単ですし、ガパオライスも人気のメニューです。食事メニューだけの紹介ではなく、おやつのレシピも掲載しています。
トレーニング指導のお仕事について教えてください
– お客様は女性を中心とされています
20歳前後の方が始めることも多く、20代〜50代の方がトレーニングにいらっしゃいます。
– 20歳前後で体を鍛え始める方の、きっかけは?
SNSがトレーニングのきっかけになっている方が多いです。特に最近は、SNSをしていると、トレーニングに関することが自然と目に入ることが多いですよね。ダイエットが目的の方もいます。
50代のお客様は、健康維持、体のラインを変えたいという目的をお持ちです。
– (聖奈さんの働いている)ジムには、女性のトレーナーは聖奈さんだけです
男性トレーナーも女性のお客様を教えている方がたくさんいます。女性のお客様への接し方について質問をいただくことも多いです。
– 「生理中の女性のお客様にはどういう声をかけた方がいいですか?」という質問も多いと聞きました
寝込むほど症状がつらい女性は、休んでいただいた方がいいと思います。もし軽い体調不良であれば、体を動かすことで不調が改善されることもあるので動かしてもいいですよ。
トレーニングは、いつも通り、もしくはいつもより強度や負荷を落とします。トレーニングをすることで気持ちもスッキリして、だるさもなくなったり、体の循環が良くなり痛みが緩和されたりすることもあるので、生理中に軽い不調があるくらいの方であればトレーニングをすすめています。
生理以外に肩こり腰痛などがある方には、無理せずできるストレッチを教えたり、トレーニング前にいつも以上に体をほぐしたり、トレーニング前に私が(トレーニーに)マッサージをして肩甲骨をほぐしたりします。
まずチューブトレーニングなど体がほぐれるトレーニングをしてから〜負荷がかかるトレーニングの順番にしたりもします。
男性に向けてのアドバイスはありますか?
肩こり腰痛などは男性にもある不調だと思いますが、姿勢が悪かったり、体が硬かったりすることが肩こり腰痛の原因になっていることも多いです。
筋肉トレーニングについて、一概に「男性全員向け」のアドバイスは難しいです、トレーニングをしたい方の目標や、現状は人によって違うので相手によってできるアドバイスは変わってしまいます。
男性から聞く多いリクエストは「胸板を厚くしたい」「お腹を凹ませたい」というものです、全身を鍛えながら、特に強化したいところは多めにトレーニングしてみてください。
– 以前聖奈さんのSNSで「くびれは「ウエストを引き締める」ことでできるものではない、お尻と背中を鍛えることでくびれて見える」というものがありました
まずトレーニングの方法ですが、継続することが1番大事なんです。継続するためには自分ができるルールを作って、続ける、少なくとも2〜3ヶ月は続けてください。
「痩せたい」という強い気持ちをお持ちのお客様もいますが、考え方を変えていただきたいです。くびれを作る、見せるためには体のバランスを整えることが大事です。
あまりにも「痩せたい」という気持ちが強いお客様には、私の(角田さんの)体を目の前で計測して見せますよ。「私は別に痩せているわけではなくて、お尻と背中を鍛えて、くびれて見せているんです」ということを見ていただいています。
– 他にも、聖奈さんならではの意見として「白米は抜かない」というご意見を聞きました
去年の夏、夜に白米を抜く生活を続けて、体重が急激に落ちて、筋肉の張り感が失われたときには困りました。白米を抜く食生活は、私には合わないと感じたんです。
色々な方法や食生活のアドバイスは世の中にもたくさんありますが、数日試して、自分の体の状態を見て、自分に合う方法を見極めないといけません。
– 食生活は、なかなか整わない人も多いです
食事が整わない、整えない人は「体を変えたい」という意思をもっと強くするといいと思います。「体をどうしても鍛えたい、変わりたい」と本当に思っているのであれば、やるべきことは決まっています。
目標がないままダラダラとトレーニングを続けることはちょっと大変なので、「夏にノースリーブを着たい」とか「タンクトップを着たい」とか、まずは身近な目標だと意識しやすいです。
トレーナーとして
– トレーナーとして指導をしているなかで、例えば「(トレーニングを続けているのに)実は先日、甘いものを食べてしまいました」とトレーニー言われたら、怒りますか?
甘いものを食べてしまった時、でも、怒らないです。過ぎたことは仕方がないので、「美味しかったですか?」という質問をしますよ(一同笑い)。
– 聖奈さんの、トレーナーとしての強みは?
私は、厳しくはしません。ゆるふわ系、でしょうか?(一同笑い)自分ができないことはお客様に言えないですし、厳しいと続かないですよね。
例えば、やめたほうがいい習慣だけど「やめられない」という相談があったら、毎日してしまう習慣であれば「2日に1回にしてみましょうか」と伝えます。
あとは、トレーニーさんにネガティブなことを言われても、ポジティブな言葉で返すようにしています、でもそこで極端にポジティブなことで返すわけではなくて、少しずつでもポジティブに導いてあげたいです。
– 聖奈さんの考える筋トレのメリットを教えてください
筋トレにはメリットしかないですよ、毎日がハッピーになります。私も運動は嫌いで、跳び箱も飛べません。自分の変化が楽しくなると続きますし、トレーニングが続くとポジティブになって、人生が変わっていきますよ。
自分の変化がわかると楽しくて、自分のことが好きになれますし、心が変わります。
嫌々やっていても続かないですが、筋トレでは、自分を作る、「ボディメイク」を楽しめるようになるのがメリットだと思います。
ダイエットに成功しない2大理由は「結果が出なかった」「食事制限が辛い」です、ダイエットやトレーニングが続かない人へアドバイスなどをお願いします
無理をしない食事を続けていただきたいです、多分ファスティング(栄養価の高いジュースなどを飲み続けたり、食事をほとんど摂らないという手法など)も、「つらい」から続かないと思います。
「面倒くさい」、「意思が弱くて長続きしない」という意見も、よく聞きますが、わたしは「意思が弱い」、という意見は間違っていると思います。私も意思が弱いです、決して強いわけではありません。
無理なダイエット方法やトレーニングでスタートして、続かないと「私なんてダメだ」と思うのは当たり前の感覚じゃないでしょうか?
一生続けられるようなことを、続けてみてほしいです。
Zehitomoから聖奈さんに質問
– お客様に「刺さる一言」みたい言葉にはどのようなものがありますか?
やりたいと思ったらその時にしてください、そのときです、とお伝えしています。
– 聖奈さんはどうして、このようなポジティブなマインドになったんですか?
自分にいつも正直にいることにしました。自分の心に正直にいるのは子供の頃からです。昔から、自分が納得しないと言うことが聞けない子供で、両親もそんなわたしを怒ることもありませんでした。
– 自分でジムに通うのと、パーソナルトレーニング、どちらがいいでしょうか?(他の取材者からの質問)
わたしは、最初は家でトレーニングをしていた、いわゆる宅トレです。でも体の変化はウェイトを持つようになってからです。ウェイトトレーニングを始めて体が変わったのがよくわかりました。
自宅で高重量のウェイトを持つのは難しいですよね、あとは高重量のウェイトを持つようなトレーニングは危険です。パーソナルトレーニングのように横で誰かが見ていてくれると安心できます。
あとは、その道のプロに聞いた方が早いです。ジムに行っても、自分ではわからないことも多すぎるので、パーソナルトレーニングはおすすめです。
– 食事について(他の取材者からの質問)
普段は外食も多くて、好きなものを自由に食べていますが、年々太りにくくなっています。食べたら燃やす、です。(一同笑い)
コンテストに出る前3ヶ月くらいは減量期に入るので食事を気にかけるようにしていますが、基本的に食べたいものを食べるようにしています。
– 好きなトレーニングウェアを教えてください(他の取材者からの質問)
トレーニングウェアは着心地のいいもの、あとは好きな色のものを選んでいます!
– 聖奈さんは「ベストボディジャパン」や「ミス・ワールド・ジャパン」などで好成績を残していらっしゃいますが、コンテストに出たきっかけを教えてください(他の取材者からの質問)
コンテストに出たきっかけは、ジムに通っていた時にポスターを見たことです、ふと「これを目標にしてみようかな?」と考えて、出場しました。
– トレーニングをしている男性は好きですか?(他の取材者からの質問)
はい(聖奈さんも、会場も一同笑い)、トレーニングをしている男性は好きです。外食でも一緒に「お肉がいいメニューがいいね」、とかたんぱく質などの栄養素とか、そういうポイントでお店を選べたりするので話が合うので、していない人よりもしている人がいいなと思います。
角田聖奈さんの所属する、株式会社BiPとは?
パーソナルトレーニングジムBiPは、完全個室で行うジムです。日本トップクラスのボディメイカーがチーフトレーナーを務め、テレビでも多数取り上げていただいているそうです!