「ロール網戸」とは、網をロール状に巻き取れる網戸を指します。ロール網戸が上げ下げできない場合は故障が考えられますが、自分で修理することも可能です。そこで、当記事では網戸ロールが動かない原因と修理方法、修理の料金相場などについて詳しく解説します。
網戸のロールが上げ下げできない、動かないときの確認箇所は?
ロール網戸 とはその名のとおり、網をロール状にクルっと巻き取って操作する形式の網戸を指します。通常の網戸が取付けられないトイレや洗面所の小窓、装飾窓にも取付けることが可能です。
便利なロール網戸のトラブルとして多いのが、上げ下げができないこと。その原因のほとんどは、レールにゴミや汚れが溜まっていることです。
このような汚れが原因の場合は、レールのゴミや汚れを取り除いてください。そのうえで上下レール部にシリコンスプレーを塗布すれば、改善する可能性が高いです。
この方法を試してもロールの動きが改善しない場合は、網戸の部分がレールから外れていないか確認しましょう。網戸の部分がレールから外れている場合、網戸ロールの故障が原因です。
網戸が部分的に外れているならば自分で修理できます。しかし、網戸がレールから完全に外れてしまっている場合は自分で修理できないため、業者に依頼することになります。
自分でもやる場合のロール網戸の調整方法
網戸ロールの調整方法を、次の2項目に分けて紹介します。
- 必要な道具
- 手順
前述のとおり、網戸が部分的に外れている状態ならば自分で調整することも可能です。ただし、網戸ロールは構造が複雑なので、自分で調整した結果として状態をさらにひどくしてしまう恐れもあります。
自分でロール網戸の調整をやる前にまず、調整方法についてみていきましょう。
その後で、自分での調整ができるかどうかを判断しても遅くありません。
ロール網戸の修理・調整に必要な道具
ロール網戸の調整・取り付け時に必要な道具として、次の4つが挙げられます。
- プラスドライバー
- カッターもしくはハサミ
- メジャー
- 糸ノコ
基本的に上記道具を一式準備しておけば、どのメーカーのロール網戸でも調整が可能です。ただ、ロール網戸によっては付属の部品や道具が備わっている場合があります。説明書などを確認し、必要な道具があれば準備しておきましょう。
ロール網戸の調整の手順
網戸のロールの取り付け・調整の手順は、以下の7ステップです。
- 玄関や小窓など設置場所の枠に、網戸ロールのフレーム枠を設置
- ロール網戸を枠幅に合わせてカットし、長さを調整
- 長さを調整したら、1で設置したフレーム枠に取り付け
- 網戸本体を設置
- 網戸の大きさや張り具合を調整
- 取っ手の取り付け
- ドアとロール網戸の隙間に調整枠を取り付けたら完了
簡単に手順を紹介しましたが、あくまでも一例です。ロール網戸の商品によって、取り付け方法は異なります。各取扱説明書や設置方法をしっかりと確認し、指示通りに作業を進めましょう。
網戸ロールは構造が複雑!業者に依頼する方が早く解決する
網戸ロールの調整や網戸が破れたり、たわんだりした際には自分で張り替えを行うことは可能ですが、網戸ロールは構造が非常に複雑なため、素人の方が調整や張り替えを行う場合は労力・時間を要してしまいます。
また、張り替えに必要な道具を揃える必要があり、失敗した場合打撃が多大で無駄なコストがかかってしまう可能性も高いです。
依頼した場合の費用にもよりますが、ロール網戸の調整はプロの業者に依頼した方がいいかもしれません。ただし、気になるのがその料金ですよね。 網戸ロール修理費用は、修理内容によって異なります。
\ 近くのプロの料金は? /
網戸ロール修理の費用は?業者の料金相場
網戸ロール修理費用は、修理内容によって異なります。網戸ロール修理の料金相場は、以下のとおりです。
- 網戸の張り替え:1万~6万円
- 網戸ロールの修理:1万~3万円
ただし、網戸の種類や素材、納期、時間・個数によって料金は変動します。網目(メッシュ)は18・20・24などの種類があり、網目が細かくなるほど虫やほこりなど異物の侵入防止効果が高まります。
そのため、網目が細かいほど料金が高くなりやすいです。予算と相談しながら、なるべく機能性の高いものを選ぶとよいでしょう。
また、網戸の素材にはステンレスとポリエステル、グラスファイバー、ポリプロピレンの4種類があります。ポリプロピレンは安価、ステンレスは高価である場合が多いでしょう。
さらに、納期や料金システムは業者によって違います。張り替える枚数が2枚程度と少ない場合、出張料金が発生する場合もあるため、納期や料金システムは事前に確認が欠かせません。
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網戸修理のプロの選び方
網戸修理のプロを選ぶ際のポイントには、次の6つが挙げられます。
- ホームページはあるか
- 対応エリアを確認する
- 300枚以上の施行経験はあるか
- 要望を汲み取ってくれるか
- 十分な事前説明があるか
- 網戸レールの掃除にも対応しているか
まず、依頼を検討している業者の公式ホームページもしくは実店舗があることを確認しましょう。これらがある業者は身元が判明しているため、施行後のトラブルにつながりにくいです。
自宅が業者の対応エリア外の場合、依頼できなかったり、出張料金が発生したりする場合があります。対応エリアに入っているかどうか確認しておきましょう。 一般的に300枚以上の張り替え経験がある業者は作業が素早く、仕上げも丁寧だといわれています。
施行経験も同時に確認しておきましょう。 要望を聞き取り、汲み取ってくれるかどうかも欠かせません。要望を聞かない、汲み取れない業者だと満足な仕上がりにならない恐れもあるため、こだわりが強いという方は注意しましょう。
十分な説明があるのかも重要です。3枚以上でないと対応できなかったり、取り扱っている網戸の種類が少なかったりするなど、業者によって様々な特徴があります。また、条件が設けられている場合も少なくありません。 事前に十分な説明があるかどうかも業者選びには欠かせないポイントです。
また、生の声を知りたいという場合は公式ホームページだけでなく、口コミなども併せて確認することをおすすめします。 良い業者は網戸のレールや溝まで掃除してくれます。施工実績はもちろんですが、細部に至るまで気にかけている業者かどうかも重視しておくとよいでしょう。
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