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  6. トイレを快適空間にリフォームしたい。押さえるべきトイレの正しい寸法
2022/08/22 2022/09/13

毎日使うトイレは、快適な空間にしたいもの。今回は、快適なトイレの広さや便器の寸法、リフォームの際に気を付けたいポイントなどをご紹介します。トイレリフォームを検討している方はぜひ参考にしてみてください。

この記事を監修したプロ
須藤 建一郎 さん

ブロカレジ

一般的なトイレ空間の広さとは?

自宅のリフォームに取り組む前に、一般的なトイレ空間の広さについて知っておきましょう。 主なトイレの寸法は、次の3種類です。

  • 0.4坪タイプ(78 × 123.5cm):一般的な分譲マンションに多い
  • 0.5坪タイプ(78 × 169cm):一般的な戸建てに多い
  • 0.75坪タイプ(123.5 × 169cm):広めな住宅に多い

集合住宅は利用できるスペースに限りがあるため、0.4坪の大きさが一般的です。一見狭く感じるかもしれませんが、慣れ親しんでいる広さであるため、窮屈さを感じることなく利用できるでしょう。

主に戸建てで採用されるのが、0.5坪のトイレです。タンク付きを選んでも十分な広さですが、手洗い場の設置や内装にこだわるには物足りなさを感じてしまうかもしれません。

敷地面積が広い住宅では、0.75坪タイプを採用することが多いです。空間に余裕ができるので、ゆったりとした印象になります。収納やインテリアを重視する場合には、このサイズが最適です。

一般的な便器の寸法とは?

タンクのあるタイプとないタイプ、それぞれの一般的な寸法は、以下のとおりです。

  • タンクありの場合の寸法:高さ100㎝、幅45㎝、奥行80㎝
  • タンクレスの場合の寸法:高さ45㎝、幅40㎝、奥行70㎝

快適なトイレに仕上げるためには、トイレスペースとバランスの取れた大きさの便器を選ぶことがポイントです。タイプ別の便器の寸法と、それぞれの特徴をご紹介します。

タンク付きトイレの場合

タンクの付いているトイレ

最も一般的な水洗トイレの形式は、便器の後ろに水を貯める「タンク付きトイレ」です。便器の寸法は、床からタンクまでの高さが100㎝、便器の幅が45㎝、便器からタンクを含めた奥行80㎝が定番です。

タンクがある分、圧迫感が出やすくなってしまうのがデメリットだといえるでしょう。しかし、最近では奥行がコンパクトに設計されているタイプも登場しています。 タンク付きの場合は、空間確保のために便器の大きさを見直すなど、スペースを上手く使う工夫をしてみてください。

タンクレストイレの場合

タンクレスのトイレ

近年増えてきたのが、タンクが内蔵されている「タンクレストイレ」。一般的な寸法は高さが45㎝、横幅が40㎝、奥行が70㎝程度で、タンクがある場合に比べてコンパクトに収まります。

奥行が抑えられるため、トイレ空間を広く使えるのが何よりのメリットです。メーカーによっても差がありますが、タンクをなくすことで奥行を5cm程度短くできます。 さらに、基本的にシンプルな形状をしているため、掃除の際の手間を減らせるのも嬉しいポイントです。デザインも洗練されたものが多く、スタイリッシュな印象を与えられるでしょう。

タンク付きトイレよりも価格は高くなりますが、広々としたトイレに仕上げたい場合におすすめの選択肢です。

快適なトイレ空間を作るためのポイント

白い壁のトイレ 収納スペースにトイレットペーパーが置かれている

快適なトイレを作るポイントとして、次の3つのことを心掛けましょう。

  • 最低限必要な寸法を押さえよう
  • 色合いを意識しよう
  • ドアのタイプを考えよう

また、限られたスペースを上手く活用する工夫として、色合いやドアに気を配るのもおすすめです。

最低限必要な寸法を押さえよう

使いやすいトイレの寸法目安は、ドアから便器の先までが40cm、便器の両サイドから壁までの距離が15cmです。

この寸法を確保しても、体格が大きい方には手狭に感じてしまう可能性はあります。圧迫感のない空間を目指す場合には、ドアからの距離を50cm、両サイドの距離を20cm程度確保するのがおすすめです。 空間に合わせてタンクの形式や、便器のサイズを選びましょう。

色合いを意識しよう

トイレを広く見せるのに有効なのが、色合いを意識したコーディネートです。すぐに試せる4つのポイントを、ご紹介します。

  • 白やベージュなど明るい色を使う
  • 床とマットは同系色で揃える
  • 壁の色をグラデーションにする
  • 差し色は中性色か寒色を選ぶ

スペースを広く感じさせるには、白やベージュの膨張効果が有効です。さらに床とマットを同じ色で揃えれば、色馴染みが良くさらに広さを感じられるでしょう。 壁紙にグラデーションの視覚効果を上手く利用すれば、奥行に広がりが出ます。差し色を使ってポイントを入れたい場合は、締まりの出る中性色や寒色を選びましょう。

ドアのタイプを考えよう

意外と見落としがちなのが、トイレのドア選びです。内開きのドアを選んでしまうと、出入りするだけでも狭さを感じやすいため、注意しましょう。

空間を有効に活用するなら、スライドタイプのドアがおすすめです。開け閉めの際の影響が出にくいため、限られた空間でも不便さを感じることなく利用できます。

スライドタイプの他にも、引き戸や、折りたたみタイプのドアも人気です。これらのドアの設置が難しい場合には、外開きのタイプを選ぶのがおすすめです。 外開きであれば、トイレ内のスペースは確保されるため、問題なく利用できます。

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工事業者の人が書類に必要事項を記入している

自宅のトイレを快適にするには、スペースの使い方を工夫することが大切です。

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監修プロからのコメント

最近は節水型の便器が増えてきています。タンクが一体になり、サイズがコンパクトになっています。デザインも洗練されているので人気ですが、配管の位置には注意が必要です。

設置面が違う、配管の位置が違う…..便器以外の箇所の工事が必要な場合、大掛かりになることが多いので、まずは見積もりをしてみましょう。

水回りは設置して終わりではありません。その後の利用方法やメンテナンスの方法までアドバイスしてくれる業者を選ぶのが、リフォームを成功させる秘訣ではないでしょうか。

この記事を監修したプロ
須藤 建一郎 さん

ブロカレジ

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