おしゃれで快適な庭を維持するには、雑草対策をおこなうことが必要です。そこで今回は、おしゃれな庭を維持する雑草対策や庭づくりのポイントをご紹介。リフォームする際の費用相場もまとめましたので、施工を検討する方はぜひ参考にしてください。
雑草対策ってなぜ必要?
雑草は時間が経つとすぐに生えてくるので、管理するのが面倒に感じる方も多いでしょう。ただ雑草を放置すると、次のようなデメリットがあります。
それぞれの項目を確認しましょう。
見た目が悪くなる
雑草を放置すると、想像以上の勢いで繁殖し始めます。特に少し手入れを怠るだけで見た目が悪くなり、建物の外観を損なう原因になるのです。
せっかくおしゃれな庭にデザインしても、きれいに維持しないと雑草で住まいの印象は大きく変わってしまいます。仕事や育児で多忙だったり、膝や腰に負担をかけたくなかったりなど理由はさまざまですが、雑草をきちんと手入れしてきれいな状態を保つことが大切です。
虫が増える
雑草が生い茂る庭は虫に好ましい環境であるため、雑草対策をおこなわないとゴキブリやハエなどの害虫が増える原因になります。庭に害虫が増えると、部屋に侵入するリスクも高まるので要注意です。
またゴキブリやハエなどの害虫を餌にする、ヘビやトカゲなどの爬虫類も寄ってくるかもしれません。特に小さな子どもがいる場合は、庭で遊ばせるのも不安になるため、虫の住処にならないように雑草対策をおこないましょう。
健康に悪影響が出る
雑草のなかには、アレルギーの原因に含まれるイネ科の雑草が多くあります。雑草を放置することで、健康に悪影響を及ぼしてしまう可能性があるのです。また、有名なアレルギーの「ブタクサ」が含まれる雑草もあります。
花粉症を発症させるアレルギーで、目のかゆみやくしゃみ、鼻水などといった症状を引き起こす原因になるでしょう。特に花粉症の方は、雑草を放置すると症状が悪化する可能性があるので注意する必要があります。
DIYでもできる雑草対策10選
業者に工事を依頼せず、リフォーム価格を抑えて雑草対策したい方もいるでしょう。そんな方におすすめなのが、DIYでできる雑草対策です。DIYで雑草対策できるアイテムには、次のようなものがあります。
- 防草シート
- 砕石・砂利
- 敷石
- ウッドチップ・バークチップ
- 人工芝
- 防草土・防草砂
- コンクリート
- タイル・サークルストーン
- 天然芝
- グランドカバープランツ
最近は、100均などで安く手に入れられるものも多いのでチェックしてみましょう。
防草シート
庭全体をシートで覆って日光を遮断し、防草できるアイテムです。防草シートで覆うことで雑草は光合成ができなくなり、成長せずに枯れていきます。 光合成をさせないことで防草するのが目的なので、99%以上の遮光性がある防草シートを選びましょう。
砕石・砂利
見た目にもこだわりたいなら、砕石や砂利を敷くのがおすすめです。雑草の上から砕石や砂利を敷くことで日光を遮断できるので光合成ができなくなり、防草効果が期待できます。ただ、石粒の間から生えてくることがあるので注意しましょう。
敷石
おしゃれな庭で雑草対策したいなら、敷石を敷くのがおすすめです。雑草の上から敷石を置くので、日光が届かず防草効果があります。敷石を庭に敷くと、見た目もおしゃれになるのもポイントです。
ウッドチップ・バークチップ
デザイン性のある庭を演出したいなら、木を細かくしてチップ状にした「ウッドチップ」や松などの樹皮を使用した「バークチップ」がおすすめです。ウッドチップやバークチップは自然素材なので環境にやさしく、土壌改良効果も期待できます。
人工芝
庭にグリーンを残しつつ雑草対策したい方には、人工芝がおすすめです。天然芝と異なりお手入れがほとんど不要なので、放置していても雑草が生い茂るような状態にはなりません。人工芝であれば、その上で遊べるので子どもがいる家庭にも最適です。
防草土・防草砂
土や砂にセメントを混ぜたものに水をかけて、固める防草土や防草砂も雑草対策に効果的です。施工方法も簡単なので、DIYでもおこなえます。ただ平面になると水たまりができて湿気の原因になるので、水はけを良くする工夫は必要です。
コンクリート
雑草の手入れをするのが面倒という方は、コンクリートで覆う方法もあります。雑草の上からコンクリートを流し込むので、日光から完全に遮断でき、光合成をするのを防ぐことが可能です。耐用年数も20年以上あるのも、うれしいポイントといえるでしょう。
タイル・サークルストーン
掃除のしやすさで選ぶなら、タイルやサークルストーンがおすすめです。タイルやサークルストーンを敷いた場所は平らになるので、歩きやすいといったメリットもあります。またデザイン性が高い素材もあるので、おしゃれな庭にしたい方にも最適です。
天然芝
ナチュラルな雰囲気に仕上げたいなら、天然芝にするのがおすすめです。天然芝は根をびっしり張るので、雑草が生えにくくなります。ただし天然芝は植物なので、草丈が徐々に伸びてしまうため、定期的なお手入れは欠かせません。
グランドカバープランツ
本物の植物で庭を覆い雑草が生えにくくするのが、グランドカバーです。きれいにお手入れすると小花を咲かせることもあるので、芝生だけより華やかな印象に仕上がります。また、芝生のように縦に伸びることはないのでお手入れが簡単です。
おしゃれで快適な庭づくりのポイント
庭のDIYをする前に、完成デザインのイメージを考えることが大切です。おしゃれで快適な庭づくりで押さえるべきポイントには、次のようなものがあります。
- 庭の世界観やスタイルを決める
- 庭を構成する外構を把握する
- 目的に合った素材選びをする
- メンテナンスのしやすさも考える
それぞれのポイントを確認しましょう。
庭の世界観やスタイルを決める
おしゃれな庭を作りたいなら、庭全体の世界観やスタイルを明確にすることがポイントです。たとえば、ナチュラルガーデンや洋風ガーデンなどさまざまな種類があるので、まずは庭の完成イメージを考えてみましょう。
1階の部屋が和室であれば、和風庭園にするのもおすすめです。庭のイメージが湧かないときは、本やインターネットからアイデアを集めましょう。
庭を構成する外構を把握する
庭の世界観やスタイルが決まったら、次は庭を構成する外構を決めていきましょう。庭づくりで押さえるべき外構には、次のようなものがあります。
- 出入り口に設置する「門扉」
- 門扉から玄関までの通路「アプローチ」
- 敷地を区切る「フェンス」
- 自動車や自転車を置く「駐車スペース」
- 解放された空間を楽しめる「バルコニー」
- 花壇などの植物を植える「植栽」
庭の印象を大きく左右するので、外構も含めて庭づくりの計画を進めましょう。
目的に合った素材選びをする
庭は雨や外気に晒されるので、DIYするときは素材選びにも注意しましょう。たとえば、木材はナチュラルな雰囲気に仕上げられますが、雨で腐りやすいので耐久性が低くなります。
一方、セメントやコンクリートは作業に手間はかかりますが、耐久性が高いので小まめなお手入れは必要ありません。それぞれの素材にはメリットとデメリットがあるので、それらを踏まえたうえでライフスタイルに合うものを選びましょう。
メンテナンスのしやすさも考える
デザインや素材選びも重要ですが、メンテナンスのしやすさも大切です。特に花や木を植える箇所は定期的なメンテナンスが欠かせないので、できる限り手間がかからない方法を選ぶのがいいかもしれません。
リフォーム業者に頼んだ際の費用相場
庭をDIYすることにより、予算内にリフォームできた多くの事例もあります。しかし、自分でできることには制限があるため、一戸建ての庭を本格的にリフォームしたい場合は業者を活用するのが一番です。ただ、施工費用はDIYより高くなるので事前に確認しておきましょう。
リフォーム業者に依頼した場合にかかる費用相場は、次のとおりです。
種類 | 費用相場(1㎡) |
庭の整地 | 2,500円〜5,000円 |
芝生の貼り付け | 5,000円〜10,000円 |
砂利の敷き詰め | 3,000円〜7,000円 |
コンクリート外構工事 | 10,000円〜15,000円 |
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おしゃれな庭でも雑草が生い茂ると、外観が損なわれてしまいます。しかし、定期的に雑草のお手入れをできない方も多いはずです。このような場合は、庭を本格的にリフォームして雑草が生えてこないようにする対策をおこなうことをおすすめします。
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