家族や友人がリフォームを行った際は、リフォーム祝い(改築祝い)を送るのがマナーです。しかし、リフォーム祝いにどのような贈り物を選べばよいか、お祝い金額の相場はどのくらいかなど、わからないこともあるでしょう。
今回は、リフォーム祝い (改築祝い) を選ぶ上で理解しておきたいマナーや、定番の人気ギフト、おすすめのメッセージなどをご紹介します。リフォーム祝いを渡す際、ぜひ参考にしてください。
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リフォーム祝い(改築祝い)とは
リフォーム祝いとは、友人や上司、同僚などが家をリフォーム(改築)した際に渡すお祝いのことです。一般的によく聞くのは、家を新しく建てた時に渡す新築祝いです。
最近ではリフォームの内容が多様化しており、家の一部をリフォームする工事だけでなく、家全体をリフォームするフルリフォームを行う方が増えています。大規模な工事を伴うフルリフォームは、新築と同じくらい、あるいはそれ以上の費用がかかることもあります。
こうしたリフォームの際については、新築祝いのようにリフォーム祝いを渡すことが望ましいでしょう。
リフォーム祝いの基礎
リフォーム祝いを送るにあたって、さまざまなマナーについて気になる方もいらっしゃるでしょう。お祝いのタイミングや渡し方など、確認すべきポイントはいくつか存在します。
しかし、固く考えすぎる必要はありません。お祝いであるため、大切なのは相手のリフォームをお祝いする気持ちです。
お祝いを渡すタイミングは?
お祝いのタイミングに決まりはありませんが、リフォームが完成したという報告を受けてから1週間以内がベストといえます。
リフォーム直後は、新しい環境での生活がスタートした段階です。お祝いを受け取る相手も気持ちが盛り上がっており、よりプレゼントが喜ばれることでしょう。
ギフトや金品は、なるべく1週間以内、遅くても10日後までに届くように手配してください。直接会う機会がある場合は、贈り物を手渡しするのが望ましいです。そうでない場合は、配送でプレゼントしても問題ありません。
「改装」と「改築」の違い
リフォーム祝いを送る上で、紛らわしいのが「改装」と「改築」の違いです。のし紙に「改装祝い」と書けばよいのか、「改築祝い」と書くべきか迷う方もいらっしゃるため、マナーとしてこれらの違いについてご紹介します。
改装とは、建物の外装・内装・設備を新しいものにすることを指します。一方、改築は建物の一部を壊し、間取りや構造を変えることです。改装に比べると、改築の方が大規模な工事が必要であり、費用も高額になるケースが多くみられます。
リフォーム祝いを贈る際は、相手のリフォーム内容に合わせた文言にするとスムーズです。
改築祝の金額の相場とは
改築祝いの金額は、新築祝いを贈る際の相場とほとんど同じと考えて問題ありません。贈る方との間柄によって、相場は異なります。
家族・親戚 | 1万円〜3万円 |
友人 | 5,000円〜1万円 |
上司・取引先 | 5,000円〜1万円 |
会社の同僚 | 5,000円〜 |
ポイントは、相手との関係の深さを考慮し、相手に気を遣わせない金額にすることです。
リフォーム祝いを選ぶ上で知っておきたいマナー
ここでは、お祝い金額の相場や贈り方、相手に渡すメッセージの書き方など、リフォーム祝いを選ぶ上で知っておきたいマナーについて解説します。
まずは改築祝いを選ぶポイントを前提に
改築と改装では、リフォーム内容が異なります。ここでは、改築祝いを贈ることを前提に相手への贈り方などを解説します。
プレゼントには基本的にのし紙をつける
家族や友人など、贈り相手がどんなに親しい間柄であっても、プレゼントにはのし紙をつけるのが基本的なマナーです。
現金を贈る場合 | 表書き | 「御祝」「改築御祝」 |
水引 | 紅白の花結び(蝶結び) | |
商品券・品物を贈る場合 | 表書き | 「御祝」「改築御祝」 |
水引 | 紅白の花結び(蝶結び) |
現金を贈る場合でも、商品券・品物を贈る場合でも、表書きは「御祝」「改築御祝」などにし、水引には、紅白の花結び(蝶結び)を選びましょう。「何度あってもうれしいお祝い事」という意味がこめられています。
さらに、現金を贈る際は、ご祝儀袋に入れて渡すことがマナーです。
キレイなラッピングと心のこもったメッセージを
改築祝いを贈る際は、マナーに従ったキレイなラッピングで現金や品物を包み、心のこもったメッセージを添えるのが望ましいです。
贈り物とともに、リフォームをお祝いする気持ちをつづった言葉をプレゼントすることで、さらに相手に喜んでもらえるでしょう。1文字1文字丁寧に書いた手書きのメッセージカードなら、さらにお祝いの気持ちが伝わります。
一般的におすすめのメッセージとは?
ここでは、一般的に改築祝いにおすすめのメッセージをご紹介します。相手に、お祝いの気持ちを伝えられるような言葉を選びましょう。
<友人への御祝>
ご改築おめでとう!お祝いの気持ちをこめて、花束を贈ります。新たな環境で、楽しく過ごしてね! |
<上司への御祝>
この度は、ご改築、お祝い申し上げます。ささやかではありますが、お祝いの品をお贈りいたします。新たな環境におかれましても、ますますご活躍なされることをお祈り申し上げます。 |
なお、メッセージを書く際は、忌み言葉を避ける必要があります。忌み言葉とは、ネガティブなイメージのある言葉のことです。
リフォーム祝いにおいては、火事・災害、建物の倒壊を連想させる以下のような言葉が忌み言葉とされているため、必ず確認しておきましょう。
<火事を連想させる>
- 火
- 燃える
- 焼ける
<災害を連想させる>
- 流れる
- 飛ぶ
<建物の倒壊を連想させる>
- 倒れる
- 壊れる
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リフォーム祝いに定番人気の贈り物とは
リフォーム祝いを選ぶ際は、相手の気持ちを考えて、あったらうれしいものを渡すのが望ましいです。しかし、何をプレゼントすればよいか迷っている方もいらっしゃるでしょう。ここでは、リフォーム祝いにおすすめ、人気の定番の贈り物をご紹介します。
お祝い金(現金)
相手の好みがわからず贈り物に迷った際は、現金が無難かつ実用的です。相手が好きなように使えるため、もらって困ることはありません。リフォームにはかなりの費用がかかる場合も多いため、家計の負担を減らすことにもつながり、喜ばれるでしょう。
お祝い金として現金を渡す金額は、奇数の方が縁起がよいとされているため、1万円や3万円など、お札の枚数が奇数になるようにします。
商品券
相手の好みがわからず品物を選ぶのが難しいものの、現金を渡すことに抵抗があるという方には、商品券やギフトカードがオススメです。相手が使い道を選べ、現金と同様に実用的です。また、用意の手間もあまりかかりません。
商品券やギフトカードを贈る際は、使える店舗が多いものやさまざまな商品に対応した、汎用性の高いものを選びましょう。
カタログギフト
カタログギフトは、掲載されている品物の中から、相手が好みのものを選べます。現金や商品券と同様、相手の好みがわからない場合におすすめです。カタログギフトは、金額が相手にわかりづらいというメリットがあり、お祝いに適しています。
ただし、カタログギフトにはさまざまな種類があるため、リフォーム直後にもらってうれしいものや、相手の好きなものが多く掲載されているものを選ぶことが大切です。
家電製品
リフォーム直後には、掃除機や空気清浄機といった実用的な家電もおすすめです。贈り物として家電製品を選ぶ場合は、相手の好みに合うデザインや、シンプルで場所をとらないサイズのものを選びましょう。
すでに持っている家電製品を贈られても困ってしまうため、欲しい家電製品はあるか、贈ろうとしているものをすでに持っていないか、事前に相手に確認することも大切です。
花束
さまざまなお祝いで人気の花束は、改築祝いにおいても人気の高い定番ギフトです。リフォーム後の家の雰囲気やイメージを知っている場合は、それに合わせた種類・カラーの花束を選ぶのがよいでしょう。
生花の花束もよいですが、お手入れが必要で、しばらくすると枯れてしまいます。長く楽しめるよう、ブリザードフラワーの花束を選ぶのもおすすめです。
日用品
タオルや洗剤といった日用品も、リフォーム祝いとして人気のギフトです。複数個あっても困らないため、ほかの人と被るリスクを考える必要もありません。日常生活での必要性が高く、消耗品であるため、喜んでもらえる可能性が大いにあります。
ただし、相手によっては日用品に強いこだわりを持っているケースもあります。好みのものを渡したい場合は、事前に相手に確認することが大切です。
贈り物に選ばない方がいいものって?
リフォーム祝いの贈り物には、お祝いの気持ちを伝えられ、相手に喜んでもらえるものを選ぶ必要があります。
マナー上、贈り物に選ばない方がよいとされているものも存在するため、お祝いを選ぶ際は必ず確認しましょう。ここでは、贈り物に選ばない方がよいとされている品物をご紹介します。
火をイメージするもの
火をイメージするものは、火事を連想させるため不吉とされています。灰皿やライター、暖房器具といった火に関わるものはもちろん、炎をイメージさせる赤いものも避けるのがマナーです。
贈ろうとしているものが火をイメージする品物でないか、必ず確認してください。
踏むもの
スリッパや玄関マットのような品物は、「踏みつける」というイメージがあるため、贈り物には適していません。とくに、目上の人に贈ると失礼にあたるため、注意が必要です。
玄関マットやキッチンマットは、贈り物として選択肢に入れてしまいがちな品物であるため、気をつけましょう。
インテリア
インテリアは、家の雰囲気とマッチするものや、相手の好みに合ったデザインのものを選ぶ必要があります。家に合わないものや好みでないものを贈ってしまうと、相手を困らせてしまうため、避けた方が無難です。
インテリアに強いこだわりを持っている方も多いため、贈り物としては相応しくありません。どうしてもインテリア関連をプレゼントしたい場合は、好みのインテリアを選べるカタログギフトを選びましょう。
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リフォーム祝いを選ぶ上で理解しておきたいマナーや、定番の人気ギフト、おすすめのメッセージなどをご紹介しました。リフォームをして快適な暮らしを手に入れたお友達や知人をみて、自分の家のリフォームを検討しようと思った方は、相談だけでもしてみるのもおすすめです。
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