【小学生の習い事20選】身につけるならこれ！メリットとデメリットと費用を解説

小学生のお子さんに習い事を始めさせたいと考えたことはありませんか？習い事は子どもの能力を高め、感性を豊かにしてくれるなど様々な効果が期待できます。その反面、小さい頃の習い事が大人になってからも役立っていると実感している人はどのくらいいるのでしょうか。

習い事はともすれば長続きせず、費用対効果が薄くなってしまいがちです。子どもにとって本当にためになる習い事に投資したいものです。ここでは、小学生に人気のある習い事をまとめてみました。

習い事とは？

そもそもなぜ、習い事をするのでしょうか。小学生になると様々な習い事をさせたいと思うのが親心です。「サッカーで運動神経を伸ばしたい」「そろばんで計算の基礎を固めたい」など親が子どもに望むものは人それぞれです。しかし、習い事をするのは子どもです。子どもが希望することをさせたいですね。

習い事をするメリット3つ

1.世界・視野が広がる

子どもはまだまだ家族や幼稚園、保育園、学校という小さな社会でしか関わりを持っていません。習い事をすることでいろいろな世界を知り、経験することができます。また、ダンスや体操など体を大きく動かすことや絵画教室などと家の中では限界があることでも思いきって取り組めます。

2.体や心の健康につながる

体を動かすこ習い事では体力がつきます。また、周りの他人や先生を見て考えながら行動する機会が増えます。「失敗を人のせいにしない」「仲間を思いやる行動がとれる」など、人として身につけてほしいことを学ぶこともできます。

3.成長してからも役立つスキルが身につく

礼儀・協調性・社交性・表現力・想像力・学習能力・体力・運動神経・動体視力などを学べます。特別なスキルではなくとも、習い事を通してできる友だちや先輩、そこで学べる礼儀や挨拶などは、子どもの将来にとって大切な経験になります。

習い事をするデメリット3つ

1.疲れすぎたり、勉強に差し支えることがあるかもしれない

小学生は毎日午後まで学校の授業があり、宿題も出されるので結構忙しいです。スポーツ系の習い事は体力を使います。とくに水泳は全身運動で、水中では体の負担を感じづらいので、水から上がったらかなり疲れていることに気づきます。

何かを習うことはよいことですが、あまり多すぎても問題が生じてしまいます。子どもには個人差があるので、習わせる数は子どもの意思を反映させましょう。

2.複数の習い事をすると、費用もかかる

習い事は初期投資がかかります。ユニホームや道具やテキスト代、家で練習するための楽器などです。発表会の衣装代や大会や発表会などの参加費もかかります。月謝も2つ3つ…と習わせていくと、家計に負担がかかります。また、送り迎えなども負担になる可能性があります。

3.遊びの時間が減る

子どもは遊びを通して自由な活動をすることによって、自由であるがゆえに自ら考え行動する力を培っていきます。友だちと力を合わせたり、時にはケンカをしたりし人との繋がりを学んでいきます。

しかし、この時間が減ってしまい決められた時間に沿って行動していると、自発的に何かを考えたり行動することが苦手になってしまう可能性があります。少なくとも低学年のうちは遊ぶ時間を多く取った方が将来的に勉強に意欲を見せる子どもになるともいわれています。

遊びたい欲求を押しつぶしてしまうと、どこかでその反動が出てしまう可能性があります。

小学生の習い事、するならこれ！おすすめの習い事20選

1.水泳

人気の習い事の第1位です。全身の筋力アップに加え心肺機能の向上などが期待できるスポーツです。喘息の改善につながることや水の中なので関節などにかかる負担も軽く、成長期の子どもにとってメリットが大きなスポーツといえます。学校の水泳の授業も楽しめることなども人気のひとつです。月謝の相場は5,000円〜7,000円ほどです。

2.英語関連

グローバル化がすすむ今、英語教室へ通うお子さん増えています。言語教育はなるべく早い時期から始めたほうが良いとされているため、小学校低学年ごろから通いはじめることが多いです。英会話教室では机の上の勉強だけでなく、コミュニケーションの機会を持てるのも魅力的です。月謝の相場は6,000円〜8,000円です。

3.ピアノ

音感を身につけることができます。また、何度も反復練習を行うことで地道な積み重ねの大切さを学ぶことができます。手先を動かすことで脳の発達にも良い影響があるとされており、人気の習い事です。月謝は4,000円〜9,000円と教室によって差があります。

4.体操

跳び箱や鉄棒などといった基本的な運動から、器械体操などを行いことが多いです。基礎体力や運動神経の向上に役立つといわれ、バランス感覚や体幹が鍛えられます。また、個人技だけでなく息を合わせて行うものもあるため、競技によってはチームプレーなども学ぶことができます。月謝は5,000円〜7,000円です。

5.学習関連（塾・教室）

計算や勉強の基礎を教え、固めてくれます。勉強に対するこつこつとした姿勢や計算能力の基礎をつくるために役立ちます。中学受験を目的とする塾や、小学校の学習内容の補習を行う塾などがあります。また、学ぶこと＝楽しいことという感覚を小さいころから身につけられるというのも人気の理由です。

6.サッカー

人気の習い事の中の一つです。フィールドを走り回るため体力もつき、11人でプレーする協調性を学ぶことができます。最近では、クラブチームや少年団などがあり、月謝はクラブチームで5,000円〜8,000円、少年団で3,000円〜5,000円と違いがあるようです。

7.書道

幅広い年代で人気の習い事です。文字だけでなく礼儀や集中力・正しい姿勢や筆の持ち方なども身につけることができます。月謝は2,500円〜4,000円ほどです。

8.ダンス

義務教育でダンスが必修化されました。また、アイドルグループの人気が後押しして需要が広がっています。リズム感を養うことができるほか、積極性なども生まれるといわれています。ヒップホップやジャズダンスなどお子さんにぴったりなものを選びたいですね。月謝は、5,000円〜8,000円です。

9.空手

護身術としてだけでなく、礼儀や作法を身につけられまです。上下関係もはっきりしているため、社交性も学ぶことができます。月謝は2,000円〜5,000円ほどです。

10.そろばん

電卓やコンピューターがある便利な世の中ですが、計算の基礎や暗算が得意になるとして世界中で注目を集めています。そろばんを習うことで、計算能力はもちろん手先の器用さの向上にもつながるといった声もあります。月謝は4,000円〜5,000円程です。

11.プログラミング

プログラミングが必修化に向かっていることもあり、パソコン関連の習い事への注目度が高まっています。小さいうちからインターネットを使った環境に慣れているので興味のある子も多いです。月謝の相場は6,000円〜12,000円です。

12.楽器関連

ピアノ以外の楽器では、エレクトーン・バイオリン・フルート・ギター・ドラムなどもレッスンがあります。地域の小中学校のブラスバンド部などが強いことをきっかけに楽器に出会うこともあるようです。月謝は5,000円〜6,000円ぐらいです。

13.バレエ

全身の筋肉をほぐして使い、体幹と姿勢をきれいに整えてくれます。姿勢や運動神経だけでなく、表現力も豊かになります。レオタードやバレエシューズ、発表会のときの衣装代などに費用がかかりますが、女の子を持つ親の間では根強い人気のある習い事です。月謝は7,000円〜10,000円ほどです。

14.野球

上下関係がはっきりしているスポーツです。そして同じチームメイト同士で息を合わせたプレーが求められるため、協調性を鍛えるにはもってこいのスポーツです。リトルリーグ・ボーイズリーグと少年団があり、少年団は軟式野球、リトルリーグでは硬式野球が基本です。月謝は少年団は3,000円〜5,000円、リトルリーグは5,000円〜8,000円のところが多いです。

15.柔道

特に男の子に人気のある習い事です。子どものうちから規律やあいさつなど基本的な礼儀作法が身につきます。世界中でプレイヤーのいるスポーツで、オリンピック競技でもあるので、子供が習い事をしていると家族でオリンピックを見るのも楽しくなるかもしれません。月謝の相場は5,000円〜7,000円程度が多いです。着用する胴着は1万円程です。

16.フィギュアスケート

スケーティング技術を身につけることで自然に体幹筋が鍛えられて姿勢がよくなる、体力がつくなど身体的なメリットがあります。また、技術を習得するときに必要な忍耐力や精神力も同時につき、精神面でも大きく成長できます。

一方で、他の習い事と比べて費用面での負担が大きいと言われています。月謝は週1回60分程のレッスンであれば5,000円〜1万円ぐらいですが、ある程度のレベルまで上達して個人レッスンを受けるとなると30分3,000円など費用がかかります。さらに、スケート靴は安くて3万円程度、子どもの足の成長に合わせて買い替える必要があります。

17.絵画教室

表現力や想像力を豊かにしてくれる習い事です。何かを作るのが好きなお子さんや絵を描くのが好きなお子さんにおすすめです。月謝は4,000円〜1万円程度です。

18.剣道

相手を敬いながら自分の力を高めていくことが求められ、規律や礼儀が身につきます。剣道の稽古は厳しく、努力の積み重ねです。そこに耐えていく忍耐力が身につきます。子どもの精神的な成長を見ることができます。また、素早く正確な動作が求められるので敏しょう性も身につきます。最初に防具や剣道着を揃えます。月謝は3,000円ほどです。

19.テニス

ボールを追いながら縦横無尽にコート上を走る競技のため、基礎体力や反射神経が鍛えられる競技です。日本人選手の活躍でさらに人気を加速させている習い事です。月謝は5,000円〜7,000円ほどです。

20.ヨガや乗馬など親子でできるもの

親自身の学びや成長のチャンスにもなります。親が一緒にやってくれる、楽しんでくれるということは子どもにとっては心強いことですし、嬉しいことです。家庭に共通の話題を生み出し、時間を共有できます。

お母さんも経験のないことをゼロから子どもと一緒に学んでみてはどうでしょうか。フラダンス、キックボクシングや空手などの格闘技、クレイクラフト、将棋や囲碁、食育も兼ねて魚のさばき方講座などいろいろあります。

最後に

習い事にはたくさんの種類があります。親として子どもに習わせたいという希望もいろいろあると思いますが、子どもが乗り気でないと長続きしない可能性もあります。

どの習い事にも共通しているのは「なにか得意なものがあることで自信に繋がる」ということです。各家庭によって、子どもの教育方針や経済状況、生活スタイルなど総合的に考えた上で子どもにあった習い事が見つけられるといいですね。

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