バターと比較して取り上げられることの多いマーガリン。お菓子づくりや料理でバターを使う場面がよく見受けられますが、マーガリンで代用したらどうなるかご存知の方はどれくらいいるのでしょうか?
バターはマーガリンで代用OK?
結論から申し上げると、バターはマーガリンで代用してOKです。そもそもマーガリンはバターの代用品として作られた経緯もあるため、何の問題もありません。
バターとマーガリンの違いって?
バターとマーガリンの違いは、原料にあります。
バターは牛乳から作られるのに対し、マーガリンはコーン油やなたね油などの植物性油脂に乳化剤や着色料、香料などを加えて作られます。マーガリンはバターが不足した時代に代用品として作られ、バターに比べ安価なことから現代もたくさん利用されています。
違いをまとめると以下の通りです。
使い分け方のヒントは、続けて解説します。
マーガリンで代用すると、仕上がりはどう変わる?
代用できるとはいえ、マーガリンで代用すると仕上がりが変わってしまうのでは?と心配になるかもしれません。仕上がりの違いを知っておけば、使い分けたいときに役立ちますよ。
この表から、
・バター…バターの風味を活かしたいとき
・マーガリン…軽くあっさり仕上げたい、食材の風味を活かしたいとき
という風に使い分けると良さそうですね。
またマーガリンを使うことで、バターとはひと味違うマーガリン特有の風味を「あえて」楽しむ方法もあります。良さを活かして、マーガリンならではのレシピに挑戦するのもおすすめです。
マーガリンで作るからこそおいしいレシピ
マーガリンはバターと比べると「安い」以外にもさまざまな良いところが見つかりましたね。マーガリンで作るからこそおいしいレシピをお菓子、料理に分けてご紹介します。
【お菓子】材料3つのサクサクココアクッキー
薄力粉、ミルクココア、マーガリンの3つの材料で作るココアクッキーです。マーガリンで作ることでサクサクに。またココアの良い香りも引き立ててくれます。特別な材料を使わずに、お家で簡単に作れるのがうれしいですね。
【お菓子】ブルーベリークランブルマフィン
ブルーベリージャムを使ったマフィンは、マーガリンを使ってあっさりと仕上げます。マフィンの上に載ったサクサクのクランブル生地が絶妙です。ブルーベリージャムがなければ、いちごジャムでもOK。こちらも家にある材料ですぐに作れますよ。
【お菓子】ボールひとつでクッキーブラウニー
ボールひとつで簡単に、可愛いクッキーブラウニーが作れます。マーガリンを使えば混ぜ込みも楽で作業が早いうえ、安く作れるのもメリットです。ワインにも合う、大人から子どもまで楽しめるレシピです。
【料理】具沢山ナポリタン
どこか懐かしい味がするナポリタンを作るなら、バターでなくマーガリンがおすすめ。ナポリタンは洋食屋さん発祥であるため、バターよりマーガリンの方が相性が良いのです。ケチャップの味を引き立て、あっさりとしながら適度な油脂のコクも足してくれます。
【料理】豚こまとごぼうのおかか炒め
豚こま切れ肉とごぼうをおかかで炒めた和風の味付けに、マーガリンの風味をプラス。意外にも相性が良く、ご飯がすすむおかずに変身します。いつもの味付けに飽きたときはぜひお試しください。
【料理】サンドイッチ
レシピというほどではありませんが、マーガリンはサンドイッチ作りに最適!具材の水分をパンが吸ってしまわないように、マーガリンなどの油脂を塗っておくことがサンドイッチをおいしく作るポイント。マーガリンはやわらかく塗りやすいうえに、素材の味を邪魔しすぎません。さまざまな具材とあわせてみてくださいね。
やっぱりバターで!バターだからこそおいしい料理
マーガリンで代用できるレシピがほとんどですが、中にはバターで代用しない方がおいしく仕上がるものもあります。
かぼちゃのスープ
かぼちゃスープやコーンクリームスープなどのスープは、味付けがシンプルなので、香りの良いバターがおすすめです。
マーガリンでも作れますが、やはり風味がいまいちに。いつもマーガリンで作っている方も、バターたっぷりで作れば、味の違いに驚くはず。
あんバターサンド
パンにあんことたっぷりのバターを贅沢に挟んだサンドイッチ。マーガリンはバターのように切り分けられないため、このようなレシピには不向きです。バターのくちどけを楽しみながら、バターの豊かな香りも楽しめます。
濃厚バターケーキ
バターの香りを楽しむバターケーキは、バターを惜しみなく使うからこそおいしいレシピです。マーガリンだと風味が劣り、仕上がりが別物になってしまうことも。このようにココアやフルーツなどが入らないシンプルなお菓子のレシピは、バターで作る方がおすすめです。
マーガリンを料理やお菓子に使いこなそう
バター、マーガリンのそれぞれの良さを知り、目的や好みにあわせて料理やお菓子づくりに使い分けてくださいね。もっと上手にお菓子づくりをしたい方は、一度プロから教わるのがおすすめです。自己流ではなかなか知れない、プロならではのコツを知ることができますよ。ゼヒトモなら、近くのお菓子教室をすぐに見つけられます。ぜひ一度探してみてください。
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