ダイエット中は、食事管理だけでなく飲み物にも注意が必要です。食事を制限することで水分不足に陥ることもあるため、積極的に摂るようにしましょう。
この記事では、ダイエット中に水分補給が必要な理由や飲み物を選ぶポイントを紹介します。また、水や烏龍茶などおすすめの飲み物についても解説するので、ぜひ参考にして、ダイエットを成功させましょう。
ダイエット中は水分補給が大切!
ダイエット中は普段以上に水分補給が大切です。主な理由としては、次の2つが挙げられます。
- ダイエット中は、水分不足に陥りやすいから
- むくみを解消できるから
それぞれの理由について見ていきましょう。
ダイエット中は、水分不足に陥りやすいから
人間が生きていくためには、多くの水分を摂取しなくてはいけません。水やお茶、ジュースなどの飲み物からも水分を摂取していますが、食事からも毎日多くの水分を摂取しています。
しかし、ダイエット中は食事量が減るため、食事から摂取する水分量も減ってしまいます。そのため、ダイエット中は普段以上に意識して水分を摂取することが重要です。
また、ダイエット中は運動量を増やす方も多く、普段以上に汗などで出ていく水分量が増えます。積極的に摂取しないと、水分不足に陥りかねません。運動中や運動後など、いつでも飲めるように水筒を準備してからエクササイズを始めましょう。
むくみを解消できるから
体内の水分が不足すると、人間の体は水分を溜め込もうとします。結果として、むくみやすくなってしまうため注意が必要です。
ダイエット中は食事量の減少や運動量の増加により、体内の水分が不足しがちです。むくみを解消するためにも、積極的に飲み物を摂るようにしましょう。
ダイエット中の飲み物選びのポイント
水分補給は必要ですが、飲み物なら何でもよいというわけではありません。ダイエット中の飲み物は、次のポイントに注意をして選んでください。
- 低カロリーのものを選ぶ
- 甘味料不使用なものを選ぶ
- 常温か温かい飲み物を選ぶ
- 栄養素を補えるものを選ぶ
それぞれのポイントについて説明します。
低カロリーのものを選ぶ
ダイエット中は、摂取カロリーが消費カロリーを上回らないように注意が必要です。しかし、食事を制限しても、飲み物でカロリーを摂取してしまうとダイエット効果を得にくくなってしまいます。低カロリーやゼロカロリーの飲み物を選ぶようにしましょう。
飲み物の種類は多いですが、基本的には水やお茶などのゼロカロリーのものがおすすめです。少し甘味をほしいときには、少量のはちみつや砂糖を使うと満足感を得やすくなります。
甘味料不使用なものを選ぶ
甘さはほしいけれどもカロリーを摂取したくない方向けに、ゼロカロリーや低カロリーの人工甘味料を使用した飲料が市販されています。
カロリーが少ないという点は優れていますが、人工的に作られた甘味料のため、消化器官に負担がかかるといわれています。また、中毒性があり、人工甘味料が入った飲み物をさらに飲みたくなる点も気がかりです。ダイエット中だけでなく、普段から人工甘味料は避けるようにしましょう。
少し甘味がほしいときは、砂糖やはちみつなどの天然の甘味料を使うのがおすすめ。ただし、市販の甘い飲み物は大量に砂糖が入っている可能性があるためNGです。コーヒーや紅茶などを自分で淹れ、砂糖やはちみつの量が多くなりすぎないように調整してください。
常温か温かい飲み物を選ぶ
冷たい飲み物は、身体を冷やし、代謝を低下させます。代謝が低下すると、糖質や脂質などがエネルギーとして消費されないまま、体内に脂肪となって蓄積してしまうため注意が必要です。
代謝を上げるためにも、常温か温かい飲み物を選ぶようにしましょう。また、どうしても冷たい飲み物を飲みたいときは、少量のみに抑え、大量に飲むのは避けてください。
栄養素を補えるものを選ぶ
ダイエット中は食事制限によって、必要な栄養素が不足しがちです。健康的にダイエットを続けるためにも、不足している栄養素を補える飲み物を選ぶようにしましょう。
たとえば、たんぱく質や食物繊維、ビタミン、ミネラルなどを補給できる飲み物もあります。カロリーの摂りすぎには注意しつつ、栄養素にも注目してください。
ダイエット中におすすめの飲み物
ここからは、ダイエット中におすすめの飲み物を紹介します。ゼロカロリーのものや甘味料不使用のもの、栄養素を補えるものなど、状況に適した飲み物を選び、楽しくダイエットを続けていきましょう。
常温の水・白湯
単純に水分だけを補給するときには、水や白湯がおすすめです。常温の水・白湯なら、身体を冷やすことなく水分を摂取できます。
また、水を沸騰させて冷ました白湯には、代謝を高める効果や便秘解消効果があるといわれています。すっきりとした1日を迎えるためにも、寝起きの1杯として白湯を飲む習慣をつけてみましょう。
炭酸水
お腹が空いたときには、炭酸水がおすすめです。満腹感を得られるため、食べ過ぎを抑える効果も期待できます。
ただし、市販の炭酸飲料には人工甘味料などが入っていることも多いため、注意が必要です。甘味料が入っていないか確認してから購入しましょう。
烏龍茶
お茶は基本的にゼロカロリーのため、ダイエット中の水分補給としておすすめです。なかでも烏龍茶は脂肪分解酵素の働きを活性化させる重合ポリフェノールが含まれているため、ダイエット中に適しています。
また、黒烏龍茶は一般的な烏龍茶よりも、重合ポリフェノールの含有量が多いとされています。脂肪の吸収を抑えたい方は、ぜひ食事中の飲み物として烏龍茶や黒烏龍茶を選びましょう。
緑茶
緑茶には脂肪の吸収を抑え、脂肪燃焼効果があるカテキンが豊富に含まれています。とりわけ運動前や食事中に摂取すると、効果があるといわれています。
ただし、就寝前にはおすすめできません。緑茶にはカフェインも豊富に含まれており、過剰に摂取すると血圧が上昇し、入眠しにくくなることもあります。また、利尿作用もあるため、夜中に何度か目が覚める可能性もあるでしょう。
黒豆茶
黒豆茶には、美容にも効果があるとされるアントシアニンが含まれています。
アントシアニンは脂肪の代謝を促進し、血流改善やアンチエイジングなどの効果も期待できる成分です。苦味やにおいもほとんどないため、食事中の飲み物にもおすすめといえます。
プーアール茶
プーアール茶にはポリフェノールの一種である重合カテキンが含まれ、脂肪燃焼を促進させる効果が期待できます。また、胆汁による脂肪の分解吸収作用を阻害する没食子酸(もっしょくしさん)と呼ばれる成分も含まれています。
ルイボスティー
ルイボスティーは、カフェインが含まれていないお茶です。脂肪吸収を抑える、代謝を促進する、便秘を解消するなどのダイエットに役立つさまざまな効果を期待できます。
また、ルイボスティーには活性酵素を除去するSOD酵素やマグネシウムといった成分も含まれているため、抗酸化作用やミネラル補給を目的として飲むのもおすすめです。
ジャスミンティー
ジャスミンティーにも、プーアール茶や烏龍茶と同じくポリフェノールが含まれており、脂肪燃焼や便秘解消、むくみ改善などの効果を期待できます。ダイエット中にはぜひ飲みたいお茶のひとつです。
ブラックコーヒー
コーヒーには脂肪燃焼効果のあるカフェインやクロロゲン酸などが含まれています。また、体温を上昇させ、代謝アップも期待できるため、効率のよいダイエットを実現できます。
ただし、砂糖や牛乳を入れすぎると、ダイエット効果を得にくくなるため注意が必要です。できれば砂糖・牛乳は入れないで、ブラックコーヒーで飲むようにしましょう。
スムージー
ダイエット中は食事量が減るため、ビタミンやミネラルなどの栄養素が不足しがちです。野菜や果物を使って作るスムージーで、効率よく栄養素を補いましょう。
特におすすめの飲み物は、季節の野菜をふんだんに使ったグリーンスムージーです。食物繊維も豊富に含まれているため、満腹感を得られ、自然と食事量も抑えられます。
ただし、フルーツのみのスムージーは、糖質が多すぎるため、ダイエット中にはおすすめできません。野菜も加えて、糖質を適度に抑えるようにしてください。
ピュアココア
ピュアココアとは、砂糖が含まれていないココアのことです。ココアにはポリフェノールや食物繊維などのダイエット中に嬉しい成分が含まれているため、間食代わりに飲んでみてはいかがでしょうか。
ピュアココアに含まれるポリフェノールなどの成分には、血管を広げて血流を促進し、エネルギー消費と代謝を高める働きがあります。また、食物繊維により便秘改善も期待できます。
プロテインドリンク
筋トレをおこない、たんぱく質をしっかりと摂取することで、筋肉量を増やせます。筋肉量が増えると基礎代謝量が増えて痩せやすい身体になるため、ダイエット中は意識的にたんぱく質を摂取するようにしましょう。
とはいえ、たんぱく質が多く含まれている肉類は、脂肪が多く、カロリーも高いため注意が必要です。プロテインドリンクなら、たんぱく質のみを集中的に摂取できるため、ダイエット中におすすめ。トレーニングをするときには、プロテインドリンクを積極的に飲みましょう。
ダイエット中は避けたい飲み物
健康的に痩せるためにも積極的に水分を補給する必要がありますが、一部の飲み物はダイエットに適さないため注意が必要です。ダイエット中には避けたい飲み物を紹介します。
砂糖・人工甘味料が入った飲み物
ジュースやスポーツドリンクには、砂糖や人工甘味料などの糖分が大量に含まれています。また、シュガーレスと記載されているジュースにも、人工甘味料で甘味がつけられていることがあります。
甘い飲み物を飲む習慣をつけると、より甘いものを求めるようになることもあるため注意が必要です。
調整豆乳
豆乳には、植物性のたんぱく質やミネラルが豊富に含まれているため、ダイエットのときにもおすすめの飲み物です。また、肌や髪のツヤ・ハリを保つイソフラボンも含んでいるため、美容を気にする女性・男性におすすめです。
しかし、調整豆乳には糖分が多く含まれているため、ダイエット中には注意してください。糖分の摂りすぎを防ぐためにも、糖質オフのもの、あるいは無調整豆乳を選ぶようにしましょう。
市販の野菜ジュース
スムージーは野菜をまとめて摂取できる効率的な飲み物ですが、野菜を切ったり、ミキサーを洗ったりするのが面倒と感じる方も多いのではないでしょうか。市販の野菜ジュースなら、手軽に野菜を摂取でき、忙しい方にもおすすめです。
しかし、市販の野菜ジュースのなかには、砂糖や食塩などを添加しているものもあるため、注意が必要です。砂糖などの添加物のないものや、低カロリーのものを選ぶようにしましょう。
カロリーゼロ飲料
ダイエット中は極力カロリーを抑えたいものですが、カロリーゼロの飲料には注意が必要です。人工甘味料などで強い甘味がつけられている場合は、日常的に飲むことで、より甘いものを求めるようになる可能性があります。
緑茶や烏龍茶のように人工甘味料が添加されていないものを選ぶか、自分で砂糖やはちみつを調整して加えるようにしてください。
糖質の多いお酒
ビールや日本酒などのお酒も、糖質が多く含まれている飲み物です。アルコールを摂取するときは、ウイスキーや焼酎などの糖質量が少ないものを選ぶようにしましょう。
また、ウイスキーなどを割るときは、砂糖が入っていない飲料を使うようにしてください。無糖の炭酸水やお湯ならば、糖質が入っていないため、ダイエット中でもお酒を楽しめます。
ダイエット中の水分摂取の仕方
ダイエット中の水分摂取では、次の3つのポイントを心がけてください。
- 朝起きたら水分補給
- 定期的な水分摂取
- 飲み過ぎに注意
それぞれのポイントについて見ていきましょう。
朝起きたら水分補給
毎朝起きたらすぐに、コップ1杯の水を飲みましょう。胃腸の働きが促進され、腸内環境が整いやすくなります。また、就寝中は水分補給をしないため、水分不足に陥っていることもあります。糖分の入っていない白湯や常温の水などをしっかりと補給しましょう。
定期的な水分摂取
大量の水をまとめて飲むと、腎臓に負担をかけてしまいます。コップ1杯程度の水を、こまめに摂取する習慣をつけましょう。たとえば、起床時や就寝前、トレーニングの途中や後、食事中などに分けて水分を摂取してください。
飲み過ぎに注意
水分補給は大切ですが、飲み過ぎには注意が必要です。大量に水分を摂取すると、血中の塩分濃度が下がり、水中毒の原因になることもあります。
水中毒になると、頭痛やめまいなどの症状が現れたり、場合によっては意識障害や呼吸困難になったりすることもあります。水中毒を予防するためにも、汗をかいたときには、塩分や糖分がある程度入った経口補水液などを摂取することが重要です。
ゼヒトモでパーソナルトレーナーのプロを探す
今回の記事では、ダイエット中におすすめの飲み物や水分摂取の方法を中心に解説しました。ダイエットを成功させるには、食事や飲み物に気を配るだけでなく、運動も積極的に取り入れることが大切です。
- ダイエットで効率的に痩せたい
- パーソナルトレーナーの見積もりを取りたい
そんな方は、ゼヒトモからパーソナルトレーナーのプロを探してみませんか?いくつかの質問に答えるだけで、あなたにピッタリのプロが見つかります。ダイエットを成功させたいと考えている方は、ゼヒトモをお気軽にご利用ください。
パーソナルトレーニング関連の最新記事
ダンベルなどの器具やマシンがなくても、自分の体重(自重)を活かすことで、適度に負荷をかけた効果的な筋トレが可能です。 この記事では、自宅で可能な自重トレーニングのやり方や、上体全体や背中、太ももなどの筋力アップを目指す部 […]
筋トレに慣れてきた中級者の方は、POF法やレストポーズ法などを取り入れたトレーニングがおすすめです。トレーニングメニューに関しても、難易度や負荷の高い種目にチャレンジしてみましょう。 本記事では、効果的に筋肉を鍛える中級 […]