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  6. 子供のスイミングは効果的?スイミングスクールの選び方を解説
2021/07/20 2021/09/16

子供の習い事として、スイミングは長い間人気を誇ってきました。大人子供関係なく、スイミングでは体力・免疫力の向上や自律神経の改善といった健康効果を得られるでしょう。

しかし、子供たちにとって、スイミングは健康効果の他にも様々なメリットを得られるスポーツなのです。 今回の記事では、子供たちにスイミングが効果的な理由や、スイミングスクールの選び方について解説していきます。お子さんに習い事を始めさせようか悩んでいる方は、ぜひチェックしてみてください。

目次


子供の習い事にスイミングは人気

子供の習い事で、長年根強い人気を誇るのがスイミング(水泳)です。さまざまな習い事ランキングにおいてスイミングは上位にランクインしており、さらにほぼ全てのランキングで1位を獲得しています。実際どのようなランキングに入っているのか、以下でいくつかのランキングを見てみましょう。


子供の習い事ランキング(2020年)

第1位:水泳
第2位:受験のための塾・学校の補習のための塾
第3位:英語塾(読み書き中心)・英会話教室
第4位:通信教育
第5位:音楽教室(歌や楽器など)

出典:「小学生の日常生活・学習・新型コロナ対策の休校に関する調査(学研教育総合研究所)」 (https://www.gakken.co.jp/kyouikusouken/whitepaper/202008/chapter7/01.html


親が子供に習わせたい習い事ランキング(2017年)

第1位:英語・英会話
第2位:水泳
第3位:書道
第4位:学習塾・幼児教室
第5位:そろばん

出典:「『ケイコとマナブ』2017年 子どもの習い事ランキング(株式会社リクルートマーケティングパートナーズ)」 (https://www.recruit-mp.co.jp/news/release/2017/1005_3288.html


子供にさせたいスポーツの習い事ランキング(2020年)

第1位:水泳
第2位:ダンス
第3位:体操
第4位:武道(剣道、柔道、合気道、空手など)
第5位:サッカー

出典:「子どもの習い事に関する調査(株式会社コズレ)」 (http://www.cozre.co.jp/blog/3161/


スイミングで得られる5つの効果

では、子供の習い事としてスイミングはなぜこれほどまでに人気なのでしょうか。それは、子供がスイミングによって様々な効果を得られるからです。以下で、スイミングの代表的な5つの効果について紹介していきます。


体力の向上

スイミングでは、水圧の影響を受けながら泳ぐことで全身の筋肉をまんべんなく鍛えることができ、体力がつきます。特に体幹の筋肉をバランスよく鍛えられるので、姿勢の改善も期待できるでしょう。

最近は子供でもスマホを持つことが増えてきましたが、スマホの使いすぎによる猫背防止にもスイミングは効果的です。 また、スイミングで長距離を泳ぐには、規則正しい呼吸が欠かせません。練習を繰り返すうちに呼吸筋が鍛えられ、心肺機能も強くなるでしょう。


免疫力の向上

スイミングでは免疫力の向上が期待でき、風邪をひきにくい身体になります。その理由は、スイミングが全身を使った有酸素運動であるためです。呼吸しながら行う有酸素運動では、身体が脂肪を燃焼しやすくなるだけでなく、体内の免疫細胞も活性化されます。

また、体温よりも低い水温のプールで泳ぐことにより、体温を保とうとする調節機能の強化も期待できるでしょう。スイミングを続けるうちに調節機能はどんどん向上し、丈夫な身体になっていきます。


運動神経の向上

運動神経が向上するスポーツと聞くと球技や陸上競技のイメージが強いかもしれませんが、スイミングでも十分運動神経がアップします。水中で泳ぐときは、無意識のうちに全身の筋肉を使ってバランスを保とうとするでしょう。浮力や水圧がある中で泳ぐということを続けていると、段々とバランス感覚が養われていきます。

また、スイミングでは息継ぎのタイミングを自分で考えなければいけません。練習を続けるうちに、身体を動かしながら適切なタイミングで息継ぎをする瞬発力が鍛えられます。


大量のカロリー消費

スイミングは、他の運動種目に比べて消費カロリーが多いという特徴があります。下の表は子供(体重20㎏)が1時間運動した時の消費カロリーをまとめたもので、参考にしてみてください。

METs(メッツ)とは安静時を1とした時と比較して、それぞれの運動の強度を示したものです。METsについての説明や泳ぎ方による消費カロリーの違いは、Zehitomoの過去の記事で詳しくまとめてあるので、気になる方はチェックしてみてください。

※体重20㎏の子供が1時間運動した場合の消費カロリー 上の表で一番わかりやすいのは、スイミングとランニングの比較でしょう。水の抵抗があるとはいえ、ランニングの1/3の速さで泳いでも消費カロリーは同じになります。

また、1時間自転車をこいだり、1時間サッカーの練習をしたりするよりもスイミングの方が消費カロリーは多くなるのです。こうした比較を見てみると、スイミングは他の種目と比べて効率的に運動できるスポーツと言えるでしょう。


自律神経バランスの改善

自律神経には、心身を活発にする「交感神経」と心身を休ませる「副交感神経」の2つがあります。私たちが健康を保つには、常に2つの神経がバランスを保っていなければいけません。

スイミングには、この自律神経が整いやすくなるという効果があるのです。 スイミングによって猫背が矯正されたり、水圧によって自然と腹式呼吸に切り替わったりすることで、副交感神経は優位な状態となります。

現代社会は様々なストレスやプレッシャーなどによって、交感神経が優位になりがちな傾向に。そのため、副交感神経を優位に働かせるスイミングは、自律神経のバランスを整えるのにぴったりなスポーツでしょう。


子供のうちにスイミングを習っておくメリット

上記で説明したスイミングの効果は、大人・子供関係なく同じです。ただし、子供のうちにスイミングを習っておくことには、大人には当てはまらないさらなるメリットがあります。


水への抵抗がなくなる

水が怖くて顔を洗えなかったり、シャワーを浴びられなかったりする子供は少なくありません。早いうちからスイミングを習って水に対する恐怖心を克服できれば、そのような心配はなくなります。 水に慣れればお風呂の時間が楽しくなり、子供にとっても親にとっても負担を減らせることになるでしょう。


学校の授業で苦労しなくなる

小・中学生になると、体育で水泳の授業があると思います。授業で泳ぎ方を習得できればいいですが、それができないと苦労することもあるでしょう。水泳に苦手意識を持ってしまうと、体育の授業に参加することや学校に行くこと自体が嫌になってしまうかもしれません。

しかし、小さい頃からスイミングを習っておけばそのような心配はなくなるでしょう。むしろ水泳の授業ではスタートダッシュを切ることができるので、水泳の授業が楽しくなるはずです。


いざという時の役に立つ

学校における水泳の授業やスイミングスクールではあまりないですが、残念なことに毎年子供の水難事故は起こっています。

しかし、水泳を習っていれば万が一のときも冷静に対処できるようになるでしょう。 プールや海、川へ遊びに行ったとき、「足がつる」「足がつかなくなる」などのハプニングがあるかもしれません。そのようなときに、「パニックにならない」「その場で浮く」というように対処できる可能性が高くなります。特に外で遊ぶことが好きなお子さんであれば、スイミングを習っておくのがおすすめです。


社会性や協調性が向上する

スイミングを習うことで、集団生活には欠かせない社会性や協調性が育まれていきます。スイミングスクールでは、他の子供たちと一緒にレッスンを受ける場合がほとんどでしょう。

生徒同士の交流やあいさつ、礼儀、プールでのルールを守ることなどを通して、自然と社会性や協調性が発達していきます。本格的な集団生活がスタートするのは小学生からであるため、小学校に入る1〜2年前からスイミングを習っておけば学校にも馴染みやすくなるでしょう。

また、同じスポーツに取り組むことで、子供同士は自然と仲良くなりやすくなります。人見知りで引っ込み思案というお子さんでも、スイミングスクールに通うことで友達を作りやすくなるでしょう。


安全に運動できる

他のスポーツと比べて、スイミングは怪我をすることなく安全に運動できるというメリットがあります。球技や陸上競技と比べ、スイミングでは人や物にぶつかるということがなく、骨折や打撲といった怪我もほとんどありません。浮力によって、身体にかかる負担が小さくなることもメリットです。

また、ほとんどのスイミングスクールは屋内のプールでレッスンを行います。そのため天候の影響を受けることがなく、安全な環境で運動できるでしょう。


スイミングスクールって何歳から通えばいいの?

子供のうちにスイミングを習っておいた方がいいと説明しましたが、具体的に何歳から始めればいいのでしょうか。

結論から言うと、できる限り早いタイミングで始めるのがベストでしょう。その理由について、以下で説明していきます。キーワードは「ゴールデンエイジ」です。


ゴールデンエイジとは

ゴールデンエイジとは、子供の身体能力や運動能力が大きく発達する9〜12歳の時期のこと。「スキャモンの発育曲線」によると、人の神経機能は5〜6歳までに約80%、小学校を卒業する12歳頃にはほぼ100%にまで発達すると言われています。

9〜12歳が最も神経系の発達が著しいゴールデンエイジであるのに対し、ゴールデンエイジの前段階である4〜8歳頃までは「プレゴールデンエイジ」、ゴールデンエイジ後の13〜15歳頃の期間は「ポストゴールデンエイジ」と言われます。それぞれの違いについて、以下で見ていきましょう。


  1. プレゴールデンエイジ(4~8歳)

この時期は、神経回路が急速に発達します。したがって、遊びなどを通して様々な運動を体験することが重要でしょう。

  1. ゴールデンエイジ(9~12歳)

この時期の子供は、初めての動作でも簡単にできてしまうことがあります。したがって様々な技術を習得したり、特定の運動の技術を高めたりするのに適した時期とも言えるでしょう。

  1. ポストゴールデンエイジ(13~15歳)

この時期は身体が急速に成長し、骨格や筋力が発達します。また、運動に対する理解度も高まるので、感覚に頼らなくても運動ができるようになるでしょう。

ただし、新しい技術を習得することにはゴールデンエイジに比べると向いていません。 このように、ゴールデンエイジでは中学生ぐらいまでの期間を3つに分けて考えています。

なお個人差も大きく、12歳を過ぎたからといってゴールデンエイジが終わるわけではありません。しかし、小学生ぐらいの時期に神経機能が急速に発達することは間違いないので、スイミングを始めるのであれば早いに越したことはないでしょう。

特におすすめなのは、プレゴールデンエイジが始まる4~5歳頃にスイミングを始めることです。最近では、0歳から通うことができるスイミングスクールも増えてきています。興味のある方は検討してみてください。


スイミングスクールの選び方

実際にお子さんをスイミングスクールに通わせたいと思っても、何を基準に選べばいいのかわからないかもしれません。最後に、スイミングスクールを選ぶときに押さえておきたい5つのポイントについて説明します。


目的を決める

まず、スイミングスクールに通う目的を決めましょう。「水に慣れたい」「25m泳げるようになりたい」「四泳法をマスターしたい」など、目的を明確にしておくことはレッスン内容を判断する基準になります。

最初に決めた目的に合わせて、最適なレッスンを行ってもらえるスイミングスクールやクラスを選ぶようにしましょう。


クラスの人数を確認する

レッスンの内容だけでなく、クラスの人数も重要です。初めてスイミングを習う場合、大人数(20〜30人)の生徒に対しコーチが1人しかいない、という環境だとどうしても不安に感じるでしょう。初めてのスイミングであれば、3〜10名の生徒に対し1人のコーチがつく、という少人数制のクラスがおすすめです。

また、クラスの人数に対しいくつのコースが用意されているかも大切でしょう。人数が多いクラスにもかかわらず、コースの数が少ないと十分な練習ができません。クラスの人数に対し、コースの数が十分用意されているかどうか確認するようにしてください。


施設の設備や環境を確認する

施設の設備や環境については、特に衛生面を注意してチェックするようにするといいでしょう。スイミングスクールではプール熱、はやり目、手足口病などの感染症が流行りやすく、十分に感染症対策がなされているかは重要となってきます。

また、お子さんの肌が弱い場合、シャワーやプールの水質といった環境も確認しておくようにしてください。特にアトピー性皮膚炎のお子さんであれば、練習後にしっかりシャワーで塩素を洗い流せるような環境があるかは大切です。中には塩素を控えた身体に優しいプールもあるので、近隣で水質にこだわったプールがないか探してみるのもいいでしょう。


費用や実績を確認する

同じようなレッスン内容でも、費用が異なる場合はあります。特にスイミングスクールの立地やコーチの質によって費用は変わってくるため、費用を比較するときは同じような条件のスクール同士で比較するようにしてください。実績や口コミなどを参考にして、信頼できるスイミングスクールを選びましょう。


体験レッスンを受けてみる

一番大事なのは、実際に体験レッスンを受けてみることです。スイミングスクールに通ってレッスンを受けるのはお子さんであるため、本人が気に入らないと通い続けることは難しいでしょう。

体験レッスンでは、コーチとお子さんの相性を確かめられるのが一番のメリットです。せっかくスイミングを習うのであれば、お子さんが楽しく通えるようなコーチのいるスイミングスクールを選ぶのがいいでしょう。


Zehitomoからスイミングスクールを探してみる

お子さんにスイミングを習わせたいという方は、Zehitomoからスイミングスクールを探してみてはいかがでしょうか。Zehitomoでは、いくつかの質問に答えていくだけでニーズに合うスクールと簡単にマッチングすることができます。事前にプロフィールや口コミをチェックした上で信頼できるスクールを選べるため、初めてのスクール選びという方も安心でしょう。 なお、Zehitomoのページからは「カウンセリング付き体験レッスン(60分)」「平泳ぎレッスン」など人気メニューの料金も確認できます。費用を検討するときの参考にしてみてください。


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