TikTokで人気沸騰中！米のとぎ汁でヘアケアできるって本当？

海外セレブたちが米のとぎ汁をヘアケアに使っていると、TikTokで話題を集めています。一体どんな使い方で実践しているのでしょうか？

TikTokでバズり中のヘアケア術

TikTokで話題を集めている「ricewater」は、お米を洗う時に出る”とぎ汁”のこと。一般的には捨ててしまうことが多いですが、モデル・女優として活動する「キム・カーダシアン」をはじめ、海外セレブがヘアケアに使えると発したことから大ブームになっているんです。

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米のとぎ汁がヘアケアに使われる3つの理由

とぎ汁はなぜ、ヘアケアに使われているのか気になる方も多いですよね。その理由には、以下の3つのポイントがあります。

理由①：栄養が豊富に含まれている

とぎ汁は、炭水化物や脂質、ビタミン、ミネラル、セラミドなどの栄養が豊富に含まれています。中でもビタミンは、皮膚・粘膜の健康維持する「ビタミンB1」、皮膚や髪、爪など細胞の再生を促進させる「ビタミンB2」、健康な髪や肌を作る「ビタミンB6」、抗酸化作用が強い「ビタミンE」と、髪の健康をサポートしてくれるものがたくさん！ビタミンの効能をチェックしていくと、ヘアケアに使いたくなる理由がわかりますね。

理由②：とぎ汁で髪の毛を洗う時代があった

とぎ汁は、実際に洗髪として使っていた時代があり、日本でも平安時代の女性が使っていたそうです。

当時は、とぎ汁のことを「ゆする」と呼び、歴史の資料や『源氏物語』等の小説にも使っていた記録があると言われています。

また中国のホンヤオ族は今もなお、とぎ汁を使った洗髪を行なっているとのこと。民族の中には、80歳を過ぎても白髪が目立たず、ツヤのある黒髪を持つ女性がいることがメディアに取り上げられ、そのことをきっかけに、とぎ汁を使ったヘアケアに注目が集まったようです。

理由③：リユースできるからエコ

海外を中心に高まるエコ活。とぎ汁は、捨てるはずだったものを再利用して使う「リユース」になるため、環境に優しいという見方もあります。

自然由来のもので髪をケアできることから、エコな生活を送りたいという思いで取り入れている方も中にはいるようです。

米のとぎ汁ってホントに髪にいいの？

栄養満点でエコなとぎ汁のヘアケア。実際のところ、本当に髪にいいのか、気になる方も少なくないでしょう。

2010年に海外で発表されたとぎ汁を使ったヘアケアの論文には、弾力性を高める可能性があるとの記載があります。しかしながら、化学的な根拠はまだまだ立証できていないようで、研究を重ねていく必要があるとも言われています。

取り入れたいと考える方は、まだまだ研究中の成分であることを踏まえて、使ってみるといいかもしれないですね。

論文の内容はこちら

米のとぎ汁の作り方

ここからは、実際にヘアケアに使われているrお米のとぎ汁の作り方をご紹介。

《材料》

• お米（作りたい量に合わせて準備）
• オレンジ
• エッセンシャルオイル

《作り方》

1. 5〜10分程度洗ったお米のとぎ汁を取る
2. お米のとぎ汁とオレンジの皮、好みのエッセンシャルオイルを入れて沸騰させる
3. ジャーに入れて1〜3日程度置いて発酵させる

用意する材料は3つ。作り方も、とぎ汁を沸騰させて置くだけという簡単なものです。

@katyaniomi the REAL way to make rice water for hair growth #hair #hairtok #hairproducts #longhair ♬ Strawberry – Prod by Rose

TikTokの動画のレシピで、実際にricewaterを作ってみました。今回は、お米2合分でチャレンジ。お米の表面に着いた汚れを落とすために1回サッと洗い、2回目のしっかり洗って出たとぎ汁を使いました。

エッセンシャルオイルには、99%以上が天然由来の成分でできている「track oil（トラックオイル）」を使用。柑橘系の香りなので、オレンジの皮との相性も抜群ですよ。

またとぎ汁は、常温に置くことで発酵が進みます。暑いところに置いてしまうと腐敗する恐れがあるので、涼しいところで保管するようにしましょう。

お米のとぎ汁でヘアケアして感じた効果とは

@poosh Gorgeous gorgeous girls use rice water. Head to the link in our bio for the full DIY tutorial + hair-enhancing benefits. #poosh #pooshtok #haircare #hair ♬ original sound – Poosh

実際に手作りしたricewaterで、ヘアケアをしてみました。さまざまな方法がある中で、簡単にできるスプレーで髪に吹きかける方法を採用！シャンプーした髪に全体的に吹きかけ、数分置いてから、ドライヤーで乾かして終了です。

心なしか、ツヤと手触りが良く感じます。週に1〜2回程度でricewaterを取り入れることが良いそうなので、継続的に使うと髪質改善に繋がってくれるかもしれません。

アフターバストリートメントの代わりに取り入れられるので、コスパの良いヘアケアアイテムと言えますね。

使い方いろいろ！米のとぎ汁の活用術

とぎ汁は、ヘアケア以外にもさまざまな使い方ができます。そのため、ヘアケア用に作り過ぎた場合も、他の活用術で無駄にすることなく、リユースできます。

最後におすすめのとぎ汁活用術を紹介していきましょう。

活用術①：洗顔

とぎ汁にはピーリング作用があるため、洗顔アイテムとして活用ができます。お米をといた時に出る米の細やかな粒子が角質を優しく除去してくれるので、肌を労わりながら汚れと古い角質を取り除くことができます。

またとぎ汁には、セラミドが含まれているので、肌のバリア機能も向上。ビタミンB1で皮膚・粘膜を補修してくれるので、髪の毛だけでなく顔にもおすすめです。

活用術②： お掃除スプレー

とぎ汁は、スプレーボトルに入れて掃除に使うことも可能。フローリングの汚れを拭き取る時やお風呂掃除、コンロの油汚れなど、とぎ汁の洗浄力を利用することで、簡単に汚れを除去できます。

スプレーボトルに入れるだけで、普段と同じ要領で掃除が完了！購入する掃除アイテムも少なくなりそうですね。

活用術③：食器の付け置き

油をたっぷり使った食器。すぐに洗ってもなかなかヌメリが取れないこともあるでしょう。とぎ汁は、そんな油汚れを浮かして落としたい時にもぴったり。

とぎ汁を入れた桶に油たっぷりの食器をつけて置くことで、お皿洗いが簡単に行えるようになります。

まとめ

知れば知るだけ万能なお米のとぎ汁。簡単に作れるricewaterでヘアケアができるだけでなく、洗顔や掃除で活用が可能なので、ricewaterを常に常備しておきたくなりますね。ゼヒトモでは、ヘアケアを徹底したい方におすすめのヘアスタイリストが集結しています。ヘアに関する悩みを持つ方は、ぜひこちらから出張ヘアメイクのプロをチェックして、美しい髪を手に入れましょう。