キッチンリフォーム
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  6. 【2022年度版】キッチンリフォームで後悔したくない!費用や注意点、安く抑えるコツも
2022/12/07 2024/03/29

キッチンは、住まいの居心地の良さや雰囲気を決定づける重要な要素ですよね。築年数が経って機能性に満足できていない場合や、使い勝手が悪いと感じる場合は、キッチンリフォームを検討するのもいいかもしれません。

必要となる費用は、工事の内容や設備のグレードによっても異なります。本記事では、キッチンリフォームの一般的な費用相場や内訳、コストを抑えるコツをご紹介します。

できるだけ費用負担を減らして、理想のキッチンを完成させましょう。

キッチンリフォームの費用相場

キッチンリフォームにかかる費用は、キッチンのタイプやグレードによっても大きく異なります。具体的な費用相場のイメージは、以下のとおりです。

リフォームの内容費用相場
部分的なキッチンリフォーム50万円以下
キッチン全体を交換するリフォーム50~150万円程度
大規模またはハイグレードなキッチンリフォーム150万円以上

小額でキッチンをリフォームしたいという場合は、50万円以下の予算でも可能です。ただし、工事の内容は部分的な換気扇やコンロ、食洗機の交換や設置に限られてしまうでしょう。

キッチン全体の交換をする場合の費用相場としては、50~150万円程度が一般的です。150万円以上をかければ、大規模な配管工事やグレードの高いアイランドキッチンへのリフォームもできます。

グレード別・種類別 キッチン費用

キッチンリフォームの費用に大きな影響を与えるのが、キッチン自体のグレードや種類の違いです。こだわりを持ってキッチン設備を選ぼうとするほど、費用は割高になる傾向があります。

キッチンのグレードと種類別にまとめた、費用相場は以下のとおりです。

I型のキッチンL型のキッチン対面型のキッチン
スタンダードグレード50~80万円程度65~90万円程度70~100万円程度
ミドルグレード65~90万円程度75~120万円程度80~130万円程度
ハイグレード70~100万円程度85~130万円程度90~160万円程度

シンプルなスタンダードグレードが50~100万円程度で収まるのに対して、ハイグレードでは70~160万円と幅があります。キッチンのグレードを決める主な要素は、使われる素材の差です。

シンクにはステンレス素材が用いられるのが一般的ですが、グレードが高いデザインでは人造大理石が使われているものもあります。ほかにも、収納のタイプやシンクの形状、キャビネットの素材などで費用に違いが出るでしょう。

キッチンリフォーム工事に必要な費用の内訳

キッチンリフォームにかかる費用は、大きく分けてキッチン本体の価格とリフォーム工事にかかる費用に分けられます。施工業者を探している際には「キッチンリフォーム〇〇万円」との宣伝文句を見掛ける場合もあるでしょう。

なかにはキッチン本体の価格が含まれていなかったり、反対にキッチンのみの価格であったりする場合があるようです。しっかりと詳細を確認し、予算の思い違いがないよう注意してください。

ここからは、キッチンの本体価格とキッチンリフォームにかかる工事費用の内訳を詳しく解説します。費用の内訳を知ることで、見積もり金額が適切であるかが判断しやすくなります。

キッチン本体価格

キッチンリフォーム費用を左右するのが、キッチン本体の価格です。システムキッチンは、以下の部分から構成されています。

  • 調理スペース(ワークトップ)
  • コンロなどの調理機器
  • シンク
  • 換気設備(レンジフード)
  • 水栓
  • 収納棚、キャビネット(上部・下部収納)

シンクやキャビネットのデザイン、調理機器・換気設備の性能にこだわるほど、キッチンの本体価格は高くなります。同じサイズ・設置条件のキッチンリフォームをおこなう場合、工事費用はどの業者でも価格帯に変わりがあまりないでしょう。

つまり、キッチンリフォーム費用に大きな影響を与えるのは、キッチン本体の価格です。ご紹介したグレード・種類ごとの相場も参考にしながら、予算に応じたタイプを検討してみてください。

工事にかかる諸費用

キッチンリフォーム費用内訳の2つ目の要素は、工事にかかる諸費用です。同じ条件で工事を依頼する場合は、業者ごとの差はあまりないでしょう。

しかし、自宅の構造や施工条件、周辺設備のデザインによっては工事費用が変動するため、詳しい内訳を知っておくことが大切です。キッチンリフォーム工事にかかる諸費用には、次の費用が含まれます。

  • 既存キッチンの解体・処分費用
  • キッチン移動時に行われる内装工事費
  • 電気・ガス・給排水管・換気ダクトの工事費
  • 床材やキッチンパネルなどの周辺工事費用

各項目の費用内訳を、正しく把握しておきましょう。

既存キッチンの解体・処分費用

キッチンリフォームで忘れてはいけないのが、既存キッチンの解体・処分費用です。古いキッチンをパーツに解体し外部へ運び出した後、処理場に運び処分をするまでにかかる費用を負担します。

既存キッチンの解体と処分にかかる費用相場は、3~5万円程度です。キッチンだけではなく、壁のタイルや戸棚などの設備を撤去する必要がある場合は、プラスで費用がかかるでしょう。

事前に別途キッチンの撤去を済ませている場合を除いて、新しいキッチンの設置前に基本的に欠かせない工程です。

キッチン移動時に行われる内装工事費

既存のキッチンを撤去した後には、下地の補修などの内装工事費用がかかります。長年キッチンが設置されていた場所は、重みや湿気でダメージを受けている可能性が高いでしょう。

新たな設備を配置する前に内装工事を行い、きれいな状態に整えておくことが大切です。特にキッチンの場所が移動する場合は、既存の設置場所と新設置場所の両方に内装工事を施さなければなりません。

内装工事の範囲が広がるほど、リフォームの費用がかさむ原因となりますが、衛生的にキッチンを利用するために重要な工程です。

電気・ガス・給排水管・換気ダクトの工事費

新たに設置したシステムキッチンを実際に利用できる状態にするために、電気・ガス・給排水管・換気ダクトの工事が必要です。キッチンの設置位置が変わらない場合は、ある程度費用を抑えることができるでしょう。

反対にキッチンの位置が大幅に変わる場合は、ある程度の費用負担を覚悟しなければなりません。給排水管やガス管の配管・電気線の配置・排気ダクトの延長など、大規模な工事をおこなう必要があるからです。

工事内容によっては、養生や周辺設備の解体・内装工事も追加されます。

床材やキッチンパネルなどの周辺工事費用

新しいキッチン設備の導入に合わせて、床材やキッチンパネルのリフォームを検討している場合は、追加で工事費用がかかります。せっかくキッチンリフォームをするのだから、全体的な雰囲気を変えたいという方も多いでしょう。

床材やキッチンパネルを新しくすることで、清潔感がアップするだけではなく、キッチン全体の印象も変えられます。機能性をもった素材も登場しているため、より快適なキッチンを実現できるのが魅力です。

キッチンの周辺工事は必ずおこなうべき工程ではないため、床や壁の状態を確認し、必要に応じて検討するようにしましょう。

リフォーム時に注意!マンションの場合は管理規約をチェック

マンションでキッチンリフォームを検討している場合は、忘れずに管理規約を確認しましょう。一軒家であれば特に気を使う必要のないリフォームですが、マンションでは建物の構造的に問題がないかを確認する必要があります。

キッチンの場所移動をともなう大規模なリフォームは、配管や換気扇の位置の問題で実施できない場合も多いです。使用電力の規定によっては、大容量のIHクッキングヒーター導入を諦めなければなりません。

自宅マンションの管理規約を確認し、ルールを守ったうえでキッチンリフォームをおこないましょう。

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【予算別】キッチンリフォーム事例

キッチンリフォームの費用は、選択するキッチンのグレードやデザイン、周辺設備の工事の有無によっても差が出ます。実際にリフォームを実施した事例を参考に、用意する予算に合わせたリフォーム内容を確認しましょう。

大きな予算が準備できない場合でも、部分的なキッチンリフォームであれば対応可能です。ニーズに合ったリフォームができるように、自宅の状況と照らし合わせてみてください。

〜50万円未満でできるリフォーム

50万円未満でのキッチンリフォームは、コンロやレンジフード、食洗器など部分的な工事になるのが一般的です。具体的なリフォーム内容は、次のとおりです。

  • レンジフードの取り替えや部品交換
  • ビルトインタイプのIHクッキングヒーターの設置
  • ビルトインタイプの食洗器の設置
  • 旧式食洗器の機種交換

大きな費用はかけられなくても、キッチンの重要な部分を小規模リフォームすることは可能です。また、間口が90~150cmほどの小さいキッチンであれば、費用を抑えて全体交換ができるケースもあるでしょう。

50〜150万円でできるリフォーム

50~150万円の費用が確保できる場合は、システムキッチン全体交換のリフォームができます。費用に幅があるのは、キッチンのグレードによって必要となるコストが変動するからです。

キッチンの形状や配置も、工事の内容に影響を与えます。以下のようなシンプルなリフォームであれば、費用内で完了できるでしょう。

  • キッチンパネル設備の一新
  • 同一サイズのキッチン本体への取り替え

壁付け式から対面式へのリフォームなど、キッチンのタイプが変わる場合は、キッチンの本体価格を抑える必要があります。

150万円以上のリフォーム

150万円以上の費用をかけられるのであれば、ハイグレードキッチンの設置や間取りを変更する大規模工事が可能になります。特にキッチンの場所を移動させる場合は、電気やガス、配管の工事が必要となるため、費用が高額になるでしょう。

また、キッチンリフォームと合わせて、壁や床のリフォームもおこなうケースでも、余裕をもった予算準備が必要です。キッチンだけではなく、リビング全体の雰囲気を変えたいと考えている場合は、この程度の費用をかけることになります。

キッチンリフォームを安く抑えるコツとは

キッチンリフォームには、付随して必要となる工程が多いため、費用がかさむと感じた方もいらっしゃるでしょう。できるだけ費用を抑えてリフォームをおこなうには、いくつかのコツがあります。

今回は、キッチンリフォームを安く抑える4つのポイントをご紹介します。

  • リフォームの対象範囲を狭める
  • 素材やオプション機能を見直す
  • 水回りに強い業者を選ぶ
  • キッチンリフォームで使える補助金・助成金を申請する

ポイントを上手く活用すれば、納得のできる予算でキッチンリフォームを進められるでしょう。すぐに試せる内容があれば、実践してみてください。

リフォームの対象範囲を狭める

見積り額が予想していた費用をオーバーしてしまった場合は、キッチンリフォームの対象範囲を狭める検討をしましょう。理想の形でリフォームを進めるためには、見積もりの詳細項目を正しく把握する必要があります。

費用内訳で疑問点があれば、その都度確認し正しく把握しておくことが大前提です。業者に相談してみると、コスト削減ができる項目についてアドバイスをもらえるでしょう。

具体的には、キッチンや周辺設備のグレードを落としたり、床や壁のリフォーム範囲を限定したりといった対応が取れます。譲歩できるラインを自分のなかで明確にしてから費用の調整に進むと、削れる項目が判断しやすくなります。

素材やオプション機能を見直す

キッチンリフォームの費用の大部分は、キッチン本体の価格です。見積もり額から大きく費用を下げるためには、キッチンに使われる素材やオプション機能を見直す必要があります。

素材を選ぶ際は、使い勝手が良いかどうかも忘れずに確認するのがおすすめです。デザイン性が高く洗練された素材には、日々のメンテナンスが大変で定期的なクリーニングが必要となる場合もあります。

大理石のシンクは見た目が良く人気がありますが、メンテナンスの面では安価なステンレスのほうが圧倒的に手軽です。キャビネットにかかる費用を抑えるには、天然木ではなく比較的安価で機能性にも優れたメラミン化粧板を検討するとよいでしょう。

必要以上のオプションを追加している場合は、再検討やグレードを落とす検討をしてみてください。浄水器もグレードによって数万~数十万まで幅があるため、条件に応じたグレードを探してみましょう。

水回りに強い業者を選ぶ

キッチンリフォームの費用を抑えるには、水回り工事の実績が豊富な業者を選ぶことをおすすめします。施工実績が多い業者は、格安に関連商品を仕入れるルートを確保している可能性が高いからです。

商品自体の価格が抑えられるため、ほかの業者よりもお手ごろな価格で、キッチンリフォームを請け負ってくれるでしょう。業者のホームページを確認したり、直接問い合わせてみたりして、水回り工事の実績を確認してみてください。

水回り工事の実績のなかでも、特にキッチンリフォームが得意な業者を選ぶメリットは大きいです。業界の最新情報・技術を駆使して、理想のキッチンづくりをサポートしてくれるでしょう。

【2022年版】キッチンリフォームで使える補助金・助成金を申請する

キッチンリフォームの種類や目的によっては、国から補助金や助成金を支給してもらえる可能性があります。2022年現在利用が可能な補助金・助成金の一例は、次の2つです。

  • こどもみらい住宅支援事業補助金
  • 長期優良住宅化リフォーム推進事業補助金

費用がかさむキッチンリフォームですが、利用できる条件に当てはまれば、最大250万円の補助金・助成金を受けられます。具体的にリフォームを検討する前に、一度制度の利用ができるかどうかを確認しておきましょう。

こどもみらい住宅支援事業

こどもみらい住宅支援事業とは、主に省エネ関連のリフォームを対象に補助金を交付している事業です。2050年のカーボンニュートラル実現に向けた取り組みとして、若い世帯を中心に支援をおこなっています。

既存の住宅を購入してリフォームをするというケースでは、最大60万円の補助が受けられます。費用の面でキッチンリフォームを悩んでいる方には、検討の価値がある制度です。

こどもみらい住宅支援事業の補助金申請対象となる世帯の条件は、次のとおりです。

  • 子育て世帯:申請時点で、2003年4月2日以降に出生した子がいる世帯
  • 若者夫婦世帯:申請時点で夫婦であり、いずれかが1981年4月2日以降生まれである世帯

補助金の申請は、こどもみらい住宅事業者を通してする必要があります。条件に当てはまる場合は、補助金の利用ができる業者を検討してみましょう。

長期優良住宅化リフォーム推進事業

長期優良住宅化リフォーム推進事業とは、快適で子育てがしやすいすまいづくりをサポートする事業です。補助金の交付対象となるのは、以下のようなケースです。

  • 省エネリフォーム
  • 既存住宅のメンテナンスを兼ねたリフォーム
  • 親子三世帯の共同スペースづくりのためのリフォーム

長期優良住宅化リフォーム推進事業で交付される補助金は、最大で100~250万円です。金額は、リフォーム完了後の住宅の性能によって決定されます。

工事費用の全てがカバーされるのではなく、交付金額は工事費の3分の1が目安です。快適な住まいづくりに取り組もうと考えている場合は、長期優良住宅化リフォーム推進事業の内容を確認してみましょう。

ゼヒトモでキッチンリフォーム業者のプロを探す

キッチンは住まいの快適さに影響を与えるだけではなく、全体の印象を左右する重要なポイントです。費用と機能性・デザイン性をしっかりと検討し、理想を叶えるキッチンリフォームをしましょう。

費用負担を減らすには、キッチン本体のグレードを見直したり、業者をじっくり比較・検討したりすることが欠かせません。キッチンリフォームを検討している場合は、いくつかの業者に相見積もりを取ってみてください。

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