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リノベーション
LDK形式に「間」を取り入れたリノベーション
ライフスタイルが多様化した現代の住まいに間取らないフレキシビリティのある従来の「間」を再構築することにした。
廊下部分を元のキッチン、リビング、ダイニング側へと延長し、床仕上げを変えて土間に見立てている。この土間を軸として、すべての部屋が房となり連なる。
玄関からベランダまでを一直線に結ぶ土間と木床には段差がなく、部屋の一部として使うことができる。床仕上げを変えることで領域をつくり出している。土間は時に部屋の一部となり、キッチンの作業場、トイレや風呂場を結ぶ中間領域となる。
一般的なRC造マンションではあるが、玄関扉を開けると中には異世界が広がる。少し光沢感のある土間へ差し込む光が反射して、奥ゆかしい雰囲気とどこか懐かしい風情を生み出す。
規模:室内床面積47.16㎡、バルコニー5.39㎡
プロのコメント:
住居または事務所にも出来るように考えて欲しいというシンプルな要望であった。
居間部分には機能を持たない「スペース」だけが存在する。どう生活するかは使い手が決める仕様である。自由であることを大事にデザインした。
わずか2.3mだった低い天井は居間部分で広がりを持てるように、天井ボードを剥がし2.5mにした上で、木下地は残し、準不燃化した木下地を大胆にそのまま見せる仕上げとした。
それにより空間に奥行き感を出すことに成功した。材の角は全て丸くされ、高級感を持つ。
木天井を利用して、観葉植物を吊るすことも、配線ダクトを利用して照明レイアウトを変えることも可能である。
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建物形態
マンション
施工場所
全体
施工期間
1.5ヵ月
施工費用
3,650,000円
地域
東京都杉並区