英語指導・英会話レッスン
  1. ゼヒトモ
  2. 習い事
  3. 語学
  4. 英語
  5. 英会話教室
  6. 英検1級のリスニングが解けるようになる5つの方法
2017/05/02 2021/07/01

英検の最後の難関1級ですが、英語が比較的好きで、得意だと感じている人しか受験はしないと言われるほどの高度な英語力が必要になりそうです。そんな1級について詳しくご紹介します。

英検1級とは?

取得年齢のめやす

英検 1級 英語 リスニング 解き方 コツ

1級のレベルは、英検のホームページによると大学上級レベルという目安になっています。審査基準は幅広い社会生活で使われる英語を理解し、かつ使用することができる能力があることとされています。準1級よりもさらに内容の専門性が高まるのは言うまでもありません。マニアックとも言えるくらいの突き詰めた学習が必要になるでしょう。もちろん、留学や就職などでの評価も高いです。TOEICスコアで言うと、数%の人しか取れない900点の大台に乗れるレベルでしょう。

難易度

英検 1級 英語 リスニング 解き方 コツ

英検1級の難易度は、合格率が10%前後で、その率が1桁台になることがあるほど難しいものです。例えば、留学経験があったり、日常で英語を使えているような人でも、簡単に合格に行き付ける人は少ないとも言われています。一朝一夕には、成し遂げることのできないレベルということになりますね。覚悟と集中学習が必要になります。

ただしこの難易度の高さも、英検の価値をわかる人には伝わりやすいですが、英検の知名度の高さは日本国内を主としています。日本国内で「英検1級を取得している」というアピールは効果が高いですが、海外留学・外国への移住や外国国内で外国企業に就職する、外資系企業で要職に転職するなどの用途で資格試験のスコアを持っておきたいのであれば、英検の最上級位である英検1級よりもTOEICやTOFLE、IELTSやケンブリッジ大学英語検定の上位スコアを持っていた方が、難易度の高さは相手に伝わるでしょう、英検の知名度は世界的に見ると高くありません。英検1級を目指すレベルの英語力がある方であれば、英検1級のすごさを相手に伝えることも容易だと思いますが、資格試験のスコアを生かしたい場所や用途に応じて勉強したり、資格試験の対策を練るようにした方がいいでしょう。

英検1級のリスニング

英検1級の問題とは?

英検 1級 英語 リスニング 解き方 コツ

英検は2016年より、単純な○か×かで点数を出すのではなく、CSEスコアに基づいて合否判定されるようになりました。CSEスコアとは、語学のコミュニケーション能力別のレベルを示す国際標準規格であるCEFRに即したスコアの付け方です。CEFRとは語学のコミュニケーション能力別のレベルを示す国際標準規格となっています。

英検1級のリスニング問題は4つの種類があり、いずれも4つの選択肢が用意されています。会話の内容で一致する答えを選択する問題が10問、読まれる説明文に一致する答えを選択する問題が10問、アナウンスなど実際の英語を聞くシチュエーション問題が5問最後に、インタビュー問題が2問出題されます。各問題の放送は1回限りで、問題がすべて書かれていることはありません。リスニングは、30分間に渡って行われます。

英検1級のリスニング問題を解くコツ5つ

1.過去問の問題形式に慣れておく

英検 1級 英語 リスニング 解き方 コツ

過去問を徹底的に行って、時間配分に慣れておきましょう。リスニングパートは、自分の英語の理解力と集中力だけでなく、時間との闘いにもなります。小手先のテクニックではありますが、線や印でメモを残すこと、ガイダンスの流れる間は選択肢を読む時間にあてることも必要でしょう。また、英語力としても重要な質問を予測することは意識して練習を重ねておきましょう。

2.過去問の表現を攻略しておく

英検 1級 英語 リスニング 解き方 コツ

英検1級の表現は、通常では使わない単語や熟語などトリッキーなものが多いと言われています。それらの傾向を探るには、過去問の表現を徹底的に攻略しておくことをおすすめします。特に同じことを違う言葉で表現されている箇所は要チェックしておきましょう。英検1級用に特化した参考書も役に立つのではないでしょうか。残念ながら一般的な参考書で1級に出てくる表現のすべてをカバーすることは難しいようです。単語についても日常生活ではほぼ使われないものが入ってくるので学習段階で初めて触れることになる言葉も多いと思います。根気よく集中的に覚えていくことが大切です。

3.長文音声を記憶する練習

英検 1級 英語 リスニング 解き方 コツ

janeb13 / Pixabay

英検1級は、質問の表現が難しくなるだけでなく、長い!というのも特徴です。特にリスニングパートの最後の問題では、3分間のインタビューを聞いて内容を理解して、できるだけ記憶に残す必要があります。能力アップのためには、教材やオンライン上でのインタビュー音声やTEDでのスピーチなどを聞くことに慣れておくのもひとつの方法です。聞いた後に英文でも日本文でもいいのでテキストをチェックして、自分がどのくらい内容を正確に理解できているかを確認していくことが大切です。TED talkは話者が専門家であり内容も専門的なものが多く、英語のリスニングにも知識の補填にも、大変役に立ちます。

4.出題に上がるトピックに触れる

英検 1級 英語 リスニング 解き方 コツ

過去問を行っていると、文化的な問題、歴史、経済、科学技術、環境、医学など専門的な問題の傾向が掴めてくると思います。それらの内容の音声や文章に積極的に触れていきましょう。これはリスニングセクションだけでなく、リーディングのセクションでもきっと役立ってくるはずです。

これは1級に限りませんが、例えば英語の表現はわかっていても時事ネタや話題、音声の内容の流れがつかめなければ難しい問題もありますが、逆に専門用語に弱くても話の流れが読み取れれば回答に行き着く可能性は高まります。2016年の1級リスニングパートでは、ロンドンのタクシーの問題がありました。「ロンドンのタクシー?乗ったことあるよ!」くらいで聴き始めると、話の内容は非常に専門的です。また例えば海に関連する問題がありましたが、使っている単語は平易なものが多いですが、話の内容はこちらも専門的です。詳細は是非公式ホームページで公開されている2016年の過去問をご確認ください。もちろんロンドンのタクシー事情、海底資源、海に関連することに興味が深い方であれば聞き取れない箇所があってもピースが繋がるかもしれませんが、1級では話される内容も専門性がやや高い内容であることも覚えておきましょう。日本人同士会話をしている時もそうですが、時事的なことを知識として持っておく、触れていくというのも英語力として将来的にも役立ちますし、級数が上がるほど専門性も高まります。

5.ディクテーションとリピーティング

英検 1級 英語 リスニング 解き方 コツ

自分で発音してみるリピーティングや、それを書き出してみるディクテーションは、英語力をグッと伸ばすことに繋がると言われています。1級の場合、200~500文字程度の比較的長めのものが材料としては役立つでしょう。手間がかかるものではありますが、聞き流したり、その場限りのリスニング練習よりも精読力が格段に上がります。聞き取れていない音を即座に確認できたり、内容を記憶できているかいないかをチェックすることにも役立ちます。

最後に

英検 1級 リスニング 解き方 コツ

英検の1級に合格してきた人たちは、一定期間英語への没頭期間を持った人が多いようです。1級合格のためには、実用的かどうかは考えずに、ひたすら英検の問題に特化して学習を重ねる時間も必要です。

難しくなるほど「この表現って会話で使う?」「日常で使わなくない?」「この単語覚える必要ある?」と思いますし、英検1級〜準1級ともなるとはそのような単語は格段に増えます。しかし将来仕事・会話・留学。スピーチ・論文など様々な機会で英語を使う予定があるのであれば、無駄にはなりません。また英語圏といってもイギリス・アメリカ・オーストラリア・ニュージーランドなど、国が違えば主に使う単語が異なるというようなこともザラです。点にしか見えない勉強も将来必ず、面になります。ぜひ腐ることなく勉強してくださいね。

英語指導・英会話レッスン関連の最新記事

2024/12/18
【海外のクリスマス】日本とは大違い⁈世界各国の過ごし方まとめ

いくつになっても心踊るクリスマス。街がイルミネーションで彩られたり、至るところでクリスマスソングが流れたりと、クリスマスムードが一気に高まりますよね。 日本では恋人とロマンチックな夜を過ごすイメージが強いクリスマスですが […]

2024/12/16
英語のシャドーイングとは?効果的な方法やメリットについて解説

英語のリスニングやスピーキング力を効率よく向上させたいと考えたときに役立つ学習方法が「シャドーイング」です。ビジネス英語向けの勉強法としても、注目を集めています。 この記事では、シャドーイングの具体的なやり方や、その効果 […]

もっと見る

あなたのお困りごとをプロに相談してみよう

STEP 1:簡単無料依頼

2分でスマホやPCで簡単に依頼内容を入力します。

STEP 2:提案を受ける

最大5人のプロから提案を受けられます。あなたの条件に合うプロを採用してください。

STEP 3:交渉成立

プロと相談した場所・日時・値段で依頼したサービスを受ける。

この記事を書いた人

ゼヒトモ 編集部

ゼヒトモ 編集部

ゼヒトモ 編集部アカウントです。

お役立ち情報をLINEで受け取る

友だち追加

関連サービスからプロを探す