CDやDVD、オンラインに至るまで、世の中にはたくさんの英会話のための教材が溢れています。どれをどう選べばいいのか迷ってしまいますよね。
そこで、初心者から上級の人も含めて英会話を上達させるための教材の選び方についてご紹介します。
1.自分に合う英会話教材の選び方
自分の弱点を知る
英会話をするためには、リスニング力とスピーキング力が必要ですよね。まずは、自分の弱点を知ることが英会話上達を助けます。得意なものを学習してもなかなか上達の手応えを感じられないということも理由の一つです。終始「楽しい!」とはいかないかもしれませんが、苦手な部分を克服することで会話がガラリと変わるでしょう。
リスニングでも問題が「聞き取れていない」のか「理解できてない」のかで学習法は変わります。スピーキングも「リスニングができていない」のか、「話す単語が足りない」のか、「発音なのか」「文法が理解できてない」「意見が出せない」など細かな点を確認してみましょう。
自分で自分の強みと弱みをわかっていれば、強みは伸ばして弱みを補完できますし、効果的な教材と学習計画を立てることができます。
自分の伸ばしたいポイントを握る
自分の目的に応じて、目標設定をしていくことが大切です。英語学習の全般で言えるのですが、自分の伸ばしたいポイントが自分の目的に向かっていることはモチベーション維持のためにも大切になります。目的に沿った目標の設定で継続が可能になります。何よりの条件になるので、目的の達成に役立つ「ポイント学習」を行っていきましょう。そのポイントを強化できるような教材を選びましょう。
自分のレベルに合ったものを選ぶ
インターネットなどで検索をすると、人気教材のランキングやおすすめのアイテムが続々と紹介されています。人気の教材は目に入ってきやすいですが、必ずしも自分にも適しているとは言い切れません。評価の高い教材には興味が湧くものですよね。極端に言えば、マイナーでも自分に合う「これ!」を探して毎日使う、使おうと思えるものを選ぶことが大切です。
自分のレベルに合う教材を選ぶこともとても大切です。何を学習課題にするかによっても異なってきます。どんどん聞き込んたり、読み進めていくには、少しだけレベルの高いものをおすすめします。また丁寧に確認しながら書き出したり、声に出したりするなら、若干易しく感じるものから始めるのがいいでしょう。
あれこれホッピングしない
ひとつかふたつの「コレ!」を決めて自分に合っていると感じられたら、とことん使い込むことを徹底しましょう。上達をしている人は、ひとつの書籍や教材をボロボロに擦り切れるほどに繰り返しているものです。購入してから少しやって、新しい教材に移ることの繰り返しは、上達を遠ざけるだけでなく、出費がかさむだけになってしまいます。くれぐれも買って満足!しないように気を付けましょう。
広告の安易な言葉を鵜呑みにしない
参考書や教材の宣伝文句に「○○するだけで…」「聞くだけで…」「たった○日間で…」という言葉がよく使われます。
中には、英語教材としての中身はしっかりしたものもあるとは思うのですが、タイトルを信じてしまうのはおすすめしません。誰でもできるだけ最小限の力で英語力を伸ばせればいいなと思っているものですが「…だけ」では上達はほぼ不可能というのが現実のようです。
2.子供・小学生向けの英会話教材の選び方
飽きのこない興味を保てるもの
飽きたり、拒否反応を示してしまえば、そこで英語の吸収はストップしてしまいます。のちのちの英語学習の質にもかかわってくるので、「英語の言葉を学ぶことが楽しいこと」と認識してもらうことにまず注力します。そのために好きなアニメやキャラクターを活用した教材を選ぶというのも一手でしょう。
ゲーム感覚のもの
ゲーム感覚でできるもの、お友達と遊ぶ感覚で楽しめるものかどうかもポイントになるでしょう。やれないと残念!と思ってくれるくらいに惹きつける教材が見つかると、会話能力もグングン伸びていくでしょう。子供目線で使いたい英語を意識して、それを満たせる教材を選びましょう。
発音のきれいな教材を選ぶ
赤ちゃんから幼児に対しては、学習や勉強以前の問題です。発音を吸収できるベストな時期だと言われているので、英語の音に馴染ませるためにも発音のきれいな教材を選んであげてください。
3.大人・社会人向けの英会話教材の選び方
自分の目的・生活に沿ったもの
自分の環境とかけ離れた世界の言葉を練習することは、きっと苦痛になってくるでしょう。イメージを浮かべて記憶に残していくことも難しくなります。勉強しているということにはなっても、それを使うということに繋げていきにくいものです。
英会話のトレーニングでは、特に自分が活用する確率が高い内容の含まれた教材を選びましょう。ビジネスであればビジネス、学生であれば日常会話と、自分の生活とリンクするものがわかりやすく飲み込みやすいですね。
ネイティブ音声は必須
参考書などでは、テキストだけで音声ツールが含まれていないものもありますが、教材としては音声付きのものを選ぶことをおすすめします。
読むこと、聞くこと、発音を真似ること、聞いて書くことなど英会話の能力をアップするためのトレーニングの幅が広がります。自分独自の使い方を自在にカスタマイズできることもメリットです。
日本語の解説のあるもの
初級レベルの人なら、必ず日本語解説のあるものを選びましょう。その解説が英語の理解を深めることに繋がります。日本語に置き換えることからできるだけ離れるためにも、最初の段階で深く理解する、正確に覚えるということが必要になるでしょう。
解説が英語でもきちんと理解できるレベルにある人は、敢えてトレーニングとして英語テキストも有効です。
最後に
英語教材との出会いが英語力の上達度を左右するとも言えます。自分にとって使い勝手の良い、続けやすい「これだ!」を探すために、実際に体験したり、手に取って確認したりということも大切です。
英語指導・英会話レッスン関連の最新記事
TOEIC(Test of English for International Communication)は、英語の能力をアピールする手段として大きな武器となります。高スコアを獲得すれば就活や留学を有利に進められ、自身 […]
「TOEICリスニングの満点は何点?」「リスニングで満点は取れるの?」このような疑問を抱えている人は多いでしょう。 TOEICのリスニングは、495点満点です。同じくリーディングも495点満点となり、合計990点がTOE […]