日本人の中には中学、高校、大学と10年間英語を勉強する人もいますが、それでも発音が苦手だという人はたくさんいます。
ここでは練習方法を提案します。発音が難しい単語も具体的に紹介します。
英語の発音練習のポイント5つ
1. 1人で練習する
お金をかけずに1人で練習したい時は、youtubeがおすすめです。
youtubeで「英語 発音」と検索するとさまざまな投稿が出てきます。youtuberの中にはネイティヴの人もいて、内容も非常にクオリティが高く、わかりやすいです。英会話教材やスクールにお金と時間を投資する前にまず、youtubeを視聴してみるとお手軽で簡単です。
ただし、いつでもできるという安心感からサボってしまい、3日坊主で終わらないように気をつけてください。例えば1日に15分でも構わないのでyoutubeの時間を決めて毎日視聴を続けて、練習してください。継続は力なりです。
2.友人と練習する
英語圏への留学経験がある友人、英語が得意な友人と一緒に練習すると、お金もかからず緊張せず練習できます。
例えば、英語が得意な友人同士でランチをする。席での会話は、もちろん英語のみです。気の置けない友人同士であれば、間違いなど気にせず喋っても恥ずかしくはありません。しかし仲がいいからこそ気恥ずかしかったり、間違いを指摘し合うのが難しいこともあるかもしれません。
英語が得意な友人から正しい発音を盗むのもひとつの勉強です。
3.ネイティブと練習する、ネイティブに教えてもらう
発音に磨きをかけるための一番良い方法は、マンツーマンでネイティブスピーカーと会話することです。ネイティブの発音を聞いていると、日本語ネイティブとは舌や喉の使い方が全く異なり、自分の発音との違いがよく分かります。マンツーマンで対話すると痛感できます。
マンツーマンレッスンの英会話教室は多数ありますが、英会話教室のマンツーマンレッスンは料金が高めの設定で、スケジュールや内容も教室のスケジュールに合わせなくてはならないことがあります。また、複数人の生徒で行うグループレッスンであれば、料金は安めの設定ですが数人の中での会話に気後れする、恥ずかしい時もあるかもしれません。
4.英会話教室に通う
駅前留学、英会話教室、色々なスクールで発音練習を積むこともできます。無料の体験入学を申し込んでいろいろな教室に実際に行ってみる、もしくは友人や職場の人、口コミで評判のいい教室を選んでもいいでしょう。
英会話教室のメリットは、所属している教師が複数いれば、その分多くの会話をすることができます。発音に特化したクラスや授業を受ければ重点的に指導してもらえます。デメリットは、教室の営業時間に合わせて通学しなければならず、授業も予約制であったり、予約のキャンセルの都合が効かないことがある点です。
発音が難しい単語を重点的に練習しよう
1.riceとlice
rice ”r”は舌を丸めて両端から空気を吐き出します。舌の先端は口内に触れることはありません。
lice ”l”は前歯のすぐ上の歯茎のところに舌の先端を強く押し当てます。日本語のラリルレロに近いです。
2.FebruaryとLibrary
February 1番目のrは発音しません。2番目の”r”はriceの”r”です。カタカナで書けば「フェビュエリィ」となります。「リィ」のとき舌の先端は口内に触れることはありません。「フェ」にアクセントがあります。
Library Libはそのまま「ライブ」、後半は”r”が2回続きますので、舌の先端は口内に触れることはありません。「ライ」にアクセントがあります。
3.riverとliver
“r”は舌を丸めて両端から空気を吐き出します。舌の先端は口内に触れることはありません。
“l”は前歯のすぐ上の歯茎のところに舌の先端を強く押し当てます。日本語のラリルレロに近いです。
4.jewelryとlingerie
jewelry 「ジュアォリー」は宝石。「リー」は”r”です。舌の先端は口内に触れません。「ジュ」にアクセントがあります。
lingerie 女性用下着の「ランジェリー」です。「ラン」は”l”の音、「リー」は”r”の音です。「ラン」にアクセントがあります。
5.clothesとclose
clothes(衣服)とclose(閉じる)は綴りは異なりますが同じ発音です。「クロウズ」。「ロウ」にアクセントがあります。
最後に
日本人が発音が苦手な理由の一つに「下手な英語を他の人に聞かれるのが恥ずかしい」と思っているということがあります。しかし、実際に発音練習することなくして、英語の上達はありません。
受験勉強や英検の勉強では単語集を丸暗記して語彙を増やそうとする人がいますが、せっかく覚えた単語も発音がわかっていなければ実際の会話では聞こえないし、通じません。
まず最初に、生活で実際によく使う単語を集中して発音練習してください。「恥ずかしい」という気持ちを捨てて実践する人こそが、会話にスピードとリズム感が備わり、ネイティブのような話し方になることができるのです。
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