IELTS(アイエルツ)という英語の試験を受ける人が日本でも増えているようです。今回は、自宅でIELTS試験のための学習をしたい人に役立つおすすめ対策法をご紹介します。
IELTSとは?
IELTS(アイエルツ)は、英語圏を始め世界中のノンネイティブが受験する試験として有名です。留学や移住の際の英語力評価基準としても取り入れられているようです。アカデミックモジュール(留学出願のためのテスト)とジェネラルトレーニングモジュール(仕事や移住関係のテスト)の2種類があります。1日目にリスニング、リーディング、ライティング、2日目にスピーキングが行われます。
IELTS Japan公式ページ:http://www.ielts-japan.org/
IELTSはどんなところでどんな風に役立つの?
IELTSは世界各国9,000以上の機関に採用されています。留学や就職への応募や移住ビザの申請の際に英語力を証明する必要がある場合に役立ちます。
自宅でできる!IELTS対策のおすすめ
1.公式過去問題集に慣れる
過去問を徹底的に解いてまずは、出題スタイル、時間配分、問題の傾向を掴みましょう。自己レベルを把握することができるので不足部分を明確にすることができます。過去問は問題を解くというだけでなく、トレーニング材料としても有効です。
じっくり一問一問取り組んだり、精読や多読の訓練に活用したり、もちろん実際の試験時のペースを掴むことにも活用してください。鉛筆の使用にも慣れておくといいでしょう。
2.基礎的インプットは日本語で
基礎的な文法、語法、試験対策や勉強方法については、日本語で確実に理解することをおすすめします。基礎的な部分が曖昧になっていると、語学力を伸ばすことに時間が掛かると言われています。
語彙については、英単語1対英語1での覚え方はおすすめしません。言い変え、関連語、類義語、イメージなどを交えて学習すると語彙枠がグッと広がります。多くを覚えるよりも多くに触れることを意識してみてください。その上で、リーディングやリスニング練習、実践アウトプットとなるスピーキングやライティングでは完全英語での練習をおすすめします。
英文法のエッセンス:https://www.amazon.co.jp/dp/4469245984
3.強固な文法力と精読
リーディングが苦手な人は、文法をしっかり理解しましょう。文法だけに限っては、集中して行えば10~20時間程度での習得が可能とも言われています。そして、その文法を活用した例文に大量に触れて定着させましょう。文法不足が原因なら、その後の読解力がきっと変化するでしょう。
文法がOKという人は、読む量を増やしますが、理解しているかという点に気を配りながら読み込んでください。読んだことへの意見を出したり、要約をしたりすると、スピーキングやライティングの発想力も同時に伸ばすことができるでしょう。
4.ライティングは構成を理解する
ライティングは、IELTSテストの中でも難易度が高いと言われています。アカデミックエッセイの書き方を理解しておく必要があります。答えや理由になっているか、構成の流れが適切かという点に着目しなければなりません。基本のフォーマット(流れ)を知って、オンライン上でのライティングサイトを活用して良い文に触れてみてください。150~250以上の文章で書くことにも慣れておきましょう。
5.スピーキングは発信力強化
IELTSのスピーキングの強化のためには、自分の発信力を強化することが大切です。テストの際には、話し続けることが大切なので、何でも言葉にできるようにトレーニングしてみましょう。そのためには、既存のフレーズを覚えるよりも、内容を自分の頭で練り出すのがコツです。
また、対象はニュースでも広告でも、時事的なものでも何でもいいので、事実説明をしたり、自分の考えを英語で話す、呟くということを習慣にしましょう。英語が即座に浮かんでくるということが目標になります。言えない言葉があればしっかりチャックしましょう。
6.イギリス英語とスピードに慣れる
公式問題集のリスニングをメインに聞き込みましょう。公式問題の英語スピードで、きちんと理解できているかを確認しながら聞くのがポイントです。始めから聞き流していては上達しません。キーワードに線を引いたり、印をつけるメモ取りのコツを掴んでおくことも重要です。スピーチやプレゼンテ―ションの音源を探してみましょう。イギリス英語に馴染んでおくこともコツのひとつです。BBC関連のサイトで探してみましょう。またIELTS関連のページにも練習問題のコンテンツが豊富です。
IELTS listening free practice test:http://ieltsliz.com/ielts-listening/
BBC Radio: http://www.bbc.co.uk/radio
最後に
IELTSのテストは4技能を使うレベルが図られます。ひとつずつの技能強化に特化して対策を取るよりも、相乗効果をうまく活用してまんべんなく伸ばせるといいですね。
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