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  6. インドカレーにはどんな種類がある?おすすめスパイスやライスも紹介!
2024/07/30 2024/12/12

インドカレーは奥深く、数え切れないほどの種類があります。この記事では、インドカレーの種類や、スパイスについてご紹介します。日本でも手に入るインドカレーのスパイスなども解説するので、ぜひチェックしてみてください。

インドカレーの代表的な種類は?

インドカレーは、トマトや玉ねぎなどがゴロゴロと入った日本風のカレーとは異なり、さらっとしたものが多い傾向にあります。

なお、世界のさまざまな国でインドカレーの料理店がありますが、実際のところ、インドでは「カレー」という料理はないといわれています。

カレーとは、タミール語の「カリ」を語源とする言葉で、スープなどの汁物全般のことです。イギリス人がインドカレーを自国に紹介するときに「カレー」と呼称したことが始まりとされています。

ここでは、インドカレーの代表的な種類を特徴別に紹介します。

辛さが魅力のカレー

マサラカレー

辛いカレーが好きな方には、カイエンペッパーやブラックペッパー、青唐辛子などがふんだんに使われたマサラカレーとラッサムがおすすめです。いずれもスパイシーな味わいを楽しめるだけでなく、ヨーグルトやトマトなどの酸味も豊かです。

インドカレーの種類使用されるスパイス特徴
マサラカレー・カイエンペッパー
・ターメリック
・カルダモン
・インドでは珍しい牛肉をつかったカレー
・ヨーグルトとトマトの酸味がまろやか
ラッサム・カイエンペッパー
・ブラックペッパー
・青唐辛子
・南インドの代表的なカレー
・辛味は強いがレンズ豆の甘味であっさり

濃厚なカレー

バターチキンカレー

インドカレーはさらっとした食感のものが多いものの、乳製品をふんだんに使うことで濃厚な味わいに仕上げているものも少なくありません。バターやチーズがお好きな方には、濃厚なカレーがおすすめです。

インドカレーの種類使用される乳製品特徴
パニールマッカニー・カッテージチーズ
・生クリーム
・バター
・乳製品がふんだんに使われている
・トマトたっぷりでバランス良い
ムルグマカニ・バター・トマトと玉ねぎがたっぷり
・日本のカレーに似ている
バターチキン・バター
・生クリーム
・鶏肉のうまみを乳製品が引きたてる
・辛味が少ないため食べやすい

\ インドの味わい /

野菜・魚を使ったヘルシーなカレー

ダルカレー

野菜や魚をメインとしたヘルシーなカレーもあります。そのなかでもよく用いられる具材が、ほうれん草です。「パラック」や「パラク」はほうれん草の意味で、名前についているときはほうれん草が使われています。

また「サグ」とは青菜の総称です。ほうれん草が使われていることもありますが、それ以外の葉が使われていることも少なくありません。

インドカレーの種類メインの具材特徴
ダールカレー・豆・ダール(豆類)が使われている
アルパラク・ほうれん草
・ジャガイモ
・野菜のヘルシーなカレー
・ほうれん草を細かく切って煮込む
パラックパニール・ほうれん草
・カッテージチーズ
・すりつぶしたほうれん草
・カッテージチーズでコクをプラス
サグ・ほうれん草
・鶏肉
・羊肉
・ほうれん草など青菜がメイン
・鶏肉や羊肉をあわせる
フィッシュカレー・魚
・ココナッツミルク
・南インドではカレーに魚を入れる
・タマリンドとココナッツミルクでまろやか

肉をふんだんに使ったカレー

キーマカレー

インドカレーには肉をメインとしたカレーも多数あります。日本ではあまり一般的ではない、ヤギ肉を使うものもあります。

インドカレーの種類肉の種類特徴
キーマカレー・ヤギ肉
・羊肉
・インドではヤギ肉や羊肉のひき肉が一般的
・スパイスで臭みを消す
チキンコルマカレー・鶏肉・ナッツ類をペースト状にして加える
・コクがあり、辛味が少ない
チキンマサラカレー・鶏肉・淡白な鶏肉をスパイスで味わい豊かに
サグマトンカレー・羊肉・羊肉にほうれん草、菜の花、などの青菜
マトンドピアザ・羊肉・玉ねぎをじっくりと煮込んで作るカレー
・スパイスを多めにして肉の臭みを消す
ポークビンダルー・豚肉・豚肉にワインビネガーやニンニクで味付け

インドカレーには「北」と「南」がある?

インド料理は北と南で大きく異なり、インドカレーも同様です。小麦を多用する北インドと、米やココナッツミルクを多用する南インドでは、カレーの種類や味わいも異なります。

北インドカレーの特徴

北インドの食文化は、トルコやペルシアの影響を強く受けています。小麦を多用し、カレーにとろみがあるのも特徴です。また、カレーにチャパティやナンを合わせて食べるのが一般的とされています。

南インドカレーの特徴

南インドの食文化は、あまり外国の影響を受けなかったとされています。そのため、今でもインド古来の文化が残り、カレーにも米を合わせて食べることがほとんどです。

また、カレーのベースには小麦粉を入れず、ココナッツミルクであっさりと仕上げています。

家庭でインドカレーを楽しむのにおすすめのスパイス

インドカレーに使うスパイスを用途別に紹介します。いずれも日本のスーパーや輸入食材店で入手しやすいものばかりです。

香りのスパイス

コリアンダー(パクチー・香菜)

クミン

カルダモン
スパイスの種類特徴
コリアンダー・葉を使うときはパクチーと呼ばれる
・葉や根、茎を粉末にして使う
クミン・コリアンダーとの相性がよい
・肉の入ったカレーに使う
カルダモン・インドでは古くから使われるスパイス
・清涼感のあるグリーンカルダモン
・苦みのあるブラックカルダモン
クローブ・ミックススパイスのガラムマサラにも使われるスパイス
・独特の苦味が特徴

辛味のスパイス

カイエンペッパー

マスタード
スパイスの種類特徴
カイエンペッパー・唐辛子を粉末にしたスパイス
・辛味が強く赤い色が鮮や
マスタード・からし菜の種
・マスタードオイルとして食用油にも

色つけのスパイス

ターメリック

サフラン
スパイスの種類特徴
ターメリック・日本名「ウコン」
・鮮やかな黄色で染色にも使われる
サフラン・もっとも高価なスパイスといわれている
・宮廷料理に用いられることが多い

インドカレーに合うライス・サイドメニューの種類も合わせて覚えておこう!

インドカレーは、ライスやサイドメニューと合わせると、さらにおいしく食べられます。ここでは、インドカレーに合うライスとサイドメニューの種類を紹介します。

ライスの種類

米を浸水させるときにサフランを少量入れると、鮮やかな黄色のサフランライスが作れます。

また、炊くときにターメリックとバターを少量入れたターメリックライスや、クミンを油で炒めて油ごと混ぜ込んだクミンライスもおすすめです。

ターメリックライスは、食べるときにレモンの絞り汁を入れて混ぜご飯にすると、酸味がプラスされてさらにおいしくなります。

サイドメニューの種類

インドカレーにおすすめのサイドメニューは、以下のとおりです。

  • コールスロー
  • シーザーサラダ
  • コンソメスープ
  • ミルクスープ(具材はキャベツとベーコンがおすすめ)

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