ハチミツって、なかなか使い切るのが難しいですよね。気付いたら、はちみつが固まっていたり、賞味期限が切れていたいり・・・。大量に残ったけど、はちみつの大量消費はできなくて、結局捨てる羽目に…なんてこともしばしば。今回は、そんなはちみつを使い切る色んなアイデアを集めたので、ぜひ参考にしてみてください。
ハチミツの使い道
大きくハチミツの使い道をまとめると、以下の通りです。
・料理に使う
・食べ物にかける
・お菓子づくりに使う
・肌のケアに使う
食べる以外にも、実は肌のお手入れにも使えるのです。これは朗報!
ハチミツは抗菌・殺菌作用もあり、風邪ののどの痛みに効果が期待できるほか、美肌にうれしいポリフェノールなども含むため、健康や美容にも取り入れたいものです。
さまざまなメリットが期待できるハチミツを余らせるなんてもったいないということがお分かりいただけたのではないでしょうか!
固まったハチミツはもう使えない? はちみつ復元方法
白く固まってしまったハチミツも、溶かすことで元通りになります。ハチミツが固まってしまうのは、15℃前後と低い温度になるとブドウ糖が結晶化してしまうため。成分が変化するわけではありませんので、このハチミツを使っても問題ありません。
溶かす方法は簡単です。50~60℃のお湯を用意し、ビンのふたをゆるめて浸すだけ。ときどきハチミツをかきまぜると、ゆっくりと元の状態に戻ります。ハチミツがたくさんあると数時間かかることもあるため、急ぐときは小さな器などに移して湯せんしましょう。
ハチミツの使い道①料理や食べ物に
それではハチミツの使い道を紹介していきます。まずは定番の料理に使う、食べ物にかける方法です。
ヨーグルトやパン、クラッカーなど定番食べ物に
ハチミツの王道の使い道である「かけて」食べる方法です。ヨーグルトやトーストしたパン、クラッカーなどの甘味が少ない食べ物にハチミツの甘さを加えて食べやすくします。
ハチミツの味わいをそのまま感じられ、ハチミツ好きの方なら一番合った方法でしょう。
チーズやトマトなど相性の良い食べ物にかけて
ハチミツをかけるとおいしい食べ物は、先ほど紹介した定番以外にもたくさんあります。
・チーズ(カマンベール、クリーム、ベビーチーズなどがおすすめ)
・トマト
・さつまいも
・焼きバナナ
・りんごやグレープフルーツなどの果物
どれもハチミツの風味や甘味がマッチするものばかりです。
砂糖やみりんの代わりに
煮物に使う砂糖やみりんの代わりにも使えます。ハチミツを使うことでコクや風味が足されるだけでなく、料理をしっとりさせ、つややかに仕上げてくれます。
ハチミツは甘味が強いため、代用するなら以下の分量で試してみましょう。
・砂糖大さじ1(9g)→ハチミツ小さじ1(7g)~
・みりん大さじ1(18g)→ハチミツ大さじ1/2(10.5g)~
鶏や魚の照り焼き、タンドリーチキン、肉じゃが、酢豚、生姜焼き、マリネ、サラダのドレッシング、さつまいもの煮物など、さまざまな料理に使えますよ。
肉を漬け込む
ハチミツを使って肉を漬け込むと、肉がやわらかくなる作用があります。これはハチミツの保水性が関係しています。ハチミツが肉の組織に入り込み、水分を保つことで加熱により肉が硬くなるのを防ぐのです。
安く手に入った牛肉を焼いたり煮込んだりする前にハチミツを塗っておくと効果的です。もちろん豚や鶏でも!ぜひお試しください。
ご飯を炊くときに
ご飯を炊くときにハチミツを入れることで、冷めてもおいしいご飯に変身します。これもハチミツの保水作用によるものです。
目安はご飯2合に対し、ハチミツ小さじ1程度。このくらいであれば、ハチミツの甘味が気にならず、入っているかどうかも気付きません。
しっとりつややかに炊き上がり、お弁当にもおすすめです。
はちみつの使い道②飲み物にいれる
次は飲み物にハチミツを入れる方法です。飲み物に甘味を足したいときに、また風味を活かしてカクテルにするアイデアもありますよ。
コーヒーや紅茶などの甘み付けに
コーヒーや紅茶に入れる砂糖の代わりにハチミツが使えます。甘さだけでなく、ハチミツの良い香りも楽しめます。冷たいドリンクには溶けにくいため、手軽にハチミツを加えられるホットがおすすめです。または少量のお湯で溶かして混ぜれば、冷たいドリンクにも入れられますよ。
牛乳や豆乳に入れておやすみドリンクに
寝る前のドリンクには温かい牛乳や豆乳がおすすめ。ホッとひと息つけば、安眠効果も期待できます。ハチミツを入れれば牛乳や豆乳も飲みやすく。ハチミツがフワッと香り、リラックスもできるでしょう。
ハチミツ入りのカクテル
ハチミツをカクテルに使えば、やさしい甘さと風味を楽しめますよ。
ウイスキー×ハチミツは、意外にも好相性。ウイスキーに自然な甘味をプラスして、飲みやすくしてくれます。
ハチミツと相性の良い紅茶のリキュール「ティフィン」を使うのもおすすめ。紅茶とハチミツ両方の良い香りを楽しめますよ。
はちみつの使い道③大量消費ならコレ!
続いて、とにかく大量消費したいときにおすすめの使い道を紹介します。
ハチミツレモン漬け
スライスしたレモンにハチミツをたっぷり注いで漬け込めば、手作りハチミツレモンが簡単に作れます。炭酸やお湯で割ってドリンクにする以外にも、ヨーグルトにかけて食べても。夏は熱中症対策に、冬は風邪対策にもおすすめです!
柚子ジンジャーハチミツ
ハチミツの代わりに柚子を使い、しょうがも入れれば「柚子ジンジャーハチミツ」の完成です。ハチミツや柚子は風邪対策に、またしょうがは身体を温めてくれる作用があり、とくに冬にぴったりの使い道です。
ナッツのハチミツ漬け
ナッツのハチミツ漬けは市販のものもありますが、ハチミツが余っているならぜひ手作りに挑戦してみてください。買ってきたナッツをハチミツで漬け込むだけで簡単に作れます。
朝ご飯やおやつ、おつまみにもなりますよ。あっという間に食べきってしまうかも!
ハチミツドレッシング
ハチミツはシンプルな野菜と相性が良く、ドレッシングにも活用できます。オリーブ油と塩をあわせたシンプルなドレッシングや、柚子の果汁とあわせてさっぱりとしたドレッシングもおすすめです。
はちみつの使い道④食べる意外の利用法!リップやパックに
最後は究極の使い道ともいえる、そのままハチミツを使ってしまう方法です。ハチミツの保水作用で、美容にもうれしい効果が期待できます。
ただし、肌が敏感な方や肌荒れをしている方など、食べ物を肌に使うことがすすめられない場合がありますので、ご注意ください。
リップにする
ハチミツを唇に塗ることで、乾燥を防いでくれます。とくに乾燥が気になる冬にぴったりです。
また荒れがちな唇にはパックをする方法もあります。ラップさえあれば簡単にできるのがうれしいですね。
ハチミツパック
洗顔後の肌にハチミツを伸ばして、贅沢なパックにも使えます。保湿作用で肌の乾燥を防ぎ、しっとりさせる働きが期待されています。肌のキメが細かくなるという方もいるので、これは気になりますね。
ハチミツ風呂
ハチミツをお風呂に入れて、入浴剤のようにして使えます。分量は大さじ2~3杯ほど。べたつかずにしっとりとして乾燥を防ぐほか、ハチミツの良い香りにも癒されますよ。
さまざまなアイデアでハチミツを使い切ろう!
料理や飲み物、美容に使うなどのさまざまな使い道のあるハチミツ。これだけ方法を知っていれば、もうハチミツを余らせる心配はなし!
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