和食とはなんなのでしょうか?日本料理のことです。
日本料理にも多くの種類があり、寿司や刺身などの生魚系の料理は世界的にも有名です。大阪のお好み焼き、兵庫の明石焼きなどの粉物料理と呼ばれる食文化も、立派な日本食ではないでしょうか。
ここでは和食についての基本知識と、東京で和食を楽しめるお店を紹介します。
和食とは
春夏秋冬、四季折々の素材を活かした味付けと、繊細で美しく、季節感を取り入れた盛り付けがなされ、特に野菜・魚が中心で、季節の旬を生かして余すところなくいただくことも特徴的です。
大豆ひとつ取っても、若い時の緑の豆は枝豆として楽しみ、最終的に大豆になっても豆を煮付けて食べ、粉末にしてきなことしてお菓子にも使われ、調味料(醤油・味噌)にもなります。おもしろいですよね。
代表的かつ家庭的な日本料理を5つ紹介
1.天ぷら
新鮮な食材に衣をつけ、絶妙のタイミングで揚げられた天ぷらをすぐにカウンターで受け取り、抹茶塩や、大根おろしと天つゆでいただくととてもおいしいですよね。
2.ぶりの照り焼き
生で食べても火を通しても美味しいぶりと、今や英語でも使われる”照り焼き”。冷めてもおいしいです。
3.ふろふき大根
口の中でほぐれるやわらかな大根と、お味噌とゆずの香りが口いっぱいに広がる、とても日本らしい一品です。
4.湯豆腐
少し寒いかな、という日に作りたくなるのが湯豆腐。顆粒や粉末ではなく昆布から出汁を取って、こだわりたいですね。
5.すき焼き
日本食にしてはめずらしく、お肉が主役のメニューです。しっかり濃いめにしかし甘口で味をつけた牛肉や具材と生卵を絡めれば、いくらでも食べれそうです。
和食のマナー2つ
1.箸のマナー
日本でも洋食が普及してくるにつけ「洋食のテーブルマナー」が取りざたされることはあります。では、和食のマナーはご存知でしょうか。箸は、持ち方にも使い方にも「正しい使い方」があります。例えば2本1セットの箸にも取り方、持つまでの動作のマナーがあります。割り箸にも、上下に割る、割った箸をすぐに使うのは失礼に当たるため一度箸置きにおいてから使う、というようなマナーもあります。
寄せ箸・横箸・指し箸・渡し箸などは、してはいけないよくないマナーだとされています。
3.お椀のマナー
味噌汁や吸い物など、汁物が添えてあるとホッとします。お椀の扱いにもマナーがあり、左手で椀の縁を抑えます。右手で糸底(蓋の上部)を持って開けてください。蓋が開いたら裏側の水滴を椀の中に落とし、左手も蓋に添えて両手で脇に置きます。まずはだし汁を一口いただき、次に中の具を食べる、その後は順番を気にせずいただきます。
東京で和食を食べるならここ!人気・有名な和食のお店15選
※順不同、敬称略
1.いまゐ(新宿)
旬の食材を使った割烹料理が楽しめます。
2.嵯峨谷(渋谷)
立ち食い蕎麦で、十割蕎麦をいただけます。価格も魅力的です。
3.鳥しき(目黒)
ふらりと立ち寄っても入れない、予約必須の有名店です。
4.東京 土山人(目黒)
こちらの冷やしすだち蕎麦はあまりにも有名です。
5.賛否両論(恵比寿)
笠原さんもしくは賛否両論という店名に聞き覚えがある方もいらっしゃるのでは。割烹料理をいただけます。
6.鮨さいとう(六本木)
超有名店、食べログのランキング和食部門でも1位ですね。今予約をすると、いつ入れるのでしょうか。
7.てんぷら 近藤(銀座)
ミシュラン星2つ星の名店です。
8.俺の焼肉(新橋)
「俺の」レストランはあまりにも有名ですね。焼き鳥や割烹の店舗もあります。黒毛和牛をお手頃に食べたい時に。
9.うに虎(築地場外)
うに・いくらに目がない方は是非。
10.金子屋(日本橋)
天丼が食べたくなったらここへ。
11.佐市(錦糸町)
牡蠣の出汁、無添加・無化学調味料です。牡蠣が好きな人、普通のラーメンには飽きた人に食べて欲しい味です。
12.あさだ(浅草橋)
お蕎麦を食べるなら、十割蕎麦でないと。
13.鳥さわ(亀戸)
カウンターのみ8席、予約必須の焼き鳥屋さんです。
14.鯛樹(浜松町)
鯛飯をいただいてくださいね。これぞ和食!
15.くろぎ(大門)
有名!完全予約制の懐石料理屋です。完全予約制、公式ホームページは英語も用意してあります。
自宅で日本料理を楽しむ方法3つ
1.料理番組を見て作り方を学び、自分で作る
作れるよ!という方も多いでしょうが、プロの料理人が料理をする様子を見るのは、大変勉強になります。さっさと美しい手さばきで料理を作るさまは一見簡単そうに見えますが、自分でやってみると難しいです。そしてその手さばきや包丁の動かし方などは動画だからこそ確認できるメリットです。
参考URL:きょうの料理(NHK)
参考URL:土井善晴さん 公式サイト おいしいもの研究所
2.料理本を読んで自分で作る
“和食 レシピ”で検索すればインターネットで無限にレシピを見つけることができます。しかしそのレシピは、誰が考案したものでしょうか?
料理本であれば著者が明確で、その人がこれまでどのような料理を作ってきような料理を作ってきたのか、和食の料理人なのかなどがよくわかりますね。「この人の和食が好き!」「このレシピならマネできそう」、自分にしっくりくる料理人のレシピ本を買い求めて、作ってみると楽しいですよ。
本を最初から最後まで通して作ってみることのメリットは、普段の自分なら作らないような、食指が動かないようなメニューも出てくることがあることです。「意外と楽しい」「家族に好評だった」ということもあります。ぜひ、本を買って最初から最後まで作って見てください。
3.Uber EATSなど、デリバリーサービスを活用する
Uber eatsや和食メニューをデリバリー提供しているお店にオーダーすれば、電話一本やインターネットの注文で手軽に和食を楽しむことができます。手作りがイチバン!外食はあまりしない!という方でも、たまにはオーダーしてみたり外に出て人の作った和食を食べてみることで参考になることもあるでしょう。
4.Zehitomo を利用する
和食や和菓子など、日本文化について学びたいという方は、Zehitomo で和食クッキングクラスや和食教室を依頼してみてはいかがでしょうか?
そのほかにも、日本にはお弁当を美しく作り込む文化があり、有名なキャラクターや人物をお弁当で再現する「キャラ弁」などもあります。
Zehitomo で日本料理教室のリクエスト(依頼)を出すと、5名以内のプロからすぐに日本料理教室の見積もりを取ることができます。「料理を学んでみたい」「自分専用のペースで教えてほしい」という依頼を、気軽にぜひ出してみてくださいね。
最後に
日本に住んでいれば必ず和食を食べている、という時代でもなくなりました。外資系ファストフードも増え、都心部では世界中の料理を食べることができます。ご飯に焼き鮭、お味噌汁と納豆、なんて朝ご飯を毎食いただいている方も、そう多くはないのではないでしょうか。
「和食って何ですか?」、和食は寿司だけではありません。たとえ美味しいお店を知っていても、和食についてあなたの言葉で説明できた方がより料理を楽しめるかもしれません。
これから東京オリンピックに向けて訪日観光客も増えていく中、「日本とは」「日本の文化とは」と、日本にまつわることについて自分の中で知識を増やしたいですね!