給湯器が故障してお湯が使えないと大変!修理で直る場合もありますが、給湯器の寿命は約10年〜15年なので、交換のタイミングかもしれません。
この記事では、給湯器交換にかかる作業時間について、給湯器の種類ごとに紹介します。また、給湯器交換の流れや注意点も解説するので、ぜひ参考にしてください。
給湯器交換にかかる時間は?機種別の時間をチェック
給湯器交換にかかる時間は、給湯器の種類によって異なります。また、同じタイプの給湯器に交換する場合とまったく異なるタイプ・熱源の給湯器に交換する場合では、必要となる工事が異なるため、作業時間も大幅に変わります。
給湯専用器の場合
追い焚き機能や暖房機能のない給湯専用器を交換する場合は、作業時間は2時間〜3時間程度です。給湯器そのものがシンプルかつ配管数が少ないため、高機能タイプと比べると交換作業にあまり時間がかかりません。
省エネタイプの給湯器の場合
少ないガス量で水を沸かすエコジョーズや、大気熱を圧縮して少ない電気量で水を沸かすエコキュートのように、省エネタイプの給湯器の交換作業は、4時間〜5時間が目安です。いずれも排水処理のドレン管を設置する必要が生じ、給湯専用器と比べると作業に時間がかかります。
給湯暖房熱源機の場合
床暖房や浴室乾燥機を利用できる場合は、給湯器の種類は「給湯暖房熱源機」と考えられます。部品や関連する配管が多いため、業者にもよりますが、5時間〜6時間はかかると見込んでおきましょう。
交換作業が終わっても、それで完了ではありません。試運転や動作確認、リモコン交換も必要なため、工事内容にかかわらずトータルでおおよそ半日はかかると見込んでおきましょう。ただし、次のケースでは作業時間が長引く可能性があるため、半日以上かかると予想されます。
- リモコンの数を増やす、設置場所を変える
- 複数台の給湯器を交換する
- 給湯器が高所や狭所に設置されている
給湯器交換の流れ
給湯器交換工事は、業者に希望機種・型番の在庫があれば、当日中に対応してもらえることがあります。しかし業者のスケジュールが埋まっていることもあるため、数日〜1週間は見込んでおきましょう。
また、在庫がないときはさらに日数がかかります。少しでも早く作業をしてもらうためにも、複数の業者に問い合わせて、最短で何日に工事が可能か確認してください。
給湯器交換は、以下の流れで進めていきます。
- 業者を探して申し込む
- 交換作業の実施
- 交換後の確認
とりわけ10月〜2月は給湯器の交換や設置を依頼する方が多いため、工事が混み合います。早めに業者に連絡し、予約するようにしましょう。
1.業者を探して申し込む
まずは対応業者を探して見積もりを申し込みます。設置場所の写真を送るだけで見積もりを出してくれる業者もありますが、現地調査が必要になることもあります。その場合は立ち会いが求められるため、可能な日を伝えて日程調整をしておきましょう。
今すぐ交換が必要な場合を除き、できれば相見積もりを取るようにしてください。業者によって料金や対応が異なります。納得できる工事をしてもらうためにも、慎重な業者選びが大切です。次の選び方のポイントも参考に、適切な業者か考慮してください。
- 希望する支払い方法に対応しているか
- 問い合わせに対して丁寧かつ親切に説明してくれるか
- 見積書が詳細に記載されているか
2.交換作業の実施
古い給湯器や配管、リモコンを取り外し、新しいものを取り付けます。次に配管工事ですが、給湯器の位置を変えるケースでは管の延長が必要になるため、作業時間が長引くこともあります。
現地調査をしていない場合は、管や接続部品が足りなくなることもあるかもしれません。給湯器の位置を変えるときは、事前に位置を変えることを業者に伝えておくほうがスムーズです。
3.工事後の確認
最後に動作確認です。接続不良によりガス漏れや水漏れが起こっていないか、詳細にチェックします。
なお、異なる機種・型番の給湯器を設置したときは、動作確認のタイミングで使い方について尋ねておくことをおすすめします。実際に操作をしながら教えてもらえるため、機械が苦手な方も安心です。
交換する際の注意点
給湯器交換工事がスムーズに進むためにも、依頼する側は次の点に注意しておきましょう。
- 作業しやすい環境にしておく
- シーリングに触れないようにする
- 動作確認は一緒に行う
それぞれのポイントを解説します。
作業しやすい環境にしておく
スタッフがすぐに作業できるよう、給湯器の周囲を掃除しておきましょう。普段は立ち入らないベランダや非常扉付近に給湯器が設置されている場合、落ち葉やホコリなどが溜まっているかもしれません。給湯器を交換することを決めたら、掃除をして、作業しやすい環境にしておきましょう。
また、リモコンの設置は屋内作業です。見られては困るものは片付け、作業しやすい状態にしておきましょう。
シーリングに触れないようにする
リモコンと壁の間はシーリング(コーキング)で処理します。シーリングは固まるのに1日ほどかかるため、スタッフが帰った後も丸一日は触らないようにしてください。
給湯器の操作を行う可能性がある家族にも、シーリングに触れないように周知しておきましょう。
動作確認は一緒に行う
交換工事終了後の動作確認は、必ず一緒に行うようにしましょう。その際、安全な使い方や注意点についても尋ねておきます。
また、工事中もできれば立ち会うようにしてください。とりわけ屋内工事ではトラブルが起こりがちです。後で揉めないためにも、立ち会いが必須です。
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