家を建てて10年、20年経ってくると家の外壁が白っぽくなったり、塗装が剥げたり、壁にクラックが出たりして外壁に不具合が出てきます。
家を長持ちさせるためには、不具合が酷くなる前に、必要に応じた外壁塗装をしなければなりません。
そんな時に気になるのが、やっぱり工事費用ですよね! いきなり工務店やハウスメーカーに工事を依頼する前に、ある程度は外壁塗装の相場感を持っていた方が、費用も、そして心の準備もできます。
この記事では、将来外壁塗装をお考えの方に、外壁塗装の費用相場と注意点、安く抑えるコツなどを取り上げます。
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外壁塗装にかかる費用はいくら?
外壁塗装の費用相場は平均的な一戸建ての場合、上のグラフのように60万~90万が一番多く、35%になっています。ついで、90万から120万が25%と、大体60万~120万の間で収まる家が多いようです。
※自社のデーターから算出
【坪数別】外壁塗装の費用相場(費用目安:約70万〜140万)
坪数 | 費用相場 |
20坪 | 60~120万 |
30坪 | 80 ~140万 |
40坪 | 100 ~160万 |
※当社プロ実績費用から算出
上の表の相場費用は一例です。
外壁塗装する際の参考としてご覧ください。
外壁塗装の費用を左右する要素とは
外壁塗装の費用は主に
・材料費
・人件費
・足場代
・その他運営費
で構成されています。
外壁塗装の費用の幅(多い少ないの差)は、家の外壁の広さ、家の形状が複雑かどうか、材料の塗料を何を選ぶかで変わってきます。
実際の外壁塗装の費用は、自分の家を現地調査してもらって工事施工業者に見積もりを出してもらう必要があります。
家を建てたハウスメーカーに依頼するなど、業者(外壁塗装のプロ)が決まっている時以外は、何社かの複数の外壁塗装の専門業者に、同じ条件を相談して見積もりを取ることをお薦めします。
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外壁塗装の塗料は何を選べばいい?塗料別の特徴と費用とメンテナンス頻度
外壁塗装業界では色々と新製品が出ています。完全メンテナンスフリーの塗料はありませんが、耐久性が高く次のメンテナンスまで長く持つものもあります。
一般的に、耐用年数が長い程、費用は高額になります。耐用年数と施工費、自分の家にあう塗料など、条件をバランスよく考えて塗料を選ぶようにしましょう。
外壁塗料の種類と費用相場、人気のシリコン塗料はいくら?
外壁によく使われる塗料を費用別に並べたのが上の表です。
日本の一般的な一戸建てに一番多く使われている人気の塗料がシリコン塗料です。
上の表の真ん中のところに位置している、費用的にも耐久性的にもバランスが取れている塗料です。
シリコン塗料は汚れがつきにくく、防水性にも優れています。
家の北側の壁は日当たりが悪いので、藻が生えることがありますが、シリコン塗料は防藻効果も高く、北側に森があったり湿度が高い地域の家には好まれて使われています。
外壁によく使われる塗料の特徴
次に、シリコン塗料以外にも外壁でよく使われている塗料のそれぞれの特徴を見てみましょう。
アクリル系外壁塗料
アクリル塗料の特徴は比較的値段が安価で、1,200~1,800円/㎡程度の費用が一般的です。
そのため、数年ごとに外壁のリフレッシュをしたい場合や、頻繁に塗り替えを行う店舗などには経済的な選択肢となります。
また、アクリル塗料は発色が良く、豊富なカラーバリエーションがあるので、建物の外観を自由にカスタマイズすることができます。
ただし、アクリル系外壁塗料にはデメリットもあり、紫外線による劣化が早く進み、数年で塗膜の光沢が失われ変色や褪色が目立つことがあります。
耐用年数も他の塗料に比べて短く、一般的には3年から8年程度の耐用年数となっています。
ウレタン系外壁塗料
ウレタン塗料は、耐候性があり、柔軟性や密着性に優れていて、1,700〜2,500円/㎡程度の費用が一般的です。
コンクリートやモルタルの建物の外壁にウレタン塗料はよく使われています。膨張や収縮にもその柔軟性で対応し、ひび割れしにくいという特徴があります。塗料自体に光沢があるものがあり、高級感をともなう外壁にピッタリの塗料です。
ウレタン系外壁塗料の耐用年数は一般的に5〜10年程度とされています。
シリコン系外壁塗料
シリコン系の外壁塗料はコストと耐久性のバランスがとれていて、2,300円〜3,500円/㎡程度の費用が一般的です。
シリコン塗料はカビや藻が発生しにくく、内部結露を防止する機能もあります。シリコン塗料は製品が多いためにカラーや性能などの選択肢が多く、気に入った外壁塗装がみつかりやすいことも人気の理由です。
シリコン系外壁塗料の耐用年数は8年〜15年と言われています。
フッ素系外壁塗料
フッ素系外壁塗料は耐久性が高い外壁塗料です。汚れにくく、酸性雨に強く、紫外線に強いという特徴があります。その分費用は高くなり、3,500円〜4,800円/㎡程度の費用が一般的です。
一般の住宅より、ビルや商業施設でよく使われています。
フッ素系外壁塗料の耐用年数は12年〜20年程度とされています。
無機塗料
無機塗料はセラミックやケイ素などの無機物を主成分にした塗料のことで、無機物は紫外線で劣化しないために、耐久性が高くなっています。
無機塗料はカビや藻にとても強く、また紫外線や酸性雨の影響を受けにくく、長期にわたってきれいな外壁を持続できます。
無機塗料の耐用年数は18年〜25年と今まで取り上げた塗料の中では一番長く、その分の費用も4,300円〜5,500円/㎡と高価になっています。
【坪数別】シリコン塗料の工事価格相場
坪数別の外壁塗装の工事価格相場をシリコン系塗料で計算してみました。大体の工事費用の目安にしてみて下さい。
シリコン系塗料は人気の外壁塗料です。大体7〜8割の家の外壁塗装で使わると言われています。
坪数 | 費用相場 |
20坪 | 約50万~80万円 |
30坪 | 約70万~100万円 |
40坪 | 約90万円~120万円 |
50坪 | 約110万円~150万円 |
60坪 | 約130万円~180万円 |
※自社データによる費用相場(2023年6月)
大きな家は壁の塗る面積が大きく塗料の量も多くなります。また足場代も増えるので、大きな家ほど外壁塗装の費用は高くなります。
外壁塗装でかかる費用の内訳
外壁塗装では塗装以外にも色々な手順があります。
事前に足場を組み、高圧洗浄機で外壁の汚れを取り、外壁のひび割れを補修し、コーキングをやり直すなど、外壁を新品同様にするために色々な施工をやります。
外壁塗装にかかる費用項目は次の通りです。
塗装費
足場代
施工費
・飛散防止ネット
・高圧洗浄
・養生
・施工費
・ シーリング補修
その他の諸費用などがかかります。
【費用別】外壁塗装の施工事例
施工費113万円 外壁と屋根塗装
お客様のご要望で、家の外観のイメージを変えたいとのことで、既存の色とは系統が違う雰囲気をおすすめしました。
一般的に白いサッシのオタクは少し濃いめの色がよく合います。
窓のサッシの白色が強調され、可愛らしい雰囲気を意識した提供です。
実際の仕上がりのイメージが付きやすいように、カラーシュミレーションを10種類ほど作成し、その中から塗装する色をお選びいただきました。
施工費115万円 外壁と屋根塗装
ご自宅の外壁塗装と屋根塗装のご依頼でした。外壁、屋根、付帯部、外回りをすべてリニューアル塗装しました。かなりリニューアルしましたが、工期は2週間ほどです。
施工費250万円 外壁と屋根塗装
築30年とは思えない家に外壁塗装で生まれかわりました。
こちらのお宅では、外壁の下塗りをする前にクラック(ひびわれ)を補修し、先にシーラー塗装を行いました。塗装前に汚れや錆を落とすケレンにより消えてしまった外壁模様を新たに付けて、周囲の外壁と統一させました。上塗りには、紫外線からの影響を軽減できるようラジカル制御形塗料を使用しています。
鮮やかなホワイトが際立つお住まいに仕上がり、気分も一新できた外壁塗装工事です。
施工費800万円 マンションの外壁改修
マンションの改修工事は問題点に気づくことが大切です。
マンションの場合、適切なメンテナンスを行うととと、問題点を指摘できる施工指導者が必要です。
建物の現状を理解し問題点を整理すれば、無駄な作業もなくなるので、工事が低減できました。
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外壁塗装を安く抑える6つのコツ
1)市町村の助成金・補助金を利用する
外壁塗装では補助金や助成金がでることがあります。
ヒートアイランド対策や省エネのためのリフォーム補助金などで、市町村ごとに対象や条件が違います。補助金の額もそれぞれ違いますが工事代金の10%などとありますので、お住まいの市町村に問い合わせてみてください。
2)相見積もりをとり、優良な地元の塗装業者に依頼する
地元の塗装業者3〜4社に同じグレードの塗料で相見積もりを依頼しましょう。価格設定は工事業者ごとに違うので、数社に見積もりを取ることで、内容を比較できます。
見積もりの前後に業者とやり取りする中で、信頼できるかどうか、自分に合うかどうかも感じることができます。
3)足場が必要な工事は同時に行う
足場代は30坪の家で、およそ10万円~15万円程度が目安となります。足場は外壁塗装でも屋根塗装でも必要です。近いうちに屋根塗装も計画があるならば、2つの工事を一度に行うことで足場代を節約できます。
4)定期的なメンテナンスをおこなう
外壁が著しく劣化すると、外壁塗装にかかる費用は補修が増えるので、通常よりも費用は高くなります。そうならないためには、定期的なメンテナンスを行い外壁の劣化を防ぎましょう。
5)業者の閑散期に塗装を依頼する
外壁塗装の工事は一年を通じて行うことができますが、人気の季節は気候が過ごしやすい春と秋です。真夏と真冬は工事自体が減りますので、塗装工事業者にとって閑散期となり、値引きをしてもらいやすくなります。
6)長期的な視野で外壁塗装の費用を考える
塗料ごとの特徴と費用相場のところで取り上げたように、アクリル塗料はカラーが豊富で価格が安くつきますが、耐用年数が短いです。無機塗料は耐用年数も長く、日が当たらない北の壁も藻が生える心配が少ない等、品質的に安心度が高いものの、費用も高くつきます。
それぞれの塗料には特徴やメリット・デメリットがあるので、自分の家は、外壁塗装をこのあと何年後までもたせたいのか、何を求めるのかを考え、長期的な視野で外壁塗装を考えましょう。
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落ち着いた感じで、建築の事を よく分かってられると思った。
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年末のタイミングで 希望通りのやって頂けた。
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