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  6. 壁の内壁をDIYで塗装する方法。知っておきたいコツも解説
2022/09/16 2022/09/29

壁の塗装には内壁と外壁の2種類があり、それぞれ目的に合わせた施工を行わなければいけません。 そこで今回は、壁を塗装するメリットやデメリットを解説します。

内壁をDIYする手順も紹介しているので、併せて参考にしてみてください。

この記事を監修したプロ
光山 翔太 さん

有限会社江戸川表具内装

壁塗装には内壁と外壁の2種類がある

壁塗装には、内壁と外壁の2種類があります。

内壁は、部屋の内装を変える作業のことです。 「キッチンのクロスをきれいにしたい」「和室から洋室にリノベーションしたい」といった場合に施工を行います。施工面積や工事内容によって異なるものの、費用相場は4~15万円程度になるのが一般的です。

一方、外壁塗装は家の外側を塗装する施工方法のことです。「外壁の汚れが気になる」「経年劣化が出てきた」といった場合に塗装工事を行います。業者に依頼すると30坪で50~100万円と高額になる点に注意が必要です。

壁を塗装するメリット・デメリット

では、壁を塗装するメリットやデメリットには、どのようなものがあるのでしょうか。ここでは、内壁と外壁に分けて確認してみましょう。

内壁塗装のメリット・デメリット

内壁塗装を行うメリット・デメリットは、以下のとおりです。

【メリット】

  • おしゃれな質感を演出できる
  • カラーバリエーションが豊富で、好みの色合いを見つけられる
  • 汚れてしまったら、部分的に塗り直せる
  • 壁紙クロスのように廃材が出ないので、環境にも優しい

【デメリット】

  • 乾燥するまでに時間がかかる
  • 施工費用が高くなりやすい
  • 塗料の臭いが気になる可能性がある

内装塗装を施せば、壁紙クロスでは表現できない魅力的な質感を味わえます。そのため、カフェやレストランのようなおしゃれな空間を作りたい人におすすめです。ただし、塗料の臭いが充満することから、換気しながら作業を行わなければいけません。

外壁塗装のメリット・デメリット

外壁塗装のメリット・デメリットは、以下のとおりです。

【メリット】

  • 住まいの外観を一新できる
  • 経年劣化を遅らせられる
  • 住まいを保護できるため、住宅寿命を延ばせる
  • 外壁にさまざまな機能を追加できる
  • 住まいの資産価値を守れる

【デメリット】

  • 費用がかかる

外壁塗装を行えば、住まいの見た目を一新できるのが大きなメリットといえるでしょう。経年劣化した住まいは色あせていたり、苔やカビなどが付着していたりと、さまざまな劣化が見られます。

そこで、外壁塗装することで、外観の汚れをきれいに落とせるでしょう。 ただし、足場を組んだり、高度な技術を要したりすることから、高額な費用が発生する点には注意が必要です。

壁の塗装はDIYできる?

内壁塗装は、DIYすることが可能です。ホームセンターやインターネットで室内用の塗料が販売されているため、手軽に材料を購入できます。また、難しい作業もないため、誰でも簡単にリフォームできるでしょう。

しかし、外壁の場合は、高所での作業が必要になったり、さまざまな道具を準備したりしなければいけないため、おすすめできません。外壁をきれいにしたい場合は、業者に依頼するのがいいでしょう。

内壁の塗装をDIYする方法

では、内壁塗装はどのようにDIYすればいいのでしょうか。必要な物や手順を確認しましょう。

内壁塗装に必要な物

内壁塗装に必要な物は、以下のとおりです。

  • タオルや雑巾
  • 中性洗剤
  • パテ
  • コーキング剤
  • 接着剤
  • ヤニ止めシーラー
  • マスキングテープ
  • マスカー
  • 下塗り塗料
  • 内装用塗料
  • 刷毛
  • ローラー
  • バケット

内壁塗装の手順

  1. お部屋の中を片付けて、壁をきれいにする

最初に、内装塗装をしたい部屋の片付けを行いましょう。壁付近に家具や家電などがある場合は、60cmほど離したところに移動させると作業しやすくなります。

そして、固く絞った雑巾を用いて、壁に付着した汚れを落としましょう。なかなか落ちない油汚れは、中性洗剤を用いることで落としやすくなります。たばこのヤニが酷い場合は、ヤニ止めシーラーを塗ることで仕上がりがきれいになるのでおすすめです。

  1. 傷んでいるところや凹凸のあるところを補修する

壁に傷や凹凸がある場合は、パテやコーキングを使って埋めていきましょう。事前に表面を平らにしておくことで、塗装後の仕上がりがきれいになります。

  1. 塗らないところを養生する

次に、汚れてほしくない箇所や塗料を塗らない箇所に、マスキングテープやマスカーで保護していきましょう。例えば、コンセントやドア、窓、床などを養生しておけば、きれいに仕上げられます。

  1. 下塗り塗料を塗る

壁に試し塗りをしてムラができるようであれば、下塗り塗料を塗っていきましょう。例えば、ビニールクロス壁紙だと塗料をはじいてしまったり、漆喰や珪藻土などは塗料を吸収してしまったりします。

下塗り塗料を用いれば壁と塗料が密着しやすくなるため、きれいに塗装できるようになるでしょう。

  1. 内装用塗料を塗る

下準備ができたら、内装用塗料を塗っていきましょう。壁の端や境目などは刷毛で、面積の広い場所はローラーで塗っていきます。塗料ごとに乾燥時間が定められているため、規定時間放置した後、2回目も塗って仕上げていきましょう。

  1. 養生を外して完成

2回目の塗料が半乾きになったら、マスキングテープやマスカーを外していきます。その後、塗料が完全に乾いたら内装塗装の完成です。

塗料の種類

内壁塗装に使用する塗料の種類は、主に以下の3種類です。

  • 水性塗料
  • 漆喰・珪藻土
  • オイルステイン

それぞれの塗料の特徴や機能性などをチェックしましょう。

水性塗料

水性塗料は油性塗料と比較すると独特の臭いが少なく、扱いやすいのが特徴です。人体への影響がほぼないため、ホームセンターなどで数多く販売されています。

特におすすめなのが、「F☆☆☆☆(エフ・フォースター)」マークの付いた水性塗料です。ホルムアルデヒドの発散量が極めて低くなっているため、子どもがいる家庭でも安心して使用できるでしょう。

漆喰・ 珪藻土

漆喰や珪藻土といった自然素材は、化学物質を使用していないため極めて安全性が高い素材です。吸湿性や消臭性も期待できるため、赤ちゃんのいる部屋や寝室にも安心して使用できます。また、落ち着きのある質感が特徴的で、おしゃれな雰囲気を演出できるでしょう。

ただし、費用が高額になるケースもある点に注意が必要です。安価なものは偽物の可能性があるため、信頼できるメーカーのものを購入するといいでしょう。

オイルステイン

オイルステインとは、木質下地の木目を引き立たせるための油性塗料のことです。木目を浮かせてくれるため、木材特有の温かみを残したい場合におすすめします。

また、オイルステインには、ニス入りとニスなしの2種類があります。ニス入りは、1回で完成させる必要があるため、専門の技術を持った人が施工しなければいけません。一方、ニスなしは塗装後に、木を保護するためのニスを塗布する必要があります。

ゼヒトモで外壁塗装のプロを探す

壁塗装には内壁と外壁の2種類があるものの、自分でDIYできるのは内壁のみです。外壁塗装を行いたい場合は、信頼できる業者に依頼するといいでしょう。

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監修したプロのコメント

内壁塗装に関しては近年DIYが流行している観点から、ご自身で手軽に行えるイメージです。

簡単にイメージの変更が出来て、費用も抑えることが可能です。壁紙クロスの塗装に関しては、ご自身で施工する場合はデメリットでもある塗料のシンナー臭やムラが気になるところです。

壁紙リフォームをされる際の主な理由としては、カビの発生やヤニ汚れ、経年劣化による色褪せ等が挙げられます。

近年では壁紙クロスの再生工法というものが人気になっており、通常の貼替と比べて約半額程度で施工が出来る為、需要が高まっています。

6畳程の一室であれば通常壁紙貼替にかかる費用は約5~6万円程。また、ここ1年程で原材料高騰による値上げも数回行われており、費用が上昇傾向にあります。

再生工法では同条件で約2万円前後で施工が可能になり、新品同様にする事が出来る為、個人のお客様のみならず不動産管理会社やアパート・マンションの大家様からの需要も増加傾向にあります。
ご自身がどのレベルまでの結果を求めるかによって選択肢は変わりますが、「壁紙が汚れてしまった=貼替え」という認識に変わりつつあります。

この記事を監修したプロ
光山 翔太 さん

有限会社江戸川表具内装

1997年設立。厚生労働省検定 一級壁装技能士 有資格者在籍、カラーアドバイザー在籍、インテリアプランナー在籍。全ての内装工事がお客様から満足いただける様、社長自身が現場調査に赴き、社長を含め自社の職人で責任を持って施工致します。

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この記事を書いた人

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