ゴルファーの皆さま、こんにちは!だんだん暖かい日が増えてくると、「ゴルフに行きたいなぁ」と思う気持ちが高まってくるのではないでしょうか。高まるゴルフへの情熱を、ぜひともスコアに結びつけていただきたいものです。
さらに、ミスやアクシデントに適切に対処するための知識と処置を忘れてはいけません。そこで今回は、
- スコアアップにつながるスコアカードの使い方・アクシデント管理方法
- スコアに直結する項目
- こんなときどうする?アクシデント時のスコアのカウントの仕方
についてお話していきましょう。特に③は、同伴者や不特定多数のコース来場者が絡んできますので、初心者ゴルファーと言えども、いずれは必ず覚えていかなければならない項目です。
スコアアップにつながるスコアカードの使い方や管理方法
1.デジタルよりアナログ!手書きのススメ
最近は、スコア管理ができる便利なアプリ機能もありますが、入力することに満足してしまう傾向があるようにもみえます。一方、手書きは入力よりも記憶に残りやすく、さらにフリーに書き込めます。ここでは、自作&手書きのスコアカード管理方法についてご説明していきたいと思います。
2.弱点を数字で知る
スコアカードの記録から、自分のプレーを振り返り、弱点を明確にできる「分析表」を作ってみましょう。自分のプレーを数値化することで、次回からのプレーのマネージメントが変わってくるでしょう。
ただの数字の記録ではなく「どんな場面でスコアを悪くしてしまうのか」が明確になります。レコーディングダイエットと同じで、記入&記録するならやはり“よい数字”の方が気分はいいので、1打1打考えてプレーするようになるものです。
3.スコアカードでゴルフスキルのデータベースを作る
たとえば、スコアカードにはさめる程度の大きさのメモ用紙を用意して、次の項目を書き込みます。
今日の目標スコアを入れる
過去の平均スコアより少しだけいいスコアを記入しましょう。
9ホールごとの目標スコアを入れる
コースを知っていれば、難易度の高いハーフの目標数値を低めに設定しましょう。
事前にフォーマット用紙を作っておくと便利です。
4.今日のプレーのテーマを決める
下は具体例です。
- スイング編:「バックスイングはゆっくりと」
- アプローチ編:「ヘッドアップしない」
- パター編:「距離感に気をつける」
- 他
など、スコアカード大の別紙2として、各部門でのポイントなどを一つずつ挙げておきます。数値よりも、考えるべきことや、心理的な注意点などを記入しておきましょう。
5.プレーの振り返りをする
スコアや部門別の数値を集計して、ミスはコース攻略のために起きたミスだったのか、メンタル的なことだったのかを確認し、次のラウンドに活かしましょう。その他の指標としては、
- 大叩きは、パー3、4、5のいずれのホールの傾向か
- パー3の1オン率は?1オンを狙った場合のスコアと、刻んだ場合のスコアの比較
プレーヤー各自が自分なりの着眼点で記録していくことで、必ずスコアアップに役立ちます。
スコアに直結する項目
1.パット数
18ホールで、2パット平均=36パット以内を目指しましょう。35パット以内だと、100切りペースです。
2.パットの距離とラインを記号化する
1パット目が、「7mのスライス、登り」で結果3パットなら、「7S↑3」と表記。どんなラインで3パット以上しているのかがデータで判明します。
3.ティーショット
パー4やパー5のホールで、フェアウェイをとらえたら◎、次打がラクに打てそうなら○、林やガケなどのトラブルなら△、OBや池なら×と表記します。パー3なら、1オンなら◎、やさしいアプローチができるエリアに打てたなら、○など。これで、ティーショットの精度が把握することができます。
当然、×の回数を極力減らすように努めましょう。記号化して、速記することでデータ化して自分の強みや弱点を浮き彫りにするようにしましょう。他人のスコアを熱心に付けている人がいるが、他の人に任せて、あなたは自分のデータ作りに努めた方が賢明です。
こんなときどうする?アクシデント時のスコアのカウントの仕方
1.池ポチャ
状況によってルールや対処法は複雑化していきますので、ここでは典型的なケースを述べます。初心者ゴルファーは、プレー中に経験者ゴルファーに教わりながら、他のケースも覚えていってください。
まだコース経験も浅い初心者ゴルファーの場合、ルールを完全遵守でプレーすると、時間もかかってしまうので、「おまけルール(正式には不完全なルール)」も必要でしょう。
池ポチャの場合は、1打付加(通称「1ペナ」)して、「池に入ったと思われる地点から、1クラブ以内、かつ旗に近づかないエリアに球をドロップする」で良いでしょう。正式なルールは、ルールブックでしらべてください。
2.空振り
正式には、1打にカウントされます。クラブヘッドが球に当たっていなくても、「打つ意思があって」当たらなかったわけですから、空振りでも1打となります。
打つ前のリハーサルとしての素振りは、「打つ意思はなかった」わけですから、これは1打にカウントされません。しかし、球のそばギリギリで素振りしたりする紛らわしい行為は、空振りではないかと他人に指摘される恐れがありますので、明らかに球から離れて素振りしましょう。
ちなみに、素振りで球にチョコっと当たってしまった場合は、「打つ意思がなかった」としても、1打になってしまいます。
3.誤球
自分の球ではない、他人の球を間違って打ってしまうことです。初心者ゴルファーは、自分のプレーに夢中でよくやってしまいますが、中~上級者でも、つい誤球してしまうことがあるのです。
- 自分の球はしっかりと見ておく
- 自分の球の銘柄や番号は忘れない
という、最低限の心がけを守りましょう。
4.危険球のかけ声
次に「危険球のかけ声」です。どんなに上手いゴルファーでも、必ず「曲がる」ときがあります。打った球がとなりのホールに飛んでいったり、人がいる方向に飛ばしてしまった場合は、「フォアー!」という用語で、可能な限り大声で危険を知らせなければなりません。これは、
- 日頃から「曲がったら、かけ声」を心がけること
- 大きな声を出す訓練をしておくこと
が必要です。1ラウンドで、一度や二度は「フォアー!」のかけ声を出さなければならないことがあるはずです。打った本人は、とっさには声が出せないかもしれません。同伴者が曲げた場合は、あなたは“訓練”だと思って、大声で「フォアー!」を出してみましょう。
最後に
プレー中に、池ポチャや誤球などのミスが続いたり、危険球のような不意のアクシデントに遭遇してしまうと、楽しいはずのゴルフが一転してしまいます。
ミスしたときの正しい処置や、アクシデントを未然に防ぐための知識や心がけ、万が一遭遇してしまった際の対処法をしっかり学んでおくことは、打ち方などの技術的なポイントと同等以上に必要なことです。
今回お話した各項目を、同伴者とプレー前に申し合わせたり確認しておくことが望ましいですね。ここまでの知識や準備、配慮ができて「一人前のゴルファー」と言えるのではないでしょうか。
間もなくゴルフのベストシーズン到来です。スコアカードを有効活用し、スコアアップを目指していただくと同時に、ケガやアクシデント無くゴルフを楽しんでください。
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