デスクワークのお供などに選ばれることの多いナッツ。実はダイエット食品として注目されていることをご存知でしょうか。今回は、ナッツのダイエット効果やナッツダイエットの方法、ナッツダイエットの注意点について解説します。
ナッツが苦手な方におすすめの代用品も紹介しているので、流行りのナッツダイエットを身近に取り入れたい方は、本記事をぜひ参考にしてください。
ナッツに含まれる成分とダイエット効果
ここでは、ナッツに含まれる主な成分と、それぞれのダイエット効果について解説します。
食物繊維:便秘改善
ナッツの代表的な栄養素として挙げられる食物繊維には、便秘改善の効果があります。野菜類に多く含まれる不溶性食物繊維が豊富で、腸を刺激して便通を改善できるのが特徴です。老廃物が溜まりにくくなるため、デトックス効果も期待できます。
またナッツに含まれる食物繊維には、血糖値の上昇を緩やかにする効果もあります。後に紹介するビタミンにも同様の効果が期待できるため、ナッツはダイエットにおすすめの食品といえるでしょう。
ビタミン:代謝促進
ナッツは、数種類のビタミンが含まれているダイエット食材として知られています。特にダイエット効果が期待できるのはビタミンB群・ビタミンEです。
ナッツにはビタミンBの中でも、摂取した炭水化物の代謝を促進し、エネルギーを作り出す役割を果たすB1・B6・B12が豊富に含まれています。またビタミンB群には脂質などを効率よくエネルギーに変換する効果もあるため、脂肪が溜まりにくくなるのも特徴です。
ビタミンEに関しては、抗酸化作用により血管を丈夫にし、血行を良くしたり、血管を丈夫にしたりする抗酸化作用が期待できます。抗酸化作用には、基礎代謝の向上や肩こり・冷え性の改善効果があります。また、脂肪が燃焼しやすい身体になりやすいのも、ビタミンE群の特徴です。
不飽和脂肪酸:コレステロール抑制
脂質の多い食品であるナッツは、ダイエット食に適さないと感じる方も多いでしょう。しかしナッツに含まれる脂質は不飽和脂肪酸といい、コレステロールを抑制する効果があります。
中でも、オメガ3・オメガ6・オメガ9脂肪酸と呼ばれる、コレステロールを効果的に抑える脂質が豊富に含まれているのが特徴です。
ナッツダイエットのやり方
ナッツダイエットを実施する際は、まず適正量を把握することが大切です。ダイエットに取り入れるべきナッツの適正量は、1日25g程度(手のひら1杯分)とされています。カロリーに換算すると、およそ150〜180kcalほどです。間食に適したカロリーは200kcal以内が目安であるため、十分収まることがわかります。
ナッツダイエットを効果的に進めるためには、食べるタイミングも意識してください。ダイエット目的でナッツを食べる際は、間食として摂るのがおすすめです。
おやつの時間に食べるのが良いでしょう。午後3時ごろであれば、新たな脂肪細胞をつくりだすタンパク質である「BMAL1」が少なくなっており、食べても脂肪がつきにくいためです。
また、ダイエットにナッツを取り入れるのであれば、無塩タイプを選んでください。おつまみ用のナッツは塩分や油分が大量に含まれているため、ダイエットには適していません。
ダイエット用のナッツとして販売されている、無塩・無添加のものを選んでください。
ダイエットにナッツを取り入れる際の注意点
ナッツダイエットを実施する際は、以下のポイントに注意してください。
- 食べすぎない
- 夜には食べない
- 塩分は控える
- アレルギーが出る場合も
食べすぎない
ダイエットに適した食材だからといって、大量に摂取してはいけません。ミックスナッツなど、袋で小分けにされたものを適度に摂取する程度に留めておいてください。
夜には食べない
ナッツダイエットをする際は、完食の時間に摂取することを意識してください。夜は活動時間が少ないため、脂質やカロリーが脂肪に変わりやすくなってしまいます。
塩分は控える
塩分の含まれたナッツは摂らず、無塩・無添加のものを選んでください。ダイエット向きではないおつまみ用のナッツを食べすぎると、高血圧や動脈硬化を引き起こしやすくなってしまいます。
アレルギーが出る場合も
ナッツは、アレルギーの出やすい食品でもあります。摂取していて、口や喉が痒くなったり、蕁麻疹が出たりしたら、ナッツを食べるのはやめてください。
アレルギーの症状が出たら、すぐ病院の診察を受けるのも忘れてはいけません。
ナッツが苦手な方にもおすすめのダイエット食品
ナッツダイエットのように、適度に食べながら簡単にできるダイエットを始めたいという方も多いでしょう。しかし中には、ナッツが苦手という方もいるかもしれません。その場合は、以下に挙げる食材をダイエット食品として取り入れてみてください。
食材名 | 栄養素・効果 |
ドライフルーツ | ビタミン美容 |
レンズ豆 | ビタミンB疲労回復、動脈硬化・うつ病の予防 |
ひよこ豆 | 食物繊維タンパク質 |
野菜スティック | ヘルシーで栄養価が高い |
ゼヒトモで健康・ダイエット料理教室を探す
今回は、ナッツダイエットについて解説しました。ナッツに含まれる成分やダイエット効果、ダイエットにナッツを取り入れる際の注意点に触れています。
ゼヒトモでも、ナッツのアレンジレシピを含めた料理を教えてくれるプロが多数存在します。本格的なナッツのアレンジレシピを作ってみたい方は、ぜひ以下のリンクからプロを探してみてください。
健康・ダイエット料理レッスン関連の最新記事
甘くてホクホクの焼き芋は、太りやすいというイメージを持っている方も多いのではないでしょうか。さつまいもには栄養成分がたっぷり含まれており、食べ方を工夫すれば、ダイエットにも最適です。今回は、焼き芋が太らない理由や、ヘルシ […]
ダイエット中の1日の摂取カロリーの目安は?計算方法や効果的なカロリー制限のポイントを解説 ダイエット中、食事制限として摂取カロリー(kcal)を抑えている方も多いでしょう。しかし1日の活動に必要な摂取カロリーを減らしすぎ […]