何気なくお酒と組み合わせているものが知らないうちに、身体に悪影響を与えていると、みなさんは知っていましたか?
目次
【NG】お酒と「飲み合わせ」が悪いもの。エナジードリンクやスイカは?
まずはお酒と相性が悪い飲み物から紹介します。意外にとっているものがあるかも?チェックしてみてください。
エナジードリンクはお酒と一緒に飲むのはよくない?
エナジードリンクとお酒を一緒に飲むと、悪酔いや脱水になる危険があります。
エナジードリンクは若い世代を中心に人気が広がっている、いわゆる栄養ドリンクの一種。最近では、お酒をエナジードリンクで割るカクテルが流行っているようです。また飲み会の前に眠気を飛ばしたいときに活用する方も。
エナジードリンクはカフェインが多く、中にはコーヒー以上に含まれるものもあるため、お酒を飲むときは絶対にNGです。カフェインの興奮作用によって、酔った状態に気付きにくくなり、お酒を飲みすぎてしまう原因に。またアルコール、カフェインの利尿作用により、脱水症状になる可能性もあります。
お酒とエナジードリンクを飲むと、こちらのようにすぐに自覚症状を感じることもあるようです。
酒飲んだ後のレッドブルやばい
— _ (@kazuma9317) December 14, 2017
動悸が止まらん
レッドブルからの酒ってやばい?なんか全然飲んでないのにすごく酒回ってる。
— あらかわ (まジ?) (@magi_kawa) August 10, 2021
悪酔いだけでなく、急性アルコール中毒など危険な状態を招く恐れがありますので、絶対に組み合わせないようにしましょう。
コーヒーはお酒と一緒に飲むのはよくない?
コーヒーもエナジードリンク同様、カフェインを多く含むため、組み合わせがすすめられません。
コーヒーはお酒と一緒に飲むことはあまりないかもしれませんが、前後の場合でも控えた方が無難です。カフェインの作用は摂取後30分~2時間が最大となり、作用が減るのに2~8時間以上かかる場合もあります。
SNSを見てみると、お酒+コーヒーはとくに脱水を感じる方が多いようです。
10年ぶりくらいに急性アルコール中毒に…
— kengo@ゆるふわ系Ns (@kengofit7575) February 22, 2021
コーヒー沢山飲んで脱水気味だったのと空きっ腹に酒入れたのが悪かったかな。
シバリング止まらんかった🥶
サケコワイ pic.twitter.com/ZHiRFda70F
~お酒豆知識(ソースはネット&経験)~
— 妙楽 (@yopparaiTRPG) February 11, 2020
酔った状態でコーヒーを飲むと割りと頭が冴えます。しかしこれは体内のアルコールを分解しているわけではなく、無理やり酔いを冷まさせているような状態です。この状態で酒を更に飲むと口がマーライオンになるのでやめましょう。コーヒー後飲酒に注意。
お酒を飲む予定がある方は、最低でも夕方以降のコーヒーは控えておくと、安心してお酒を楽しめるでしょう。
【NG】お酒と「食べ合わせ」が悪いもの
続いて、お酒と一緒に食べるのは避けたいものの紹介です。
レバーはお酒と一緒に食べるのはよくない?
おつまみに定番のレバニラやレバーの焼き鳥。お酒と一緒にとると、「痛風」のリスクになりかねません。
レバーには、痛風の原因となるプリン体という成分が含まれ、なんと食べ物の中でもトップクラス。また痛風はお酒の飲みすぎによっても引き起こされます。とくにビールにはプリン体が多く含まれるため、ビール+レバーの組み合わせは控えた方が良いのです。
痛風は字のごとく「風が吹いても痛い」というくらい、とにかく激痛が起きることが知られています。
SNSでも、悲痛の声が……。
痛風になりました、もう大好きなビールが飲めない、甲殻類が食べれない、ウニもだめ、レバーもだめ、大好物の納豆もダメらしい、牛乳と水だけ飲んで生活します、これからの人生地獄です。よろしくお願いします pic.twitter.com/IB8Gq9wOir
— レッドガオ 赤壁 (@Redgao_aka) January 15, 2019
最近、生まれて初めての痛風発作で悶え苦しんだので、長年食べていた胚芽米をやめて白米にした。納豆もそばもイワシもやめた。ビールもやめた。サキイカもレバーもモツもやめた。
— mold (@lautream) December 3, 2019
庶民的な食べ物ほど痛風の元(プリン体)が多いってのがつらいわな。
痛風は改善しても代わりに別の病気になりそう。
食べたら絶対に痛風になるというわけではありませんが、よくお酒を飲む方はできるかぎり避けた方が良いでしょう。
スイカはお酒と一緒に食べるのはよくない?
スイカとお酒、どちらにも利尿作用があるため、一緒にとることで脱水を引き起こす恐れがあります。また体内の水分が排出され、さらにお酒を飲むと急性アルコール中毒の危険性も。とくに炎天下のバーベキューなどで一緒にとるのは避けましょう。
食の専門家である管理栄養士も注意喚起をしていますよ。
スイカが美味しい時期!
— まほ@薬膳好き管理栄養士 (@mahoyakuzen) August 24, 2021
でもスイカには食べ合わせには注意⚠
これには注意!
✔スイカ+天ぷら
スイカの水分と天ぷらの油が胃腸機能を低下させる
✔スイカ+うなぎ
ウナギも油が多いので胃腸機能低下に注意
✔スイカ+ビール
両方利尿作用が強い。脱水に注意
✔スイカ+バナナ
冷やす性質が強い pic.twitter.com/xRtIOXrBx3
薬はお酒と一緒に飲むのはよくない?
「お酒と薬は一緒に飲んだらダメ」とわかっているものの、これくらいなら……と軽い気持ちで飲んでしまう方もいるのではないでしょうか。薬の副作用がお酒によって強くなることがあるため、絶対にNGです。
たとえば風邪薬なら、眠気やぼーっとする作用などが予想以上に強くあらわれることがあり危険です。
このような事例も……。
亡くなった方を思い出した
— レイコ✨(断酒 (@reiko_88888) September 18, 2021
昔働いてた店でルミちゃん指名客、パチンコをし必ずクラブに来る年配の方
ある時ルミちゃんと同伴し体調悪そうだったお客様
ルミちゃんに肩をもまれ酒を飲んでいた
急に倒れ嘔吐→救急車→帰らぬ人へ
原因→酒と風邪薬
アルコールは、怖い#断酒
頭痛薬飲まなきゃ酒飲めたのに。
— EX褌火山のK (@k_fundoshi) September 10, 2021
過去に酒で風邪薬飲んで飛んだ事があるから無茶はしないと決めている。
時間を空けても作用が残っていることもあるため、薬を飲んだらしばらくお酒は控えましょう。
【OK】お酒と「飲み合わせ」が良いもの
では反対に、お酒と相性が良いものにはどのようなものがあるのでしょうか。まずは飲み物から紹介します。
スポーツドリンクはお酒と一緒に摂るのはいいの?
「スポーツドリンクは身体に吸収されやすいため、お酒と一緒に飲むと早く酔う」と聞いたことはありませんか?実はこれは誤り。アルコールの吸収を早くするという、科学的な根拠があるわけではありません。
むしろ、スポーツドリンクはアルコールの利尿作用による脱水を防ぐのに役立つため、飲み合わせOKなのです。お酒を飲んだ翌朝の、のどの渇きにも良いでしょう。ただし、糖分が多いため、必要以上に飲まないようにしてください。
トマトジュースはお酒と一緒に摂るのはいいの?
トマトジュースには、お酒を飲んだあとの酔いが早く覚める効果が期待されています。トマトの成分がアルコールの代謝を助けることで、アルコールが体内にとどまる時間が短くなることが理由と考えられています。
お酒を飲む前にトマトジュースを飲んだり、トマトジュースを使ったカクテルを選んだりすると良いでしょう。
【OK】お酒と「食べ合わせ」が良いもの
最後に、お酒と食べ合わせが良いものと、おすすめのレシピを紹介します。
レモンはお酒と一緒に摂りたい果実
レモンチューハイやレモン割り、また焼き魚にレモン……など、お酒のシーンで活躍してくれるレモン。実は二日酔い予防が期待できるのです。
お酒をよく飲む人は、血液中のビタミンCが不足していることが知られています。これは、二日酔いの原因と考えられているアセトアルデヒドの分解に、ビタミンCが関わっていることが理由として考えられています。
二日酔い予防で一番大事なのは飲みすぎないことではありますが、「二日酔いになりたくない!」なんてときは、ビタミンCたっぷりのレモンを使った料理やお酒を選ぶのも良いでしょう。
レモンを使ったレシピはこちらがおすすめです。
にんにくが効いた手羽元にたっぷりレモンを絞って。レモンのさわやかな酸味とにんにくのパンチで、お酒にもぴったりのおつまみです。
プリっとしたホタテとレモンの相性はバツグン。いつもと違う、さっぱりとしたホタテを楽しめます。
豚肉はお酒と一緒に摂りたい食べ物
たくさんお酒を飲むときには、ビタミンB1が豊富な豚肉を使ったおつまみがおすすめです。
ビールや日本酒、チューハイ、ワインなど、糖質の多いお酒を飲むときは、糖質の代謝に必要なビタミンB1がたくさん必要とされます。ビタミンB1が不足すると、倦怠感や食欲不振、手足のしびれやむくみなどを引き起こす原因になることも。お酒ばかり飲んでおつまみをとらないと、不足するリスクがあります。
豚キムチなどの炒め物や生姜焼き、豚しゃぶなど、1品は豚肉を使ったおつまみを選ぶと良いでしょう。
手作りするならこちらのレシピを参考にしてみてください
いつもの豚キムチに大葉をプラスして、さわやかな風味に。ビールやハイボールに合う、ガッツリしたおつまみを食べたいときにもおすすめです。
こちらは豚しゃぶときゅうりの梅ポン酢和え。しっとりした豚肉にシャキシャキしたきゅうり、そして梅の酸味と塩気が効いていて、お酒に合わないはずがないレシピです。
楽しくお酒を飲むために、相性を知ることが大切!
お酒との相性の良し悪しを知っておくと、よりお酒と楽しく付き合えるようになります。おいしくてお酒と相性の良いおつまみを作るなら、一度プロから学んでみませんか?あなたと【その道のプロ】を結びつけるマッチングサイトであるゼヒトモなら、近くのプロの料理教室をすぐに見つけることができます。お酒をより楽しみたいあなたは、一度探してみてください。
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