外壁は建物の「顔」と言われるように、建物の印象に大きく影響を与える一方で、汚れが付きやすく、劣化がしやすい部分でもあります。
そんな外壁の美観や耐久性を保つためにも、定期的な外壁クリーニングは欠かせません。
しかし、外壁クリーニングは業者に依頼するべきなのか、自分でするべきなのか迷っている方もいると思います。
そんな方へ、この記事では、外壁洗浄を業者に依頼する場合と自分で行う場合の費用相場や、メリット・デメリット、注意点について解説していきます。
外壁洗浄(クリーニング)とは?
外壁洗浄とは、建物の外壁を専用の洗浄機器や洗浄剤を使用して、表面の汚れや付着物を除去することで、建物の美観や耐久性を保つために行われます。
建物が建てられてから年月が経過するとともに、その外壁にはいつの間にか汚れが蓄積していきます。気づいたときには、新築時とは壁の色が全く変わっていたということもありえます。
外壁の汚れを蓄積させないためにも、外壁のクリーニングは汚れがひどくなる前に行うことが重要です。
外壁汚れの種類と特徴
外壁汚れには様々な種類と特徴があります。汚れの種類を把握することは、汚れの予防や外壁クリーニングを行う上でとても大切です。
汚れの種類 | 特徴 |
コケ汚れ | 湿気が多く、日当たりが悪い場所に発生 緑色の汚れ |
カビ汚れ | 湿気が多く、日当たりが悪い場所に発生 黒色の汚れ |
ホコリ・排気ガス汚れ | ホコリや排気ガスが外壁の凹凸に入り込み発生 灰色や茶色っぽい色の汚れ |
雨汚れ | 雨によって流れたが汚れが残ってしまい発生 上下に線を描いたような汚れ |
油汚れ | 主にキッチンの換気扇より油が排出され発生 油に砂やホコリなどが付着し黒ずむ |
サビ | 金属系の外壁が劣化し、酸化することで発生 金属の種類によって赤、白、黒、青などに変色 |
色褪せ(チョーキング) | 外壁塗料の成分が劣化し発生 チョークのような白い粉 |
単に外壁が汚れているだけだと外壁クリーニングで汚れを落とすことはできますが、サビや色褪せ(チョーキング)の場合は、外壁の塗装が必要となるので注意が必要です。
外壁洗浄(クリーニング)を行う理由とは?
そもそも外壁洗浄を行う理由とは一体何なのでしょうか。外壁洗浄を行う理由や、外壁洗浄によって生まれるメリットを以下で紹介していきます。
建物の外観を良くする
外壁洗浄を行うことで、建物の外観は大きく変わります。壁に蓄積した汚れを全て除去することで、まるで建て替えたような見た目となるでしょう。
「しっかり管理が行き届いている家」と印象づけることにもなり、防犯効果も期待できます。また、オフィスや店舗においても、外観を綺麗に保つことで利用者は気持ちよく施設を利用できます。
外壁内部の劣化を防ぐ
外壁に蓄積された汚れやカビは、そのまま放置しているとどんどん壁の内部まで浸透していきます。外壁内部の劣化が進んでしまうと、変色やひび割れ、雨漏りといった問題が発生することも。
一度外壁に問題が発生してしまうと、修繕するためにかなりの費用がかかります。外壁の汚れが内部へ浸透しないうちに除去することで、外壁内部の劣化を防ぐことができます。
後から多額の修繕費用を払うことがないよう、定期的な外壁洗浄は欠かせません。 また、外壁洗浄の際に防カビや防水の効果がある塗料を塗ることで、より外壁を長持ちさせることもできます。
資産価値を高める
建物の資産価値は、特に賃貸物件の大家さんや分譲マンション・分譲住宅の所有者にとって大切なもの。外壁洗浄は、建物の資産価値を高める上で重要となります。
外壁は、建物の「顔」とも呼べる存在。その外壁が汚れていると外観が悪く、資産価値も低くみられます。
また、外壁の汚れを放置していると壁の内部劣化につながり、建物の価値を下げることになります。建物の資産価値を高めるためには、定期的に外壁を洗浄して、建物を美しい状態に保つ必要があります。
【自分でも可能】外壁洗浄(クリーニング)の一般的な洗浄方法:道具とやり方
ここからは、外壁洗浄における一般的な洗浄方法3種類を紹介していきます。方法によって落とせる汚れの程度や洗浄の範囲が異なるため、それぞれの特徴を理解しておきましょう。また、自分で可能な外壁洗浄の方法と業者でないとできない方法もあるため、注意が必要です。
ブラシ洗浄
最も手軽な方法で、自分でも可能なのがブラシを使った外壁洗浄です。汚れの範囲が狭い場合にはおすすめの方法でしょう。大掛かりな道具は必要なく、ブラシ・スポンジ・ホース・バケツなど自宅にある道具を使うため、安価で済ませられるメリットがあります。
その反面、手の届く範囲でしか洗浄できないため、全ての汚れを落とすことは難しいというデメリットも。外壁洗浄用にリーチが長いブラシもありますが、洗浄範囲には限界があります。外壁全体を綺麗に保つにはあまり向いていない方法と言えるでしょう。また、強くこすりすぎると外壁を傷つけてしまうため、注意しなければいけません。
高圧洗浄
高圧洗浄とは、高圧洗浄機を使った高い水圧で外壁の汚れを落とすという方法です。業者は一般的にこの高圧洗浄で外壁洗浄を行なっており、家庭用の高圧洗浄機を購入すれば自分で行うことも可能です。
手が届かない範囲も高圧洗浄機であれば綺麗に洗浄できるというのが大きなメリットでしょう。また、ブラシやスポンジなどでは落ちない汚れも高圧洗浄であれば落とすことができます。
一方、素人が高圧洗浄機を扱う場合、圧力が小さいと汚れが十分に落ちなかったり、反対に圧力が強すぎると塗装が剥がれてしまったりと、扱いが難しいこともあります。
てっとり早く満足のいく仕上がりを望む場合は、費用はかかりますが専門の外壁クリーニング業者に依頼するのが賢明です。
薬品洗浄
高圧洗浄を行なっても汚れやカビが落ちない場合、薬品洗浄を行います。強すぎる薬品を選ぶと外壁を傷つけることになり、反対に弱すぎる薬品を選んでも汚れが完全に落ちません。
そのため、薬品選びが重要なポイントになります。専門的な知識と技術が必要となるため、素人が行うのは難しく、業者に依頼する必要があります。
外壁洗浄(クリーニング)の料金は洗浄方法や外壁材によって変わる!
外壁洗浄を業者に依頼する際、費用は「洗浄方法」「外壁材の種類」、「建物の種類」によって変わります。
費用相場について、以下で確認していきましょう。
高圧洗浄の種類
高圧洗浄は、
・通常タイプ
・バイオ洗浄タイプ
の2種類が一般的。
バイオ高圧洗浄とは、薬品を混ぜて洗浄を行う方法です。バイオ洗浄だと、カビや苔といった細菌や植物を根元から取り除くことができ、新たな発生を抑制する効果もあります。そのぶん一般的な高圧洗浄と比べて高くなるものの、外壁洗浄の効果は絶大と言えるでしょう。
一般的な住宅で150㎡の外壁を洗浄する場合の費用相場の目安は下記の表の通りです。
足場設置や養生が必要になる場合は、1㎡あたり300円~800円の費用が追加で発生します。
サイディング・ガルバリウム
サイディングとは、建物の外壁に使用される防水性や耐久性を高めるための仕上げ材で、金属、セメント、木材、ビニールなど多様な素材が用いられています。
サイディングの外壁のクリーニング費用は、1棟当たり約5~25万円と言われています。サイデイングは、目地に使われているコーキングが高圧洗浄で剥がれ落ちてしまう可能性があるため、外壁洗浄の前にコーキングの点検、必要に応じて補修を行います。したがって、コーキングの状態によって費用が異なります。
ガルバリウム鋼板は、亜鉛とアルミニウムの合金で被覆された鋼板で、耐食性や耐久性に優れています。クリーニング費は1棟当たり約5~20万円と言われています。
ガルバリウムもサイディング同様、洗浄前に点検を行います。傷があると高圧洗浄の際に水が入り込み、サビの原因になるためです。ガルバリウム鋼板の場合もクリーニングのみの場合と、修繕が必要になった場合で大きく費用が変化します。
塗り壁の洗浄
塗り壁にはコンクリートやモルタルなど様々な種類があり、素材によりますが、費用相場は約3~70万円でしょう。高圧洗浄や光触媒塗料を塗布するなど、多岐に渡るクリーニング方法を選択できます。
特に、高圧洗浄で汚れを落とした後に塗装をすることでより丈夫で綺麗な状態を保つことができます。
タイル・レンガの洗浄
タイルやレンガの費用相場は約10〜60万円と状態によって大きく異なります。
タイルやレンガは他の外壁材と比べて汚れに強く、耐久性もあるため、クリーニングは水洗い程度で済む場合もあります。
しかし、外壁が古いと、タイルやレンガが浮いたり剥がれたりしてしまうため、補修が必要になります。
住宅の種類によっても変わる
住宅の種類によって費用の相場は、変わります。
基本的には面積が大きくなるほど、料金は高くなるため、「一軒家」と「大型マンション」では相場に大きな違いがあります。
住宅ごとの高圧洗浄にかかる費用相場は、下記の表の通りです
外壁洗浄(クリーニング)を業者に依頼するメリット・デメリット
続いて、業者に外壁洗浄を依頼する場合のメリット・デメリットについて紹介していきます。
外壁洗浄を業者に依頼するメリット
「外壁を綺麗にするくらいなら自分でできる」と思っている方も多いかもしれませんが、実は専門的な知識や技術が必要となるため、業者に依頼するのが得策でしょう。
ここでは、業者に依頼する3つのメリットについて紹介します。
プロ仕様のハイレベルな仕上がりにしてもらえる
業者であれば、適切な方法で外壁洗浄を行なってもらえるため、レベルの高い仕上がりが期待できるでしょう。壁材や塗装に使われている材料、また汚れの程度によって、適切な洗浄方法や洗浄剤は異なります。
素人にはない高い専門知識と技術があるからこそ、隅々まで綺麗に洗浄してもらうことができるでしょう。素人では扱えないような薬剤を使いこなせるのも、プロならではです。仕上がりのクオリティを求めるのであれば、断然業者に依頼するのがおすすめでしょう。
時間を節約できる
自分で外壁洗浄を行おうとすると、準備や洗浄作業に多くの時間がかかってしまいます。しかし、業者に依頼すればそれらを行う必要はありません。手間や労力がかからず、時間を節約できるというのは大きなメリットでしょう。
汚水の飛散を防げる
業者に依頼するのであれば、近隣の住居や道路へ水が飛び散らないよう、しっかり養生した上で外壁洗浄を行なってもらえます。そのため、汚水の飛散を防ぎ、近隣住民や歩行者とのトラブルを防げるという利点があるでしょう。
外壁洗浄を業者に依頼するデメリット
外壁洗浄を業者に頼むメリットは大きいですが、もちろんデメリットもあります。
ここでは業者に依頼するデメリットについて解説していきます。
自分で行うよりも費用が高つく
業者に外壁洗浄を依頼する場合、どうしても工事費や人件費といった費用がかかってきます。また、プロならではの特殊な洗浄剤を使用することも多く、自分で行うよりも費用は高くなってしまうでしょう。
とはいえ、自分で外壁洗浄を行おうとすると、かなりの時間を要します。また、知識や技術が不足しているために外壁を傷つけてしまい、結果として新たな塗装費用や修繕費用を払わなければならないことも。
自分で行う場合のデメリットを考慮すると、プロに費用を支払う価値は十分にあると言えるでしょう。
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外壁洗浄業者を選ぶ際の注意点
外壁洗浄業者を選ぶ際に注意すべきポイントを紹介していきます。「いくつも業者を調べるのは面倒だ」と、感じる方もいるかもしれませんが、中には手抜き作業を行なったり、ぼったくり価格を提示してきたりと悪質な業者もいるため、しっかり情報収集することが大切です。 以下で紹介するポイントに注意して、優良な業者を選ぶようにしましょう。
複数業者に相見積もりをとる
外壁洗浄を依頼する際は、いくつかの業者に同じ依頼内容で見積もりを出してもらう「相見積もり」をとるようにしましょう。少なくとも、2〜3社程度で相見積もりをとるのがおすすめです。
一般的な費用相場はあるものの、外壁の面積や汚れの程度によって外壁洗浄にかかる費用は異なってきます。そのことを利用し、通常よりも高い費用で見積もりを出すような悪質業者も中にはいるでしょう。
複数の業者に相見積もりをとることで、自分が依頼する内容に必要な費用の相場感が掴めてきます。極端に費用が高い業者はもちろん、安すぎる業者も手抜き作業や追加請求をしてくる可能性があるため、避けるようにしましょう。
作業時間が短すぎないか確認する
業者に依頼するとき、事前に作業時間を尋ねてみて、あまりに時間が短すぎないかを確認するようにしましょう。現場調査を行わないと正確な時間はわからないとしても、2〜3時間と短時間で答えた場合、手抜き工事を行う可能性があります。そのような業者は避けた方が無難でしょう。
また、当日の作業に関しても短時間で終わった場合、隅々まで洗浄してもらえていない可能性があります。もし短時間で作業を終えた場合、作業した箇所を業者と確認し、十分洗浄されているかをチェックするようにしましょう。
経歴や実績を確かめる
できるだけ経歴が長く、施工実績も豊富な業者を選ぶようにしましょう。 経験豊富な業者の場合、外壁のことを知り尽くしており、「現在外壁はこのような状態であるため、洗浄剤や洗浄方法はこうするべき」という細やかな作業プランを提案してもらえる可能性が高いです。作業にこだわりを持っている業者だと、安心して外壁洗浄を任せられるでしょう。
また、施工実績をオープンにしている業者は信頼性が高いと言えます。 依頼するときはサービス内容だけでなく、業者のプロフィールもチェックするようにしましょう。
基本的に水道代は家主負担
外壁洗浄では、水をたくさん使用しますが、この水道代は家主が負担します。
「水道代が高額になってしまうのでは?」と不安に思う方もいるかもしれませんが、実は7〜8時間作業を行っても1,000〜2,000円ほどですので特に心配する必要はないでしょう。
外壁洗浄を自分で行う場合の費用相場
外壁洗浄を自分で行う場合、費用は「1,000〜50,000円」が相場となっています。 業者に依頼しない分、かかるのは道具代のみ。ブラシや洗浄剤、高圧洗浄機などの費用が必要となります。特に高圧洗浄機を使わないのであれば、数千円で収まる場合がほとんどでしょう。
また、高圧洗浄機の価格は20,000〜50,000円程度のため、頻繁に外壁洗浄を行わないのであれば業者に依頼した方が安上がりかもしれません。 外壁洗浄に必要な道具の価格相場は下記の図の通りです。
外壁洗浄を自分で行うメリット・デメリット
ここからは、外壁洗浄を自分で行うメリット・デメリットをそれぞれ紹介していきます。
外壁洗浄を自分で行うメリット
外壁洗浄を業者に依頼するとなると「費用が高い」、「なかなかタイミングが合わない」と感じる方もいるかもしれません。その場合は自分で外壁を洗浄するとメリットがあります。
外壁クリーニングの費用が安く済む
自分で外壁洗浄を行う場合、業者に依頼するのに比べて費用が安く済むでしょう。業者に外壁洗浄を依頼するとなると、足場を組む費用や洗浄費、人件費などを支払わなければいけません。一方、自分で行うのであれば道具代のみで済むため、コストを抑えることができます。
好きなタイミングで外壁洗浄ができる
業者に外壁洗浄を依頼するとき、ほとんどの場合は前もって予定を調整しなければいけません。 また、
・希望する日時で依頼できないことがある
・依頼した日の都合が悪くなってしまった
ということも考えられるでしょう。ふと外壁の汚れが目に留まった時や思い立って掃除をしたい時など、自分のタイミングで外壁洗浄ができるのは大きなメリットです。
外壁洗浄を自分で行うデメリット
上述のように、外壁洗浄を自分で行うメリットがある一方でデメリットもあります。特に知識や技術がないまま行うとデメリットの方が大きくなる可能性があります。
素人仕上がりになってしまう
自分で外壁洗浄を行うと、どうしてもプロと比べて素人の仕上がりになってしまうデメリットがあります。
・足場を組むことができないため、洗浄の範囲が限られてしまう
・根強い汚れの場合、汚れの元となる部分を完全に除去できない
・力加減や水圧が強すぎると、壁を傷つけてしまう
このように、素人だとプロのような知識や技術がないため、十分な仕上がりにならない可能性があります。
時間がかかる
業者に外壁洗浄を行う場合、通常だと作業に7〜8時間程度かかります。業者より洗浄する範囲が狭かったとしても、自分で外壁洗浄を行う場合、準備や後片付けを含めて数時間はかかるでしょう。貴重な休日の時間を、外壁洗浄に費やしてしまうというデメリットは避けられません。
外壁が痛む可能性も
高圧洗浄機で外壁を掃除する際、適切な水圧で行わないと、塗膜が傷つきます。そうなると、かえって汚れやすい状態になる可能性があります。また、汚れが外壁に吸着することで、さらにカビやコケも発生することがあります。
また、外壁材が剥がれてしまった場合は、外壁塗装が必要となり、高額な修繕費用を払うはめに。外壁が痛まないよう、細心の注意を払いましょう。
外壁洗浄(クリーニング)を自分で行う場合の注意点
外壁洗浄を自分で行う場合、以下のポイントに注意が必要です。
転落事故に気をつける
できるだけ高い場所の洗浄を行いたいからと、脚立を利用する方もいるでしょう。しかし、2〜3m程度の脚立であっても、慣れないとバランス感覚を失いやすく、転落・転倒の危険性も。
洗浄作業で力を入れるあまり、バランスが崩れてしまうこともあります。 脚立を利用して外壁洗浄を行うのであれば、必ずヘルメットを着用するようにしましょう。
近所迷惑になる可能性がある
業者に外壁洗浄を依頼する場合、飛散防止ネットで近所に水が飛ばないよう養生してもらえます。しかし、素人が高圧洗浄を行うのであれば、プロのような養生はできません。
その結果、扱いを間違えると近隣の住宅に水が飛び散って、迷惑をかけてしまう可能性があるでしょう。 近隣との関係が悪化する恐れがあるため、作業は慎重に行う必要があります。
外壁の素材が木材の場合は掃除が難しい
木材は水に弱いため、高圧洗浄を使用する場合は水圧の調整が必須です。また、木材の黒いシミは樹脂によるもので、これは専用の薬剤で汚れを取り除く必要があります。高圧洗浄やブラッシングのみで落とすことはできないので、専門知識のある業者に相談する必要があるでしょう。
通気口に気を付ける
高圧洗浄では、建物の隙間に水をかけてしまうと通気口から水分が浸入する場合があるため注意が必要です。水が侵入すると建物の内部の木材が腐食し、さらにシロアリの被害に遭ってしまうこともあります。天井など、見えにくい場所は特に注意してください。
風のない日に行う
外壁洗浄は風のない日に行いましょう。風が強いとホコリや塵が外壁に付着し汚れてしまいます。天気予報やその日の天候を確認してから行うと良いでしょう。
外壁を汚れにくくする方法
こまめに洗浄する
外壁を汚れにくくする方法として、定期的な掃除が重要です。こまめに外壁を掃除することで、埃や汚れがたまりにくくなり、綺麗な状態を保つことができます。
数か月に一度、外壁の素材や状態に応じて適切な方法でクリーニングしましょう。
汚れにくい塗料で塗装する
外壁の汚れを防ぐ方法として。「汚れにくい塗料(低汚染塗料)」で外壁を塗装するという方法があります。
「汚れにくい塗料(低汚染塗料)」とは親水性を持つ(水になじみやすい)塗料のことです。この塗料を使用すると、雨水などが汚れと塗料の間に入るため、汚れを洗い流してくれるという仕組みとなっています。
また、「セルフクリーニング機能」と呼ばれることもあります。
汚れにくい外壁に変える
外壁には、さまざまな種類があります。その中でも、汚れがつきにくいのは「サイディング」と「タイル」です。
これらの素材は表面が滑らかであり、水を弾く性質があります。そのため、汚れが付着しにくく、また撥水効果によりカビやコケの発生を防ぐことができます。
ゼヒトモから外壁クリーニングを依頼する
自分で外壁洗浄を行う場合、コストは抑えられるものの、そのクオリティはプロと比べてどうしても劣ってしまいます。また、近所に水が飛び散ってしまったり外壁を傷つけてしまったりというリスクもあるでしょう。
業者に外壁洗浄を依頼するのであれば、多少の費用はかかりますが、コストに見合った確かな仕上がりが期待できます。長い目で見ると、業者に適切な方法で洗浄を行なってもらった方がお得になるかもしれません。
予算や目的を検討した上で、どちらの手段を選ぶか決めるようにしましょう。
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依頼した方の声
住宅の外壁と玄関周りの洗浄をお願いしました。くすみ過ぎて元の色がわからなくなった玄関周りも、新築の頃のように綺麗になり感動でした。お願いしてよかったです!
自宅の玄関ポーチ、エントランス、レンガ壁の洗浄をして頂きました。今まで落ちなかった汚れが驚くほど綺麗になり、とても嬉しく思っております。また何かあれば依頼したいなと思います。
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